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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年10月15日

1時間も待って、撮ったのはお座敷列車の胴体のみ






 写真は、土日・祝日を走る吾妻線の特別列車、「やまどり」の車体です。
 先週の10日の14時43分頃、横壁から林に向かう途中で、目の前を見慣れぬチョコレート色の列車が疾走していったのです。「何、あれ」とばかりに、またも頭の中は急回転。ディステイネーションなんとかで、キャンペーンによる、何らかの特別列車、鉄道マニアでない悲しさで、とっさに「SL」と勘違い。
 車体には「やまどり」とインパクトのある、それでいて、スマートな文字があって、頭にこびりついて離れませんでした。
 勢い込んで国道を下ると、Dさんの農園では、顔見知りのお手伝いのご夫婦と三人でもみすりの最中。
 「今ね、みなれない電車をみたんだけれど、あれなんだろうね」と咳き込むと、この元国鉄マンのDさん、「すくに戻ってくるぞ」という。あの「やまどり」の文字、かっこよかったな。そうだ。すぐに戻るのなら、なかなか撮れるものではないから、待っていようと。
 それにたぶんあのキャンペーン、もうじき終わりと、思い込む。じゃ、このりんご畑で撮って、普段は文句ばかりいわれるけれど、本当は心根のやさしいDさんに記念にあげようとひらめいた。
 すっかり長野原草津口で折り返しだと想っていたので、ならば、15分くらいで踏んだ。ところが、いっこうに来ない。
 「来ないですよね」と言うと、作業の手を休めずに「〇〇まで行くんだよ」という。土地の通称の呼び名の地名らしく、機械の音もあって、よくわからなかったけれど、大前にしろ万座鹿沢口にしろ、もう15分まったのだから、もうじきとまた、のんきに構えて、じっと我慢のオバさんでいると、ガッタンガッタンと電車の手ごたえがした、喜び勇んで、「やまどり」の車体をーとるぞと、いきごんだ。
 ところが、心ときめかせて身構えた、眼前にせまってきたのはねなんと、下の写真の特急。
 どうしてと想う。
 



 


結局、次のも鈍行。
 ……すでに40分もまったのだからと、意地になって、その辺にいっぱい落ちているリンゴの中から、良さそうなのをかじりながら待つ。虫の食ったのは旨いというけれど、本当にジューシーこの上ないお味。
 そのうちに、眼前の丸岩の景色が気になって、先に撮ろうかと考え始めたところに、お客さんがきた。木からもいで試食してもらうたるに、Dさんとお客さんご夫婦、それにお手伝いの奥さんが、ナイフなどをもって、りんご畑の奥に入ってくる。
 おもいきって、場所をはなれて、歩いて対岸の横壁の写真をとった耳元に、「ゴー スー」の音。カタンガタンの電車のあの遠くからもわかる振動音とは異なりました。わずかな距離だから、あの振動音がしたら、撮影場所に戻れば良いとの思いは、見事に的外れ。さすがに、最新鋭の電車です。音もなく近づいてきたのでした。
 「ああ」と想ったけれど、時すでに遅し。ずっと待っていたのに、ほんの数秒はなれたスキにのことでした。
 お手伝いの方の奥さんから、「おじさんが、お~いって大声あげて呼んだんですけれどねぇ。間に合わなかったですね」といわれると…… あら、少しは気にかけてくれていたんだと、むくれ面もてきず……
 離れたのは他ならぬ自分。本当に今週はついてないことばかり。
 
 それにしても、 あ~あ、Dさんも年をとったものよと。 
 それが証拠に、今年限りで、ご自慢のリンゴ園も止めるとか。
 今年のリンゴは、消毒などの手が足りなかったのか、素人目にも概観のできばえがいまひとつ。でも、 本当にうまいんです、ここの。
 事実、朝の草刈作戦の際に、わか゜家の近くの大農家の方が、「今年はムシにくわれてしまって」と、自家製のリンゴをお茶菓子に出してくださったのですが、食べ比べてみたらムシくっいの方がはるかに味が濃くてうまいのです。それ伝えると、「だんべ、消毒しねぇが。いいんだよ」と。
  それから、先日も八ッ場のあるベテラン農家の女性で、ご実家はコンニャクの大産地のやはり大農家の方から、手づくりコンニャクをどっさり、頂いたけれど、やはり、「Dさんのコンニャクの味に勝るコンニャクはなし」と感じた次第です。  


Posted by やんばちゃん at 22:09Comments(0)八ッ場だより