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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2009年09月02日

57年間のすごろくが、振り出しに……

 
 選挙後、いつものように朝に晩にの現地の皆様への電話をしておりますが、現地の状況はかなりきつく、おそらく何らかの抗議行動が展開される模様です。
 昨日は、この間、かなりしんぼう強くお付き合いくださった方の声もとがりだしていました。
 民主党は「中止」ということは掲げても、どこの段階で線を引くのか、 具体的には示しておりません(近日中に、各施策への詰めの委員会を発足させるようですが……)。
 で、私が聞いた限りでは、現地での解釈では「本体工事は中止だけど、後は計画通り実行」との解釈が占めているようです。
 
 昨日は、かなりの報道機関、特に映像関係が訪れたようです。
 新聞関係は、選挙前から繰り出して、「特集記事」の用意をしていました。
 そして、昨日9/1の毎日新聞社会面、朝日社会欄の記事(一面トップには、「本体工事の入札凍結」あり)、など今回の選挙の争点としてクローズアップされた「わが八ッ場ダム」が、紙面をにぎわしていました。
 次は、近日中の映像放映でしょうか?
 私の処にも、問い合わせがありました。まず「ヤンバ」と言わずに、「ヤツパ」との記者の第一声に、その方の認識度がうかがわれ、その後の状況説明に苦慮しました。
 なお、おかげさまで、当ブログへのお客様の数も飛躍的に多くなっていて、一瞬「何か問題表現、したかしら」といふがしく思いましたが、これだけマスコミ報道あったので、その余波として納得。
 八ッ場ダム問題が、多くの皆様の共通課題に進展しつつある表れとして厳粛に受け止めております。

 
 ところで、選挙後の川原湯温泉のホームページには、次のようなご意見が……
    
    『国民の生活が第1です…?』
    そう言って今回の選挙に臨んだ
    M党が議席を伸ばし政権政党になった。
       ---略ーーー
    これは、国家政策によって58年という
    長き時間をかけて進められてきた事業だ。
    僕たちは、新しく街を造る事を国と約束し
    ダム建設に泣く泣く合意した。
    それを、政党が変わったからと言って
    いきなり中止と言うのは許される事ではない。
     国は、国民との約束を果さなくていいの?
     戦争でもないのにこの国に
     国家政策難民を作っていいの?
     58年間かけた「すごろく」で
    もう少しで上がる処まで来て
    振り出しになるなんて受け入れられない。
    僕らは、国民ではないんですかH山さん。
    地味に真面目に暮らしてきた
    群馬の山間部の人間は、非国民ですか?
    僕らの生活を返してくれ!
    翻弄されながら亡くなっていった
    先輩方に謝れ!
      
  (辛いお立場からのごもっともなご意見に、私見は述べるべきではないかもしれません。 が、あえて、同じ市民層の立場から申し上げさせていただければ、)
 
 当時の皆様方の「ダム推進」という選択肢は、致し方なかったことかも知れません。
 けれど、同じ市民の一員として、現時点でのダム建設の意義、是非について、もう一度逆に“ふりだし”に戻って、じっくりと考えていただけないかという思いでいっぱいです。
 この間の、延期に次ぐ延期。未だ代替地移転が進まないことなど、肝心の住民への措置をまず第一義に考え、大事にしてこなかった自民党政権。
 責任は時の政権にありました。
 他の問題でも見受けられた同種の施策に懲りた、今般の国民の審判ではなかったでしょうか。
 ダム建設よりも、先々より良くなる「地域の生活再建は、おろそかにしない」と民主党との約束がきちんと果たされるように、お互いに監視してまいりませんか。
 ただし、私たちtが皆さん方の生活再建策の細部に口出しするのは、僭越な越権行為と考えています。それは当事者の皆さんが十分に国や地元で話しあわれ、決定することと受け止めてます。
 

 時間に急かれつつ、思わず長くなってしまいました。
 昨日朝、電話した際に、その家の奥さんから「今度はいつ来るん。ミョウガ採ってあるからね」などと言われてますので、これから、また八ッ場へ行ってこようと思っています。
 水没地の皆様からの、生の手厳しい声をたくさんうかがってこようと思います。

 心ならずも、筆力の及ばぬ表現、ありましたら、お許しを。



 
  


Posted by やんばちゃん at 10:48Comments(0)八ッ場だより