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2010年02月28日

八ッ場の肉厚原木しいたけ売りました

 【2009年12月撮影の竹藪で自然発生したという初物】
 昨日、一日中雨かと思ったら、昼前に見事にはれあがって、ポカポカ陽気に。安心しきっていたら、本日は昨夜来の雨、それも結構激しい降り。津波情報と相まって、暗い日曜日の幕開けに。
 昔から、“土方殺すに刃物はいらぬ、雨の三日もふれば良い”とかの言葉がありますが、いわゆる“にわか露天商のオバさん”も雨には弱い。まして、テントをもたない。持っていても、たぶん、一人で組み立ては出来ないだろうし……、(ところが、私よりも年配で小柄な女性の方は、お米が完売とかで早くも帰り仕度をされていたが、お一人で二つのテントと車につないだビニールなどの解体をスイスイとこなされているではないか。「お手伝いしましょうか」と声をかけたが、「大丈夫だよ」との軽快な声が返ってきた)。
 もっとも、痛手なのは衣類などのいわゆるフリーマーケットの皆さんらしく、8時の開始時間がすぎても、荷ほどきしないで、じっと天候の回復を待っていられる様子。
 いつもしんがり組の私は、主に農産物と鉢ものだから、比較的、気がらく。本日も雨にぬれても痛痒のない植木や花類を持って行った。ビオラ約30鉢は、農業大学校の指導の講習会に出て、種から蒔いて育てたもの。売るが惜しいほど、見事に咲いてくれた。「2鉢100円にしろ」とか言われたが、先々月から、ガンとして「2鉢150円」を崩さず。最初の方は良いのをもっていくはずと思って、 「〇〇スーパーでは55円だったよ」とか言われたが、「どうぞ、そちらでお求めくださいませな」として応じなかった。
 ほとんどのものが元手タダ同然のものか、庭というか荒れ放題の畑地に跋扈している、山椒の木などを季節に応じて、知恵しぼって集める。
 この間、最も売ったのは庭先一面に広がりだした「吉祥草」。これにヒト言、「吉事があると咲く花であり、植えておくと良いことがもたらされる縁起花です」なるプレミアムをつけておくのだ。
 本日は初夏に白い花をつける、これまた年々歳々、敷地内に縦横に拡がりだしたオーニソガラム。おまけに、瑠璃色の青い球の美しいリュウノヒゲ(竜の髭)、別名をジャノヒゲ(蛇の髭)まで、大鉢に植えこんだ。通常の方は見向きもしないものばかりである。雨がたたって客足の少ない本日は、どちらも一鉢も売れなかったけれど、元手がかからず、草むしり的整理の実益も兼ねているのだから、ガックリはしない。売れのこったものは、今度は配置を考えて、まとめて埋め戻しておけば良い。

 こうして昨年春先からまた復活して、月に一度、第四日曜日に旧市役所跡地のもてなし広場で行われる、「たかさき人情市」に出店している。
 ここで、八ッ場の特産物も分けてもらって販売している。コンニャク、ふきのトウ、フキ、リンゴ、竹炭、ハンデェ米など。そして、セリやワサビの葉などは田んぼや沢筋をかけずり回って採集して、我がにわか店頭を彩ってきた。
 時に、ダムの話もする、するとついつい熱が入ってしまって、慌てて、度が過ぎるな。過ぎては逆効果と軌道修正に至る。
 長野原町産と記すものだから、「どこから、きたん?」と聞かれたり、「遠くからきてるんだね」と良く問われる。
 今日の品物中、長野原町野品物は、2軒の農家から分けてもらった約7キロの原木しいたけと林地区有志による「すみやきの里」の竹炭。竹ショウギに並べた我が店で、しいたけの次に売れたのは、今朝、早起きして小袋に詰めた福島県の酒造元からのこだわりの酒粕であった。 
 しかし、重労働である。帰宅し、あらかたの売れ残りや用具を片づけてから、刻、コタツにはいってから、動くこともできずにいる。

 まだ、雨足が上がらない9時前、遅い時間帯に到着したので最も端に並んだいた出店場所の目の前に止まった、黒塗りの高級車から降りてきたのは高崎市長だった。
 「あら、市長さん、おはようございます」と慌ててあいさつをすると、「おはよう」と言いながらもかなりの急ぎ足であった。ほどなく、130回目を迎えた本日のゲストは石巻市。で、同市の観光協会ご一行に釜石市長も同行してみえていたのだった。で、歓迎の意味でのおでましとわかった次第。
 ようやく10時近く、薄日がさしてきたが、釜石市からの新鮮な魚介類が並んだらしいのに、客数が年々減少気味に加えて、雨で出足が悪くて、気の毒であった(一人の私はトイレに行くのがやっとで、見にいけず)。午後、次回の申込みに本部席に行ったら、ものすごく立派なストーブの煙突から煙がもくもくとあがり、辺り一帯が温かった。くびれた台座で煮炊きも出来るしシャレた斬新なデザインであった。この辺りではこんなに重厚な焚き木ストーブはみたこともなかったので思わず、パンフをもらってみた。
 脇にいらした方が、「北海道などはそれはあったかいものですよ」などのとの口添えをなされた辺りで、ようやく全体が把握でき、釜石市からの展示物だとわかった。その初老のた気品にみちた方は、?釜石市から見えた何かの役職の方ではないかと直感。値段も良いけれど、近場のホームセンターでのヤワなものとは異なり、やはり北国の暖房具は、すごく頑丈で機能的なものだと実感出来た。
  欲しいけれど、わが家のポロ家で、あんなに猛烈なストーブを炊いたら、引火してかえって危ないのではと感じられたほどだ。
 そういえば、今年はちっちゃな電気ストーブも使わずに、コタツだけで過してしまった。温暖化は本当にひどい状況になってきたのだろうか。先日の映画の中の危機感をあおるセリフは「このまま、行けばあと50年で地球は滅びる」との由。
 
 そして、夜半過ぎ。そうだ、先日、八ッ場のあるお宅の玄関土間で威容をはなっていた焚き木ストーブも、この類いの頑丈なものだったなと思い至った。展示物のはさらにデザイン性を加えたすぐれものであった。  


Posted by やんばちゃん at 23:32Comments(0)八ッ場に願う

2010年02月27日

昨日26日は、一号橋の意向調査用紙提出期限日

 昨日は高崎駅前、前橋・渋川市を経て、八ッ場までぐるっと回ってきました。家を出てからの走行数は約170㌔でした。次の目的地に行くまでの最短コースを走れずに、遠回りばかりしていたように思います。こういう不調な日というのは、どうしようもないですね。事故がなかったのを良しとするしかありませんでした。
 この日、八ッ場では川原畑と川原湯の地域に配布されていた、一号橋の意向調査の用紙提出期限日でした。
 用紙をみせてもらいましたところ、A四用紙で二枚ありました。どちらにもゴシックの太い文字で大きく世帯主の名前が明記されていました。1枚は国交省にこれまでに堤出した個人情報の事項に間違いがないかの確認。  
 もう一枚には①一号橋について、 ②八ッ場ダム建設についてなど、個人的意見を求める、広い記述欄がありました。
 
 ある方は二枚目の提出用紙には、びっしりと書き込んでましたが、名前が特定されるので、書きにくかったと率直に語ってくれました。見せてもらうと確かに刷りこまれた個人名の大きさには、ひるませるような威圧感がるのでした。

 国交省がこのようなアンケートを行うのは、初の試みだそうで、前原大臣の命令だとか、地元では言われていました。最近は職員の態度も変わり始めてきたようです。
 そして、町側は絶対建設を唱え、一号橋不要論は御法度の空気とのこと。
 その中で、いかに本音を書きたくても、廻りとの調和があるので、書きにくかったとの意見は確かにと感じさせられました。

 でも、全体の空気は変わってきました。
 別の地区のある家では、「何事も四月の役員選挙までだよ」とのことでした。それまではどうしようもなく、現在のままズルズルといくしかないといわれてました。
 
 長野原町に入る頃から雨に見舞われ、終日、雨もよいの天候でしたが、「雪にはならないよ」と言われて、ほっとしたものでした。  


Posted by やんばちゃん at 23:24Comments(0)八ッ場だより

2010年02月26日

積憂の果てに、妙なこと?

 昨日朝の日付けの本欄を、今朝5時半過ぎにアップしました。
 そして管理者画面に目をやりました。すると、なんと例にあらずのことなのですが、本日26日0時~ の「訪問」のクリック数が、かつてないほど多かったのです。少ない日の1日の訪問者の数にほぼ匹敵しているのです。
 「PV」と異なり「訪問」の欄の数値は、同一パソコンからのもので、何回クリックしてくださっても同じパソコンからでは変化なく人数を表すようです。しかも、通例は「PV」の数が多いのですか、明け方までの「訪問」者の数がほぼ同じなのです。
 で、昨夜から、この拙いブログのどこかの内容に、何か問題があったんだろうといぶかしく、怖くなっています。
 まず、思い当たるのは、誤植の件かと思われのですが……。でも、そうなると、お買い上げくださった方の多くの方は、深夜組の皆さまとなってしまいますし……。
 
 しかも、……、そうなるとなのです。
 昨日朝、7時台に書き込み始めたのでしたが、もう少し、詳しく書き込もうとして、一度8時12分にアップしたのを「下書き」に直したまま、昨日は終日、錯綜、奔走状態となり、手がつかずだったのです。
 夜は睡魔に見舞われて早々とダウン。いつもは、夜中にアップするのですが、チラリとかすめたけれど、それも行わずに「えーい、明日の朝があるさ」とばかりに、何もせずに床に入ってしまった次第です。
 そして今朝5時半、起きぬけにもろもろの事柄は忘れて、昨日の日付のまま、1日遅れでアップした、「すごいぞ!24日の衆議院国土交通委員会」なのです。
 でも、これでは「日付の嘘」が、これだけの皆さまにバレバレ。
 よりによって……と、昨日の細部をはりきって、今日づけで書くつもりが意気消沈。誤字が多すぎるので夜、アップしておいてから時には一端、停止。朝、訂正して入れなおししが続いてしまったので、朝型に切り替えようとして張り切った二日目でした。
 本来ならば、「昨日の」を「一昨日」に訂正して、本日付で入れるべきなのですが、でも、できれば、連日といきたい……、迷いつつこの間、数十分、やはり昨日中に入れられなかったメールの返信を書きつつも、困惑状態。
 ひとつを操作すれば、収拾つかなくなる。で、これ以上の細工をせずにいくことにしました。
 ご覧になってくださった皆様、どうぞお許しを。
 (でも、誰もそんな細部のことまで考慮なさらないですよね。それほどご関心を持ってお読み頂けるとすれば、それは幸いですけれど)

 でも、何か当方の記述に問題があったのでしょうか。
 ここの処、幾つも頭の痛いことに加え、全てが時間に追われてまさに、積憂がつもっています。もうろうとしているから、やることなすことヘマがある。ためにより時間に追われてしまう。考えたら、「積憂」なる漢語、若い時はお得意語でしたが、しばらくご縁がなくほっとしていたのに、ここ数日来、なぜか、用い出してしまっています。

 本日は、これから直ちに、二刷の拙著の宅急便を、配達時間の関係で、営業所止めにしてもらっていたのを取りに行き、それを持って高崎・前橋・渋川と廻り、吾妻町へ寄って、八ッ場へ行ってきます。
 これらは、拙著の誤記のお詫び行脚です。
 そして、八ッ場行きの主要目的は、明日土曜日にしようか迷っていたのでしたが、日曜日のイベントに売る、頼んでおいた生しいたけを求めに行ってくるのです。長野原町の二軒のお宅では、「原木しいたけ」を栽培しています。詳しくは、これもダム関連の生活再建策に起因している事業のようです。
 実は第4日曜日は、日銭稼ぎの露天商のおばさんをする日なのですtが、最近は稼ぎにならず、出店料がまかなえれば良しとしています。
 なにもかも間に合わないだらけです。
 でも、日付のウソはいけませんよね。訂正しだすと収拾つかなくなり、その時間的余裕なし。以後は気をつけます。

 ※期せずして、25日は8時12分、そして今朝26日は8時21分。12分→21分。これまたなんて妙なんでしょう。  


Posted by やんばちゃん at 08:21Comments(0)八ッ場だより

2010年02月25日

すごいぞ!24日の衆議院国土交通委員会

  昨日24日の衆議院国土交通委員会ばすごかった。
  いよいよ本格的に献金、談合問題が、国会の場で繰り広げられてきた。
 
 五年前に刊行した拙著の中で、“八ッ場ダム環境部門・企業ファミリー”と名付けた、その筆頭格、「財団法人・ダム水源地環境整備センター」や南波建設、ご登場の村井議員の質問のあたりでは、聞いていて、“いい気分最高潮”。

 八ッ場関連の質問をしたのは民主党の中島正純議員、村井宗明議員の二名。
 説明にかえて、以下をご覧戴きたい。

 衆議院インターネット中継
  http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL
 上記が出たら、左わきの日時欄から2/24を選ぶ ?国土交通委員会 ?当日の発言者一覧から「中島正純」の名前]をクリック。

 二人の若い議員の今後の活躍が待ち望まれる。
 絶対にどこかの議員たちのように、精神のぜい肉をつけて欲しくない。
 悔しいけれどもはや60代に突入した私には、これらの清新な若手議員たちの将来を見届けることは出来ないが…… 一種の祈りに似たものがある。
 二議員のホームページを。
  ※中島正純議員(大阪3区)41歳       http://www.nakajima-m.com/
  ※村井宗明議員(富山1区)36歳       http://www.murai.tv/
 ……でも、これ本来は地元、群馬県の議員が質問すべきではなかったことでは?  


Posted by やんばちゃん at 08:12Comments(0)八ッ場だより

2010年02月24日

熊本日日新聞

 一昨日22日の岐阜新聞の記事紹介に続いて、熊本日日新聞の23日の川辺川ダム問題の中心的な地域、五木村における画期的な議会改革の様子をお伝えいたします。
 
 【2010年02月23日(火)  熊本日日新聞】   http://kumanichi.com/news/local/main/20100223002.shtml
  議員報酬は3段階 五木村議会が成果主義最終案

 議員報酬の一部に成果主義の導入を検討している五木村議会は22日、全員協議会で3月定例会に議員提案する条例改正の最終案を協議。月額報酬の2割を成果報酬分とし、評価委員を村内の有識者5人以内とすることで一致した。4月からの導入を目指している。
 協議は非公開であった。田山淳士議長などによると、月額21万3千円(一般議員)の議員報酬から2割を削減。8割を基本給として毎月支給し、削減した成果報酬分を評価結果に応じて年度末に一括支給する仕組み。
 本会議や全員協議会、委員会での質問・質疑の内容、政策提案、地域活動への参加、議会改革への取り組みの有無などで「優秀」(満額)、「良好」(半額)、「普通」(0%)の3段階で評価する。評価への異議は認めない。
 一般議員の場合、月額の定額報酬は17万円で、年間の成果報酬は「優秀」評価が51万6千円、「良好」評価が25万8千円となる。全議員が「普通」の場合は537万円の報酬削減が期待できる。
 評価委員は当初、村外の有識者を想定していたが、「村の実情を知らなければ評価が難しい」などの理由から村民に変更、議長が任命することにした。
 田山議長は「他に例がなく、手探り状態でここまできた。議会としても村再建に取り組む姿勢を見せたい」と話している。(本田清悟)

 いかがでしょうか。
 昔から「東の八ッ場ダム 西の川辺川ダム」と相称されてきた経過があり、「五木村」対「長野原町」なのですが、長野原町さんも現実を踏まえてよりよい方向へのスタートが切れるとよいですよね。

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【お知らせ】
 先般、お伝えいたしました 3/10 予定だった、小寺前知事との話し合いは延期となりました。
 ご参加をお知らせくださいました皆さまには個別対応させて戴きましたが、念のためお伝えいたします。  


Posted by やんばちゃん at 13:37Comments(0)紹介

2010年02月23日

拙著の誤植に対する措置について

 心ならずも、拙著 新版『八ッ場ダムー計画に振り回された57年』の57年間の巻末年表の1事項に脱落が生じ、ために続く4事項の日にちがくりあがってしまったことを、前にお知らせいたしました。
 本日、夕刻、版元の明石書店での会議の中で、対応策が協議され、当方にも19時頃に連絡がありました。
 結論としては、現在、書店にある「初版本については、二刷と交換する」とのことにきまったそうです。
 担当者の上司から、連絡をうけ、営業部の方と簡単な段取りを聞いただけで、細部についてはまだ、決まってません。予想外の大きな対応策となってしまいまして、当事者としては本当に困惑しています。
  
 お買い上げくださいました皆様に、つつしんでお詫びいたします。
 書いた者の道義的責任として、誤植を発見して以来、頭が痛く 明石書店の担当者のところに対応策を求めてまいりました。ようやく、今日の会議で決着すると聞いていた本日はとりわけ終日、落ち着かないものがありました。
 慌てて、担当者の上司に、どの過程で脱落したのかは、不明だけれども、非は全面的に当方にあるので、「どうか、担当者への責任問題は穏便にお願いします」と伝えた次第です。「社内でも今後のために原因追跡調査は行います。なお、ご意向は汲ませてもらいます」とのことでした。

 本欄をお読みの皆さま方の中で、お買い上げくださいました方がいらっしゃいましたら、下記までご連絡くださいませ。
 版元と相談して、出来る限りの対応をさせていただきますので……
  鈴木郁子  連絡先     spq272s9@rondo.ocn.ne.jp へ
                    電話 027ー373ー5672
   
     


Posted by やんばちゃん at 23:53Comments(2)報告

2010年02月22日

岐阜新聞・「ぎふ海流」シリーズのご案内

 他県の報道機関が描く、八ッ場ダムも興味ぶかいものがあろうかと思いまして、岐阜新聞の《ぎふ海流》の転載です。
 これは、徳山ダムを闘ってこられた、「徳山ダム建設中止を求める会」事務局長・近藤ゆり子さんが、去る16日、水源連メールに「八ッ場ダムのことが載っていたので」とお知らせくださったシリーズものです。
 近藤さんたちが気がつかれた時には、徳山ダムは完成間近かったのですが、近藤さんは果敢にも先駆的な鋭い指摘を矢継ぎ早に繰り出し、中部地整に迫った武勇伝で知られている方です。

 わが八ッ場登場は《ぎふ海流 第3章 断ち切られた川》で、現在はまだ以下の二回のみです。が、その前のシリーズがすごい。併せてご一読を。
 (下記のわが八ッ場のことは身近過ぎて、さほどの感動もなく平板気味なのですが、見ぬ土地・岐阜県の山河を描く、第1章と第2章の)、 斬新な視点、何よりも簡潔、それでいて含蓄かつ余韻にみちた、キレ味の良い文体に惹かれてしまいました。
 ネーミングも良く、鋭い刃物をつきつけられたようなゾクゾク感に見舞われてしまった一人です。目下、岐阜新聞社編集部の皆さまの企画力の高さと放たれる感性に、魅了されてしまった次第。今後が楽しみです。

  ...............................
  《連載企画「ぎふ海流》 
  http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2010/gifu_kairyu/
 この連載企画では、海なし県で開かれる海づくり大会を前に、山と川、海のかかわりをまず見直す。次に山と川の現状を検証する。そしていつか失われた自然とのかかわり方を学び直し、流域の暮らしと地域共同体の再生に取り組む若者らのさまざまな挑戦や、次代につなぐ動きをみる。新しい海に注ぐ「ぎふ海流」を探りながら、ふるさとやこの国の豊かな未来を考えたい。
   第1章「山と川に生きる」
  第2章「海の幸 森の恵み」
  第3章「断ち切られた川」


 ぎふ海流 第3章 断ち切られた川 2010年 2月16日(火)
  政権交代の象徴
  ダム建設中止、地元動揺
 http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2010/gifu_kairyu/3/gifu_kairyu3_1.shtml
 ぎふ海流 第3章 断ち切られた川 2010年 2月18日(木)
地域振興とは

  “ダム依存”地元で賛否
 http://www.gifu-np.co.jp/tokusyu/2010/gifu_kairyu/3/gifu_kairyu3_2.shtml
..................................

///////////////
※? こちらもご覧ください
 徳山ダム建設中止を求める会
  http://www.tokuyamadam-chushi.net
 事務局長ブログ
 http://tokuyamad.exblog.jp/ 
  


Posted by やんばちゃん at 23:56Comments(0)紹介

2010年02月21日

わが田園、まさに荒れなんとす

 今朝は、地域を流れる井野川の、今年度最後のクリーン作戦を行いました。
 八ッ場ダム問題に深入りしだした時と同じく、10年間前呼びかけて、地域の皆さんと一緒に、川と耕作放棄地のクリーン作戦を行い、どちらも事務局を預かってきました。
 井野川は吾妻郡境の榛名山系の山ふところに位置する、旧箕郷町と北群馬郡の榛東村にある自衛隊相馬ケ原演習場の敷地の奥地から源を発するといわれている一級河川です。高崎市の北を東に向かって流れ、利根川に合流します。
 通例、川の中のゴミを拾ってきました。今日の最大の粗大ゴミはバイクでした。巧妙にもナンバーは外してあったのでしたが、ゴミを拾いながら突き進んだ上流にすててあって、会員がひろい、カメラに納めた次第です。
 
 終了後、独りで耕作放棄地の点検を。
 こちらは耕作放棄地などの荒れ地を耕して、花を植えて美観を保つクリーン作戦です。
 あることで耕せずに草で荒れほうだいだった水田三枚、もとは村一番の美田だっという併せて約四反以上、1200坪の広さの水田を借り受けて、春秋2回、コスモスなどの花々を植えてきました。
 こちらは年々再々、花好きな方たちが減ってしまって往生しています。会員が集まらない現在はもてあましています。動いてくれない会長にかわって、年度末の報告書作成にたずさわる者には、毎年の苦痛ごとでした。ある年の私の作業日数は88日。現在は、しかたなく私が結局事務局兼会長。
 
 昨年春は、緑化フェアでのボランティアとしての作業最終日に、高崎市の駅前通りに展示した花類の余り物の放出がありました。喜び勇んで、車で3往復して約500鉢の花類を貰ってきたのは良いのですが、植え付け、水やり、草取り作業に5、6、7、8月追われ通しで、なんと、5㌔の激減。父の没した年齢と同い年。やはり急速に痩せたその晩年を思い浮かべて、さすがに病気かと思ったほどでした。
 
 ところが、秋口からの八ッ場ダム問題沸騰!! 
 丹精?の花々を、何とかと思っているうちに、10月下旬の一朝、早すぎる霜にやられて無残なことに。
 八ッ場のベテラン農家のに「どうしたら言いかしら」と尋ねると、にべもなくおっしゃるには、「霜にやられたものをどうかすべえと思ったって、結局ムダだよ」。
 
 とは言われても、でも、何とか少しでも救って、来春につなげようと、限られた時間の隙間をぬって時間を費やしてそそいで来たのでした。でも、もっとすごい冬場の寒さに向かって、ダメだろうな、長年の経験から会得した言葉には逆らえないなとは思ってました。せめて、バラの類だけは何とか守ろうとしたのでした。
 でも、ついに寸暇の時間も割けなくなった、昨年末~今年にかけて、激減した体重が回復するにつれ、もう畑仕事には見向きも出来なくなってしまってきました。現在4、5㌔回復して、ほぼ元通りのビア樽体系に復旧。結局、ムダな努力なのでした。
 
 そして、目下、浮上の困難な事柄を抱えて、久しぶりに荒れた畑にたって、あ~あ。
 こちらも何とかしなければならないのですが、でも、もはや金銭的にトラクターを頼む余力もなくなりましたが、作業しさえすればストレートに進む事柄に加え、人間関係、とりわけ八ッ場ダム問題が根底にあるねじれた政治がらまりのイデオロギー問題はしんどいものがあり、これまたあ~ぁです。   


Posted by やんばちゃん at 23:58Comments(0)八ッ場に願う

2010年02月20日

発売中の『世界』3月号を、 『週刊金曜日』もご覧ください。

 今月号の『世界』3月号の132ページ、伊東光晴さんの「経済政策に普遍の目をー新政権の制作進行を追う」をご覧ください。
 長文の論考の末尾、「ダム問題再論」の項で、またも拙著『八ッ場ダムー計画に振り回された57年』が紹介されてました。
 毎日新聞の書評をさらに綿密に肉付けされたものでした。
 伊東光晴様、本当に、八ッ場ダム問題の解明、普及のために、ありがとうございました。

 『世界』を手にもすることもなくなってもはや何年目かの今の私には、なんとも面映ゆくかつ晴れがましく限りです。
 早速、前橋・煥乎堂本店で求めました。大手の本屋でないと置いてないのです。
 かなりの書店でも1~2冊程度。それになるべく傷んでいない真新しいのを求めたかったのです。1日発売、月半ばというのにまだたくさん積んでありました。でも本離れの現在、固い雑誌がこれだけ取り寄せるということは需要があるということの裏づけですので、ほっとするものがありましたけれど……、圧倒的な量の「文芸春秋」に比べれば少ないけれど、他の大手書店にも多かったけれど、売り切れるのかなぁとも。840円は痛かったけれど、えいゃっとばかりに。ところが、駐車券は1000円以上でないとダメ。で、もう一冊、前に二度ほど書かせてもらった表現問題の雑誌600円を求めた次第。郊外書店が盛り、町中の老舗書店が衰退する理由を改めて実感。
 
 思えば、数年前までは文芸誌各誌、『文学界』『群像』『新潮』『すばる』『文芸』『海燕』を定期購読。さらに関連図書を惜しげなく求めていたヒトであったのに。でも、最大の原因は時間がなくなったことに加え、本を処分できない性質ゆえ、それらの雑誌類、パンフまで取っておく為に家の中が片付かないこと、さらに自分の死後、それらの処分にかかる甥や姪のことを思うと、持たぬことを決心して以来のことなのでした。
 
 ですが、やはり、書籍類を読まなくなると精神の荒廃をもたらすものです。
 今日は久々に、県立図書館へ行きました。浦島太郎オバさん並みの間隔でしたので、コピーの手続きなどもかなり簡素化。ちょっとばかり勤めていた頃に、お世話になった職員の皆さんがまだチラホラいらっしゃって、なつかしいお顔にほっとしました。「良かったですね」などと伊東光晴さんの書評のことを喜んでくださいました。

 もうひとつ、現在発売中の『週刊金曜日』2/19号、金曜アンテナ欄をご覧ください。
 短いものですが、《前原大臣と「意見交換会」 八ッ場ダム中止反対は「長野原町の総意」か》と題したルポを記しました。
  併せて、ご覧ください。

※『世界』の記事中の地名に誤記あり
  文中に「上原」なる地名が二カ所でてきますが、もちろん、これは「上原」です。
  一読後、またも誤植かとヒャーとしまして、慌てて拙著をくりましたら、ちゃんと「上湯原」になっていたので、ほっとしていま す。かの岩波書店の、しかも誤植なしと定評のある「世界」ゆえに妙な面持ちです。
   


Posted by やんばちゃん at 22:52Comments(0)紹介

2010年02月19日

小寺前知事と語ろう

 前にも幾度となく本欄でも記しましたが、以前より、小寺前知事の民主党からの比例区出馬には、少なからず違和感を覚えてきた者の一人です。
 去る1月12日、高崎駅のホテルであった出馬記者会見の席にも取材に飛び込み、民主党筋の衆議院議員からも「大丈夫ですよ」とまで言われました。
 保守王国の行方を左右する今般の大事な参議院選で、勝ってもらわねばならないことも分ります。が、原理原則主義の私は、喜び勇んでの気持ちにはなれません。原則論を貫き通して、さまざまな憂き目を経験してもなおかつめげない“原則論の女”なのです。
 ですので、過日、小寺さんの支持者の方から、打診の電話がありました際にも、拘泥するものがあることはハッキリとお伝え「スッキリともろ手をあげられません」と伝えた次第です。その方も「無理からぬことは理解できる」とおっしゃってくださいました。で、早晩、ダム反対の市民の皆さんと、じっくり話し合って貰える機会を設けたいとのことでした。
 
 そして本日、その方、丸橋全人歯科の丸橋医院長から日程が決定した旨の連絡があり、ダム問題関係の市民の皆さんに知らせて欲しいとのことです。 
  
       小寺前知事と(ダム問題についてざっくばらんに)語る会(仮称)
 日時  3月10日(水) 18時~ 
 
 場所   丸橋全人歯科 会議室  群馬県高崎市栄町21番1号  
      ※高崎駅東口下車  駅から歩いて5分ほど ※駐車場あり
          http://www.maruhashi.com/                 
  
 期限   出席人数の概略を把握したいので、恐れ入りますが早めに。 
           第1次集約 2/25(木)
 申込み  とりあえず当方へ。spq272s9@rondo.ocn.ne.jp へ
                    電話 027ー373ー5672  


Posted by やんばちゃん at 16:08Comments(3)呼びかけ

2010年02月18日

八ッ場へ行ってきました

 八ッ場へ行って、さきほどもどったばかりです。
 雪情報を確かめつつ、延び延びになってしまってましたが、久々の晴天。。
 今日も何やかやと“おみやげ”品のコピーなどに手間取って、その上、出がけにある方からうれしい電話もありまして、結局午後になっててからの出発でした。Oさんとお昼を一緒にたべようかなとこしらえた急ごしらえの弁当も不意に。
 ですので、押せ押せの時間の中で、結局、夜になってしまいました。でも、最後のお宅でも、盛りだくさんの情報をお伝えするのに、またたく間に時間がすぎてしまいました。
 出がけにあった電話には、八ッ場の先々に光をもたらす一つの提示もありました。ともかく時代は動いています。ですので、はりきって最新情勢を伝えて参りました。
 まるで、私は村々に情報を伝え歩いた“旅芸人のオバさん役者”もしくは“薬売りのオバさん”。少し恰好良くいえば、“中世の文化の伝播者の役割を果たした雑種賤民的存在”だなと感じた次第です。
 
 現地で、お訪ねしたある地域のある家の聞いたばかりの最新情報の一つに、川原湯温泉の老舗旅館が三月末までで四月には閉じられるとのことを伺いました。組合の会合でご当主が報告されたとのことでした。
 寂しいかぎりです。
 次のお宅では、以前、すくなからずの関係性のあるお宅のように伺っていましたので、聞いたばかりのことですが伝えますと、その後の会話の中で「そうか、止めるんかや」と何度もつぶやかれていて、口とは反対になじみのある地域の方にとられては、思い入れのある衝撃かつ象徴的な事のようでした。
 廃業に至られる直接的原因までは、部外者の私にはわかりませんが、長引くダム問題。さらに方向性定まらぬダム問題がすくなからず作用していることは明らかだと思われます。
 温泉街では。この日も新年早々から行われていた旅館の解体工事がさらに進んでいて、鉄材のみの景観になっていました。ダムってどこまで、さまざまに影響を及ぼすものなのでしょうね。
 
 たそがれ時にお邪魔したお宅の戸口にたつと、お勝手まで直線の間取りなので、ガラス戸の端から見えたのは早くも夕食風景。そっと戸口から離れて、時間をつぶし再度、お邪魔しました。
 このお宅の玄関土間に設置された、焚き木ストープの赤々とした炎、煙突から勢いよく吐き出される煙。冷えた心身には大助かりの温みが染みわたってくれて助かりました。いまもなお、あの温もりの余韻は身体全体に残っています。  


Posted by やんばちゃん at 23:49Comments(0)八ッ場だより

2010年02月17日

映画「おりてゆく生き方」

 
 14日に新前橋駅前で、自主上映会の行われた映画(降りてゆく生き方」は武田鉄矢さん主演による、おもわず吹きだしてしまう構成の巧みさと現代の病む社会の中で、命と自然界の大事さを考えさせられるしみじみとした内容でした。
 おかげさまで当日は会場はほぼ満席。八ッ場問題でお知り合いの方の顔もチラホラ。皆さまお世話になりました。

 プロデューサーかつシナリオを書かれた森田貴栄さんの本職は弁護士さん。
 幕間では森田さんの司会によってトークショウもあり、ゲストは悪徳市長を演じた(新人)権藤栄作さん。役名と俳優陣の紹介には同じ名前なのでいぶかしく感じてました。(三部の懇親会の席で戴いた名刺の一つは「降りてゆく俳優・権藤栄作」。もうひとつはの名刺には「株式会社プレサリオ・代表取締役」。本名は磯村さんとおっしやり、かつプロデューサーのお一人でもあるとか) もうお一人は「むすぶ」や「5人娘」の自然酒で知る人ぞ知る、千葉県香取郡の寺田本家野ご当主・寺田啓佐さん。『発酵道』という本を著し、映画の中で沢田雅美さん演じる酒造家の女将が吐くセリフのほとんどがこの本から取られているのです。寺田本家は近隣の農家野方たちとともに、例年、アースデェーにもブースもはられているので、皆様もご存じと思います。(奥さんもお見えになり、寺田本家のお嬢さんとしてのお若い日に見た、土屋文明野ことなども直接伺えて良かったです)
 
 映画の内容は、とても一口ではいいきれません。
 画面いっぱいの新潟の棚田の美しい景色とビンビンと心に食い込んでくるセリフ。そして現代社会の実相をうつす急テンポなストーリィ。それでいてどこかノスタリジア漂うほぼ40年前の生活などが、随所に折りたたまれています。……作中、幾度となくこれを八ッ場の方たちに観てもらえたら、何かが変わるかもしれないなと思いました。

 そして、2部では森田さんと寺田さんによる「生きる」をテーマにしたトークが行われました。
 懇親会もこの間、チケット売りに奔走してくださったお仲間たちを含む40名もの参加で盛りあがりました。
 私は義妹から、前の晩におでんづくりの大なべ供出をもとめられ、で、煮ものの用意をちょっぴりお手伝い。その時、メニューをきき、お寿司が出ると聞いてましたが、寺田さんのお酒はもちろん全て安心のアルコールも出て1000円会費なので。お寿司やさんの本ものの大樽が幾つも並ぶとは思いもしていませんでした。
 弟がこの日のために漬けておいたらしい保存食、白菜漬け、タクアン、ラッキョウなども、主婦の皆さんにまで好評でほっとしました。材料・調味料から全て無添加無農薬のこだわり素材です。
 なお、2部のトークで話された寺田さんの話では、アトピーの子供さんには、昔ながらの製法で漬けたタクアンをしゃぶらせておけば、治るとのことで、ビックリした次第です。
 
 ぜひ、一度、ご覧ください。上映会場のみで、「DVD販売」{TV放映」はしていないとのことで、もちろん映画館でもみられません。料金は1500円。でも、惜しくないほどの内容です。
 この間、暇ができたら、「あ~ぁ、良い本が読みたいなぁ。良い映画がみたいなぁ。良い人と心洗われる良い話がおもいっきりしたいなぉ」とうずくような思いでいましたので、はからずも終わりからの二つが久しぶりに充たされた思いです。

   今後の日程をお知らせします。
2/18 以降の予定を表示しています. これより前の予定を表示
2月 27日 (土曜日)
終日 上映 in 千葉県・市川:(2回上映)日時2010年 2月 27日 (土曜日)
場所千葉県市川市八幡4-2-1 (地図)
説明★詳細と申込み方法は以下URLをクリック http://www.nippon-p.org/blog/2010/01/post_97.html
詳細≫ マイ カレンダーにコピー
終日 上映 in 東京・日野市:(1回上映)日時2010年 2月 27日 (土曜日)
場所東京都日野市三沢3-50-1 (地図)
説明★詳細と申込み方法は以下URLをクリック http://www.nippon-p.org/blog/2010/02/post_103.html
詳細≫ マイ カレンダーにコピー
2月 28日 (日曜日)
終日 上映 in 埼玉県・吉川:(1回上映)3月 7日 (日曜日)
終日 上映 in 埼玉県・大宮:(2回上映)3月 22日 (月曜日)
終日 上映 in 東京都・八王子:(3回上映)
9/30 までの予定を表示しています. これより後の予定を表示   


Posted by やんばちゃん at 23:55Comments(0)紹介

2010年02月16日

煥乎堂さん、上毛新聞社さん、八ッ場のために有難うございました

 新版『八ッ場ダムー計画に振り回された57年』の二刷が本日できあがったそうです。
 付随して、うれしいことが三つありました。
 ① 2/14 煥乎堂前橋本店、売上ランキングの上位五位の貼り紙 との由 

 「おりていく生き方」の映画会場で、最初にお世話になった「あさを社」さんの編集者の方も観にきてくださっていて、煥乎堂前橋本店で、売上ランキングの上位五位に入っていて張ってあったとのこと。

 ② 2/14 上毛新聞 「週間ベストテン」単行本の部の売上ランキングにあり 

 2/15、前日14日の、上毛新聞の読書欄には単行本と新書の「週間ベストテン」が掲載されているのですが、その五位にあるとの電話がありました。本づきだとおっしゃるこの方は14日に気がついて、うれしくなって何度となく電話をくださったらしいのですが、あいにく私は上映会とそのあとの懇親会も盛り上がって夜8時過ぎに帰宅。
 親の代からの古いお知り合いのこの方の喜びようがすごく、「おめでとう」までおっしゃられるので、単に売上ランキングではなくて、書評欄にあったのかと、でもなかったよなと先ほどざっと目を通して廃棄した上毛新聞を丹念にくっていったら、やはり、そこにはなく(…あるはずもないのですが)平素、気にしていなかった同欄にみいだしました。

③ Deli-J でりじぇい!」2月号(上毛新聞社発行)、「情報BOX」のブック欄(提供 煥乎堂)にもあり

 2/16  月初めに新聞折り込みで配布される、県内情報誌「Deli-J でりじぇい!」2月号(上毛新聞社発行)、の「情報BOX」のブック欄(提供 煥乎堂)にもありました。
 つまり、半月も気がつかずにいたのです。
 昨日、月曜日に八ッ場に行くつもりでいて、届けられなかったコピー類を、八ッ場のNさんからの朝の電話で、「今日、そっちへ行くから貰いに寄るよ。弟さんとこに置いといてくんない」と言われたのです。
 で、その準備などもろもろのコピーを撮っていたら、義妹が「映画のお知らせよりも、お議姉さんの本のほうがめだつ処に載っていたんね」と言う。「なんのこと?」ということで、判明。義妹に奥からもってきてもらってみせてもらうとあるある。
 さっそく、未読のまま積み上げてある新聞類のなかから、見つけ出したという次第。当時は、新聞を読むこともできなかった超過密状態でした。なんと、半月も経過してからなのでした。

 あらためて、八ッ場ダム問題にお力そそいでくださいまして、煥乎堂さん、上毛新聞社さん、本当にありがとうございました。お顔わからぬ関係者の皆さま方ですが、それぞれの場でのお力添えに感謝です  


Posted by やんばちゃん at 23:53Comments(0)紹介

2010年02月15日

今夜もつづきです

 長野原町出身者のご提案の転載へのお断り、事後承諾を兼ねて本日、投函したという次第なので、ためらいつつ転載させて頂いてまいりましたが、今夜で完結です。
 ?.........................................
 私はここまで変わってきた姿を見て、町の人達にとってダムの無い町のほうがよっほど未来に展望のある姿に見えてなりません。繰り返しますが下流域のことは町の人には関係ないんです。実際作文を読んでみてはっきりそう思います。知事さんの発言も世のほとんどの人がそうであるように、結局自分たちのことだけを言っていいます。
 
 長野原町民にとってどうなんだと真に考えている者は町民以外に誰もいません。そしてダム完成後の町民の将来ににわたる生活について納得できる提示が一つでもありましたか。
 仮にあったとしても、それが全て実行されていますか。
 渓谷をだいなしにされ、秘境の温泉を失い100年もすれば石と砂と土で埋まってしまうダムを抱えたた゜けの町になってはいませんか。

 心のそこから、自分たちのことを真剣に考え自分たちのこれから、しっかりと目を向けて欲しいととそれだけを私は考えています。

 気に障ることを一杯書いたと自分でも思っています。でも私はダムが、いとか悪いとか言うりも、一番言いたかったのは、
町の人のこれからの生活は一体どうなって、皆が幸せになるにはどうしたらよいかなあと、私なりに考えてみたのです。
 そして、これからの町の発展のために、邪魔な考えと、必要な考えとを、勝手ながら私なりに仕分けしてみたのです。それだけは分かってください。
 来る24日に国交省と面接があると聞いています。長野原町民側からの発言に注目です。
 どのような時でも、どのようなことがあっても、最善の結果が皆の努力によってもたらされますように祈っています。
..............................  


Posted by やんばちゃん at 21:49Comments(0)八ッ場だより

2010年02月14日

続きです

 本日も昨日の、長野原町ご出身の方の、ズバリと核心をつき、しかもわかりやすい見事なお考えを記された私信の転載をさせていただきます。まだ正式に転載のお断りができないので少し臆するものありますが……
?.......................................
 国が投入した膨大な金は、長野原町の人達にとって勿体なくもなんでもない、関係ないんです。彼らが自分のやりたいことを強引に押し付けてきて、そのために勝手に金を使ったんです。
 そして、造りたい人たちは今までの金と比べれば、これからはもう一歩の金額で出来上がるのにと言います。要するに造ればいいんです。
 完成後の維持費のことや、造成地の地滑りの恐れや、ダムが出来て水位が上下する事に起因する両岸の地割れ、地滑り、それに絡む更なる人口減少の恐れなど、彼らの頭にありませんよ。地割れ、地滑りが起きたら更なる土木工事で(これまた巨額)止めればよいくらいに考えています。これも既に他のダムで現実におこっています。
 私はダムで栄えた町はない、という事を信じています。過去の例がすべてそうだからです。
 
 ここまで金を使ったからとか、もう少しで全て完成とかの議論は役人の問題です。町の人たちは一歩下がって冷静に見ているだけでよいのではないですか。
 さて、ここからが重要です。民主のいうには、ダムを止めるにあたって町民の要望を出せというのだから、まったく町の人にとってはここで好き勝手なことを言える。ここは言いたい放題言えばよいチャンスなのではないですか。町再興の千載一隅の機会に思います。
 ここで重要なのは、町の人たちの考えです。将来を考えなければなりません。今まだ急な事で考えが纏まらないのなら、町再建委員会のようなものでも立ち上げて、一年間くらいの期間をもらって皆で真剣に考えを纏め上げる作業をせねばならんでしょう。
 皆がダムの方が良いという考えなら、当然そのように結論を提示するまでです。でも、それは今の政府に受け入れられないとしたらどうしますか。
 それでも県議や、知事をたよりに頑張りますか? 彼らは町民と、自分の損得と、どちらを優先に考えるでしょうか。どっちが有利か常に風の吹き具合をみる、つまり風見鶏ではないですか。
 今、小沢問題で日本は揺れています。政治家と業者と役人たちの結びつき、ダムはそれだけです。そこに大きな金が投入される。そしてお互いが持ちつ持たれつと言う事に為る。
 八ッ場はそうではなかったと、分かる日の来ることを念願するのみです。 
.....................................

 そして、まだこの後に太線と下線、または囲みにされた結論があります。
 手打ちですので、本日もこの辺で……   


Posted by やんばちゃん at 23:55Comments(0)八ッ場だより

2010年02月13日

これは造る側の作文ですー長野原町出身者の手記

 今日の八ッ場は雪がひどくふぶいているそうです。

 伊東光晴さんの書評による拡がりがまたありました。
 長野原町ご出身で、大阪の箕面市にお住まいの方から昨日、版元を通して、すばらしいお手紙を頂戴しました。
 それは、この方は長野原町出身者で、その同級生で長野原町議員をしている方に1/20に宛てた、町の将来を憂える文面のお手紙の写しでした。私宛の私信の日付けから、お書きになられたのは2/4のようです。

 伊東さんの書評の文面を、長野原町の皆さんに電話でお伝えしたのとおなじように、思わず電話口で読ませていただきましたところ、どなたも「本当にそうだ。それにしても、良い意見だのう」「その人の言うことが本当さ」と複数の方が感心して、皆さん、できるなら全文を読ませて欲しいとのことでした。また、本欄でも転載させていただき、皆さんにもお知らせしたいとと思い立ちました。
 で、転載などをお断りしようとして、簑面市のご自宅のご住所は明記されていましたので、電話番号を104で聞いてお願いしようとしましたが、掲載してないとのことでした。
 ……ためらいますが、でも、たぶん、お許し下さるだろうと思われますのでご紹介させていただきます。
 どうか、この方のご意見を同級生の町会議員さんにも、おわかり戴きたいものと思います。 A4の用紙にパソコンで4枚ほどのお手紙です。
? .........................................
    親友の〇〇君へ     
                                 平成22年1月20日
    ーー 略ーー
 この前も電話で言ったように私は推進派でも、反対派でもなかったのですが送ってもらった資料を観てやっぱりこのダムは必要だとはどうしても思いません。これは造る側の作文です。実によく作られた作文というのが私の印象です。

 私の視点は、町の人たちは本当にどうしたいと思っているのだろうかと、という点です。自分たちのこれからの生活が、過去とてらして、現在、未来をみてダムが出来たら一体どうなるのかを考えるのが大切ではないですか。
 東京に、埼玉に、千葉などに、水がいるからとか、洪水の恐れがあるからとかもダムを考える一つの要素ではあります。しかしこれは国として案をつくり、そのためにどうやって地元を説得するかの、考えられる限りの作文を作り、彼らなりに自信を持って提示して来たに過ぎないというのが私の見方です。
 言ってみれば、長野原の町民にとって自分を犠牲にしてまでもやらなければならないことなのか、なのです。国の作った作文に影響されながら自分たちのことを考えると視点がぼけてしまいます。だから原点に戻り、下流域のことだけを考えた役人の言い分に乗るかどうか考えるチャンスがもう一度来たと私には思えてならんのです。57年前の町民はどのように感じていたのでしょう。

 怒らないで読んでください。
 新しい道路があのように立派に出来て、大変便利になって大した変わりようです。町のあの辺りはあっと驚く変化です。ここで民主の連中の言うようにダムが出来なければ、渓谷も、川原湯温泉も昔のまま、かわりません。つまり町の(国の)大切な資産が何一つ奪われずに、国が町をきれいに、便利にしてくれたようなものではないですか。長野原町のこれからはどう考えても観光です。  ーー 略ーー

 国が投入した膨大な金は、長野原町の人達にとって勿体なくもなんでもない、関係ないんです。彼らが自分のやりたいことを強引に押し付けてきて、そのために勝手に金を使ったんです。
........................................
 
 ひとまず、今晩はここまで。
 まもなく4/18には町長選ですが、こういう方が指導者となってくださったら、どんなに長野原町は生き生きと輝きをもって再生できることでしょうね。  


Posted by やんばちゃん at 23:40Comments(0)八ッ場だより

2010年02月12日

脱落部分による誤記のお詫び

 さて、本日は本欄をお借りしての、どえらい訂正事項とお詫びごとです。
 最も、恐れていたことなのですが、新著末尾の巻末年表「相克の歴史をひもとくー谷間を彩る闇の華ー」の末尾、つまり「新政権樹立後の動き」のさらに末尾の、一項目の内容が脱落。
 ために4項目の日付けがズレてしまって、内容が一日づつ繰り上がり、日時と事項が異なってしまっていたのです。
 まったく、致命的なミスでお買い上げくだされた方々には、心からお詫び申し上げます。

 脱落した事柄はP302、10/19の1都5県知事の記事。
一日づつ日付けと内容がズレてしまったのです。以下が正しいものをです。
///////////////
10.19 1都5県知事、八ッ場現地視察および意見交換会を開催。建設中止白
    紙撤回の共同声明発表。27日開催の知事会への大臣出席を要望する

10.21 川内博史・衆議院国土交通委員長(民主党)現地視察。両町長と面談し参考
     人質疑等を要請。やんば館展示物に異論(翌22日、工事事務所が撤去保管。
     が、三日月政務官「地元民刺激」との判断。23日には再び展示に至る)
10.22 利根川治水同盟」(利根川流域1都5県の自治体など115団体)、国に建設
     中止の撤回を求める要望書を提出。前原国交相と住民の意見交換会を25日
     予定の旨を三日月国交省政務官が群馬県に打診。(県は翌23日長野原町に
     伝え、同日夜住民代表は町役場で対応協議。「時間なし」と拒否を決定) 
10.23 前原国交相、記者会見で「関東知事会出席は地元住民との対話を最優先」
     と返答。三日月政務官「新たな枠組みで治水・利水、環境面からも八ッ場ダ
     ムを再検証したい」と述べる
10.26~27 水上町赤谷川の茂倉沢「2号ダム」撤去
/////////////////////////////////

 5日夜、延び延び状態でついに最終日に突入の横浜市内のキャンパスで開催予定のフォーラムでの発表時に必要なパワーポイントの制作過程で判りました。夜半過ぎ、夕刻の写真消失ハフニング後に気持ちを入れ替えて作業。一連の大臣を始めとした各要人の八ッ場来訪時の写真も彩り的に加えたのですが、写真類の日時を入れるのに確認の意味で拙著の年表を見た際、あろうことか、10/19の一都五県知事の来町の記述が脱落。ために次々と四項目もの日にちがズレてしまっていたのです。新聞記事を確認しつつ作成したので安心感があり、その後の作業で脱落するなどとは思いもしていなかったのです。
 本当に困りました。愕然どころか悄然。どこの過程で脱落してしまったのか、いかに突貫工事的な作業だったとはいえ、年表のミスは致命傷的なミス。基本的な最終段階での校正ミスでした。
 本を出す資格などなかったのだと、しばらくは呆然状態。心が凍りつくというのはまさにこういう時だと感じました。
 版元は土日は休み。とりあえず6日からの会での販売コーナーに置く書籍に差し込む訂正表と、発表原稿を明け方までかかって作成。(なお、ここでは販売という形ではなく、結果的には一冊も売れなかったのである意味ではほっとしてます。)
 何度となく担当編集者の携帯に連絡し、週明けを待ちました。幸い、増補分は印刷直前段階でセーフ。誤植表を出すが一週間くらい先になるとの由。早く店頭にある書籍にも入れなければと心はやりましたが、対策を練るので個人的には動かないで欲しいとの連絡も受けてました。
 ですが、昨日の販売時には、道義的にも処置が必要ですのですので、取り急ぎ訂正表を個人的に作成し、本日、本欄でお詫びいたします次第です。
 お買い上げくださった方で、訂正表、必要な方は恐れ入りますがご連絡くださいませんか。なお、当方で判る方には、明石書店で作成次第、順次、何らかの形でお届けさせて戴きます。  


Posted by やんばちゃん at 22:41Comments(2)報告

2010年02月11日

社民党・保坂さんによる、護憲とヒ素の講演会二つあり

 終日、雪もよいの氷雨ふる「建国記念日」でした。いつ雪になるかと気もちのもめる1日でした。

 毎年恒例、すでに何十回目かの当地の「2・11 市民の集い」が14時~16時半までありました。
 題は「2・11市民の集い どこに向かう? 新連立政権ー靖国・沖縄・憲法」。
 主催は「2・11市民の集い実行委員会」。
 講師は保坂展人さん。  
 昨年10月の水源連の総会で秋田・成瀬ダムに行った懇親会後の夜、保坂さんに数十分ほど、八ッ場のことをお伝えしたので、社民党筋にその後、「ダムのことでも保坂さんをお呼びしたら」と伝えたことがありました。すると「2・11の講師として見える
から」とのことでしたので、心待ちしておりました。
 県内各地から顔なじみの皆さんが集われ、そのほとんどの方が、かなりのご高齢になられてました。駄齢を重ねて歳をとった私とは違って、輝きながらの御年を重ねられ、とても皆さん表情が良いのですが、最近はお会いする度に歳月の変化を思い知らされてなりません。
 まだ30代のピチピチだった時に、お近づきに慣れた頃の皆さんは、今の私よりももっとお若くて、社会運動の第一線で活躍されていた方たちばかりで、この方たちにお世話になってここまでこられたのでした。あのヒトもこの方も、ほとんど顔みしりの会合はひさびさに心温もるものがありました。
 
 この日は実行委員会のご厚意で、初めて拙著のチラシも配布資料の中に折り込んでもらっていましたが、毎日新聞を読まれている方からは異口同音に「良かったねぇ、伊東光晴さんに書いてもらえたなんて」とおっしゃってくださいました。
 保坂さんが、次に記す会での予告的に、八ッ場のことにも触れてくださったこともあったのでしょうが、最後に私の本のことも壇上で紹介してくださったので、ビ゛ックリ。でも、うれしかったです。
 この日、保坂さんのベストセラーにはいじめ問題があるとの講師紹介がありました。

 五年前に一方的に排除されて以来、誰が流すのか仲間内に何が流布されているのか、お邪魔ムシらしい私はイベントの度に、刺すような冷たい目線にのみにさらされてきました。 時折り幾つかの好意的な目に心なごませられても、次回には極端に避ける方もいました。
 四年前のあるイベントでの書籍コーナーでのことでした。版元からの依頼で許可され、実行委に委託(※この場合は二割を実行委にお支払いする。自分でする場合はほぼ半分くらいの場所代を支払う)書籍販売でも、「悪い本」とレッテルをつけられた私の本に対しては、実行委の女性の方が出版社から届いた包みを持って「これ、何?」というので、私はそれまで、どこに届いているのか並んでいないので不思議に思っていたので、「私の本です」と言うと、「イヤダ」と言って、放り出さんばかりに手から離したのです。
 うっちゃっておかれそうな気配に、「じゃ、私が売りますけれど。場所はどこならいいですか」と言うと、あろうことか「良かった。〇〇さんの本なんか売るなんて嫌だったもの」と平然と言い放ったのです。
 あの場面は今でも忘れられません。その方がエリート意識むき出しででその後、偉そうなことをいっても未だあの場面を思いだすと、くすぶるものがあります。
 スパイとかまで言われていると知ったのが、一昨年夏の原告団会議の席。自分の人権を守るのも運動です。さすがに私は、その出所と思う方にそれとなく柔らかい口調で「どういうことでしょうね。何かご存じですか」と電話し、それとなく釘をさしました。
 ほどなく首都圏にこれらの一連のことを流した、大元の人物の存在もささやかれだしてか、最近はようやく少し目線が異なっては来ましたけれど……
 ものごとは片方が一方的に悪いわけではなく、相当私もヒネた人間ですので、逆に琴線にふれることばかりしでかして“いじめ抜いてきた”のかもしれませんけれども。
 本の刊行が引き金になって、本当に“いじめの構造”を身をもって味わってきました。五年前の例会で詰問され、以後例会出入り禁止を申し渡された、その表向きの理由は、私が頻繁に八ッ場に出入りしすぎること。それが、何ほどの大罪だったのでしょうか。
 でも、いかにお邪魔ムシで無視されても、常に昂然と胸はって私は出席し続けてきたものでした。それがまた、よりシャクにさわったのかもしれませんでしたが……。私は自分の身の証明をもって、この五年間拙著の販売を平然と行ってきたものでした。
 それ故にこそ、毎日新聞の伊東さんの書評はうれしかったです。干され続け無視され続けてきた、この間の屈辱を知っている身近な八ッ場の方たちが、自分のことのように喜んでくださったのは、この一点にもあります。
 ですので、この日は同じ水の流れに沿ってきた身内の会の温かさが身にしみました。
 そして、終わった後、数名の方が笑顔で近づいてきて、「本を持っているかい」とおっしゃるので、次の会で売らせて戴けることになってますのでとお伝えした次第です。

 さて、その次の会ですが、保坂さんも講演中数度にわたって紹介されてましたが、この30分後の17時~ 急きょ、ヒ素問題関連の会合が、同一会場前橋市総合福祉会館の一階上で予定されていたのでした。
 こちらの主催団体は、「八ッ場ダムを考える群馬県連絡会」。時間は、17時~19時(16時半開場)
 直前までしらず、いつ出来たのか会の名称にもなじみがなかったのですが、メンバーのお顔は皆さん、昔のお仲間なので、保坂さんほどではないけれど、私も12月にヒ素問題をロシナンテ社の「むすぶ」に記しましたので、書籍販売のことと、ご都合のつく方は、ぜひ14時~の保坂さんの憲法問題の講演会にも出席してもらえるようの二点を、メールで頼んでみました。
 前日夜に快諾くだされて、この日、大急ぎで準備。
 
 最初の会での保坂さんの呼びかけもあって、一部の護憲問題の席からの流れ組、つまり私のお知り合いもたくさん参加してくださってました。その昔のお若い日に、団結小屋に止まりこんで各種支援をおこなった旧社会党関連の方たちです。
 おかげさまで、予想外の人出に、資料はまたたく間に終わり、スタッフの皆さんは大わらわ。急きょ、増ずりに奔走されていました。こういう会は、おのづと盛り上がるものですね。
 終了後、気持ちばかりの場所代をお支払いして戸口に出ると、おりしも出てこられた保坂さんも「30名くらいかなと思ってましたよ」と言ってられましたが、100名はいたと思います。主催者の皆さま、良かったですね。
 そして、うれしいことに昔なつかしい方たちが、「あれは、良い書評だったね」とおっしゃりつつ、拙著を求めてくださいました。
(?義理というか)、私への励ましの意味もたぶんにあったと感謝の思いでいっぱいです。
 とても、気持ちの良く過させて戴けた会でした。主催者の皆さんやお買い上げくださった方たちやそれに改めてまた伊東光晴さんにお礼申し上げます。
 帰途は、やはり雪に変わってましたけれど、帰りの道筋にある、例の半額ラーメン店に立ち寄り、順番を待つ間も、経済学に縁のない私は殆ど読むことなかった、伊東光晴さんのご著書を読んでいた次第です。欲張って図書館から10冊も借りてきました。1冊読む終えるごとに、ご先達の心の一端に近づけるのではないでしょうか。

 雪とは、心にたまる滓を流して、また清新な心を取り戻させてくれる作用がありますね。  


Posted by やんばちゃん at 23:59Comments(2)八ッ場だより

2010年02月10日

八ッ場の大地よ、皆さんよ、きっと蘇りたかったんだですよね

 昨日の高崎市は24度もの温かな気候で、全国ニュースで流されたほどでした。
 確かに上着なしの軽装でOK。

 こんな日は何かか゛起こっても不思議ではなさそう?
 で、本当に起きたんです。

 一昨日記した、バワーポイント制作中に消えてしまった、私のDVDのこと覚えていてくださいますでしょうか。容量は2Gで、約2000枚可との由 昨年の5月~前原大臣の9/23までの記録がおさまっていました。
 一昨日の夕刻、現像店から「やはり、いろいろ試みたのですが、ダメでした。なお、店が閉店しますので、もし他のもダビングの必要性があるのなら、お早目めに」と電話をもらい、他の約20枚程度のCDやDVDをもって、ものうい思いででかけました。
 
 必要なものをお願いして、ふと、ダメといわれたDVDを、未練がましく器具にさしいれてみたのです。
 するとやはりダメ。ダメにきまっているじゃないかと、思った矢先、かすかに画面に映像が、一瞬、凍りつくような思いの期待感の中で、目を凝らすと映っているじゃありませんか。慌てて、店の方を呼ぼうとして、私にしては極めて慎重になって、ぬかよろこびではないよな。もう一度、間違いでないか調べて確認してからにしようと思いとどまった。
 「落ち着いて落ち着いて、なおも落ちつけよ」とここの処、持ち前のそこつさで、失敗ばかりしてきたから、すこし、自嘲気味になっている。
 でも間違いない。
 で、店員さんに声をかけた。 「不思議ですね。出てきたんですよ」と。
 
 不思議なことは、不思議に起きるものです。
 時にハンレイなきにしも非ず

 そこには、今はもう消えてしまった八ッ場の山河が、花や木が、そして皆さんの顔がうつているんです。
 道でお会いし石垣に越しかけていた見知らぬおばあちゃんのとっても良い表情なども……。(せめて、写真は数か月遅れながらも、先日届けておいて良かったと思っていた方でした)。
 今は切り刻まれてしまった自然界のもろもろが、きっと画面の中で永遠に蘇生したかったんでしょうよね。と思うことにしました。
 でもね不思議です。プロの方が試みても、何も映らなかったんですよ。
 
 喪失感が吹き飛んで、本当にはちきれんばかりに心膨らませて戸外にでると、ただならぬ春の風をうけました。
 すると、何十年も前の入試に落ちた日のあのこそばゆい記憶がよぎりました。あの日を境にして、ここまで来てしまったわが行路。思っていた道にはもう戻ること叶わず。たどることさえ不可能。今ならどんなに方法でもあったことが分かるのに……、なぜ、あのまま無策で……。悔いても仕方なし。
 でももし、順調にいっていれば、今の時間的自由はなかったかもしれない。

 で、珍しくめったいにしない外食を。遅い昼食をとったのです。チェーンのすし店舗でみた、“すしやの幻のラーメン”といわれるそのラーメン、380円にて。もし、順調に世の中に滑り出していれば、今、この時、ここで380円のラーメンをご馳走としてすすってはいまいにと憂えつつ。 
(でも、本日溜まっていた広告類をかたずけていたら、なんと昨日からあるラーメン店の半額ラーメンセールがまた、始まっていたのに残念と思う、この気持ちのせちがらさ)。
 でも、その店は安くて私の好みなのです。
 いつか前橋でのイベントに見えた八ッ場のある方を駅まで迎えに行った際、まだ昼前なのでどこか急ぎで簡単に食べられるところないですかとのことに、道筋あったここの前橋店にご案内したことがありました。「旨いねぇ」ととっても喜ばれました。
 そうなんです。昔のシナそばの味なんです。八ッ場の山間部の方には、私同様ラーメンはご馳走の部類なのです。
 でも、子供の頃に食べた(当時は30~60円位だった)あのシナそばの味ほど旨かった味にはやはりお目にかかれません。
  
 追伸:悔しい! なんと11日に入ってきた広告には、例の“すしやの幻のラーメン”の100円引き券があったのです。
     こういうのって何とも悔しい。  


Posted by やんばちゃん at 22:41Comments(0)八ッ場に願う

2010年02月09日

猛禽類諸対策一覧表

 週末の「学会」(※早く、この学会なる言葉をわが手中におさめて、日常語として使えるオバさんになりたいと思います) 
で伝えさせていただいた八ッ場のイヌワシ調査に費やされた、環境問題の(セネコン)企業一覧です。
 この作成には手間がかかりました。というのは、
 ① 1995(H7)年度~2004(H16)年度 2005年時にとった情報公開に基づく
 ② 2005(H17)年度         当時の国交省閲覧室で書き写した資料にて
 ③ 2006(H18)年度~ 2009(H21)年度は 現在閲覧可能な国交省HP
による資料入手でしたが、ようやく仕上げてほっとしたのも、つかの間、なんと以下のことで単価の基準がマチマチ。
 ①「当初金額」消費税なしー 落札価格には通常入らず
 ②       〃  あり ー情報公開で採ったものには含まれていた
 ③ 「契約変更」増額ありーー   〃  

 そこで、単価の統一のために、各年度の受注額単価の洗い直し作業に思わぬ時が費やされました。
 しかも、正式には2年間の閲覧。
 慌てて、情報公開を求めても間に合わず。現実に昨日届いた文書は、過日、電話で連絡されていた、さらに1カ月延長野通知であった。 開示機関がすぎたとかで「取り消し依頼書」なる鉄続きをしたものもある。
 本当に困惑した。晴れの「学会」なる場所に不統一の資料は出せない。
 そして、最終的に当方のSOSに応えてくださったのは、ある機関のある職員さん。本欄でそれとなく感謝の意をお伝えしたい。それはそうだ、同じ国民だもの。
 でも、ずいぶん態度がよくなった。 
  かつては以下のやりとりをしたものだった。
  「知りません」→<あら、あなたそこに何年いらっしゃるのよ>
  「担当でないから判りません」→<でも、この位のことは常識の範囲内でしょうな>
 政権交代とは、こういう場面にも微妙にもたらされた。
  <じゃあ、お判りになる方につないでくださる>→「はい、探してみますのでお待ちください」
    <では、いつならいらっしゃるの>→「それでは、予定を確認して参ります」
 ただ、受け付けの主に女性の言葉の対応が良くなったのは、たぶん派遣社員的な雇用によるのかもしれないなと思う。前は受付で、身元調査的な尋問口調だった。
 これもひとえにかの徳山ダムのK女史が、どこかの機関の「市民に応える必要なし」との応接に怒り爆発。市民の権利をふりかざして、職員数名の首をとばしたという伝説的武勇伝によるお蔭かも知れない。

 またも前置きがついつい長過ぎた。やはり罫線の入れ方が判らず。それに罫線で大変な失敗をしてばかりいるのであえてもう挑まないので、あしからず。
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  猛禽類諸対策一覧表  1995(H7)年度~2009(H21)年度

 H7年度 群馬県北部地域猛禽類調査業務 埼玉県生態系保護協会 20600千円  
 H8年度 群馬県北部地域猛禽類調査業務 日本生態系協会  35844千円  
 H9年度 群馬県北部地域猛禽類調査業務 日本生態系協会  30450千円  
 H10八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査検討業務  ダム水源地環境整備センター 38220千円 隋意契約
 H11八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査検討業務  ダム水源地環境整備センター 74865千円 隋意契約
 H12八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査検討業務  ダム水源地環境整備センター 61215千円 隋意契約
 H12八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査検討業務(その2)ダム水源地環境整備センター 57750千円 隋意契約
 H13八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査検討業務  ダム水源地環境整備センター 64050千円 隋意契約
 H13八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査検討業務(その2)ダム水源地環境整備センター73605千円 隋意契約
 H14八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査検討業務  ダム水源地環境整備センター 61950千円 隋意契約
 H14八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査 国土環境(株)  51975千円 簡易公募型プロポーザル
 H14八ッ場ダム猛禽類保全対策検討業務 ダム水源地環境整備センター 17850千円 隋意契約
 H15八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査 ダム水源地環境整備センター 24990千円 隋意契約
 H16八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査 国土環境(株) 50400千円 隋意契約
 H16八ッ場ダム猛禽類保全調査    国土環境(株) 7140千円 指名競争入札
 H17八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査 国土環境(株) 39900千円 随意(特命)
 H17八ッ場ダム猛禽類保全調査業務 国土環境(株) 7655千円 通常型指名競争入札
 H18八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査 国土環境(株) 39585千円 標準型プロポーザル
 H18八ッ場ダム猛禽類保全調査    いであ(株)  8400千円 通常指名競争入札
 H19八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査 いであ(株)  69510千円 簡易公募型プロポーザル
 H20八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査 いであ(株)  46620千円 簡易公募型プロポーザル
 H21八ッ場ダム周辺地域猛禽類調査 いであ(株)  24570千円 簡易公募型競争入札
                          合計  907144千円  
※金額は原則として「当初金額」に基づく。
例:「契約変更」後のH14の「周辺地域猛禽類調査検討業務」は、後日61950千円に3600千円加算された。
  


Posted by やんばちゃん at 10:05Comments(0)八ッ場だより