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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年11月30日

(二)国は学者は責任とれるのか! 意向通り?事業評価監視委



【「建設妥当」のまとめ A4用紙、一枚目の裏表と二枚目の計3頁】
 続いて、別室での記者会見。
 家田委員長と関東地方整備局職員たちが、席につきはじまりました。
 

 「質問のある方は挙手して頂きまして私の方でご指名いたしますので、社名とお名前をなのって戴いて、どうぞ」となったのでしたが、瞬時、誰も上げず。
 ここは恥でも任でも書いて、こんなのおかしいということを言う心づもりではいたが、さすがに一番はためらった。
 でも、誰もいないので思い切って 何十秒かの後に、「はい」と手をあけた次第。

Q:さきほど配布された意見書のまとめをもって、
 こういう席初めてなんですけれども、こういった結論というのは大体、前もって用意するのが、常識なんでしょうか。あの休み時間の間に、これだけのもの3枚に、私とても不思議に思うんですけれど、まとめられるはずないと思うので、ああいう風に、二回目の協議の席の前に、もう結論がでていたとしか考えられないんですけれど、どうでしょうか、委員長さん」とまずは切り出す。
A:家田委員長は
  いえ、そんなことはないです。まず、さっき説明の時にも申し上げたようにメール等で委員の中で意見交換しながら、私が下案をずうっとつくってきて、で、先ほどの説明で、委員がした質問に対して、事務局に答えて戴いて、それをふまえて最終意見調整をして、文言を直したのがこの結果でございます。

 ここで、終止符を打たれそうになったので、「まだ、あります」と、このことがいいたかったんです!!
Q:たとえば、これ、日曜日の東京新聞ですが、(※地滑りの危険性を記した27日付「こちら、特報部」。たまたま電車の中で読もうと持参したものだっが、使えると閃いて、会見室へ持参)で、こんなに危険だというようなことあるんです。……はっきり言って、こういう学者さんは国交省さんはお使いになりませんから、 
 しかも、コレ、原発と並ぶ国策ですよね。で、国策の中で、原発と同じように最終的になったら、皆さま方、行政や学者さんたちはどのような責任を、とってくださるのでしょうか?
A:質問のポイントがよくわからないのですけれど……
   (そりゃ、わからないでしょう。この機会をとらえて、国交省に責任問題への釘をさしておきたいだけなのですから)。

Q:あ、二点目はちょっとお尋ねしているだけでございます。
 はっきりいって、八ッ場の地滑り地帯は大変、危険な処なんですね。でも、危険性についてまったく、今回の「有識者会議」でも「検討の場」でも、危険ではない」と言ってきているんですけれども、原発も同じでございました。ですから、私たち国民はいつも疑いの目をもってかかっているんです。
 で、そういう時に、もしも災害が起きたら、絶対に災害を望むものではありません。望むものじゃないけれど、もしそうことになった時、こういうような検証結果って、どういうことになるんでしようかと、私、今日、ホントウに感情的になっているんですが……

Q:いくらでも、感情的になってください。伺いますのでね。で、あのポイントは? 何をお答えすればいいんですか。

A: はい、じゃ、今回のこの皆さま方の評価監視委員会というのは、どこを先ほどの(山崎)委員さんも「何についてするのか」といわれてましたが、出たものについて監視するんでしょうか。今までの有識者会議や学術懐疑の結果についての検討だけなんでしょうか。

Q:そうです。それから現地を拝見したり、資料を拝見したり、それから質疑応答を通じて事実関係を把握する。何分、この事業評価監視委員会は、いろんな事業を担当している。従いまして、河川の専門家だけをそろえているわけではなく、まぁ、そういう専門的な意見については、学識経験を有する人たちの意見の招致するか、そういう中で出た意見を尊重させていただきました。
 で、私どものスタンスはそういうことではなくて、より広い立場から包括的にものをみて、この事業がどういうふうにみえるかということを判断させていただきました。

A: そうしますと、学識者の中で、東京新聞の野呂さんは、かなりの意見を言ってらっしゃるんですが、今日、これにはたった一行だけなんですよね。(※この「一行だけ」というのは、当方の一瞬見の誤認でした。去る11/4実施され、席上、配布された資料2-2ー②「学識経験を有する者の意見聴取に対する検討主体の考え方」の次のページ(j末尾)には、野呂さんの他の二つの意見も記載されていました) で、そういうのは先生方は、例えば当時の論音テープだとか、逐一ご覧になられてお決めになられているんでしようか。それとも国交省がまとめた案だけなんでしょうか。
Q:そうです。
A:わかりました。
 



 学識者、評価などの言葉に思い入れが強すぎて、一面識もなかった家田さんに対して、思わず、かみついてしまったというという次第です。
 しかも、終始怒り顔にて、家田さんの帰り際の通路をふさいでいた当方に、帰り際に、「まあまあ」という思いの笑顔をみせてくださった家田さんに、なおも憮然とした面持ちで「今度、現地にいかれたら、国交省のお膳立てによらない一軒一軒の戸口をたたたいてみてください」とまで申しあげ、その背に向かって「学者なら、そのくらいのことはしてください」とまで付け加えたのですから…… 家田教授、歯牙にもかけないダム反対派のおばさんの言葉とはいえ、さぞかし災難だったことでしょうね。

 また、おかげさまで事業評価監視委員会というのは、ダム問題だけでなく、多岐にわたって「評価監視」するらしいことが、おぼろながら判った次第です。メンバーの任期や改選もあるのでしょうか。
 どうも、コチコチ頭が、全てをダム問題にしばりつけているみたいです。
 八ッ場のかつて、反対運動の最前線で闘ったある方は、一時、何をみても「ダム」と読めてしまったというこどでしたけれど……  


Posted by やんばちゃん at 19:28Comments(1)八ッ場だより

2011年11月30日

(一)国は学者は責任とれるのか! 意向通り?事業評価監視委

 


 【正面:委員たち。左手より堤・恵・家田・清水・佐々木委員。右手・手前:関東地方整備局長以下約22名】

本日夕刻17時というより、すでに昨晩、大宮の関東地方整備局で、一蓮の検証作業の末尾となる「事業評価監視委員会」がありました。
 思った通りのまたもの“できレース”のままの結末。もちろん、問題なしとして関東地方整備局を通して、前田大臣に送られるそうです。
 事実経過は、各マスコミ記事をご覧ください。
 席についてほどなく、カラー版データー全22頁の「事業評価監視委員会 委員からのご質問等について」の配布物の回収、差し替え。その配布、さらに末尾2頁の不足部分の追加配布。二度にわたる声明文配布で、要員の職員さんたちもテンヤワンヤの会でした。
 一回目はでられなかったので判りませんでしたが、加えて、日本学術会議に続いての「録音禁止」。当然のこととしてボイスレコーダーを出していたマスコミの方も注意をうけてました、その目配り監視のため、律儀というか威圧的に神経を張っていた、ある若手職員さんの態度は、まるでガードマン並みでした。
 
 さて当方はいつものように、記者さんたちが書かない、というより書けない、一匹狼の恥知らずのオバさんでなければ、言わない、質問にあらずの抹消部分的なを愚問を、ここぞとばかりにあえて繰り出させて戴いた次第です。
 まず、いかに予定稿であったかの結論報告について、やんわりとくりだして、 「これだけ危険が指摘されている八ッ場で、原発と同じく、もし災害が、望むわけではないけれど起きた時、国はどうやって責任をとるんでしょうか」とたたきつけさせて戴いた次第です。
 通例は、表に出ないどうでも良いことですが、こういうことがあらゆる、行政の場で性懲りもなく、繰り返されてきたのでした。
  
 どういう基準で選考されたのか、ともかく国交省さんのおめがねに叶った、事業評価監視委員会12名の委員中、出席したのはたった6名で、全員が大学教授。
 長い説明の後、司会が委員長の家田 仁・東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻教授に移り、各委員の意見に。
 最初の、堤 マサエ・山梨県立大学国際政策学部総合政策学科教授の意見はほとんど聞き取れず。
 続いて、先の学識者会議の中でも疑問を呈した、清水義彦・群馬大学大学院工学研究科社会環境デザイン工学専攻教授が、同じく17000㎥/sへの疑問点を口にされていました。
 恵 小百合・江戸川大学社会学部ライフデザイン学科教授は生活再建のソフト面への疑問。そして、二度目の質問では、もっと判りやすい説明がいる。
 佐々木 淳・横浜国立大学大学院都市イノペーション研究院教授は、堤防に比べて、ダムのリスクやはんたい意見への言及をされてました。
 遅れてきた、山崎 朗・中央大学経済学部教授は、委員会の位置づけとして、われわれの役目は何をどこまで評価すべきなのかと疑問を呈してました。
  最後に家田委員長が自分からも二つとして、
  ①堤防にどれだけ期待していいのか。
  ②専門家の意見と検討主体の考え方

 次に、整備局側が、分担して答弁。
 18時50分、「結論を出すために、別室で協議」とあいなったのでした。
 これだけ、聞いていると、学者さんたちって、ハッキリとはおっしゃらないけれど、単純思考の当方には、「……もしかしたら」と思われだしだのでした。
 だって、頭脳明晰な方たちが、わからないハズないじゃないですかと、期待して、待つこと約30分。

 
19時15分すぎ、 再開。
 テープが採れないのですから、筆記のために身構えていると、家田委員長「読み上げます」とおっしゃるじゃないですか?
書き取れ切れるかなと緊張した矢先に、前の方から、またも職員が、印刷物を回し始めている。

 一枚の紙に、大きな字で要点のみ書いたのならわかる。
 手元に届いたのを見れば、11ポイントくらいの活字でA4用紙3枚にびっしりではないか。

 
 いかに、頭脳明晰この上ない学者層とはいえども、これだけの文章が、たった30分間に用意できるはずもない。さらに、少なくともも約50部のものを印刷・閉じの手間もある。
 家田委員長は時たま、読み違えられて「失礼」といいながら、ご自分たち心血そそいでまとめられたのなら、読み違えってはおかしい。朗読されている間に、単純オバさん、ここで疑問と怒りが沸騰。
 日本学識者会議と同じく、関東地方整備局・国交相河川局の思惑通りのワンパターン。商業的なゼネコンなら、まぁ、当たり前のこととして許せもしよう、しかし、人の子を教え、社会を前進させる役割を担う学識者といわれる人々である。
 
 で、あえて、ぶらさがり会見にて、無知まるだしの質問をくりだしたという顛末です。
 こういう愚問は、マスコミさんたちには到底できないこと。守るものなしで、いまや、嘲笑されても平気の平左になりつつある、一介のオバさんならでは、できる芸当です。
 ※分割します。

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 帰宅後の23時、パソコンをみたら、すでにアップされていた、速報です。

【2011年11月29日21時 分 毎日新聞】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20111130k0000m010078000c.html
八ッ場ダム:関東整備局の諮問機関「建設が妥当」と結論


【2011年11月29日21時6分 朝日新聞】
八ツ場ダムの建設継続=評価委が了承―国交省関東地整局
[時事通信社]
  


Posted by やんばちゃん at 02:10Comments(0)八ッ場だより