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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2013年07月03日

6/9誤認記述訂正 八ッ場沢トンネル内部と応桑層との関連




 ※上の写真は、竹本弘幸さんが、下記の誤記に関してのご示唆の際に、翌10日記述の応桑層の写真説明用にお送りくだされたものです。

 お詫び・訂正ごと
 皆さま、拙い当ブログにお目を通して戴いてありがとうございます。ここの処、またまたの開店休業状態にて、本当に恐れ入ります。

 さて、去る6/9付の記述に大変な誤認事項がありまして、「応桑岩屑なだれ堆積物」の命名者として、第一人者の専門家であられる竹本弘幸さんから、以下のご指摘をうけました。(この時点で直ちに、ブログの問題箇所は削除させて戴いてあります)
 当方の浅薄な思い込みに基づく誤認の臆面もない記述を、竹本さん並びに読者の皆様方に深くお詫び致します。 
  

/////////////////////////////
誤った記述部分
【応桑層によって生成された、鍾乳洞化した物質】
そして、トンネル内部には次のような光景がいっぱい。触ると固く、まさに鍾乳洞と同じ。
竹本さんによるとトンネル周囲の大桑層の土壌に含まれた含有物によって生成された現象とのこと。

上記文章は、完全な誤りです。私は、このようなことは申しておりませんので、すみやかに訂正をお願いいたします。

1. 大桑層⇒応桑層
2. 「応桑層の土壌に含まれた含有物によって生成された現象。」

  応桑層の直下に掘られたトンネルの天板が、応桑層に浸透した地下水をためる「地下ダム堤」の役割を果たしていること。このため、地下水が応桑層に溜り「飽和状態」(大量に水を含む)を作ったことで、応桑層が不安定化したこと。
これに、トンネル内を通過する工事用トラック・出口付近を通過する鉄道などの振動が加わったことで「応桑層がさらに不安定化して動いたため、トンネル自体が変形したことを示すものです。
変形は、コンクリートパネルの接合部分ではない場所で縦横に亀裂が入り、コンクリート中の炭酸カルシウムが析出していることや接合部分のズレが認められていることから判断ができます。天板では、接合部のパッキンの役割をしていたゴム部分が垂れ下がっていたはずです。

(通常は、大量の地下水が存在すると接合部からコンクリート内の炭酸カルシウムが溶け出して「コンクリートつらら」が出来たり、湧水が見られます)
自然界の鍾乳洞では、鍾乳石は1年間に1ミリ成長します。このスピードより速い場合は、酸性雨をはじめ溶けやすい条件が人為的に発生していると考えるのが普通です。トンネル内の「つらら」の大きさからは、酸性度の強い地下水の関与も窺えます。
老朽化したコンクリートでは、中の鉄筋の酸化(さび)が進み、鉄筋が膨張するため、亀裂が入ります。
八ッ場沢トンネルで、炭酸カルシウムの析出(溶け出し)が著しいのは、地質地盤が熱水変質を受けた酸性岩であること、この地盤を刻む八ッ場沢をはじめとする支流河川の水や地下水の酸性度が高いためです。
けして、応桑層を構成する岩石が「酸性」だからではありません。
私のことを書かれるのは結構ですが、専門的記述は当事者に必ず確認をしてください。思い込みや聞き間違いで書くと信頼性を失います。

 【冒頭写真参照】添付画像参照
 応桑層の画像は、単に見せるのではなく、粒度組成がまったく異なる(火砕流・湖成層・火山灰・溶岩ブロック・土石流などの)巨大ブロックの集合体で、「凝集力が乏しい堆積物」(おにぎりや寿司のご飯をイメージすればわかるでしょう)あることを付記することが大切です。水に浸かったり乾燥したり、凍結したり、融解すれば凝集力が乏しいと「巨大ブロック」ごとの崩壊が起こりやすくなることが始まりで、その後に基盤と応桑層の接地部分から「地すべりや深層崩壊」が始まるということです。


  


Posted by やんばちゃん at 16:06Comments(0)報告