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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2013年06月11日

これが、応桑層の断面です




林地区の国道沿いの段階です。水没地内の至るところにこのような地層があります。
本日は、定例会。さきほど帰ったばかり。
まずは写真のみを掲げさせて戴きます。  


Posted by やんばちゃん at 23:59Comments(0)八ッ場だより

2013年06月09日

水に弱い地質はどうなるか、f地すべり必定!!

 ようやく、ブログ復帰になれそうです。
 4/7・5/19の両日、地質の現地学習会を行いました。 そこで、先日19日の地質学習会の一端を。

  
「2万4千年かかってようやく安定している地質なのに…… ダムを造り、水が溜まれば、また水に弱い地質は地滑りや崩落を起こします」           
                          
 これは、約30年間にわたって、吾妻郡一帯にくまなく入り込まれて、ご自分の足で目で地質を解明をなされた、第一級の研究成果に裏打ちされた、竹本弘幸さん(理学博士・拓殖大)の衝撃的かつ端的な言葉です。
 
 およそ2万4千年前、浅間山は日本最大規模といわれる大噴火を起こし、泥流=「応桑岩屑なだれ堆積物」(※竹本さんらの命名による)は吾妻川一帯を覆い尽くしました。極めて水に弱くもろい特性があり、先祖代々、その被害に泣かされてきた住民なら誰でも知っている事実なのです。
 水没地一帯は有数の地すべり地帯とされていました。さすがに国交省も2011年8月、従前の3か所に加え、新たに15か所・対策書147億円をつけざるをえなくなっていた ほどです。
  その土壌の水分がようやく抜け、近年それなりにどうにか安定しているのに、ダム堤を建設しダム湖に湛水すれば、どうなるか、水に弱い地質は、またもろくなりf地すべり・崩壊は必定!! 明らかな想定事項です。
 実際に先例は、奈良県の大滝ダム 秩父市の滝沢ダムなど幾つもあります。

  因みにパワーポイントを用いて判りやすく説明してくだされた、中村庄八さん(理学博士・元県立高校教師)も、「50年後くらいには林地域の今ある家は全て地すべり崩壊してしまう」旨の指摘をされていました。去る2月の群馬県高教組の集会で、この研究発表を聴き、何ともそら恐ろしくなり、現地の方たちにこそ聴いて戴き、対策を打つべきではないかとの一心での今般の企画であったのでした。
  
 
 とりわけ驚いたのは、JR川原湯温泉駅手前右手のJR線下の「八ッ場沢トンネル」(1998年1月完成)内部。周囲を応桑層に囲まれているために内部は歪み亀裂が走っている上に、コンクリート壁のいたる箇所に、白濁物質がし雨だれ状の模様をつけている光景でした。

 まずは、その写真類を。
 いずれも上の1998年に完成した、うそ偽りないトンネルの中の様子です。手前にはJR線が走っていて、国道に沿う入口右手には、JR線移転後に発掘予定の「岩陰遺跡」があります。

 【八ッ場沢トンネル入口のネームプレート】



 建設後15年たたずして、早くも補修されているのがお分かりになるでしょうか?
【指先の丸いビスの打ち込みは補修箇所】


 


 
【トンネルの天井。ズレと補修部分がわかるでしょうか】
 



 
 「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(原案)」パブコメ募集時、研究者の使命感にて竹本さんが提出された、A4版19ページもの詳述意見も全く無視されてきた経過があるそうです。
 もちろん「八ッ場沢トンネル」のことも、伝えてあるそうである。
 事故がおきてからでは遅い! 国や御用学者、ゼネコン企業は事故が起きた時、どう責任をとるのだ。
 「想定外」では済まされまい。
 
 

 竹本さんのご指摘は、『アエラ』(2011、12、5)に「ダム建設を進めてはいけない重大理由」と銘打たれ、《八ッ場ダムで山が崩れる》、東京新聞「こちら特報部」(2011、12、14など幾つか)にも、詳しく紹介されていますので、ご覧戴きたい。

   


Posted by やんばちゃん at 13:24Comments(0)八ッ場だより

2013年06月08日

9日まで、燐光群でダム問題劇

 またもの長期休載。お許しをというしかありません。
 記すことはいっぱいありますが、まずはダム関連のお知らせを。

 写真を見て、「あっ」と思われるご存じの方、たくさんいらっしゃるかと思われます。
 お芝居通の方には、お馴染みの東京世田谷区、「下北沢ザ・スズナリ」の外観です。階段を上った2階がホールとなります。
 




 ここで、もう後、2日しかありませんが、川辺川ダムとわが八ッ場を下敷きとした、燐光群・坂手洋二さんの戯曲「帰還」が上演中です。
  詳細は http://rinkogun.com/index.html

 久々に、燐光群の舞台を一昨日の6日夜、観劇してまいりました。というより、「観劇=感激させて戴いてまいりました」とでも、いうべきでしょうか?
 というのは、なんと、2年前の初演の作品化にあたり、坂手さんが拙著もお読みくだされていたとかで、「招待」なのでした。
 会場配布の資料一覧にも記載されてまして……
 実は、やはり坂手さんの親しい知人すじからのやはり、戴きもののチケットで、1890年時の初期作品中、確か「カムアウト」を観て以来、つい先ごろまでずっ とご丁寧に上演ごとの案内が届いてました。
  「帰還」の案内も4月末くらいには届いていたらしいのですが、5月19日のイベントに追われて、未開封のまま。
 さらに、イベント終了後の拾う困憊中の、20日頃に制作の方から携帯にルス電を戴いていたのでしたが、ところが返信の電話をいれたところ、燐光群とのこと。案内を読んでないから、なぜと意味不明。ルス電に入れたというので、「それでは聞いてみます」と急かれていたこともあり、慌てて切ってしまって、ルス電には内容なし。というのなら、何らかの案内が届くと勝手解釈。ところが、一向に手紙届かずの不具合のまま不具合に。時経て、片付けごとをしていた、6月2日、ようやく未開封の郵便物の束の中に発見…… 
 で、4日の日に終演時間が気になり、チケット予約のため名前を伝えましたら、おたまたま電話をくださった制作部の方で、今回のご配慮に預かっている由が判明。「これで、ご縁がつながりましたね」とおっしゃつてくださり、有難くご厚意に預かりました。
 思えば、2005年の5月「ペラペラとめくったら、良くな本」とのレッテルを貼られ、1999年からの「八ッ場ダムを考える会」を追われる原因となった、拙著の予期せぬ展開に、梅雨時ではないけれど、一時何とも心晴れる思いでした。

 さて、問題は、下北沢の開発問題です。
 これまた住所メモをもらったまま数か月間もそのままだった、八ッ場にご関心をもってくだされていた方に、なぜか前夜、電話をいれたのでした。下北沢に明日いくことを伝えると、「あそこもひどい開発が決定してしまって……もったいない!!」とのこと。下北沢周辺はとってもお好きな都内の一つとのこと。
 
 「開発決定」の言葉に、老化現象の始まったらしい頭にも、一挙に時空をこえて氷解。
 実は、
 開発問題が起きた頃、街並みを愛される方たちの団体のブログを読んだり、訴えを聴いたことすらあったのでしたが、すっかり忘却の彼方に霧散。
 「決定してしまったのか””」と愕然。
 チケットに「下北沢駅構内は工事な中のため判り難いので時間を要す」旨のにあり、引っかかっていたのでしたが……
 
 かつて聴いていた無謀な超都市化の実態と開発決定の結末を伺いました。
 電話の向こうで、「八ッ場と同じですね」と。
 で、急きょ、幸い6日午後はお時間のやのくりのつくというこの方と、下北沢でお会いすることに。
 八ッ場ダム問題と根を同じくしたこの国の悪業です。

 昨晩のゲストは、現在、世田谷区長で八ッ場ダム問題でもおなじみの保坂展人さん。もう、工事は始まってしまっていますが、何とか良い形の町づくりに転換してほしいものです。

 今に戦争犯罪と同じく、幾つものインチキ悪業が明るみに出ますよね。  


Posted by やんばちゃん at 09:57Comments(0)紹介