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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年10月11日

なんと、政信さんがわが家へ

 
 なんと、昨日はうれしいお客様がありました。
 皆さまに書籍のことでお世話になっている、篠原政信さんが、突如、わが家にみえたのです。
 二つのメーリングリストに投稿させて戴きました処、皆様からご注文を頂戴しました。
 おかげさまで8日の日に預かってきた書籍では、足りなくなった上に振替口座の用紙も必要になり、連休中に取りにいかなければならなくなったのです。
 朝、連絡しますと、もしかしたら今日は著者の中野さん宅に行くかもしれないとのこと。で、それではどこかでおちあって受け取ることになりました。当然、私が渋川方面に出かける心づもりでいました。
 いずれにしても、午後になるそうなので、急いで予定していた伊勢崎市の古民家で開催中のステンドグラス展を観に友人と行って、昼すぎの早い時間には帰宅。待ちあわせに適した指定の場所まですぐさま駆けつけられるように、待機。秋晴れの暑いくらいの陽ざしの中で、運転大丈夫だろうかの杞憂と、めずらしく“男性”との待ち合わせなので、なんとなく心浮き浮き。
 ※(本来は、昨日記したかったのですが……、結構、いろんなお立場の方がご覧戴いているようなので逡巡。それにご本人にも6断りしてからでないとためらってました)

 待つことに耐えられないせったかちな当方、すぐ出かけられるように身支度をしなおすや否や「どうなっていますか? 出かけて来てるんでしょうか?」と携帯に連絡。すると、意外や意外、もうわが家の近くにきているとのこと。
 (この間のわが家にたどり着いてくださるまでの顛末は末尾に)
 


 なんと、オープンカーで現れたのです。
 数年前、選挙ごとの時に、お世話になっている長野原の方たちの代表として政信さんとAさんとBさんが、野菜やお米をドッサリこん積んでお出で下さったことがありましたけれど、事務所の方に直接、お寄り頂いたので、わが家に上がって戴くのは初めて。
 まさかの来訪に、歓待の意味でうわずってしまつて大騒ぎをする私に辟易したらしく、「おおか、でっけぇ騒ぎするなよ」と門口で、書籍送付に必要な振り込み用紙などを手渡すと「帰る」そぶりをみせるられたので、「あがって、ね、あがってくださいな。お見せしたいものがあるんです」と上がって頂いたのでした。
 そして、パソコンの前にご案内。といっても、わが家は食卓の端にパソコンがあるのですけれど。
 急いで、ご注文頂いた皆様方のお名前を、直接ご覧いただきました。なお、振込用紙一式を政信さんが届けてくださったので、本日、無事に発送できましたことをご報告いたします。
 そして、パソコンの前に座って戴いて、本欄のご自分の写真も観て頂きました。
 しきりに悔いるのは、この時、パソコンの前で、ご自分の写真に見入っている、この場面を写真かビデオに撮っておけば良かったなと。

 上の写真は、ほどなくお帰りになる時に、県道に出る道順までご案内したのですが、道筋の古墳群の周りのコスモスが今、見ごろなんです。で、ちょっとと思って、駐車場に先導したのでしたが、その時間なしとのことで…… 
 でも、ようやく、この記念すべき日のスナップを撮ることをひらめいて、お願いしたんです。でも、あぁ、一緒に撮ってもらえば良かったのに!! これまた残念。
 83歳にして、オープンカーなんて。オープンカーは政信さんの若い日からの夢なんだそうで、確か77歳の頃、ご自分へのご褒美として購入されたものでした。
 写真背後の絵看板は、当地のボランティア団体「はにわの里応援隊・はやて」(代表・当方)が4年ほど前に、村づくりの補助金約30万円をもとに設置。右手には手作りの周辺の見どころチラシを置いているのですが、もう数日来尽きてしまっているのです。無いのがわかってもここの処、時間に追われて補充できず、本日、ようやく入れて補ってきた次第です。大工さんにも看板屋さんにも限られた予算でご迷惑をかけたものでした。その前の年には、村内のあちこちに盾もち人ハニワをあしらった道しるべをたてました。
 わが家の周辺には、5~6世紀の特徴ある高度の古墳群が三基あり、「はにわの里」と呼ばれ整備されています。
 とりわけこの時期は、二子山古墳と呼ばれる、冒頭のコスモスの向こうに見える墳丘の廻りに、住民のボランティアで咲かせてきたコスモスが咲きだします。大輪の良質のコスモスが、墳丘部に植栽された小熊笹の濃いグリーンに映え、それはそれは麗しく心洗われる美観をかもします。 このような古墳の整備は、文化庁でも初の試みとされてました。
 真ん中の写真は、駐車場をでて、渋川市に向かう、わが政信さんの雄姿です。毎回、写真は強い口調でね「魂を吸われる」とか時代錯誤なことを言われて、強く拒否されるのですが、構わず撮っているのです。末尾に記した目的があるからです。

  ーー 政信さん、わが家に到着するまでの顛末記ーー
 「はぉ、アンタ家の近くまで来てるんさ」。
 「えぇ、私が、渋川まで出かけたんに。無理なさらなくていいのに」。前述のように、二度ほど陣中見舞いに見えてくださっているが、その時の運転はBさんだった。わかるかしらと心配でならない。
 「じゃあ、そこにいてください。迎えにいきますから。何か目印になる建物は?」と問うと、挙げた建物は二つの幹線沿いにそれぞれあってどっちの店舗なのか不明。すると、「いいよ、何とか行くから」とおっしゃる。
 それにしても、本当に心配でならない。
 急いで、合間合間に玄関と庭先を掃き、部屋の中を慌てふためきながら片づける。
 でも、長過ぎる。……おかげで、ある程度の掃除ができたけれど。
 再度、かける。「迷っちゃったみたいだい」。それはそうだろう。周辺は戦国時代の名残りをとどめる迷路のような道で、知られている地域なのである。
 「じゃ、何か、目印は?」 幾つかおっしゃるが、見当がつかない。どうやら、行きすぎているらしい。
 「とにかく、動かないで。今、探しにいくから」とつげると、 「あのさ、弟さんの店の電話番号、教えない」「今日は休み。でも、その辺でも店の名前、言えば分ると思うから。でも、とにかく、そこにいてください、探しますから」というと、「あのサ、ナビがあって、電話番号あれば、案内してくれるんだよ」とおっしゃる。
 おもわず、「ええ、スゴイいんじゃない」と驚く。当方は持っていないし、ホントにナウいよ、政信さんは。
  「……篠原さん、もしかして今日、オープンカーで来ているの」と尋ねると「ウン」とのこと。
 さっきから、紅葉マーク付きの愛用の軽トラでみえるものと思い込んで、時折り、通りに出ては、軽トラが通るのを待っていたのだ。
 「あのさ、煩くってしょうがねぇから、ハァ、電話かけないで頂戴、ナビがちゃんと連れて行ってくれるから」。
 
 電話といえば、夏ごろ、暑いのに首から何か下げているのに気がついた。
 「何ですか、それ」。しまったぁという顔をなされた。「あぁ、何でもネェンだよ」ととぼけて首を廻される。やや太めのそのひもには、良く見るとNTTの文字がいっぱい入っている。紐の先は、胸元のシャツのポケットに収まっている。
 「それ、ケイタイ?」と問うと、「バレたか」といった表情で照れている。でも、否定はなされない。「ちょっとごめんね」と胸元のポケットに入っている紐に手をかけてひっぱりだすと、やはり、ケイタイ電話がでてきた。
 「何だ、持ってたんですか?」と。タク、もうと思う。
 政信さんに連絡とるのは至難のわざで、関係者にはつとに知られている定着した話なのだ。いくら電話しても出ない。ルス電になっていればまだよいけれど、それもまちまち。「俺はネ、電話の前に張り付いていられるわけじゃねえんだよ」。確かにご明答ではある。
 お一人暮らしだから、いらっしゃらないと、どんどん心配が募ってしまうことがあるのだ。恐らく、当方と同じく連絡ごとに難儀されている上に、ご高齢の身をきずかっている娘さんたちが、持たせたのであろうと推測している。
  「あんたには、持っているって言うと、ショッチュウかけられてうるさくてしょうがねぇし、仕事にならねぇから。教えたくなかったんだよ」とのたまう。 
 そして、最後にとどめの言葉「俺はね、アンタみてぇな暇じんと違って、忙しくてならねぇんだよ。これからだって、まだ消毒しなけれりゃ、ならねぇし、〇〇にも行ってこなけりゃだし、しきれねぇくれぇ、用があるんだよ」と。
 確かに夜7時過ぎに犬の散歩に行かれるまで、このお年でびっしり仕事がある。それから夕食の支度などだから、大変なのはよくわかる。
 その超忙しい方が、いらしてくださったのである。大喜びしない方がおかしいではないか。
 本当に、今日は、かのケイタイが役立つ日となった。
 以来、ず~と教えて貰えてなかったのだから、何となくシャクだけれど、探し回ってもどうしても連絡かない時には、メモをたよりにかけてみる。三回に一回は通じて、連絡がついて、ずいぶん緩和された。

  「じゃあ、ゆっくり気をつけて来てくださいね」とは言ったものの、ずいぶん、手間がかかっている。
 お蔭で、ここの処、ほとん掃除がてきないで散らかし放題の部屋を手短かに整え、ざっと、掃除機が掛けられた。
 簡単な飲み物も用意できた。そうなると、余計心配になってきて、道路に出て、どっちの方角から見えるのか、あっちこっち見回す。 
 来た来た、ゆっくりノロノロ運転に近い。
 そうだ、ビデオだビデオだ。とこの時は、たぶん、到着なされるなり「忙しい。帰る」を連発なされるであろうからと、心づもりしている。そのご雄姿を撮る余裕があった。
 ダム反対の者は、どっかの地元情報検討業務だか、なんだかの国の費用による記録映画では収録できないとか、何とかの言質がある。だから、政信さん始め、お付き合いさせていただいている方たちの記録は、嫌がられても煩さがられても、私設応援団的民間ボランティアが記録させていただく所存だ。
 それらの皆さんのお元気なうちに、上映会を行いたいが、当方、撮るだけで、撮れているのか、使い物になるかさえ、定かでない。どうにすれば、確認できるのかさえ判らないのだ。
 いつか、プロの方が廻しているのを観たことがあるが、ゆっくりゆっくりだった。私は生来の早口に同じく、猛スピードで撮ってしまうから、ダメかもしれない。政信さんのスローな運転とスピード違反も甚だしい当方との運転技術の差にも似通っている。  


Posted by やんばちゃん at 22:57Comments(0)八ッ場だより