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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2009年07月29日

ぐんま4区民主党、対立の火種抱えてか

 前々より、民主群馬県連の確執の根深さをお伝えして参りました。
 でも、目下の「八ッ場ダムストップ」への最短距離は、マニフェストに「中止」を掲げた民主党や社民党による政権交代。
 その群馬での民主党の躍進にかかっていることは衆目一致するところです。なおかつ、その成否のカギは、反目しあってきた保守と労組系の同党内部の一致団結にかかっています。
 おかげさまでようやく、勝利」を目前にした昨今、中央の大物じきじきの仲介によって、雪解け模様になりつつあるようですなのですが……

 特に前総理・福田さんの地元、群馬4区では中島さんと労組系民主の対立は深かったのです。
 「角田参議院副議長おろし」に至る、この亀裂の最初の頃に、熱に燃えていた若手の首脳部の方に、再三、「その一途な正義感はわかるけれど、世の中のこと、特にこういうイデオロギー関係のことはある程度のところで止めておかないと全てがぶち壊しになった上に、しかも後々まで、尾をひくわよ」と伝えたことがありました。
 これは、(未だ後悔はしていないけれど今に至るまで浮上しては苦しめられている)自分自身の若い日の経験に基づいて出たオバさんの、珍しい示唆ごとでした。往々にして若い目には、己が信じる筋道に合わないことに、目をつぶりきれず猪突猛進するものです。

 八ッ場ダム問題でも、例えば、先の鳩山・八ッ場入りの一件について、中島氏が「自分がやった」旨を誇らしげにと記すと、それを読んだ労組系の反発がまたも高まるなど、さらに執拗な対立の構造に陥ってしまう有様でした。
 ために労組系は「坊主憎ければ、袈裟まで憎い」式に、八ッ場ダム問題には、理解はあっても何となく距離を置いている感のこの間の対応でした。
 けれども、かつてはこの労組系の面々が旧社会党の勇士として、現地の団結小屋に寝泊まりするなど、運動の最前線にたってきたのです。 (旧社会党から流れた労組系民主党筋の方々とは、元は親戚同士の親しみもあってか、急進出の若手民主党のスマートさへの感情のウネリ過程が、ちっょぴり理解できるような心情もあります)
   
 ともかく、「対立の構造」とは、親しければ親しいほど、目的が一致すればするほど、みにくくなるもののようですね。

 そして、最も憂えるのは、この八ッ場現地との「対立の構造」は、過日のテレビの中で示されたように(※後述の予定)、もっと執拗で、根強くかなりの時間がかかるやも知れないことです。
 政権交代しても、現地の推進派は、アッサリスッキリと「中止」に応じられる状況にないことは、はた目にも明らかです。
 
  長くなりましたが、最後に、その対立関係を伝える新聞記事を。
 民主党県連の、雪解け現象の兆しについて、連日、4区の中島さんの去就、新たに福田前総理と戦う、新人女性候補・三宅氏の出馬表明と併せて、この保守と労組系の正常化に向けての一連の報道記事が、紙面をにぎわわせています。
 その中から、それでも簡単には解消しそうもない民主党内部の確執を浮き彫りにした、朝日新聞群馬版記事を掲げさせていただきます。まさに、「火種かかえて」の模様です。近親憎悪というのは、とりわけ始末が悪いもののようですね。

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 【2009年07月28日 朝日新聞群馬版 トップ扱い 写真】http://www.asahi.com/politics/update/0727/TKY200907270285.html

  民主、4区に三宅氏擁立
     福田氏を意識し 小沢氏「重点区」

【キャプション】:群馬4区から立候補する三宅雪子氏と擁立を発表した小沢一郎代表代行=高崎市柳川町の高崎ビューホテル


 公認問題でもめていた民主党の群馬4区の候補者がようやく決まった。27日、高崎市内のホテルで小沢一郎代表代行とともに会見したフジテレビ社員(休職中)の三宅雪子氏(44)=東京都港区=は「政権交代の節目となる選挙で力になりたい」と抱負を語った。この日は、分裂状態にあった党県連の新たな体制も決まったが、会見後、今後の取り組みなどをめぐって、保守系と労組系の県連関係者が言い争う場面も見られ、前途多難な再スタートとなった。
 三宅氏は、秋田の自民党衆院議員で6度労相を務めた故・石田博英氏の孫。共立女子大卒業後フジテレビに入り、経済部の記者を経て最近まで映像企画部副部長を務めた。
 三宅氏は「若いエネルギーが満ちあふれており、元気がなくなっている日本を変えるには民主しかないと感じた。弟に知的障害があるので、障害者の問題などに取り組みたい」と話した。福田康夫前首相(自民)と戦うことについては「福田氏は大変立派な人。厳しい選挙になるが、自分らしい、さわやかな選挙をやりたい」と決意を述べた。
 同席した小沢氏は「女性の国会議員が少ないので、優秀な女性候補がいればという思いでいた。(4区は)長年自民の強い地域だったが、今もそうだとは思わない。群馬県民も大多数が政権を代えなくてはと思っていると確信している」と説明し、重点選挙区にする考えを示した。

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 ▼党県連も新体制に   火種抱えて再出発
 会見では、労組系の富岡由紀夫参院議員を会長に、保守系の中島政希・前衆院議員秘書を会長代行とする党県連の新体制も発表された。
 中島氏は鳩山由紀夫氏と交流が深く、群馬に民主党を旗揚げした中心人物で、そこに角田義一元参院副議長らが社民党から分かれて合流した経緯がある。角田・県連代表と中島・代表代行という二頭立ての体制だ。
 ところが、06年に県連の不正経理問題をめぐって両者は決裂。県連組織は機能不全に陥った。4区の候補者選定を巡っても中島氏の公認に労組系が反発、角田氏が鳩山氏に「鳩山さんの名代(落下傘候補)を江戸から連れてきてほしい」と直談判するなど、両者の綱引きが続いていた。
 小沢氏が仲介に乗り出し、保守系も労組系も推せる候補の人選と、角田氏の「直系」の富岡氏と中島氏という二頭立て体制の再現を思わせる新体制を提示。中島氏も比例北関東ブロックへの転出を容認し、県連は3年ぶりの正常化に向けようやく一歩を踏み出した。
 小沢氏は会見で「私が話し合いに入って今日を迎えた。それぞれのいきさつや感情を乗り越え、政権交代を目指す選挙に向けて新体制をつくることができたのは大きな成果」と強調した。
 会見には、1~4区の立候補予定者らのほか、保守系、労組系それぞれの県議も同席し、県連の再スタートを印象付ける狙いだった。
 ところが、会見の後、記者団に囲まれた富岡氏が「党本部に迷惑をかけたが、県連の再建ができた」と取材に答えた矢先に、すぐ横で、保守系と労組系が4区の選挙対策本部の構成などをめぐって言い争いを始めた。
 「とにかく話し合おう」と、会合の日時を決めて収まったが、記者団の面前で、感情を爆発させるほど、両者の対立が根深いことが露呈した。
 分裂の大きな要因となった県連の不正経理問題についても、富岡氏が「小沢氏との話で、政治決着したものと受け止めている」と語ったのに対し、中島氏は「決着とは言えないが、とやかく言うことはない。今は選挙のために一致団結する」と話し、微妙な温度差を見せた。
 火種を抱えたままの船出となった民主党県連。両者の対立が再燃するのか、共闘がかなって雪解けが進むのか。今後の成り行きが選挙戦も左右しそうだ。



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Posted by やんばちゃん at 11:22Comments(0)紹介