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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2009年10月21日

私的“地元情報収集業務”を新政権へ

  ※とりあえずのアップが遅れた為、日付は10/21になってしまいました。が、勝手ながら訂正せず、10/20深夜時点でのものとしてお読みくださいませ。 
 
 かねてより依頼があり、本日お邪魔するということになっていました、ある国会議員(現段階では、お名前を伏せさせていただきます)とお会いして、お尋ねの「八ッ場の生の声、状況、接触方法」について、私が知り得る限りの状況をお伝えしました。
 先日も記しましたが、現地ではまたも味わわせられる「ヘビの生殺し」的な日々に困惑していらっしゃいます。加えて今回は、長年の方向づけもなくなってしまった虚脱感の中にたたずまれていらっしゃいます。でも、その中でも生活は営まれていくのですし、行かざるを得ないしんどさを思うと、本当につらいだろうなと、反対派の私でも思います。
 
 昨晩もある地域の、推進派幹部のお宅にお邪魔して、「もし、前原さんが対話したいとおっしゃられた場合には、今度はお会いなされますか」と質問させていただきました。
 「むずかしいんさのぅ。答えは決まっている中に出ていけば認めたことになるし、行かなければボイコットになって、また皆さんから、批判されるしの」という意味のことを、誠意をもって答えてくださいました。「あんたみてえな反対派に言うことなんかねぇ」と
戸口をピシャリとされても仕方のないことを覚悟していましたので……。かえってこの方の苦悩のほどが伝わって参りました。
 そして、「夢がなくなったよ。俺たちは夢をもっちゃ、いけねぇんかのう」とつぶやくように言われ、これは応えました。最後に「また、後で話すべぇ。また来なよ」といわれ、深く頭を垂れて辞去いたしましたが……。
 
 また、ある方、政権交代の現実を直視し、推進グループとは距離を置いて考え始めた方からは、数日前の電話で、「工事はすべて凍結。話し合って必要なものと不必要なものを区分けすめこと。新たに必要なものは計画にのせる検討会。そういうことに早く手を打たないと」との積極的なご意見をうかがってました。
 
 さらに夕暮れ時、ある地区のお宅の戸口に久しぶりに立つと、お勝手から走り出てきた奥さんは声弾ませて、「実は明日、建前なんですよ」とのことに、虚をつかれちょっぴり面喰い困惑しながらも、「まあ、良かったですね。おめでとうございます」と申し上げるしかありませんでした。
 
 この間、まさに「現地情報収集業務」的に、足を使い、電話を使ってご意見をうかがって参りました。本日、持てる内容をお伝えした次第です。後は政府筋の皆さんたちのご判断にゆだね、よりよい方向に行くことを願ってます。
 八ッ場の皆さんに、一日も早く、それぞれの夢を大きく描いていただき、ご一緒に新しい門出をしたいとものと念じてます。

   昨日10/19 発売  『週刊ポスト』自分史問題 ................................................
 さて、昨日の19日の月曜日に出た『週刊ポスト』は自分史問題を扱っています。八年ほど前に私は、「これは、いわゆる“懐柔政策”」だと直感。伝手を頼って一冊づつ読ませていただきました。今回『週刊ポスト』に提供した写真は、2001年7月ころに撮影したものです。
 これぞまさしく、まぎれもないかの天下り団体、関東建設弘済会による、「八ッ場ダム地元情報収集業務」なのです。
 当時の建設省は、10人の関係者に執筆依頼。水没しない、有力者も3人いらっしゃいます。 
 一人100冊まで無料で、執筆者の皆さんは、たぶん100冊づつは頂いたようです(ここの詳細は追跡調査してありません)。
 大方の本が、1996年(平成8)前後に刊行されています。
 五年前刊行の拙著にも掲載。その経費が知りたくなりました。しかし、情報公開はおそらく墨塗りだろうと踏み、八ッ場ダム工事事務所に電話で依頼。幾つかの質問事項とともに、何度目かに教えてもらえたのです。6000万円と聞いて、耳を疑い聞き直しました。 
 
 ところが、昨日なんと店頭で『週刊ポスト』を広げてびっくりというより、またも青くなりました。
 幸い、私のコメント部分ではないのですが、表に飛び出し、思わず、前回のこともあってか、この間、誠実な対応をしてくださった総括編集者にまで「なんで、こんなこと書くの。また間違えてるわよ」と、(?例にあらず)怒なってしまいました。
 
 そこには、「発行された自分史は10人分。ほとんどのものはB6判130㌻ほどで、一冊10部ほどしか印刷されなかったという。つまり、Ⅰ人分の自分史に600万円、「Ⅰ部60万円」である」となっているのです。
 どこから、一人10冊という根拠が出たのかわからいのですが……、 昨日19日にはともかく、対応を頼みました。
 本日20日、直接私への取材に見えたライターにも聞くと、彼は「100冊」と記したと言ってました。
 確かに一冊6万円よりも、60万円とした方が衝撃的価格でインパクトがあるかもしれません。「週刊誌って、そういう風にワザと仕組むものなの」と切り込みましたが、どうやら、故意にやったのではなさそうです。
 記事中に版元も丸投げした関東建設弘済会も、自分史への明確なことは、問い合わせに対し「詳細は回答できない」としています。ですので、定かでないのは確かなのです。
 (私の立場から見れば)誤認内容的な記述はありました。しかし、拙著を丹念にお読みくださってクローズアップして頂いて良かった。こんなムダで人間冒涜の行為を次世代に許すわけにはいかないからです。
 週刊ポスト(小学館)さんならではの、精力的な取材で分かりえた事実もいっぱいあります。
 本日20日、夜8時すぎの時点でも、どのような対応をするかは、まだ未定だそうです。
 
 どうか、皆様の中で、お読みになられた場合には、そのような誤認部分もあることをお含みになって、お読みください。
 また、話題になった場合には、おとりなし願えれば幸いです。
 
 本当に、しがないライターながら、「報道」ということの責任の重さを感じております。
 報道の流れを変える意味で、知人たちからの示唆も受け、初めて、問い合わせのあった各誌への対応をさせて頂きましたが、ほとほと疲れ果ててます。
 
 もし、5年前の刊行時にクローズアップされていたら、記憶も鮮明。資料もまだまだ保管されていたでしょうに。その意味では、哀れな拙著でした。でも、本というものには、独自の生命力が宿っているものですね。  


Posted by やんばちゃん at 00:03Comments(0)八ッ場だより