グンブロ広告

ビジネスライセンス料  3,000円/月

飲食関連事業用 ライセンス 毎日1セット広告  1,600円/月

お問い合わせは、 info@gunmawen.net

本広告は、30日以上記事の更新がされませんと自動的に掲載されます。 記事が更新された時点で、自動的に破棄されます。  

Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2009年12月23日

八ッ場通いの年納めは、月末にて

 昨日22日はまた、八ッ場へ行くつもりだった。まったくの私的な用事である。本日の販売用のシイタケを分けてもらいにいく予定だったのだ。八ッ場の産物は、この時期はリンゴとシイタケである。リンゴは先に記したように今年は不作の上に、もうないと言う。原木栽培のシイタケは二軒ある。
 先月から頼んでおいたのだけれど、Gさん宅は育っていないとのことでダメ。残るHさん宅は昨日連絡がとれなくて、材料集めに奔走していた昨日の朝、慌ててせっかちに「これから、往きますけれどよろしいでしょうか」と問うと、ようやくつながって良かった!との高揚感から、声弾ませて話した、受話器の向こうの声はぼそりと不機嫌な声で、「……しいたけなんか、ねぇよ」と言う。一瞬の間の後、「このオッチョコチョイが、まったく!」という。 ここで、アッと思う。「もしかして、コレ、Iさん家」という間もなく、ガチャン。
 何度となくHさんにかけているのだが、携帯もダメ。どうしたのだろうかとあせっているうちにどうやら、暗誦していて手が覚えてしまっているIさんの番号を何かの拍子に回してしまったらしい。忙しいのが口癖のかたに申し訳ない。
 「あんたは、まるで俺ん家の子供みてぇな口の利き方するけど。俺は親じゃないんだよ」とおっしゃるが、これはまるで、親が子供に言う口じゃないですか? 八ッ場通いが少なく見積もっても二〇〇回を超えている。とすれば電話嫌いの湖のかたにも、その数倍は電話してきた、悪い人間だ。
 でも、この年で、子供よばりしていただけるのは有り難いこと。わが両親は娘が悪いので、61歳と68歳で早々とこの世におさらばしていった。もし、両親がもう少し元気でいてくれたら、私の運命は全く違っただろうなと時折り“涙の谷間”にったい降りてみる。
 
 その後、ようやくHさんにつながった。
 昨日から出かけているとのこと(?おかしいなぁ。携帯と交互にはかけているけれど、これは自宅の電話なのだけれど……。でも、これもオッチョコチョイのなせる技かも知れないから、詮索すまい。ちよびっと、心の滓によどませるだけ)
 伺うと、なんとやはり寒くて育たないとのことで不可。
 あわてて実家に連絡。迂闊にも昨日、「原木のをたくさん手配してあるからね」と実家の店の分も無理じいして請け負ってしまったのだ。で、しいたけの手配をしてなく、この日のしいたけは間に合わなくなった次第。「ごめん」と謝る。
  しいたけがダメなら行っても仕方なし。
  浮いた時間は、おかげで庭のセリまで採って、いつもより準備が入念にできた。このセリの大半は、やはり八ッ場のセリを摘ませたものの中には、根付きのものもあった。それをケチの精神が強い私は、捨てられずアチコチに植えておいた。それが結構芽吹いてくれている。
 セリとくれば七草がゆがひらめき、菜の花を採りにいったついでに畑の地面をみたら、ナズナがものすごい。しかも草の間で横にへたばらずまっすぐ青々。極上ものであった。しかも、この畑は完全無農薬の土壌。
 数日前に姉がきて、今度わが家の地続きに移り住むことになった自分の土地ではびこっているナズナを摘んで、きれいにこしらえて持ってきてくれた。そのナズナよりも格段上。夕方の冷え込み厳しい中、うすあかりでひとかかえ採った。おまけに草の間にまっすぐ伸びていて、洗わなくともすみそうだ。

 前夜、丁寧にこしらえるた後は、詰める時間がなくなってしまって、いつものように竹ショウギに持って並べた。主力は実家から格安で分けてもらった無添加のこだわりの純米酒の酒粕。昨日は20㌔のを小袋に分けるのに、通常は1時間で出来るそうだが、私は丁寧に形をそろえて摘め、その間に何回か中断するので、述べ三時間も要してしまった。それと冬至は一日すきたけれどあやかってカボチャとユズ。今夏、草退治を兼ねて食べたカボチャを撒いておいたら、土地の土が適したらしく、ぽくぽくカボチャが大量に採れたのだ。そのカボチャは実家が扱っていた無農薬栽培のものだったので、F1交配もなく親カボチャの遺伝子がそのままでつながってくれたのであろうか。親カボチャの二分の一~五分の一近くの値をつけた。
 冬枯れの季節の中でグリーンのものがあると、黄色いユズとともに生彩を放って、わがにわか露天商の店頭を飾ってくれた。しかし、ナズナが売れたのは二袋×100円≒200円。食べ方を問われて、それへの対応に時間が費やされる。前回のクコの葉は全滅だったから、まあまあ良い。もとはタダだもの。帰途根高崎市内の友人たくにおすそわけ。彼女は価値がわかるヒトだから、ありがたい。
 わが店は、他にはないものを説明つきで売るのが、特徴なり。で、市民運動をしている女性陣や食へのこだわりを持つ方たちは、足を止めてくれる。この月一回の露天商のオバさんに費やすエネルギーと手間暇を考えれば、よくってトントン。赤字ではある。

 また月末に、昨晩のある方との約束で、八ッ場へ行く。 これで今年の八ッ場通いも年おさめ。
  


Posted by やんばちゃん at 23:58Comments(0)八ッ場だより