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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年04月21日

タラの芽ものがたり


【庭のタラの芽 4月18日】
 本日は何とも温くて、本当にもの憂い春日。なんと18度とか。草むしりや庭の草木類の移植にはもってこい。
 で、本日の写真は三日前に庭の隅で芽生えた春の山菜の代表格のタラの芽にしてみました。
 でも、年年歳歳木が朽ちてきて、人様にさしあげるのにも少量でしかないので、自家用にと、一昨日、思い切って初もぎをかき集めてたべてしまって、もうお腹の中なんです。今回の天ブラは我ながら珍しく上手にあがりました。これに山ウド、フキ、山椒、ムカコ゛のかき揚げ。ホタテにハゼなどあり合わせのものを親戚のお昼にまにあわせるべく大急ぎであげました。
 わが家では天ブラをあげるのは私の役目。うまくいくときはなにもかも旨く行くもので、油がはねても、火ぶくれにならずにすんでます。
 
 タラの芽を庭に植えたのは亡くなった父。少なくともうもう50年くらい前、まだこれほど騒がれない時でした。40年くらい前、池袋のデパートで、極上のタラの芽でしたが、一つが300~500円で売られているのを眼にして、驚いたものでした。以来、タラの木は身近でありながら、特別の思い入れののある食材となったのでした。
 そして、父が植えたタラの木は、父が急死した後も、年古るこどにどとんどん大きくなって、はしごをかけなければ採れないほどの高さになり、採取するのに命がけでした。でも、大ぶりのそれそそれは見事なもので、あぁ、料理屋さんにもって行けばと思えたものでした。でも、10年くらい前にもう今年が限度と考え、直径約10センチを超えた大木を思い切って伐採したものでした。
 写真のは、その後のあちこちに生えてきた、何代目かの若木の一つです。

 ところで、八ッ場のSさんは、そのタラの芽栽培の草分けとか。
 厳寒期に、タラの芽の枝を細かく切って温室で水耕栽培する方法を編み出して、?大儲けしたとか。でも、その技法を惜しげなく村の人に伝授したために、過当競争と品質低下になって、ほどなく値がかなり下がってしまったとか……
 「吾妻郡でタラの芽の促成栽培」といった新聞記事を、たぶん、その頃のことだと思うんですけれど、亡くなった母はどうやら、その報道を読んだらしく、「吾妻の方じゃな、正月頃に水の中に入れておいて、めぶかせるんだと」と何度となく、口にしていました。
 そして、吾妻郡のタラの促成栽培は、以来、母の語り口とともに私の心の中にストンと確たる位置をしめて久しいのです。
 で、そのご本人さんに、後年、こうしておあいできたのですから、何とも不思議なご縁です。今は出荷は全面的に止めていられるSさん宅の畑の一隅には、見事なタラの木の一群があります。
 そして、いつかショウギいっぱいのタラの天ブラの残り物に、遭遇。たらふく頂戴いたしたことがありました。ここのお宅のは電気の天ぷら揚げ器。わが家の原始的手法と違って、温度管理が一定なので、程よくあがるのです。
   


Posted by やんばちゃん at 21:33Comments(0)八ッ場だより