グンブロ広告

ビジネスライセンス料  3,000円/月

飲食関連事業用 ライセンス 毎日1セット広告  1,600円/月

お問い合わせは、 info@gunmawen.net

本広告は、30日以上記事の更新がされませんと自動的に掲載されます。 記事が更新された時点で、自動的に破棄されます。  

Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年06月11日

お粗末なヤジ飛ぶ、八ッ場ダム特別委員会

 群馬県議会・八ッ場ダム特別委員会を傍聴した。
 傍聴人は根相変わらず、当方のみ。
 議論の内容よりも何よりも、県議会保守系議員(自民党)たちのヤジには怒りが湧く。これが県費を使っての議論の場かと。

 午後に入り、、角倉県議(lリベラル群馬)の質問時、品木ダムのA、B、Cの土捨て場のC土捨て場の認可をめぐっての質問の際のことであった。
 これは午前10時の開会の冒頭で、新しく委員長になった中沢委員長(5期目)が、「角倉委員から、証人として〇〇環境委員(正式名分らず)の招致が求められているが、いかがか」との提案があり、認められていた。で、事務局に「午後、一番にまにあうようにと来るように」との手配をさせていた。

 「八ッ場に関係ない質問はするなよ」との牽制が、複数回かかっていた。同格の権利を有する同僚議員への言い方にしては、ぞんざいない言い方で、(聞いていて感じの良いものではない。
 その都度、角倉県議は「大丈夫ですよ。治水利水から八ッ場ダムの必要性が問われてきましたけれど、これもそれに関係するんです」と。
 質問は進んで、管理型としてC土捨場に認可が降りた経緯とヒ素の測定箇所などに細部に入りだした頃から、県議会保守系議員の間からは、私語の声が大きくなっていく。悪く言えば、まるで休憩時間の雑談風景的になってしまっていた。関口県議が身を乗り出して、聞き耳をたてている。私とて同じく、聞き取りにくくなって身を乗り出さざるをえなかった。
 複数回、周りの気配に押されてか中沢新委員長が、角倉県議に「八ッ場ダムに関係あることがらにしぼって質問するように」との妙な忠告を繰り出す。

 それにしてもだ。これらの県議たちは、八ッ場ダムと、品木ダム、それにヒ素混じりの汚泥は関係ないという認識なのだろうか。ヒ素もダム問題中の課題ではないか。
 
 ついに、次のセリフ。「造るんなら困ることもあるだろうけれど、造らないんだから、関係ないだろう」と、前委員長の腰塚県議(5期目)が、口をとがらせた。(?口をとがらせていた横顔は今もうかぶのだが、この辺りは複数のヤジで混戦気味)
 そうなんです。造らない、本当に自民党の皆さんが造りたがらないのなら、それで良いんですけれどね……。
 しかし、「造る、造らない」の問題以前に、致死量を超えるヒ素含有に対して、問題意識を持つのが、県議の役目ではないか。
視察すれば、一目了然じゃないか。なんのために報酬80万円以上に加えて、月々30万円もの政務調査費があるのか。
 
 思わず、あきれ返って、「議員なら、もっと勉強してよ!!」 と、煮えくりかえった。
 そして、思わずの声にならない息遣い的言葉だったはずなのに、 「バカみたい」との低い声音が、もれてしまった。
 傍聴席近くの、県職員の耳元にも届いてしまったらしく、下を向いてニンマリしいた。「しまった」と当方もニンマリとしながらも、「この方も、わかっている」と直感した。ご苦労さまだよ、本当に。口出しできぬ宮仕えの身で、長年、こんなやりとりを黙って聞いてこられたとは。こらえ性のない私には、到底、公務員さんは務まらない。
 
 この日、前回、水質問題で「吾妻川はきれいだ」と華々しく言い切った、吾妻郡選出の真下県議は割合におとなしかった。以前の傍聴記で「ご自分の地盤ではないか。学ばれたらいかがか」的なこと記したが、あの後、ご自分で調査研究などなされたのであろうか。もうお一人の南波県議も、例にあらず比較的、口数が少なかった。
 だが、口数がすくなければ良いというものではなく、本番では口数少なくとも、事前の根回しというのがあって、これが最大の効果をもたらす。そういうのが嫌というほど、見聞してきた“政治”なのだ。会議の場などというのは、単なる総仕上げのセレモニーなのだ。(私も追いだし作戦にあった時、最も口数少なく、しおらしい方が仕掛け人と後にわかって絶句したことがある)
 
 終盤戦近く、最も意気盛んに、ブツブツ言っていたのは、副委員長の新井県議(新メンバー)と、腰塚県議。
 このご両人にはさまれて、その私語をまともに聞いている中沢委員長は、強い口調で「角倉委員、話を終結してください。角倉委員の望み通り、〇〇証人にも来て戴いていただいたのだから」との最後通告。
 ここで角倉県議も、抵抗せず、なぜかアッサリと引き下がってしまった。

 一般傍聴が許される以前の、委員会はどんな有様だったのだろうか。空恐ろしくなってくる。
 ともかく、傍聴人の数を多くすることだ。
 このあきれ返る実態を共通認識として、拡大していくことだ。   


Posted by やんばちゃん at 21:02Comments(2)八ッ場だより