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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2009年10月08日

品木ダムにはヒ素まであるのに (ニ)産経土木常任委・傍聴 

 昨日、お伝えした9/7(水)の県議会・産経土木常任委員会の
傍聴について、お知らせします。
 まず、下記の、総務企画常任委員会の様子を伝える二紙の報
道をご覧ください。
 
①はサイトがないので、手打ちにて。誤記がありましたら、お許しを。
 ①【2009年10月7日(水) 上毛新聞一面 中段 小見出し】
  八ッ場ダム問題 常任委でも舌戦 県議会 
 県議会総務企画常任委員会が6日開かれ、八ッ場ダム建設を
めぐって、推進派、中止派の両議員が県執行部への質問の形で
主張をぶつけ合った。
 口火を切ったのはの「八ッ場ダム推進議連1都5県の会」幹事長
を務める中沢丈一氏(自民)。利水を担当する県企画部、首都圏の
人口微増を理由に水需要が当分減少しないことや、少雨傾向に伴
い取水が不安定化しているという見解を示したのを踏まえ「水がめ
としての八ッ場ダムの必要性が高まっている」と建設推進の合理性
を強調した。
 これに対し、続いて質問した「八ッ場ダムを考える1都5県県議会
議員の会」事務局長の角倉邦良氏(リベラル群馬)は、強酸性の川
を石灰を使って中和している現状について触れ「(ダム湖が)青い水
を満々とたたえ、素晴らしい水がたまるなんてことはあり得ない」と主
張、建設事業に疑問を投げかけた。

② 【2009年10月8日(木) 朝日新聞群馬版】 http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000580910080001
  八ッ場ダム    県議会で水質論争
    民主系議員発言を削除


 ////////////////////////////////
 さて、昨日7日、二日目の産経土木常任委員会のしんがりを務めたの
は、真下誠治さん(自民・ポラリスの会)。
 去る28日の県議会一般質問初日の冒頭の質問者で、八ッ場ダム問題
をとりあげ、その持ち時間のほとんどを、かの長野原町町議会議員・星河
由紀子さんの例の原稿を、時に声詰まらせて読み上げた県議です。
  ※(あらためて、くり返しこの方の手記を聞いていると各プロットごとが
  出来すぎていて、一瞬は心打たれる。が、次に「ちょっと、出来すぎて
  いないか?」 と、かえって違和感が漂いくるから、不思議である)
 
  設問の趣旨は、①の「今朝の上毛新聞の内容を訂正せよ」。
  理由は、「角倉発言は、読んだ人に影響を与える。いかがなものか」。

 以下は手元のメモ書きをもとに。誤認はご容赦を。
 真下:この記事に対して、どう考えるか
 県 :ダムに流入する湯の湖は、S38年に中和工場が完成。PH2~3
    をPH4~7に中和できるようになった。汚水対策、富栄養化対策な
    どがある。
 真下:それは草津の町だけのことか?
  県 :吾妻川全体。
 真下:河川は国の管理。吾妻郡全体に湯川の水質はどうなっているのか。
  県 :群馬県には詳細なデーターはない。
 真下:それは角倉発言の言う通りなのか。雨がふれば薄まるはず。
 県 : 県が聞いているのは、総合的な水質なので……
  
 ---ここで、隣の萩原渉県議と話し、以下、萩原県議からの伝聞口調て゜
    話した。で、3時~10分間の休憩終了間際、廊下の様子が見える室内
    の定席にすわっていた腰塚誠県議から「もう、話止めにして入れよぉ」と
    ニ~三度言われて、二県議は語りながら室内に入り、席についてもささ
    やきあっていたので、休憩中に廊下で今回の質問について話しあってい
    たのではの憶測がひらめいた。
     さらに今朝の②の記事を読み、総務企画常任委からの議員間の情報
    連絡があった? のではとの憶測ができるのだが……ーーーーー
 
 真下:草津町での「たれ流しの水を飲んでいる」という意見がある。 
     不安を煽るような発言だ。草津の公共下水はどうなっているのか。
     国の事業でやっているのだから……、質問書は出しているのか。
     シャンプーした水がフケやアカと一緒に伊勢崎市まで行っているとい
     うことらしい。草津町は垂れ流しかなのか。
 下水道課長:合併浄化槽の普及率は87、2%。県内の上から5番目の土
          地です。
 真下:12、8%は出来ていないということになるけれど……
     川の水質。利根川と合流する前の吾妻川の水質は、群馬県の汚泥の
     環境基準を満足させているのか?
 県側答弁: ーー※長いことと、メモしきれない部分もあるので略ーー
 
 真下:中和している品木ダムの水の色は、奇麗な水の色なのか。汚いのか。
     データーをもらえ。
   ※さらに、先の前橋地裁の環境の箇所の判決文を読み、国も問題ないこ
    とを認めていることを強調。 
 県  : ①流水調節 ②流水の健全な機能
 真下:吾妻川流域には、何百という川筋があり、その中の一本でしかない草
     津の湯川を取り上げるのはおかしい。
 県土整備部長:吾妻川はきれいです。
 真下:さすがは、元国交省の河川局。

    吾妻川・湯川、湯の湖、品木ダムは地元でしょに
   
   ここまで、急ぎのメモを写しましたが、あ~あ。
   真下さんは、吾妻合流地点の  渋川市選出の議員さんであり、萩原議員
  は湯川のある地元の草津町選出の  議員さんではありませんか。
    風評被害とか言って、こんなに仰々しく持ち出される前に、何で日頃よりご
  自分の眼で確かめておいたり、なぜ地元関係機関に電話ででも確かめられな
  いのでしょうか。
   マァもっとも、市民運動の中でも、先般「品木ダムのヒ素問題」を追及する会
  の設立に対し、「草津町の風評被害になる」とご親切な老婆心で運動つぶしを
  はかられたご仁もいらしたのですから、自民党議員団が一致団結して憂えて
  「発言削除」を迫るのもムリからぬことでしょうが。
   確かに、湯の湖の石灰水と反応した不気味な抹茶色を、エメラルドグリーンと
  でも呼べば、どんなに麗しい湖面が出現するかとでも感じられていたのでしょう
  か。
  
        ヒ素の堆積物があり   
   けれどね。ヒ素があるんですよ!! 
   風評被害でも何でもなく、最近は、品木発電所では、温泉にはつきもののヒ素の
  存在をちゃんと公表していますよ。市民運動が把握したのは、2000年~01年時
  ではなかったでしょうか。
   その為に、汚泥をダム湖下流に捨てられず、周辺の上流域の雑木林は、私が吾
  妻川流域「あなたこの水、飲めますか」を地元誌に乗せるために動き回った2000
  年秋の頃には、雑木林の賃貸料が年々かさんでいったデーターが品木ダムの記念
  誌にありました(草津町立図書館にあり、県立図書館を通して借りた)。
    数年前からもう飽和状態となっていて、対策に困惑しているではありませんか。
   この品木発電所の年間維持費は、同じく当時原稿に記す必要性に迫られ、同発
  電所に確認した際の答えは10億円でした。物価高の今は、幾らでしょうか。
   (“隗より始めよ”。早速、私も確かめてみましょう! 湯の湖と品木発電所に最後に
  訪れたのは7月でしったけ。もう、何回目になりますでしょう)。 
   脇で、県職員の顔を観ていて、「私自身はダムは必要だと思います」と答弁の中で
  あへて言わねばならないお立場を、お気の毒に感じてしまいましたけれど……。
   
  国交省、“鉄の輪づくり”、県議会でも   
   
   そして、「吾妻川はきれいです」と言っただけで真下県議に持ち上げられた、県土整
  備部長さんは、国交省からの出向だったんですか。
   はからずも、今夜の12チャンネルの23時過ぎの公共事業の特集番組「ダム中止 
  その先に」の中で、栃木県の総事業費1840億円の湯西川ダムについて、「どうして、
  ダムを中止でなかったのか」と問われた、福田昭夫前知事(民主党)が、「これは国家
  権力が強くてとてもとても。各県には国交省からの何とか部長がきていて、あっという
  まに横の連携をとる」という意味の証言がありました。
   これって、監視役?
   新政権さん、この制度にもメスを入れてくださいな。
   わが県の部長さんは、色白の繊細そうな方にお見受けいたし、とてもそのような鉄の
  結束の一員にはみえませんけれど……。そういえば、もうお帰りになられたけれど、高
  崎市にも国道17号ができるまで出向されていた、助役(後、副市長)さんがいらっしゃい
  ましたっけ。この方もとてもきさくでにこやかな方でしたが……

   とにもかくにも、「青々とした湖になるわけない」と述べたために、二日間にわたり討議
  された角倉県議の発言は、栄えある県議会の記事録から削除となったそうな。
   他の委員会でも熱心に妙チクリンな助っ人討議が行われていたことを、一県民として傍聴した者
  の責任としてきちんと明記して、おしまい、おしまい。
   これぞ、まさに錆びた?、鉄の輪


    


Posted by やんばちゃん at 21:58Comments(0)報告