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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年08月11日

前原大臣、背信行為は八ッ場にも及ぶか

 今朝、次のメールが届いていました。
 なんと、前原大臣が、沖縄の泡瀬干潟工事にゴーサインを出してしまったと言うのです。従って、わが八ッ場もいつか同じ道を辿らさせられるのでは? というのが、当然誰しもの頭に、次の懸念材料として浮かびあ上がって来ざるを得なくなってしまいます。
  なお、夕方、ある方に電話していたら、なんと東京方面のマスコミ関係の間では、噂の段階だけれど、①八ッ場は地元が望んでいるので出来てしまうだろう。次にはなんと?②そうすれば、群馬から民主党の国会議員が出せる基盤が築ける とかの流れている由。
  そこで、怒りのオバさん、早速、民主党筋のある方に電話し真偽のほどを。
 それによれば、絶対とはいいきれないがその方が知っている限りにおいて、永田町周辺には①も②も流れていない。むしろ、党内で「八ッ場ダム中止」に異論を唱える議員はいないだろう。「調査してみます」とのことですけれど……

 明日はその前原大臣が、御巣鷹の慰霊祭に訪れ、大沢知事はコンタクトを取ると意気込んでましたけれど……
 
/////////////////////
 水源連の皆様へ 
 〇〇です。
 皆さんご存知のことと思いますが、住民訴訟で原告が勝利した泡瀬干潟工事、沖縄市が新たな計画を提示したことを受け、前原大臣はこの事業にOKを与えてしまいました。
 まったく無駄な事業であることに変わりありません。
 泡瀬干潟がもつ高い自然の価値が根底から破壊されてしまいます。
 この事業にGOを出した前原大臣に対してラムサール・ネットワーク日本が抗議文提出の用意をしています。皆さんもこの抗議文の賛同団体・賛同人として花輪さんhanawashinichi2@mbn.nifty.comまで個人メールを出して下さい。
また、皆さんからも広く呼びかけをお願いいたします。
なお、水源連も賛同団体になります。ご了承ください。
============================
 この声明に賛同する団体・個人
 団体
  記入例 ○○○○の会(代表 △△△△)
 個人
  記入例 △△△△(○○○○の会)または△△△△のみ
  締め切りは、緊急なので、8月11日昼までとします。午後はメディアに流します。
 
 ※以下の詳述抗議書は割愛 
 
 次に経緯を記した、新聞記事を転載。
  【2010年8月5日(木) しんぶん赤旗】
 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-05/2010080504_01_1.html
  沖縄市・泡瀬干潟埋め立て
  国・市の強行許さない
  住民団体が抗議の会

 
 なお、泡瀬干潟については下記をご参照ください。
  泡瀬干潟を守る連絡会
  http://www.awase.net/  


Posted by やんばちゃん at 17:24Comments(0)八ッ場だより

2010年08月10日

桑原史成 写真展のお知らせ

 
 
 水俣の写真で知られる日本を代表するプロの写真家、桑原史成さんは、現在、八ッ場ダム現地においても取材を重ねてくださっています。
 その桑原さんから、下記の「韓国展」の案内を戴きました。
 韓国併合100年の本年は、桑原さんのお手紙にも「撮り続けてきました韓国が、歴史の一つの節目にありますので」写真展を企画しました」とありますように大きな節目にあたります。
 そしていみじくも、、本日は菅総理が「首相談話」の中で、韓国問題に言及。村山首相につぐ論調にて、歴史問題に一歩ふみこんだ記念碑的な日です。
 そこに届いた、韓国写真展。古からの両国の深い縁の一端が、桑原作品として結実した実りのように大きな意義に充たされています。

 ご存じのように、去る6月初め、やはり長年のお仕事の集大成としての「水俣問題」が大きく、朝日新聞、ならびに「週刊朝日」のグラビアを飾りました。
 また、今年の「アサヒカメラ」4月号には、「幻の八ッ場ダム」と題されて作品を発表されています。
 さらに毎月、沖縄問題などテーマ別の作品を警鐘的に連載していられる「社会運動」の357号には、「特集 誰が八ッ場ダムを必要としているか」を発表していられます。
  桑原さんのプロフィールについては、美術館のあるふるさと津和野市のホームページをご覧ください。
    http://www.kmopa.com/minamata/minamata.htm
 どうぞ、皆様、おでかけくださいますよう。
  
 会期等は以下のパンフにて判読できるかと思いますが、念のため、
 銀座ニコンサロン 8/18(水)~31(火) 午前10時~午後7時(最終日4時まで)
    ※中央区銀座7ー10ー1 ? 03ー5537ー1469
 大阪ニコンサロン 9/16(木)~22(水) 午前11時~午後7時(最終日3時まで)
    ※大阪市北区梅田2ー2ー2 ? 06ー5348ー9698   

 
   


Posted by やんばちゃん at 20:41Comments(0)八ッ場だより

2010年08月07日

明日8日、中国・三峡ダム「長江に生きる」上映会あり

 前日のおしらせで恐縮ですが……
 明日8月8日(日)10時~ 群馬県藤岡市「みかぼみらい館」で『群馬アジア映画祭』が開かれます。
 その中で、「三峡ダム」建設を取り扱ったドキュメンタリー映画も上映されるとのことですので、お知らせを転載させて戴きます。
 
  平成22年度 第16回群馬アジア映画祭
 日 時 8月8日
 開 場  9:30~
 開 会 (主催者あいさつ) 9:55~
 上映① 長江に生きる(中国映画) 10:00~12:00  
 ーー 昼食休憩 アジアティー無料サービス、アジア物産販売コーナー 12:00~13:00
 上映② ムクシン(マレーシア映画) 13:00~14:30
 --休憩   アジアティー無料サービス、アジア物産販売コーナー 14:30~14:40
 ●サロンコンサート タイ古典舞踊 14:40~15:20
 上映③ シルク(日伊加合作映画) 15:30~17:20  

 主催: 藤岡市民映画上映会(同映画祭実行委)
   入場料は三本で一般1200円(前売り1000円)、高校生以下600円(同500円)。全席自由。入退場自由。
    問い合わせは、みかぼみらい館(電話0274・22・5511)へ。
 ..........................................
 《『長江に生きる』公式サイト》
  http://www.bingai.net/

 《『群馬アジア映画祭』について》
 http://www15.wind.ne.jp/~mikabomirai/mirai-event/ajiaeiga/asia%20top.htm

 《「みかぼみらい館」の詳細》
 http://www15.wind.ne.jp/~mikabomirai/

 《新聞報道《》
◆群馬アジア映画祭:「人々の営みと環境」テーマに3作品 8日、藤岡で(毎日新聞2010年8月4日群馬版)
  http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100804ddlk10040153000c.html  


Posted by やんばちゃん at 18:50Comments(0)紹介

2010年08月06日

ただ今、出荷作業中。八ッ場の農家の皆さん

昨日の八ッ場行きの様子を写真日記にて。 

 まず、一枚目。
 梅干しの天日干し風景です。
 ざるとざるの間の椅子には、すてきな素敵な「八ッ場小町」さんが座って、梅干しがざるにくっかないように一心にひっくりかえしていられたのです。“絵になる”とっても良い構図なので、カメラを向けると、「今日は体調が悪くて化粧もしていなのよ」と逃げるので、それ以上はムリじいもできず、仕方なく、娘さんのいない、梅の実のみ。
 そして、お茶を持ってきてくださったので、木陰で談笑のひとときを。でも、経験あるのですが、梅干しの天地返しは時間が立つと皮がはりついてしまうのです。あの快いシワシワの皮に仕上げるまでには、大変な労力が要るものです。
 その作業中を中断させたのですから、ソコソコにて失礼。しかも、夕暮れに近い、いつ雨が落ちてくるかわからない天候の最中なのでした。

 
 次は、八ッ場ではもろっこインゲン(これが正式名)とよばれ、最近はスーパーなどでもみかける幅の広いインゲン。
 この辺りの特産物のようです。
 Tさんは老骨に鞭打って、記憶をたどれば出入りさせてもらって以来、かかすことなく出荷しているように思います。一畝が約20㍍近くのが、八畝もあってと、棚の中ほどは暑さを忘れさせてくれますが、蚊に刺されてしまいます。
 そのうち三畝は通常のインゲン。こちらはまだ初もぎで、まっすぐな極上品でした。が、幅広インゲンは、ツルと棚の間で伸びきれず、まがってしまっています。見た眼を重視する市場で買いたたかれてしまいそうな予感が素人目にも。
 何年か前、長野原町の出身で嬬恋村の方と結婚した知人が、収穫を待たずに亡くなった姑さんの丹精した、その年の幅広インゲンを、フリーマーケット出店時に大放出してくださったことがありました。初もぎはまっすぐでとっても見事なものが採れてました。で、〇〇さん家のはまっすぐだった旨を伝えると、Tさんいわく「最初のは、まっすぐないいんがなるんさ」と。その頃は高崎市周辺では、吾妻郡出身者以外には説明が必要でした。嬬恋村では多くの家で、朝がおのようにして実らせていたのを思い出しました。
夕方までに取った幅広インゲンは、この他にもう三籠。全部で八籠、そのうち、私は二籠ほどお手伝い。
 これから、Tさんは選別して箱詰め。明朝、吾妻農協を通じて全国へ出荷されるようです。
 
 収穫物を「持っていけや」と言われましたが、出荷するものだから、「今に、もう出荷できない時になったら貰うから。この棚を始末する時は教えてね」と今回は遠慮。 
 Tさんが不良品として地面に落としたのを、「もったいない」として数本だけ拾ってきて、帰宅後、直ちに夕食のラーメンの具にして、すでに昨晩のうちにお腹の中です。
 時間とにらめっこの梱包づめは、少し経験があるのですが、もう、ちょっとあったら、区切りよくできるのになぁとなるので、製品は少しでも多めにしておきたいのがよくわかるからです。
 で、じゃあ、「オクラ大きくなっちゃっているから、これを戴くわ」と言うと、「そんじゃあ、下の畑に行けや」と忙しいのに先に車を走らせて、別の畑のトウモロコシ、なす、キュウリをもいでくれました。
 インゲンもぎの前は、炎天下で田の畔刈りに追われていたというTさんはもう、疲労の極なのがわかるので早く退散することと察したので、「少しでいいわよ」といい添えました。
 何年か前までは大量にくださったのを、今度は町場の知人の家までおすそわけに行ったものでした。何しろ全てがバカでかい特大サイズ。でも、とっても柔らかいのです。Tさんは大きくするのがお得意? 毎年、キュウリもナスもここまでしないうちにもげば良いのに……と少なからず思いますけれど……

 さらにその後の三軒目に立ち寄らせて戴いたのが、Uさん宅。すでに19時半になっていました。
 このお宅では、夏場はトマトが主力です。
 いました、いました。まだ納屋の裸電球の下でトマトの選別をしていられました。 
 「せっこういいの」と半分は揶揄っておっしゃるのが、この方のごあいさつ。
 しばしの立ち話の後、まだまだ作業がたいへんだろうなと、辞去しかけると「持っていきない、ハネダシがあるから」さと。
 ハネダしや規格外だったら安心して、遠慮しないで戴く、当方の性格をご存じなので、言い添えてくださったのでした。
 でも、まだ出たてだから、ハネダしでも結構、販路はあるのだということを知っているので、「じゃあ、有り難く2~3個戴くわ」と言うと、もう2個添えてくださって、真っ赤な完熟を5個もらってきました。
 「見てみない。どうかしているんさの。こんな青いううちにもがなけりゃならないんだもんの。すぐ赤くなっちゃうからって許可にならないんだよ」と嘆かれた。つまり、ハネダしの中には、最も旨い完熟トマトも入るのです。

 で、「写真とらせてね」と撮ったのが、このスナップ。
 「大変だねぇ、この後、まだサイズごとに分けて詰めるんでしょ」と問うと、「そうだよ。インゲンよりもトマトの方が手間かかるよ。2S~3Lまでの段階があるんだから」とおっしゃる。
 
 最近は完熟ものもサイズいろいろのも出てきましたが、この生産農家を嘆かせる規格という商品価値の概念は、どうにかならないのものだろうか。
 もう、8年ほと前、八ッ場のある方と一緒に隣町のトマト栽培農家にお邪魔したことがあった。帰りにおみやげだと言って、納屋から大バケツ三杯ほどの完熟トマトを出してきて下さった。貰って貰えれば「ほっとする」とのこと。この気持ちはタケノコの時期に当方にも経験している。 どれも、旨かったが、ジュースにしてもそんなに食べきれるものではなく、福祉関係の調理の場に持って行って食べて頂いたことがありましたっけ。
 八ッ場の生活再建への取り組み現実も厳しいなか、農業もさらに厳しく、出荷一つでも妙な慣習にしばられています。

 お訪ねした農家の方たちは、昔は強い反対派の方たちで、それぞれの段階はありますが、まだ国交省との契約は殆ど進めていられないようです。農地を持っているお宅は、いわゆる地域では、“お大臣様”と呼ばれてきた方たちです。
 売却して他の地域に豪壮なご邸宅を建て、余生を優雅に暮らされるのがよいのか、手間暇かけたものが採算ベースに単価的にはあわずとも、朝晩、こうして汗を流して働き続けていられるのが良いのか、価値判断の相違と、ヒトことでは済まさせられない何かを感じます。
 為には、その販路に少しでも協力するのも、私たちの役目。きれいごとではなく、実質的に交流するということは、現実面の足元を固めることではないかなと、いつも思っています。
 で、昨日も記しましたが、Tさんの畑でインゲンもぎをしていたら、夕暮れの散歩の行き帰りに「キャベツを貰ってもらおうかのう」と言ってくださったご近所の方がいました。
 最初は何のことか判らずいましたが、ようやく全容が理解できて、「あら、うれしい!!と喜んではみたものの、その方が立ち去るのを待って、Tさんに「でも、お言葉に甘えていいのかしらね」と問うと、「ああ、貰っていきな。ここん家のは甘くてうんめぇキャベツだから」と言い添えてくた゜さったのて、ほっとしました。
 この日は手がなく気ぜわしくて追っ払う時間も惜しかったのか、勝手に手を出しているうちに、阻止されないのをいいことに籠をもってきて、いつのまにか勝手に採り出してしまった形の、飛び入り助っ人人の私に、あまり苦言も呈さず黙認状態でしたけれど、ダム反対の悪名高いオバさんが出入りすることは、最近のきつい動きの田舎社会の中では、Tさんも村の方たちからとかくの批判にさらされていることも、少なからず聞いているからです。ですのでホッとしました。
 大振りの見事なキャベツにお礼を申しあげると、まだ畑にいっぱいあって、早く採らないと腐ってしまうんだから、何も気にしなくて良いと言い添えてくださいました。初めて言葉を交わす方でした。
 で、何とか、販路がないかなと思案。月末になれば、「高崎人情市」のフリーマーケットがあり、暑いけれど出店してもいいけれど、それまでは採っておけないでしょうし……ね。 
 
 そんなわけで、お三人の農家の方たちから戴いてきたお野菜類。
 そして、早速、売りだしたばかりのやんば米を炊いての、今朝の私の朝食。

  


Posted by やんばちゃん at 22:30Comments(0)八ッ場だより

2010年08月05日

やんば米売リ出す。  水の大使、来町

 



 八ッ場はやはり、癒しの里でした。
 吾妻渓谷にさしかかると、心がはやります。そして、「生きる世のせつなさ」にあれほど重く、何が哀しいというのでもないのに眼元に涙まで滲んでいたのに、俄然、眼は見開かれ、周辺の景観を「一つだって見逃ししませんからね」という、闘志がふつふつとみなぎってくるのですから不思議なものです。

 まず、庭先で梅干しの手入れをしているR子さんの姿を眼端にとらえて、お邪魔。
 次に、田植えの時にお世話くださったSさんの仕事場に寄らせて戴いて、現地の状況を伺ったり、ある依頼事を。
 そして、ここで、なんと6/30実施の田植えのお礼として、現在、やんば館内の農産物直売所で販売を始めたという、写真のお米を頂戴。林地区の皆さんは、目下検討中の「道の駅」構想にもりあがっているのです。
 まだ、あまり売れていないそうで、篠原さんはガッカリ。
 先日の田植えに参加した私たち市民層に、モニター依頼のお礼がわりに一袋づつ、進呈してくだされると聞いておりましたので、心待ちしていました。
 その際にアンケートを採る心づもりで、返信用葉書きの裏に何項目か、丁寧に記して用意されていたのを、前回、拝見していたのです。が、「こんなに売れないのなら、つけても仕方なし」との結論に達した由。
 でも、田植えに快く参加してくだされたある方の分として預かった一袋には、やはり添えて幅広いご意見を聞きたいなと思い、「あれ、やっぱり欲しいわ」と所望したのですが、ハガキの束をどこかに紛れさせてしまったらしく、ついに探し出せませんでした。
 
 心そそられるラベルは、親せきの印刷屋さんが作成。知人の切りえ作家にお願いしたそうです。
 降り注ぐ太陽のもとに拡がる水田地帯。稲穂の向こうに丸山が描かれています。
 肝心のお値段は聞き忘れてしまいましたが、たぶん2㌔入り1000円だと思います。

 そして、3番目のTさん宅に訪れると、ご自宅にいないのであきらめて、車をバックし始めたら、近場の畑の脇に、Tさんの軽トラらしき車を発見。出荷用の幅広インゲンの収穫の最盛期でした。見事な棚のなかで、今日はいつものお手伝いさんもいず、お一人で孤軍奮闘。声をかけても「忙しくてしょうがねぇよ」との声のみでした。
 そこで思わず、インゲン棚の下に入り、見よう見まねで摘んでいると、「あんたね、俺の採った処で採ったってダメだよ。どんなの採っているんだい」と言うので、「だって、まだいっぱい大きいがありますよ」と言うと、寄ってこられて籠の中をご検閲。で、納得したらしく、「観る目線もあるからの」との言葉。絶対に、採り残しのあるご自分の非は認めないご性格は、いかに鈍い私でも十年間のお付き合いの中で分ります。
 数年ぶりに農作業のお手伝いに汗を流しました。採っても採っても、夕刻になるまで採り切れず。
 そのうちに、通りがかった土地の方が、「家のキャベツも食べてもらうかのう」と言って見事なキャベツを二つもくださいました。伺えば、今年度のこの地域の役員さんとのことでした。
 これらの写真は明日の欄に添えます。

 さらに三軒のお宅にお邪魔。その後、足湯につかっていた20時5分、大勢の子供たちの一行がみえました。慌てて足を拭いて早々に退散しながら、もしかしたら千葉県との交流事業でみえた子供大使の皆さんたちかなと思って、尋ねると「「そうです」との声が帰ってきました。胸元のワッペンには「水の大使」とありました。
 「ここで、卵をゆでます」と引率の方の大声で、ダンボール箱の中の子供さんたちは、それぞれゆで籠の中へ。
 閃いて、「写真、よろしいですか」と、数葉。左端では男子生徒さんが籠に卵を入れています。女性徒の手には、卵のつまった籠、わかりますでしょうか。いくらお断りしたとはいえ、あまり定かにはと配慮して、写真サイズを小さくしたので分りにくいと思いますけれど……
 この上下流交流事業「水の大使」、今日から二泊三日の予定で行われるようです。宿泊所は改装なったY館のようで、「水の大使ご一行様」と記された玄関は、ご覧のような゜はきものの山。
 交流するのは良いことですが、政治ダムに子供さんたちを巻き込むことには、未だに怒りにも似た違和感を感じます。
  


Posted by やんばちゃん at 23:41Comments(0)八ッ場だより

2010年08月04日

新築家屋が、ガタガタ揺れてしまう

 「八ッ場のトウモロコシ」が倒れてしまったことを記しましたが、ここの処、怠けていたらあっという間に、草が背丈ほどに伸びてしまった畑の中で、健気にも咲いていてくれたヒマワリも無残にも倒れてしまってました。
 で、まだ咲きだしたばかりの小さな、脇芽のみ摘んできたのが写真です。
 各地で農産物の被害が続出、のニュースを見て、自然への畏怖の念を覚えます。大自然に対抗するための知恵として、コンクリートよりも自然体工法の推進化を願っています。

 本日は、八ッ場のJR工事が庭先を直撃する、Qさんのことです。
 過日、いつものように夕刻、訪れましたら、「あがんない。今さ、国交省が帰ったばかりなんだよ」とのことで、いつもは沈着なQさんの声は、やや興奮気味て゜した。
 庭先を横切る線路用の下仕事のローラーが回ったら、新築間もない家のふすまがガタガタしていまったというのです。ここは将来、交通の要所となるのです。ために、水没はしないのですが、移転を余儀なくされていたのでした。で、かなりの抵抗の果てについに、近場の畑に大きなお宅を新築移転したばかりなのでした。
 Qさんのショックの原因は、頑丈に念入りに造った土台のコンクリートをなんと70㌢も詰めたのに、それが揺れたということです。
 ただちに、国交省を呼びつけ、この問題が決着するまで、工事の中止を申し入れたそうです。幸い、周辺一帯の広大な土地を所有しているため、まだ全面的に契約していないので、強い要望がだせるお宅です。

 進んではほしくない工事ですけれど、遅れれば、それだけ生活再建への道は遠のきます。
 ために、この方への風あたりには、強いものがあります。
 が、公共事業における個人の権利との相克には解決しがたい、ご当人でなければ、わからない屈折と痛みがあります。長年のお付き合いの中で、八ッ場の方たちの批判も、田舎社会の習わしとしては、しごく当然の論調とも受け止めてはいます。が、やはり、Qさんの言い分にも、少なからずエールを送っている、どっちつかずの自分がいます。

  昨今、これまでのように、ものごとを一刀両段に切り捨てられる単純さを失いつつある、これまた自分に気がついています。
 かつて、「全て、あなたの言うことは正論です。しかし、世の中は正論だけじゃ、通らないっていうことも知るべきですよ」とか、
「やましいとか迷いとかが無いから、そんな風にものが言えるんですよ」との示唆を数多く、戴いた「正論のみのオバさん」でしたが…… これも、今年の暑さのゆえでしょうか。
  わが基調色をとりもどすために、延び延びの八ッ場詣でに行ってまいりましようか。
 
  上記のその後の動きの詳述は、また後ほど。
   


Posted by やんばちゃん at 23:51Comments(0)八ッ場だより

2010年08月03日

再建協議進む、川辺川ダム

 
 次のステップに踏み出した川辺川ダムの様子を二つ、熊本日日新聞と人吉新聞とでお伝えします。

① 【2010年8月3日(火) 熊本日日新聞】
 http://kumanichi.com/feature/kawabegawa/kiji/20100803001.shtml
 水没予定地など視察 五木村「再建協議する場」

 ② 【2010年8月3日(火) 人吉新聞】
 http://www.hitoyoshi-press.com/local/index.php
 「未整備カ所の現地視察」 国、県、五木村の協議する場 川辺川ダム計画



そして、前原大臣が昨年9月23日に八ッ場を訪れた直後の26日に、引き続き川辺川を訪れた際の、約1年前の現地でも、つぎのような相克がありました。
 【2009年9月27日 読売新聞】
 http://kyushu.yomiuri.co.jp/local/kumamoto/20090927-OYS1T00429.htm?from=nwlb 
 ダムに翻弄され43年 五木村民、中止表明に思い複雑  


Posted by やんばちゃん at 23:52Comments(0)八ッ場だより

2010年08月02日

 トウモロコシ、倒れる

 雨もよいの天候、しかも夕方は激しい雷雨との予報におじけづいて、八ッ場行きはとりやめてしまいました。
 写真を撮るのにはやはり、お天気でないと…… でも、話を伺うのには、骨休めの雨の日が最適と、何度も心迷いましたが……

 数日前にOさんに電話して、近々、また会合を持ちましょうよと言いつつ、皆さんの消息を聴いていたら、大雨による風害でPさんの所のトウモロコシが倒れてしまったと聞きました。
 「あの年でよく頑張っているけれど、ずいぶん大ごとそうになったいなぁ」とのことに、「だって、もう80すぎてるんだもん、ムリないよね」と語りあいましたたけれど……
 ここの家のトウモロコシはとっても旨いのです。今年も贈答用に心づもりしていました。
 そして、私はトウモロコシは大好き。まさに目がないと言った具合なのです。子供の頃の、畑から籠にいっぱい背負ってきたのを大がまでゆで、竹ショウギにあけ、湯気の出ているそれを我がちに姉妹でほおばった、その癖があって、何本も平気なのです。
  
 かつて、八ッ場での会合の折には、Pさんは大量のトウモロコシを差しいれてくださったものでした。夏場はトウモロコシとトマトが定番。
 さぞかし、がっかりしているだろうなと思って、次に電話。
 「トウモロコシ、倒れちゃったんだって」と問うと、「う~ん」といつもながらのそっけない応答。
 で、その苦労も分らずに、「また、まきゃ、いいがねぇ」と調子の良いこの私。
 でも、トウモロコシはまだ蒔きつけ可能だと言う事は知っているのです。私が大好きで喜ぶので、父は何回かに分けて植え付けておいてくれ、9月になっても食べられたものでした。

 一応は最後に「トウモロコシなんかより、身体いたわった方がいいよ」と添えました。
 すると「アンタになんか言われなくたって、自分のことは自分でわかってらい」の応えがあるのが、通例なのに、この時のPさんは何にもこたえませんでした。
 7月初めにお目にかかった時には、私の顔を見ると、すーと畑のほうに行ってしまい、「ゥンモウ、話があるのに」と内心、思っていましたら、まだ初もぎに近い、極上のキュウリを一本もいできて、痛い足を引きづりながら建物に入っていかれました。塩をすりこみながらまた近づいてこられ、「ほぃ」と差し出してくださったのでした。
 こういうもてなし方が何よりも有り難い、八ッ場です。

 その後、三回はいつもおルス。ご本人に言わせると、「忙しくてしょうがねゃんだょ。いつ来るかわかんねぇ、アンタなんか待っていられねぇよ」とのことでなのです。
 今年も人頼みで、モロッコいんげんの見事な棚をつくり、例年通りに夏野菜を植え付けてましたが、往時のそれとはどこか違ってました。
 6月初め、自宅近くにガッチリ組まれたスチール製のいんげん棚をみて、密かにある方と「あんなにスゴイの造ってさ、採算とれるんねぇ」とニクタレ口を。「いいんだよ、あの人は趣味と健康法なんだから」とのことでしたけれど……
 夏になるとP農園のトウモロコシ、トマト、キュウリが待っていた、そんな季節の醍醐味にも限界が近づきつつあるように思えてならない、ちょっぴり寂しい夏の盛りです。  


Posted by やんばちゃん at 23:55Comments(0)八ッ場だより

2010年08月01日

現地、生活再建遠のく

 勝手に夏休みをさせていただきました。
 
 今朝と言っても、いつもの時間よりもずっと遅めの朝となりましたが、犬の散歩に出て、ついでに屋敷うちの、最近植えたばかりのミョウガの一角があまりに勢いよく伸びているので、かき分けてみました。やっぱり、もう出てました。
 八ッ場のNさん宅では、ミョウガを出荷していました。この時期に行くと、奥さんが大袋でくださったものでした。でも、昨年から大規模工事が始まって、もう、ミョウガ畑の片鱗もしのばせません。
 通例、わが家のはもうすこし遅く、秋口にならないと採れないのです。で、何カ所が植えてある茂みをかき分けてみましたが、他には芽吹いてませんでした。他のものと一緒に引き抜いてしまっても、もったいないがりやの私は、根のあるものは余程の雑草でない限り、また土に戻しておくのです。しかも、場所を違えて。
 「ミョウガは植えた時期に生える」とか言われていますが、だったら少しづつ、株分けをずらして行えば、期間が長く採れるかもしれないなと考えました。
 それにしても、初物にしては時期的に形的にも極上品。ソーメンの薬味にしたら、さぞかしと口元がゆるんできます。。さらにミツ葉の新芽も摘み取って、8/1、の記念としておさめました。この日は、この辺りでは「地獄の釜の口あけ」と称して、旧盆の準備が進められていきます。
 
 さて、今般の知事の負担金支払い留保問題では、現地の当事者たちは、またも生活再建策が遠のいて、痛手の状態です。
 三日前、早速、現地に問い合わせ。日頃は快活な声の主の方も、「今日、国交省へ行ったんさ。生活再建っていうんはどういうことなのかって、あえて聞いてやったんさ」と少し、お酒の入ったダミ声で憤っていました。
  
 明日は、八ッ場の風に吹かれてこようと思います。  


Posted by やんばちゃん at 22:11Comments(0)八ッ場だより