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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年09月23日

八ッ場のミョウガ、さしあげます

 
 またも、ミョウガの写真ですが…… 
 ところが、ご覧のように花ざかり。
 今年は暑かったので、例年より早く育ってしまったようで、Sさんご夫婦も出荷に間に合わなかったようです。
 先日の工事現場近くの日照りの中で、雄々しく育つミョウガと違って、一帯にはワサビが生え、清水が流れています。
 とっても瑞々しく大振りで柔らかく、いかに生産農家のものとはいえ、わが家ではこんな良いのは生えてくれません。

 お吸い物などに一輪、添えられている分には何とも優雅な日本的情緒漂うお料理なのですが、花が咲いては「ミヨウガ」としての価値はなく、もうおそらく出荷できなのではと考えてしまいました。
(でも、ミョウガに取り憑かれてしまった、このオバさん、この花が大好きな上に思い出もあります。父がなくなる年の9月、畑の暗がりにミョウガの花がいっぱい。それを父親と眺めていて、ひと月後に61歳で急死したのでした)。

 しかも、Sさん宅の周辺にはあちこち、このミヨウガの群落。膨大な量です。
 少しでも日頃、お世話になっているSさん宅のお役にたちたかったのです(もちろん、この辺りきっての大農家で土地もちのお宅なので、心配するのが失礼極まことになりますけれど)。
   
 わが家では自給できるので、買ったことはありませんけれど、スーパーではそれほど安くもない商品の一つです。
 ……そこで、閃いたのが「そうだ、人情市で売らせてもらおうか。花咲きであることを伝え多めに詰めて、百円で売れば、なんとかなる」と。
 “露天商のオバさん”を夏場は休んでしまったのでしたが、再開委してそろそろ出店しようと心づもりしてました。
 いつもは直前の終末に ?仕入にうかがうのですが、1週間先の26日の人情市jまでには日にちがあるけれど、週末まではこのまま生えさせてはおけない。花も終わってもっとペシャリとなってしまう。
 むしろ、今、採って新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れて置いた方が鮮度をたもてると考えたまでは良かったのでした。
 19日の日曜日、その日は稲刈りの撮影の後は、暇があり、むしろ金曜日や土曜日にきても、他の産物の手配で忙しくて採っている間がないだろうと。
 で、Sさんに頼んで、夢中で採らしてもらったのです。
欲張りなので本来は、「採りながら拵えてこんな茎の部分は捨てるんだよ」とSさんがおっしゃる、捨てる部分という茎の処も、採ってきたので泥だらでした。写真の手前がそのミョウガです。
  「水道水で洗うよりも、清水で洗った方が持ちがいいから」ととっても便利な洗い場を貸してくださったのでした。
 山菜類はゴミが即座に採れる流水とは異なって、水道水で洗うことの大変さは知っているので、有り難く洗い場をお借りして洗わさせて戴きました。
 2度にわけて運ぶと、すでに奥さんのT子さんが、最初に運んだのを洗い出していてくれました。
 その長年のコツを教えてもらつて、こしらえたミョウガをザルに小出し。写真の盥の水を3回ほど代えると、短時間で洗うことができました。清冽な水が無尽に使えることをしみじみうらやましくなります。
 代金は要らないとはおっしゃいましたけれど、気持ちをおかせてもらいました。でも、売れたらもっとお支払いしようと心づもりしていました。

 帰宅後、新聞紙につつみビニール袋に入れ、念のため、スチロール箱にいれ、大型冷蔵庫に保管。
 で、雑用が一段落した本日あたりはそろそろ小袋につめようかと考えてました。ほとんどの場合が間に合わず、ショウギに山盛りのまま、持参。汗かきながら注文に応じて詰めるのが通例なのです。
 ところが、今朝早朝のめざめの布団の中で、予定を思いめぐらしていたら、「ああ」と叫んだ次第。
 思いだしました。
 今月の「高崎人情市」は休みだったのでした。
 旧市役所跡のいつもの会場が、第25回の「高崎薪能」と重なってしまったのでした。
 どこでどう、混線してしまっていたのか。先日、振り込んだのは10月の出店料。その10月もいつもの会場とは違うので、この辺りでいつのまにか、「代わりの別会場になる」と勝手解釈で、思いこんでしまったようでした。
 ついにきた、老化現象。「ミョウガを食べるとバカになる」と言われてますが、食べる前から、いいえ、実は最近は17日にもたっぷり自家用を貰ってきたのでした。効果てき面のミミョウガ現象。

 さて、弱りました。
 これだけのミョウガは独りでは食べきれません。
 おすそわけといいましても、この辺りではほとんどの家の庭先には、こんもりと茂みがあるのです。
 実家では無農薬か有機栽培のものしかおかず、「くらぶち草の会」さんのがミヨウガを仕入れたばかりなのです。
 
 そこで、T子さんに、保存方法を伺いました。
 「お客さまが見えても、町場と違ってもすぐに買いに行けないんでさ」とはおっしゃいますが、このT子さんの四季折々の野菜類の保存の技術と発想の豊かさには、いつも脱帽ものです。
 まさに、環境は創意工夫を産むというものです。
 長年の生産農家としての創意にみちた苦心と経験に基づく、保存方法を幾つも伺いました。
 早速、酢漬け、煮もの、汁の実づくりなど、保存食作りにかかっています。ミョウガを千切りにして冷凍しておけば、一年中、使える由。しかも、袋をたたけば、パラリと必要なだけ崩れてくれるとのこと。これは経験がなければ、出ない言葉。

 でも、まだたくさんあって、とりわけ良いのをとりわけて大事に保管してあります。
 お好きな方、ご連絡ください。
 たっぷりと差し上げます。   


Posted by やんばちゃん at 13:43Comments(0)八ッ場だより