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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年08月09日

(四)見よ、この水の威力を


 それではきちんと流れることのできなかった大水は、どこに流れ、どんな災害をもたらしたのか


 最も注目されたのが、この大きな陥没箇所でした。知事たちの視察現場として、複数のマスコミがここでの写真を用いているようです。(某紙でも最初はここらしかったのでしたが、県内版は違ってましたけれど……)。
 この場所の奥の部分を拡大したのが、次の写真です。長い杉の木が2本、横倒しになっているのがおわかりになりますでしょうか。
 この真下の木立の先に、国交省・相談センターがあり、国道145合線を経て川原湯温泉駅が拡がるのです。ですので、まずはその真上と踏んで歩きだしたわけでした。でね続いてその判断材料となった、玄関もうずまった相談センターの写真も添付します。


 
 




 その他の衝撃場面も添えてみます。
 代替地への道を歩きだしますと、ほどなくの最初のカーブには側溝からはみ出した土砂類や小石が散乱していました。そして、コンクリートの側溝蓋を自在に動かしてしまった、恐ろしいほどの水の作用に驚かされてしまった次第です。
 
 さらに次のカーブを曲がり、交通止め標識のある方角に曲がらず、直進すると、代替地への現在の進入路(?県道川原畑大戸線)で、標識方向に進むと、前回示した決壊場所に行きあたるわけです。
  



 その道筋は、次のような光景が広がります。U字口の下は不覚えぐられ陥没しています。
 まず、



   


Posted by やんばちゃん at 21:59Comments(0)八ッ場だより

2011年08月09日

(三)?工事が施されていれば……

 さて、次はここから、排水管を引いて合流させるその合流点と到達点の写真を掲げます。
 



 前回の、直径 ㌢の排水管が詰まって水が、直下のかつての進入路を伝い流れ泥流となって、道路ほ壊し木をなぎ倒し、道路直下の川原湯温泉駅に流れ込んだのが今回の災害です。

 では、その未処理の排水管経路とは?
 流路工の写真右手方向に、冒頭の写真の場所があります。そして、良く見ていただきたいのですが、右手の木立ちのそばの平地に横たわっている黒い管にお気づきでしょうか?
未処理部分とは、この管に流路工の排水管右手方向に伸びさせ、ジョイントされるはずだった部分です。
 K工業のスタッフさんたちと応援部隊、さらに検証にみえていた関東地方整備局関係者らが、この日、夕刻までに現実に完了させた応急措置はそのようになっていました。
  (ビニール製の分厚い管は汚水を吸いこんで波打ってましたので、その動きはビデオに収めてあります。また、既にデジカメの電池切れだったので゜ビデオの静止画に撮ったので、まだ写真がとりだせないのです)
 管は、写真に写っている場面の後、ジョイント部が設置され、汚水管が接合されていました。
 何本かの色とりどりの管が、ノリ面沿いに右端部分に伸び、下方に向かって行き、最終的には、写真の地面に埋没するように横たわっている黒い管に接合されていました。
 一瞬、素人目には何がどうなっているのか良くわからなかったので、勝手ながら通りがかった主任さんらしい方に現場で指さしながら教えて戴いた次第です。
 最後にこの場所を訪れたのは、20時10分過ぎ。土ノウ製造場所付近の駐車場から次々と車が出てきて、帰って行きました。回り込んで、先の決壊場所近くに行きますと、まだここには数名の人影があり、ライトの光に照らされていました。まだくみ上げのモーターはとめられていないのでしょう。
  
 この汚水は、どこに流れるか 
 次の写真はノリ面下に流れる、排水路です。
 場所は、駅から川原湯温泉に向かう道筋の最初の小さな橋の進行方向に向かって、左手の沢です。橋の名前は「打越橋」。
 本来は、ここに流れ落ちるハズだったのでした。許容範囲が飲み込めたかどうかは別として、そうすれば災害はなかった?
 


【8/8 15時14分の打越沢】  


Posted by やんばちゃん at 19:59Comments(0)八ッ場だより

2011年08月09日

(ニ)ここが決壊した流路工!



 順序を変更して、決壊したそのものズバリの問題地点の写真を先に出します。
 生え抜きの地元の方に伺いましたら、「打越沢」二つあり、それが一つになった流路工ではないかということでした。
 まずは、そんなことは何も分からず、国道の作業現場と川原湯温泉駅構内などを撮影して、最も大きな土砂の流入先と思われる、国道145号線を挟んで駅の真ん前にあたる、国交省相談センターの玄関前の土砂物の上方にあたる、かつての進入路を独りで炎天下を歩いて行きました。すでにこの日も雷鳴の音がしていました。そのさ中にも、夏ゼミも懸命に鳴いていました。それが交互に迫ってきた真夏の昼どきの森閑とした木立の中の、土砂類が散乱、あちこちが隆起し、陥没箇所もありました。
 行きついた写真の場所には、ちょうどK工業(太田市)の社員3名の方たちが汚泥をくみ上げるための作業中でした。時間は13時1分。
 後に総合判断すると、温泉街の道筋にある「打越橋」下の流れに持っていくための作業だったのでした。この過程の工事を「早くやって欲しい」との地元の要望があったとのことでした。

 下の川原湯温泉駅周辺もそうでしたが、突然の災害に午後になってから、伝令がとんで、それぞれの専門職がかき集められたようで、時間を追うにつれ、俄然、徐々に賑々しくなり、駆け付ける車の数も多くなってきました。ただし、私がたどり着いた時は、まだここの3名の方たちだけでした。
 写真奥の白い車のある所は、新設された県道林吾妻線。右手に川原湯温泉トンネルの坑口があります。

 さて、ここで、今般の大水出水の流れを追ってみます。
 まず、上流部分からまいります。
  次の写真をご覧ください。上記と同じ場所なのですが、二つの家屋に挟まれた山間の沢が、より鮮明に目に入るものかと思います。ここが、次に示す「打越沢」の本流です。そして、その隣の新築中の家のやや右手の沢から流れ出てくるのが、画面右手に掲げた、もう一本の「打越沢」なのです。
 
 


  あちこち駆けずりまわって、ようやくこの地点にたどりついた時には、既にユンボや土ノウも幾つか積まれていた17時12分過ぎ。
 なんと、4時間もたっていました。ですが、こらの土木知識をもたない私にとって、ここまでの全容を手繰り寄せるのは大変でした。
 仮に国交省職員に聞いても、きちんとした統一見解がでるまでは、市民運動の女に話してはくれないでしょうし、当方としても対応してくれた職員に迷惑がかかってはと思うと、伺う勇気もありませんでした。
 ましてや業者の方たちはもっと弱いお立場。勇気がないから聴くこともできなく、あちこち飛び跳ねている過程で得られた総合判断です。
 本日、念のため、八ッ場ダム工事事務所に問いを出して見ましたが、未だ連絡なしです。
 
 なお、この場所で新築中のお宅のご主人から「誰かと思ったら〇〇さんじゃねえかい」と言われ、「まぁ、ご無沙汰しております。立派なご普請で……」と言いましたが、実はこのお宅だったとは知りませんでした。次に「知事と一緒についてきたんかい」といわれ、ほんのちょっと前に大沢知事がこの場所に訪れたことを知った次第です。
 一帯の空地にはかなりの車が並んでいて、最も人盛りのしていた川原湯温泉トンネル寄りの場所では、この土ノウ作りをしているとのことです。
 
 一応、ここで区切ります。

 念のため、二日間の読売新聞記事を転載致します。
①【2011年8月8日 読売新聞群馬版】 
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110808-OYT8T00095.htm
 大雨 土砂崩れ相次ぐ 
  JR川原湯温泉駅や国道冠水
 
②【2011年8月9日 読売新聞群馬版】
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110809-OYT8T00164.htm
 堤排水管詰まり土砂流入か
 川原湯温泉駅付近知事視察

   


Posted by やんばちゃん at 17:39Comments(0)八ッ場だより

2011年08月09日

(一)川原湯温泉駅土砂流入 8/8時系列にて 

 決壊した問題箇所は、打越代替地のノリ面ではなく、「打越沢」(上流には二つの同一名沢あり)の砂防ダムから県道の下で合流した流路工における、打越橋に至る流れとのジョイント部分です。
 災害の原因は配管工事がされていなかったことにあると指摘されています。
 

 写真に示された時刻をもとに、時系列にてお伝えさせて戴きます。
 約200枚の写真と電池切れにてビデオの静止画に入れた数10枚の写真類から、セレクトしてもいっぱいあるので、それらが消えないうちに分割してアップします。
 いつもの子供の作文的、わが経緯の顛末記は、今回はさすがに…… でも、止めようと思っても後日の記憶のために書いてしまったので、末尾に添えさせて戴いておきます。

 かくして、
①11時6分 



 雁ケ沢ランプの付替え国道が視界に入ってきました。
 予想通り珍しく混んでいるのが読み取れました。
②11時9分
 予想通り雁ケ沢ランプ入り口交差点は通行止め。
 要員の方に、旧道を進み、トイレのある地点から左折。県道林吾妻線の吾妻峡トンネルに出るう回路に回してほしい。ためにここで左折させてほしい」とにお願いしてみました。
 決壊場所は川原湯代替地側。付替え国道に出るとおそらく川原畑から対岸に渡るまでに手間取る。その上,制止されるであろうと踏んだしだいです。




③ ご覧のように吾妻渓谷入口の橋のたもとで、ご覧のような交通止め。
  トイレの駐車場で、疲れ切った表情の男性二人がいて、なんとライトがついている、で、ほどなく自分でもしでかすだけれどおせっかいおばさんご忠告。喜んでくださったので、どちらの方面から走ってきたのか問う。というのは、標識は片側だから、どこまで行けるかと思ったので…… やはり川原湯方向からとのことで、吾妻渓谷沿いには行けないとのこと。「でもぇー、そういう時こそ」ちらりとかすめた矢先、なんと前方からパトカーが…… あわや、違反キップを切られるとこでした。
 




④気ぜわしく、結露も甚だしいトンネル(昨年来、追ってきたこの問題については、別記にて)を出て、
 打越代替地最も下流側にある吾妻渓谷からの進入路へ一目散。ところが、またしても通行止め。
 そこで、車を乗り捨て歩くことに。川原湯地区の皆さんの墓地近くの駐車場へ入れたものでした。そして、なんと、ライトをつけっぱなしだったのでした。身支度もそこそこに一路、進入路を下ることに。
 添えました写真は、ここノリ面を覆う石。なんと、浅間の噴火で飛んできた地元の石を、工事の際、出てきた石を積み上げたというのです。
 群馬県議会八ッ場ダム特別委員会でも取り上げられたものです。ここの写真は行く都度、石組の上を歩く都度、撮ってきたのでした。
 そして、一昨日ほど前の6日の日も、バスの車中の皆さんに「両側のノリ面を良くみてください。もう、崩れているのが、お分かりでしょう」とご案内したものでした。
  
 そして、当初はおそらくここが崩れたのだと思い込んでました。
 で、「なんて、人命軽視のずさんな工法を取るのか! 長い間苦しめてきた水没地の皆さんに対して!!」と榛名山中を突っ走る時にも怒りに燃え、いつものように人間の尊厳的怒りに涙したものでした。
 







 ここで区切ります。
 これからが現場にいたる本命です。お付き合いのほどを。


 ※わが防備録的私的メモ
昨日8日、この朝に限って、耕作放棄地の草刈りを責任上、朝6時から行っていて、新聞を広げるのが遅かったです。何やかや終えてほっとした8時半過ぎ、「これは何は於いてはいかずばなるまい」と急きょ予定変更。で、たぶん、近寄れるかどうか不安。同時に現地のBさん、Cさんに状況確認の電話。お二人とも出てくれません。まもなくCさんが電話をくれて、「そういえば、救急車の音がしたけど」とのことで、「ともかく行ってみますので」と。
 真夏日に家を空けるのは、手間がかかるけれど、だんだん「早く、行かなければ、処理がすんでしまうだろう」と。
 で、こういう時に情報をお伝えする方たちの連絡先メモも持参して、出発。
 でも、結局10時ちっょと前。
 本来ならば今ごろはついてなければ…… 心急くことしきり。で、榛名山中で、脇によけて下さった車、なんと四台もあり。後ろに猛スピードの叔母さんがいたのではそれはそうでしょう。

  


Posted by やんばちゃん at 11:07Comments(2)八ッ場だより