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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2014年11月30日

1/11「川の日」に、「ダムネーション」上映会

 年明け早々の二つの取組です。
 まずは、日時のみだけでも、早くお知らせと簡単チラシを作成しました。
 特に、1/11(川の日)の、映画「ダムネーション」については、残す処、約40日ですので。
 なお、開始時間の13時半は、以下のように変更になります。
       14時    開場  
       14時半  上映会
 既に、この事前チラシをご覧になられました方、恐れいりますが、ご注意ください。




 実は、10/15に、この間2回にわたる有難い助成金でとってもお世話になって参りました、パタゴニア助成金のご担当さんから申し込みサイトを教えて戴きました。
 また11/4、18時02分着のメールにて、配給先の「ユナイテッドピープル」さんから、「はじめまして、映画配給映画、ユナイテッドピープルの関根と申します」のメールを頂戴。そこには「川の日」の特典があり、全国一斉にとの誤聞があり、末尾に関根様は、代表取締役の方とありました。
 そして、10月半ばからの対応が延び延びになっていたので、即座に、県内での上映状況などを打診した経緯がありました。この頃はかなり、疲れてましたので、 県内でもし他団体さん等とかち合うようなら、ご遠慮しようとと思ってました。ですので、11/4の申込み書には「群馬県内で、どちらかから上映の申し込みがあるでしょうか?」と記させて戴いた次第です。.

 
 直ちに、ちゃんと「お申込みありがとうございました」のメールも入ってましたので、安心してましたけれど、要項によれば、「一週間に一度の情報発信」のはずが、一向に届かず、おかしいとは感じました。八ッ場現地の大自然の中で上映したかった、ある映画の場合、放置したまますでに3年間近くもたちますのに、未だに定期メールがはいるのですけれど…… ともかく、神経疲労の極でしたので、いろんなトラブルが生じるのも困惑もの。他団体開催の有無が最優先してました。
 お名前のあったご担当者様が超ご多忙なため、もしくは考えすぎながら、またも何らかの政治的配慮かなとも感じもしながら、11/18まての国道145号締切に奔走状態となってしまってました。
 

 しかし、1/11実施なら、「川の日」にちなみ、「パタゴニアの助成金対象先」や「ダム問題団体」には、割引料金になる特典があるのです。弱小団体の当会がこれにとびつかない手はなく、気をもんではおりました。
 映画ではこの間、赤字。しかも、疲労度はものすごいものがありました。「STOP八ッ場ダム・市民ネット」の名前を隠すことなく、意地と信念で押し切った「中之条ツインプラザ」は、会場費も資料代もとれない上に、監督への交通費・謝礼も大金で、これには痛かった。
 「もう、イヤイヤ」との実感は少なからずあります。
 しかし、ダムが要らない時代が、ほどなく到来する旨だけでも、知らせる意義があると考えます。もう一度、たちあがらなければと考えざるを得なくなります。

 で、もはや限界に近いと考え、数日前、問合せました処、配給元にもメールはなかったのとの由。
 そして、この時点での関東での開催は、東京での一つのみ。
 群馬周辺では、いまだないのです。
 即座に仮申込みをしておき、直ちにスタッフに最終打診をし、夕刻には「確定」を「ユナイテッドピープル」さんに伝え、その旨をパタゴニアさんにもお伝えしようと電話を入れたのでしたが、ご担当者はお二人ともお留守。
 
 さて、落ち着いてメール類を点検しましたら、受信トレイには、ちゃんと、以下の2つのメールが入っているのですが……
11/4 18:39 「cinemoへのご登録ありがとうございました!」
11/4 19:13 「cinemo メンバー登録完了のお知らせ」
 その後、何の連絡もなかったということは、手続きはまだ、あったのでしょうか。そういえば、「ユナイテッドピープル」への電話し、その後の申し込みサイトの様式は、若干ことなっていたように感じました。
 
 


  当会は、あえて高崎市で実施します。
  他の市町村等でも、「川の日」に同時上映なされれば、話題となり、「ダム撤去」の理念が、より広まること請け合いです。
  なお本来は、じっくりと準備してからの上映会が本道だと思います。
  実は、私たちも「もしまたやるなら、今度は半年くらい準備しようよね」と話してました。
 

 そんなわけで、皆さま心ならずも、またもの突貫工事となりました。
 癖が悪いとおっしゃらずに、「一点突破」の気構えで、上映活動にかけたいと思います。
 懲りずにお力添えを願います。
  


Posted by やんばちゃん at 08:20Comments(0)八ッ場だより

2014年11月28日

この地図、おかしいと思いません?

写真アップが、技術的にも容量的にも、もう一歩で鮮明でないのが、残念ですが、18日当日より今後❝大活躍の予定❞のこの看板の地図は間違っているのです。ある方に指摘されて、さりげなく撮影したものです。
 なまじ、道をしっていられる方は、迷うかもしれませんね。種明かしは後ほど……
 


  


Posted by やんばちゃん at 23:25Comments(0)八ッ場だより

2014年11月27日

残る景色と沈み行く景観

以下は、18日正午からの国道締切直前の写真です。




紅葉台と、かつて熊の茶屋のあったこの辺りが、分岐点です。人気の殆どなくなった渓谷沿いに、ご丁寧にもパトカーが待機していました。

八ッ場大橋から撮った滝見橋。沈みます。


反対の上流方向です。


  


Posted by やんばちゃん at 23:49Comments(0)八ッ場だより

2014年11月26日

吾妻渓谷を守りたい



請願締め切りの18日朝、やはり諦めがたく、起きるとともに書き出した文章です。
 写真は、同じく18日正午から、締め切られるその寸前の吾妻渓谷・瀧見橋上の駐車場の金網越しに撮ったものです。
まだ白糸の滝は手づかずです。
救いたいです。
皆さん、お力をおかしください。

「環境保護面から吾妻渓谷を守ろう」

【はじめに 】
 「耶馬溪しのぐ吾妻峡」と上毛カルタで県民に親しまれた吾妻渓谷の長野原町管轄区域のダム堤上流部の類まれな景観が、程なく始まるダム堤建設による大規模な工事によって破壊されようとしています。
 破壊し水没させるには惜しみてあまりある、かけがえのない県内随一の❝癒しの景勝地❞ではないでしょうか。
 申すまでもなく、破壊は一時、自然は悠久です。

 富岡製糸場と並び、わが群馬県が世界に誇れる「世界遺産」に匹敵する、県内きっての景勝地に他なりません。同じく「世界遺産」としても通用し、その価値は十分にあるものと信じて疑いません。
 「吾妻渓谷は残る」といっても、確かにダム堤下の東吾妻町管轄分は残りますが、「八丁暗がり」周辺の生態系は、崩れることは必定です。
 旧川原湯温泉駅に近かった為、渓谷に容易に降りられた場所として、最も慣れ親しまれた「滝見橋」周辺の景観は水没せざるをえません。「環境の世紀」とまで称される今日、観光立県をめざされる本県として、むざむざと沈めてよいのでしょうか。
 どうかこの間、私たち以上にこよなく西上州の風景を愛されて参られました、県議会議員の皆様方、(ことここに到りましては遅きに失することも承知しておりますが)、なにとぞご再考、回避策など、もう一度、お考え願えないでしょうか。
 群馬県民の一人として、どうしても諦め去ることが出来ないのです。
 県内外の吾妻渓谷の自然を愛してやまない市民たちもまた固唾をのんで、貴委員会の心あるご検討をひたすら願っております。



【理由】
 私たちは昨年11/4に滝見橋近くの駐車場にて、スペインの平和活動家・ミランダ・コレットさんの指導により、「吾妻渓谷保存」を願い、ペンキ絵を制作。この時の観光客の皆さんの反応と励ましを契機に、昨年末より国と県に向けての署名活動を展開してまいりました。
知事宛署名は、去る2/13に1016筆、11/10に655筆を県特定ダム対策課を通じて、お届けした次第です。数は極めて少ないですが、その際、極力、現地にての署名活動を致しました。県内外から訪れた観光客の皆様に添付資料をじっくりと説明し、その上での自発的な署名をしていただくように心がけました。
異口同音に「こんな良い処、もったいないねぇ」「ムダで意味のないダムなんかよりも、この観光で生きていけるのに」と口にされつつ、「こういう運動があってほっとした」とまで添えてくだされました。


 吾妻渓谷保存に関する、具体的な理由につきましては吾妻渓谷保存署名の際にお配りして参りました、添付資料の2枚目をご参照ください。その上で、以下の点を加えさせて戴きます。
➀吾妻川沿いは、希少生物の宝庫です。
添付資料➂署名用紙の一項目のように、「環境影響費評価法」に基づいておりません。
②破壊してしまったら、何もかも終わりです。
あの渓谷美は近代技術の粋を駆使しても再生できるものではありません。

 
僭越ながら、かの田中正造の語録を想起させて戴きつつ、述べさせて戴きます。
「真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし」
 工事が進展すれば、吾妻川の渓谷美は一変します。
 対岸の山々も崩されてしまいます。
 なお、反対期成同盟を筆頭にした堅固な反対運動を崩し、反対住民をなだめる策として当時の群馬県が提案した「ズリ上がり方式」なる方式がありました。
 が、一村ことごとく湖面にズリあがって、元通りの村落共同体が営めることが条件だった、この現地再建方式に基づく代替地建設は、土地の方も住み着かなかった地すべりの危険地帯であるがために、遅々として進まず、難工事による高額の分譲価格などが災いしてに町外流出が予想外に多く劇的な水没地の人口減少がもたらされました。事実上、解体したに等しい状況にさらされています。
 
 県内各地にこれだけの観光地をかかえながら、今般、魅力度46位にあまんじなければならなかった要因の一つとして、田中正造の今に新しい予見語録の「真の文明」とはほど遠い現実が、歴然とありはしませんでしょうか?
 富岡製糸場が晴れて世界遺産に登録された、県民挙げての喜ばしい過程には、片倉製糸をはじめとした多くの関係者の方たちの献身的な保護活動があったことは周知のことです。
 古来より川原湯温泉とは密接な関係にあり、歌人・若山牧水をはじめ、あまたの文人墨客が訪れ、その感動を作品に残している、歴史的文学的意義があります。
 この吾妻渓谷の主要部を失っては、泉質低下とともに川原湯温泉の魅力は半減します
 今や。川原湯温泉は高台に移転し、得難い泉質とレトロな雰囲気は失ってしまいました。泉質の落ちた温泉ほど無残なものはありません。また、付替え国道は草津温泉直行路線にしかなり得ず、川原湯温泉素通りとなってしまいますことは明白です。
 せめて、そのつなぎ役としての吾妻渓谷現存維持にお力を貸してください。

 想えば、吾妻渓谷には、不思議な「命脈」があります。
 添えました添付資料一枚目をご覧ください。歌人・若山牧水が、1920年(大正9)年5月に訪れた際の記述、それは今から94年前の、なんとダム建設を予見した注目すべき一文です。
 「ほんとに、土地の有志家といはず群馬県の有志家といはず、どうか私と同じ心で、このさう広大でもない森林のために永久の愛護者となつてほしいものである」と懇願。「この渓谷は水が涸れたよりも悲惨なことになるにきまつてゐるのだ」としています。
 
 どうか、「群馬県の有志家」であられる県議会の皆様方、沈み行く吾妻渓谷、(特に右岸の長野原町管轄分であった)遊歩道をじっくりと歩かれたことがおありなのでしょうか?
 野趣にとんだ西上州の自然界の粋が起伏にとんだ林のなかに静かに息づき、類のない癒しの空間でした。「でした」ともはや過去形で記さなければならない時が刻々と近づきつつあり、その途上にありますことが、何とも切なく胸に迫りきてなりません。
 
   吾妻渓谷の蘇生と活力のためにお力添えの程を、
                  どうぞよろしくお願い致します  








  


Posted by やんばちゃん at 23:34Comments(0)八ッ場だより

2014年11月24日

急いで、請願をだしました

 県議会への下記の請願を、18日夕刻、大急ぎで提出いたしましまた。
 紹介議員のことでは、不調に終わり想わぬ難儀を致しました。で、17日には一度は断念致しました。
 が、思い切って提出日の朝、共産党さんの伊藤県議さんに電話させていただきました処、内容をみてということになり、お送りさせて戴き、ご検討をねがいました。
 ご指摘をうけて伐採・訂正。
 さらに衆院解散に伴う、選挙選を控えて、慌ただしい中、酒井県議さんにも大変なお手数をおかけ致してしまいました。
 お二人の県議さんと共産党さんに、厚くお礼申し上げます。

 なお、出来得る限り県内の諸団体に働きかけてと心積りをし、腐心してまいりましたが、このような経緯にて、ともかく今回は当会だけで提出いたしました。
 

............................................

                                   2014年11月18日
群馬県議会議長 須藤昭男様
                   請願者   住所 
                         氏名 STOP八ッ場ダム・市民ネット
                                  代表:
                         電話番号 
                           
                         紹介議員


八ツ場ダム本体工事を中止し、吾妻渓谷を保存するため国に意見書を提出することを求める請願
【要旨】
一、2011年4月改定の環境影響評価法に基づく再調査を行うよう求める意見書を国に提出すること。
二、八ツ場ダム本体工事を中止し、現状のままの吾妻渓谷を保存し次世代に手渡すことを求める意見書を国に提出すること。

【理由】
「耶馬溪しのぐ吾妻峡」と上毛カルタで県民に親しまれた吾妻渓谷の類まれな景観が、程なく始まるダム本体工事によって破壊されようとしています。吾妻渓谷は、破壊し水没させるには惜しみてあまりある、かけがえのない県内随一の「癒しの景勝地」です。富岡製糸場と並び、わが群馬県が世界に誇れる「世界遺産」に匹敵する、県内きっての景勝地に他なりません。
 旧川原湯温泉駅に近かった為、渓谷に容易に降りられた場所として県内外の観光客に、最も慣れ親しまれた「滝見橋」周辺、国指定天然記念物(1934年12月28日指定)の川原湯岩脈も湖底に沈み、若山牧水の愛でた「白糸の滝」付近の景観を始め、ダム堤上流の景観は水没の運命にあります。ダム堤下の「鹿飛び橋」の生態系は崩れることは必定で、「吾妻渓谷は残る」は詐術に近いものがあります。
「環境の世紀」とまで称される今日、観光立県をめざす本県として、むざむざ沈めてよいはずがありません。
八ツ場ダム建設は、環境影響評価も不完全なままに自然破壊を続けてきました。2011年4月改定の環境影響評価法に基づく再調査を行うことを求めます。
  


Posted by やんばちゃん at 20:14Comments(2)八ッ場だより

2014年11月23日

スズメバチも水没の運命か





面白い写真を。
場所は、旧川原湯温泉駅前の八ッ場大橋横の吾妻線陸橋。
その最も手前のアーチにある、スズメバチの巣。

(今日は、なんとも辛いことがおきまして、記す気力もないので……)  


Posted by やんばちゃん at 22:48Comments(0)八ッ場だより

2014年11月22日

またも滝見橋降口に堅固な鉄柵強化す 八ッ場の魑魅魍魎よ、暴れろ



ご覧ください。
ここもまた、より堅固に致しました。 
しかも、次の写真のように、今度は渓谷沿いをズラーと締め切りました。
 


  本欄11/1付けの本欄での予測が的中。

  「これが最後の吾妻渓谷の紅葉」の同一地点の鉄柵をご覧ください。
  http://s35.gunmablog.net/e343909.html
 さらに、遡って、次の記事もご参照を。
2014/8/28付 http://s35.gunmablog.net/e340239.html


 いつ、工事したのかしらないけれど、11/3夕刻には降りられたのでしたから、たった、2週間程度なのに、何も減るものでもないのですから、一目見たくて訪れた全国からの観光客に存分に滝見橋まで降りてもらってもよかったのに。
 こんな心遣いもできないのだから、魅力度が下から2番目の全国46位におちるんだ、大澤知事のこの群馬県は。

 これからは、自由自在に一帯はみな、国交省様とゼネコン様たちが、勝手自在に破壊工事を行える、景勝地・天下の吾妻渓谷なのですから。
 ソウソウ、おそらく、早晩、野猿の棲家にもなるでしょう。
 もう、点検のために、国交省関係の職員たちは降りなくてもいいのでしょうし、国道閉鎖で、外囲いはしてあるんですから、何もここまでしなくてもいいのにね。

 でも、結構、国交省職員さんたち、こんなとるにに足りない本欄まで、ご覧くださってでもいるのでしょうか? 
 こんなに早く反応してくださるなんて。よほどお時間がおありのようでして…… もしかしたら、業者さんたちのおべっか使い的、かつ威信を高めるためのおシゴトなのかみしれませんけれど、どっちにしろ、詮索するのもバカげ。
  
 ソウソウ、お猿さんたちだけでなく、魑魅魍魎も含めた、八ッ場の地霊たちよ、キミたちも、大いに暴れまくって欲しいものだ。


  


Posted by やんばちゃん at 14:29Comments(0)八ッ場だより

2014年11月21日

口惜しい、これからは思いっきり工事の準備中



18日の国道閉鎖の当日、この写真の場所は、ダム本体工事予定地の近くの左岸遊歩道です。
何か、これまでと異なる点にお気がつきませんか?

 次の写真なら、よりおわかり戴けると思います。作業要員の方はゴミ拾い中です。
 


 あの金網がなくなっていて、すっきりと下の仮締切工事がみえるようになったのにおきづきでしょうか?
 はるか、遠方に作業員の方が数名います。
 

写真は取り外された夜間作業中の照明用器具類です。
今度は、この国道から工事用車両が、仮締切の頭上に入り、さらにつみ上げていくのだそうです。  


Posted by やんばちゃん at 23:21Comments(0)

2014年11月20日

ついに本体工事1月から

残念ですが、ついに、
18時半頃のNHK首都圏ニュースで、来年1月八ッ場ダム本体工事着工が報道されました。
本日20日、報道陣に現場案内をし、明らかにしたようです。

http://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/1063270551.html?t=1416477683522

18日の吾妻渓谷の仮締切工事風景です。
国道をへいさしたので、今度は、国道上から工事を行うとのことです。




  


Posted by やんばちゃん at 20:00Comments(0)八ッ場だより

2014年11月20日

なぜ、ここまで閉鎖する 新駅用地無料貸借者への謝礼にしては酷すぎまいか



橋の名前は、栄橋。
 橋の左手には、国指定の川原湯岩脈があり、温泉街の家並みがきれいに望めたものでした。
 端の向こうに続く、「上湯原地区」と「川原湯温泉街」を結ぶ道でした。この橋上からの丸岩山もまた最もきれいに望める場所として、知られてきました。

 橋を渡り切った左手の木立の中には、この地で、確か4代にわたり、農業を営んできたTさんの家があります。広い敷地です。周辺にはT家の畑と水田が広がり、屋敷の西側には、この区域の飲料水である「不動の滝」から流れる疎水が流れて、吾妻川に注いでいます。周辺の人家が全て、移転してしまった現在は、純な水なのです。何ともうらやましい空間です。
 「です」と記せるように、T家は移転していません。国が代替地の整備をせず、所有地に出るつもりに心をかためられたら、そこは有害スラグまみれなのでした。
 ですから、断じて、「移転反対者」でも、なんでもないのです。

 むしろ、次の記事をご覧ください。名にし負う、協力者なのです。(付随する事柄については、その後の独自取材も多々ありますが……今回はパス)

【毎日新聞2014.9.29 全国版】
八ッ場ダム:国、代替地提供せず 新駅の土地
http://mainichi.jp/select/news/20140929k0000e040171000c.html

 
 しかし、右手木立の茂みの中の自宅門口から、国道までほんの100㍍なのに、締め切られてしまうのです。 
 写真を撮った時刻は18日正午の15分位前。 奥に3名の要員、女性の方もいて、恐らく土木業者の関連者のようでした。
 手前に国交省職員ともう一人の男性2名の要員がいました。(公人だから構わないけれど、肖像権の問題もありますので、あまり近場で撮っては)手前の締切風景は取りませんでしたが、橋の手前と向う側の2カ所で締め切る予定なのでしょう。
 はた目から観れば、「面当て」「見せしめ」的な不必要な嫌がらせにしか感じられません。

 そこで、昨日も触れてしまいましたが、「そこまでヤルか」と憤りが沸いたのでした。 
 Tさん宅は、これから冬場に向かって、橋のむこうにある門口から右手に出て、川原湯温泉街に通じていた、木立に被われて夏場でも薄寒い町道の途中の急角度の坂道を曲がるか、最近取り払われたバリケードを少し直進して、有害スラグが一杯散乱している砂利道を通って、ご自分の土地が、訳1500平方㍍もタダで勝手に使われている、新駅の鉄路沿いにそって、高架橋を通り、新駅前の道路にでなければ、どこにも通れなくなるのです。
 町の公職を多年に亘り務め、その関係上、今でも公的任務を背負っているTさんは、会議などで出かけることがとても多い方です。

 他人事なかせら、皆さん、私が怒るのってムリなんでしょうか。

 実は、同じく18日、ある場所での締切風景を撮ろうとして、道路脇にちょっと車を止めましたら、国交省のある素敵な職員さんから、「〇〇さん、車、危ないですよ。駐車場にいれてください」とのお声掛けあり。「写真、撮ったらすぐでますから」と応え、車の処に戻った際に、近づきつつ、「お目にかかったことあるかしら?」とくりだし、「でもなぜ、私の名前知っているんですか? 私って、そんなに悪名高いのかしらね」と問いました。
 苦笑しながら「いゃ、何とも答えられないような質問の仕方ですね。…… でも、有名ですよ。〇〇さんは」と本人には、?予期せぬ答えがかえってきました。
 「JRの開通式の時」とのこ。だいぶぼけてきた記憶の回路が急回転して、「あ、珍しいお名前の」というと、名字を名乗ってくだされた。
 確かに、あの時は地元民が設置した有害スラグ撤去の大看板の前に、JR関係者の大型車両を横付けして、式典の最中、隠し続けたのたのでした、ですから言葉も荒く、「急いでどかせ」といきりたったものだったけれど……
 その時に出てこられて、「わざとではないと思いますよ。ロータリーも駐車場にするむという話も流れていましたから」と、妙なご対応をくだされた、国交省ハンサムボーイ的なスマートな職員さんだったのでした。
 

 ホントに私って、国交省のか弱き男性陣泣かせの、怖いオバさんなのでしょうかしらね。

 

  
タグ :八ッ場ダム


Posted by やんばちゃん at 12:01Comments(0)八ッ場だより

2014年11月18日

国道閉鎖、道々怒り沸点

国道閉鎖となる本日、11時台の吾妻渓谷は閑散としていました。
 東吾妻町分の紅葉台に停車中のくるまは3~4台。ダム本体予定地では、鉄柵の金網などを外す作業員のみ。今度は国道の鉄柵を撤去し、国道から「仮締切」工事の堤体の積み上げ作業を行う由。
 道筋の要所要所には要員が、4~7人程度づつ待機。
 彼らの前で、車を止め、もう容易には滑り込めないだろう渓谷の赤茶けた紅葉を写真にゆっくりとおさめ、車を走らせしだしたら、前方の駅方向から徒歩集団が近づいてきた。ほぼみた顔ばかり。またも知らぬは私ばかりの構図に遭遇。
 ともかく、先をいそがねばならぬ。選挙の最終日の時間切れのような面持ち。
 締切区間3、6㌔の起点となるのか終点と呼ぶのか、ともかく上流方向の上湯原橋まで行ってみることであった。

もう、4年後の完成といわれるその時まで、車で走ることも歩くことも叶わぬ道と思うと心とざされてくる。
 上湯原の川原湯岩脈を過ぎると、栄橋上にも、要員が手前と奥に3人づつ。思わず、車を止めて近づいた。ここは知っている方のオタクが橋際右手にある。門口にあたるような゜ここまで、堅固に締め切る必要性があるのだろうか。まるで、これでは挑戦状としか思えない。
 「ここまで締め切るんですか」と問うた。伺えば国交省工事課の職員だとのこと。
 おもわず、「今に、沖縄みたいに、怒りが爆発するからね」と捨て台詞を吐いた。
 大人の箱庭づくりで、究極は自民党の巧みな錬金術にすぎぬ。何が治水利水よと、憤然としてしまった。

 締切地点につくと、要員の数は格段であった
 国交省の職員もいたのだろうが、主に施工会社、下請け、孫請けと名乗る女性の一団もいられた。
 
 「12時1分前」の掛け声があった。
 う回路の地図入り看板が道脇に設置され、国道の半分に柵が置かれた。上湯原橋上は、橋巾いっぱいに柵が施された。
 銚子ナンバーの観光バスが草津方向から走ってきたが、う回路を行くには狭すぎるのか、仕方なくUターンのはめに。窓越しの乗客の姿にもしかしたら、吾妻渓谷へ行くつもりだったろうにと考えるとお気の毒にと感じた。


ほどなく、要員の男性が、大声をあげ指施さす方向をみたら、なんとサルが悠然と。 こんなに眞近にみるのは初体験。本当に赤い顔をしていた。これからは、ここはサルたちの棲家となってしまうことだろう。




 そして、今度は下流の東吾妻町松谷区域。
 


ほどなく、ハプニングあり。下流方向かせら走ってきた車が、交通止めに激突。治療薬の中に眠気を誘う成分があって、軽い居眠り運転だった由。


  


Posted by やんばちゃん at 21:50Comments(0)八ッ場だより

2014年11月17日

明日正午、いよいよ国道締切

 米軍基地の辺野古移設反対を争点として行われた、沖縄知事選では、民族の怒りの結集といいますか、大勝利となりました。
 安倍政権に見事に一矢を報いてくれたのでした。
 昨夜のニュース速報に思わず、快哉!を叫びました。久しぶりに痛快でした。
 先の戦争て゜は、日本ならびに日本軍からも酷い目にあわされてきた切ない歴史をくぐり、戦後は長きにわたる基地問題という苦汁をさんざん飲まさ続け、耐えられてきた方たちの怒りが、ついにさく裂したのでした。
 

 それでも金力に籠絡された仲井真弘多前沖縄県知事によって、すでに米軍基地の辺野古移設反はすでに揺るぎようのないものというのですから、悔しい限りです。でも、沖縄県民の英知できっと乗り切ってほしいものと期待してやみません。転載した記事をご覧ください。
 昨年、「これで、いい正月が送れる」と突如の変節を示した前知事の腐りきった横顔。傍らにいた人が「かなりつかまされているな」と吐いた言葉が、妙に耳に焼き付いていて、その後、あの顔をみるのも嫌になりましたっけ。
 そして、昨夜、言い訳がましく「想定外」と敗戦の辞をのべる際の、落剝した醜い表情。
 溜飲をさげた市民は沖縄県民ならずとも、たぶん、多かったのではないでしょうか?
 
  

 青山貞一さんの環境行政改革フォーラムに掲載の、横田一さんの「日刊ゲンダイ」の記事を以下に。
 2014年11月17日 日刊ゲンダイ
  自民大敗…安倍政権に鉄槌を下した沖縄県民の凄まじい怒り
  http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/155034

 1~5区までオール自民党国会議員ばかりのわが群馬でも、秀でた人材の出現を待ち望んでやみません。

 さて、7-9月期実質GDP(国内総生産)速報値が前期比年率1.6%減と、2.2%増とする市場予想を大きく下回ったことで500円以上も株価が下がった今夕のテレビニュース。
安倍総理のもっともらしい「消費税値上げの是非を問う解散総選挙」へのいいわけと「(GDPが)、残念ながら昨今のいい数字てはなかった」の言葉に、「アンタが悪いんじゃない」と思わず、口をついて出てしまいました。
 アベノミクスとやらは完全にまやかしでした。なのに先日の日銀の緩和策の愚策。いったい、この国はどうなってしまうのでしょうか?
 続いて、公明党委員長のしたり顔。
 本当にこの間、数合わせのための公明党の果たした節操のない役割は酷いものでした。太田国土交通大臣輩出のこの党は、現政権にあらゆる場面で手を貸して、多くの公共事業も復活させてしまいました。
 沖縄県民でなくとも、この二つの政党の果たした罪科は皆、十分に承知しています。

     明日正午、四軒の家があるのに国道締切、「人を殺さゞるべし」につながる非人道措置
 さて、明日の正午で、いよいよ国道145号が締切閉鎖になります。 
 ここでは、急速にいきなり、問答無用の《冬の時代》に突入です。



この川べりにももう立入禁止です。(遠くに見える橋は栄橋。上流の久森沢から下流方向を望む)

 本日、理解ある女性問題の代表者と話していて、先日の原稿に示した、群馬の魅力度が46位になりさがったのは、自然を大事にしない、その観光政策にあるとおっしゃってくださいました。
 そこで、締切前夜の今、もう一度、10日に県に提出の知事への手紙文の一説を。
     
       
 田中正造の今に新しい言葉に「真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし」とあります。水没地の人口急減、国道145号閉鎖に伴う4軒の生活権をも考慮なされない今般の非情な処置を鑑みてもこれでは、正造語録に照合すれば知事が治める当県には《真の文明》は根づきようもありません。
 観光立県に近づくには、この田中正造の精神に学び、戻ることにつきるのではないでしょうか。


  


Posted by やんばちゃん at 19:15Comments(0)八ッ場だより

2014年11月16日

この一年間の活動記録です

先ほどまで、15日締切の水源連総会時の会報へのを記していました。
書式があるので比較的楽でしたが、19時頃、パソコンに向かっても、容易に気持ちが乗らず、22時近くになっても、ダメで。本気になれたのは23時頃。恣意的な文章なら書きやすいのですが、活動記録のような日時がまちがえられない内容のものは大の苦手。
 でも、本当の最大の要因は、ある私的なことが気がかりで…… 
 
 手っ取り早く、送信したばかりのこの一年間の活動記録を転載。
 うまく収まりますかどうか?

 やはり、書式や写真は収まらず、ムリですけれども、(明日の朝は用事があるのでこれで休み)明日、スッキリした頭で直します。




 活動報告用紙
団体名 STOP八ッ場ダム・市民ネット
対象事業名 八ッ場ダム  
事業地名  群馬県・長野原町
事業者 国土交通省

【この一年の活動報告】2014年1月~11月15日
 刻々と迫りくる八ッ場ダム本体工事を眼前にして、追われるような焦燥感につきあげられつつの一か年間の取組でした。現地を訪れる度に進展してやまない吾妻渓谷破壊工事の数々、駅舎移転、道路閉鎖は胸に突き刺さるような痛憤の思いです。長引く「調査中」の回答には義憤に駆られつつ、弱小団体ながらいずれも必死の構えで臨んだ取り組みでした。
 大別すると、①「吾妻渓谷保存」の署名活動実施 ②地すべり問題ビデオ作成・普及、頒布 ③八ッ場代替地に大量に使用された「大同特殊鋼・有害スラグ問題」の現地見学会と申入書往復 ④新年早々より、二つの映画会実施。脈絡のない取組みの感もなきにしもあらずですが、とも角いずれの日にかダム中止のその日につながり得るものとひたすら信じて……

➀ 1/12 映画「水になった村」上映会 
※大西暢夫監督を招き講演会と、石木ダムの写真パネルも展示するなど盛りだくさんな企画であった。しかも会場の中之条町ツインプラザは料金徴収不可のため、大幅赤字に。
  ※県内マスコミほぼ全社からの「後援」あり
※長野原町・吾妻郡一帯に11000枚新聞折込チラシ配布(署名参考チラシの表面)。
※当日は約90名余(吾妻郡在住者は7割強)の方々が保存署名に快く応じてくれた。

② 2/13 県庁内刀水クラブにて記者会見後、第1回署名を国と県に提出
――「あなたも、若山牧水の言う❝有志家❞になって吾妻渓谷を守り抜こう」――
※吾妻渓谷写真に牧水の紀行文を転載のチラシ15000枚印刷+反対理由書添え。
※1月末にて第一次集約。県内版4紙に報道される。県―手渡し 国―郵送
2013/11/4に吾妻渓谷瀧見橋で、スペインの平和活動家ミランダさんと一緒
「吾妻渓谷保存」を願ってペンキ絵を描いたことに端を発し、12月から国交大臣/群馬県知事宛に署名活動を開始。県への署名は初の試みなので署名者からも励まされた。

➂ 3/9 3年目の「3・11」関連イベントに参加 ブース展示・普及活動
 「力あわせる200万群馬 さよなら原発アクション」に参加。当会は初回から団体加入し、ブース展示を続けてきた。物品販売と共に「吾妻渓谷保存」の署名を求めた。

④ 3/30  地滑り学習会 

「ダムを造ったら人災を引き起こす      
--隠された真実を追求す」
 ※中村庄八さん(地学団体研究会・日本地質
学会会員)によるダム災害学習会を実施。
※中村さんによる現地地質問題見学会・
学習会を複数回実施してきた経緯あり
  
 ―――ビデオテープ制作――― ※ビデオの写真挿入
八ッ場ダムの湖岸は本当に安全か」

講師/監修:中村庄八(約97分)※資料添付 
販価:一千円(送料込)3分割構成にて見やすくテレビでも視聴可能 



⑤ 6/15 映画「シロウオ――原発立地を断念させた町」上映会 
   監督:かさご 群馬県社会福祉総合センター8Fホールにて
  ※プロデューサー:矢間秀次郎さんのトークや質問/意見交換あり。約150人
  ※原発もダムも《国策という名の国家の犯罪行為》の位置付けのもとに行い、この心意気を八ッ場の方々にも取り戻して欲しいとの願いがあった。
  
 8/5「八ッ場ダム 代替地整備に有害資材」の報道が毎日新聞一面トップに掲載
⑥ 8/15「鉄鋼スラグ問題現地見学」(主催:市民オンブズマン群馬)に参加
  ※現地での説明に驚愕した。そして、意異議申し立ては発覚後、1年以内とのことに当時者の方たちに知らせなければと、席上、チラシ配布を約束した。
  
⑦ 9/14「有害スラグ」現地見学会実施
※チラシ「ご存じですか、有害スラグ 大同特殊鋼・渋川工場➡佐藤建設工業➡八ッ場代替地整備に使用」を吾妻郡内関連区域に、約6000枚余新聞折込にて配布。

⑧ その後、「見学会参加者名」にて、国土交通大臣(=関東地方整備局宛)に申入れ書
  を提出し、やりとり続行中。現在、4回目を準備中。

10/1 八ッ場大橋(湖面一号橋)開通式/JR川原湯温泉駅オープンセレモニー 
  
10/16 本体工事のための測量開始(左岸ダム堤下の山中より開始す)

11/18正午 現国道145号約3、5㌔完全閉鎖→吾妻川に近づけず、最後の紅葉
※劣悪な代替地造成の遅れによる未移転の4軒は、生活権をも奪われることに

⑨ 11/3(文化の日)「これが最後の八ッ場を、最後にさせてはならじと歩こうよ」
※現地にて垂れ幕・チラシ配布の示威行動をしながら閉鎖区間を歩き、署名活動展開。

⑩ 11/10 記者会見後、第2回「吾妻渓谷をまもろう」署名を県と国に提出
  ※2回目の今般は数は少ないが主に八ッ場現地にて、県内外から訪れた観光客たちにチラシを手渡し概略を説明しながら、自発的に戴いたことに意義があろうかと考える。
  ①6月末までの王湯閉鎖 ②9/24までの旧吾妻線廃止 ③紅葉シーズンなど八ッ場通いの折にふれて行った。ことここに到り、提出は早い方が良いと考えた次第。
  ※知事と大臣宛に、地すべり問題のビデオと約2500字の長文の文書を添付。

⑪ 群馬県議会への「請願」準備中。然るべき県職への団体交渉などを模索中。

  写真 省略













  


Posted by やんばちゃん at 01:43Comments(0)八ッ場だより

2014年11月14日

後悔しないために請願提出予定 /本日県と地元民話し合い

後々、後悔しないためににも、この期に及んでもやれることは全部したいと腐心しています」。
 まだ、群馬県議会後期の請願に間に合うので、請願申請も何とか行いたいと思ってます。できれば大同団結で臨みたいと考えます。
県議会に問い合わせましたら、締切は18日17時まで。紹介県議1名の署名がひつようです。


 同じく18日正午からは、国道も締め切られます。
水没地には、劣悪な土壌による代替地造成の遅れて、移転が遅れている「移転遅延者」なるレッテルを張られてしまった他4軒の家が残っています。何度か、交渉はしたものの県は一考だにせず、予定通り生活道路なのに閉鎖されてしまうようです。
 先日の署名簿提出の際に、強く抗議しましたが、全く考慮せず、断行とのことでした。
 
 例えば、あるお宅の場合、現国道まで、数十㍍の距離なのに、今度は少なくとも10倍くらいの距離を走って、付替え国道に出なければなりません。しかも急傾斜の山道で凍てつく冬場の難儀は並大抵のものではありません。
 坂道、しかも30度位の折り返し道は、一度では切れず何度か切り替えしをしなければなりません。道は細くて凸凹。木々に被われた薄暗い小道です。

 


 しかし、すこーし県も考慮したのか、なんと、長い間交通止めだった町道が開けられてました。 このことに気が付いたのは、10/30の17時過ぎ。すでに薄闇の夕暮時でした。このお宅を出て。前方を走る車のライトが真っ直ぐ走っていくのを、いぶかしく思って後をおったら、写真のように少なくとも2年間くらい続いた閉鎖が解かれて、写真右手すぐの鋭い角度の小道をあがるのではなく、まっすぐ走れるのですで、温泉街につうじるのかなと思ったら、すぐに閉鎖。右手の緩いカーブをあがり、鉄路沿いに進むようになってました。でも、これはかなりの遠回り。しかも、舗装されていない砂利道ならふ、スラグ満杯道路なのです。
 当事者の方に伺いましたら、その前の週末辺りからの処置で、かえって遠回り、舗装してない砂利道で、何の役にもたたずとのことでした。 
 町のお気に入りの有力者のお宅なら、玄関先まで新しいう回路を直ちに造ったことでしょうにね。

 で、先日、遠回りになる文のガソリン代負担を群馬県に申し出たとのことです。
 言い分は、川原湯温泉には、もう何年間も特典、「宿泊費補助」があるのだから、自分たち交通困難者たちにも、然るべき特典を講ずるべきとは、なるほどとか思える言い分です。
 

 夜、電話を戴きまして、本日、中之条事務所の群馬県職員が現地をみえて、川原湯の生活相談所で、話し合いがあったそうです。一軒は直接交渉を望み欠席。川原畑2軒、上湯原1軒、計3軒のお宅が参加したそうでした。
 マスコミは上毛と東京の二社だったそうでした。詳しくは後ほど。  


Posted by やんばちゃん at 22:34Comments(0)八ッ場だより

2014年11月13日

大臣にも全く届きようもない、署名

 昨日の拙文を先ほど読んだら、なんとまあ、酷い誤植と意味不明箇所。
 私のパソコン、持ち主に似て、最近とみにおバカさんになってしまったようです。例えば、「感性」と打ったつもりなのになんと、「完成」に。瞬時の確認が甘いんでしょうか? それに、なぜか行全体の削除にて、脈絡なしの文章に。器械がおバカさんになるものでもないのでしょうから、粗忽な操作が全てでしょうね。



                                  2014年11月10日
 国土交通大臣・太田昭宏様
                               【署名集約団体】
                          ST0P八ッ場ダム・市民ネット」
                             代表:〇〇〇〇
                           住所:割愛

吾妻渓谷保存署名提出に際し
ご就任後もしばらくの間「八ッ場ダム問題」について積極的な発言をひかえていられました太田大臣に、私たちはもしかしたらと一縷の淡い期待を抱かせて戴いてまいりました。
「京大工学部土木工学科卒」というご経歴にも、学び取られた学識にて、八ッ場ダムの欠陥を熟知なされていられる方と勝手解釈させて戴いておりました次第でした。
八ッ場ダムは、自然の洪水調節を果たす機能をも併せ持つ、吾妻渓谷の類まれな景観を破壊して造るほどの意味のあるダムなのでしょうか? 

 八ッ場ダムがギネスブックものの62年間も未着工の理由は、ダム建設に適さない強酸性の水質や脆い地層などの不適格性があり、逆にそれらを上回る美観の存在と、危険地帯への造成、並びに建設維持費の膨大な支出を伴うことに起因しておりました。
 
さらに以下の悪しき憂える要因までもが急浮上。
  ①地滑り実態の解明進展――有数の地滑り地帯です。添えましたビデオを是非ご覧ください。
  ②大同特殊鋼「有害スラグ」問題――いつまで「調査中」なのでしょうか? 緊急課題です。
  ③浅間山・草津白根山直下の危険性――浅間山は活火山。草津白根山は「御嶽山につぐ水蒸
 気噴火の危険性大」と指摘されています

とりわけ、②の「有害スラグ」問題は、犠牲を強いられた住民の健康問題上、緊急課題です。
完全撤去を速やかに願います。発覚以来、なぜ調査にこんなに長期間要するのでしょうか。
「ダム建設続行」に到った一連の有識者による会議は、ほぼ形式のみにすぎず「最初にダムありき」にて推し進められたのは紛れもない事実でした。

 ともかく、上記諸問題を解決されてからの本体工事が妥当と考えます。
 もし、大事故発生の際には、どのように責任をお取りになられるのでしょうか?

 来る11/18から、国道145号が閉鎖となり、ダム完成時まで吾妻川沿いの水没地内には近づけません。(実は、危険地帯への代替地造成の遅れにより、未だ移転ができない4軒の家が水没地に残っているにも関わらず、強権にて行われるのです)

 そのため、「最後の紅葉」と銘打たれました今年の秋は、大勢の観光客が訪れました。
 私たちは折にふれ、現地にての署名活動を致しました。
 ここにお届け致します署名は、数は少ないですが、県内外から訪れた観光客の皆様にじっくりと説明し、その上での自発的な署名です。2009年の中止騒動時、ダム推進のための大量署名集約の際の、有形無形に民意を縛った署名とは本質的に異なろうかと存じます。
工事の全容が明らかになってきた昨今は、署名に応じてくださる方たちが急速に増え、異口同音に「こんな良い処、もったいないねぇ」「ダムなんか要らないのに」と口にされつつ、「こういう運動があってほっとした」とまで添えてくだされます。 


 
 かの田中正造の今に新しい言葉に「真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし」があり、良くご存じのことと想います。
 現在の八ッ場の状況は、湖面の周囲にそのままズリ上がって住めるという「八ッ場方式」にて、元通りの村落共同体を営めるとの甘言によって反対運動をつぶしたにも関わらず、容易に代替地を造らずに補償金を支出して、たまりかねての住民流出によってもたらされた、水没地の劇的な人口急減。正造語録に照合すれば、これは「村を破らず」に匹敵しませんでしょうか。
 先に述べた、国道145号閉鎖に伴う4軒の生活権の剥奪という事実は語録末尾の「人を殺さゞるべし」に、類似した現実となりかねません。

 環境の世紀と称される今日、開発という名の国策にて、自然界を荒らすのは、非文明国以外の何物でもなく、いわば《国家の犯罪》です。
 これからの社会は身の丈にあった近代化のみが必要で、過度の開発行為は要らないと国民の大多数は思っていることと存じます。
 平和な社会で生き生きと生き続けたいだけです。
 これら破壊行為の頂点に立たれる太田大臣、私たちがご信頼するご英明さにて、是非ともご一考くださいますお願い致します。

 2010年2月2日の衆院国土交通委員会にてもとりあげられました、八ッ場ダム工事受注業者からの自民党群馬県連の支部や国会議員後援会への多額の献金問題をはじめ、どうしてダム建設には、このようなダークな輪郭がつきまとうのでしょうか? 
 そんな中で数日前の7日、会計検査院が平成25年度決算検査報告を貴省宛に出したとの、そんな至極当然かつ些細な事柄にでも、八ッ場の未来を憂える心ある現地の方と共にこの国の良心の一つとして、心がふっくらした次第です。現地にはムダと不合理が多すぎます。
 なお地元の若手の意識は、ダム問題について親世代とは確実に異なりつつあることを、大臣もよくご認識ください。ダムの世紀は終わりつつあります。

 あの尾瀬もまた、関係者の努力にて「尾瀬ガ原巨大ダム計画」から免れ生還。お陰様で今日、手づかずの大自然を私たちは味わえるのです。
 さらに時経た1971年、尾瀬を横断する観光道路問題の時は平野家3代目の若き当主・平野長靖の必死の懇願に応じ、時おかず大石武一初代環境庁長官は現地を視察し建設断念になった経緯も環境保護問題のあるべき指針として、多くの国民の記憶に鮮やかに残っております。
 文人墨客に愛され、当地の上毛カルタに「耶馬溪しのぐ吾妻峡」と謳われております、わが吾妻渓谷もまた尾瀬に劣らずして、世界遺産としても通じるものと、この署名に応じた者たちは自負してやみません。

 どうか、太田大臣様、激務の中でごムリとはおっしゃらずに、是非とも足を運ばれて、先の視察の折に設営された見せ場だけでなく、八ッ場の自然界の息づかいに触れてみてください。
 このまま相も変わらぬゼネコン対策としか考えられない、本体工事の大規模破壊工事を進められましては、おそらく、吾妻渓谷の渓谷美を壊したその時の悪しき大臣として、太田昭宏大臣のお名前は歴史に刻まれてしまうことでしょう。
 申すまでもなく、破壊は一時、自然界は悠久です。
 吾妻渓谷破壊につながる本体工事について、ご検討くださいますようお願い致します。
 どうか、再度のご再考を願いますことを、重ねて、伏してお願い致します。
 
       八ッ場の蘇生と活力のためにお力添えの程を、
                            どうぞよろしくお願い致します 
  


Posted by やんばちゃん at 14:40Comments(0)報告

2014年11月12日

知事には届かない署名に添えた、嘆願書的なお願い文

 前回記しましたように署名はよほどの重大事項でない限り、担当課から知事室への口頭もしくは文面による報告があるだけで、担当課で廃棄処分のコースとなるようです。
 一度きまったことは絶対に覆らないのは道理と、ガックリしみじみ実感した、くたびれもうけの署名提出作業でした。
 ご署名くだされた皆様方、こんな寂しいご報告で申し訳ありません。どうぞ、お許しください。

 それでも私達市民の示威行動には、裁判とか署名や請願とかしか、方策がないのです。
 本日、この手のことにかなり詳しい方から、「請願に添えれば良かったとの」示唆を受け、まだ期日的には間に合うので検討してみましたが、やはり委員会のメンバーの圧倒的多数は自民党所属県議。相手の土俵の中でくつがえるのは愚か、一考だにされず、嘲笑われてポイでしょう。多数決で結果はみえています。
 もっと莫大な費用と手間を要する裁判も、司法が権力と結託しているのですから、どうにもならず。全て負け戦。すると、勝ち誇ったような嘲笑のまなざし。時代の感性が研ぎ澄まされる、そんな時代がどうすれば到来し、ことは逆転するのか……
 折しも、解散総選挙の報。
 五区では小渕返り咲きとやら。で、なければ中曽根の孫が初陣とか……
 バカにするなと誰しも思うでしょう。




                                2014年11月10日
 群馬県知事・大澤正明様  
                              【署名集約団体】
                               ST0P八ッ場ダム・市民ネット」
                                      代表:〇〇〇〇
                              ※住所は割愛
        
             吾妻渓谷保存署名簿提出

 前略、お許し下さいませ。
 八ッ場ダム建設を知事はもろ手をあげて推奨なされ、ことあるごとに「一日も早い着工」をとおっしゃられていますが、果たして沈み行く吾妻渓谷、(特に右岸の長野原町管轄分であった)遊歩道をじっくりと歩かれたことがおありなのでしょうか?
 野趣にとんだ西上州の自然界の粋が起伏にとんだ林のなかに静かに息づき、類のない癒しの空間でした。「でした」ともはや過去形で記さなければならない時が刻々と近づきつつあり、その途上にありますことが、何とも切なく胸に迫りきてなりません。
 「吾妻渓谷は残る」と行政筋は断言されます。それはダム堤下の吾妻川は残るということで、最も観光客に慣れ親しまれてきた上流部は完全に沈んでしまいます。それゆえに沈めるに惜しすぎはしませんか?
 しかも、吾妻渓谷と密接な位置関係にあった川原湯温泉は高台に移転し、得難い泉質とレトロな雰囲気は失ってしまいました。泉質の落ちた温泉ほど無残なものはありません。また、付替え国道は草津温泉直行路線にしかなり得ず、川原湯温泉素通りとなってしまいますことは明白です。

 
 「最後の紅葉」と銘打たれました今年の秋は、大勢の観光客が訪れました。
 私たちは折にふれ、現地にての署名活動を致しました。ここにお届け致します署名は、数は少ないですが、県内外から訪れた観光客の皆様にじっくりと説明し、その上での自発的な署名です。  
 2009年の中止騒動時、ダム推進のための大量署名集約の際の、有形無形に民意を縛った署名とは本質的に異なろうかと存じます。
 昨今は署名に応じてくださる方たちが増え、異口同音に「こんな良い処、もったいないねぇ」「ダムなんか要らないのに」と口にされつつ、「こういう運動があってほっとした」とまで添えてくだされます。  
 ……思いますのに僭越ながら、この景勝地の大自然を壊してはばからない観光政策が、今般の群馬県の魅力度が全国46位となった背景の一端かとも存じます。
 
 八ッ場ダムがギネスブックものの62年間も未着工の理由は、ダム建設に適さない強酸性の水質や脆い地層などの不適格性があり、逆にそれらを上回る美観の存在と、危険地帯への造成、並びに建設維持費の膨大な支出を伴うことに起因しておりました。
 
さらに以下の悪しき憂える要因までもが急浮上。
  ①地滑り実態の解明進展――有数の地滑り地帯です。添えましたビデオを是非ご覧ください。
  ②大同特殊鋼「有害スラグ」問題――いつまで「調査中」なのでしょうか? 緊急課題です。
  ③浅間山・草津白根山直下の危険性――浅間山は活火山。草津白根山は「御嶽山につぐ水蒸
 気噴火の危険性大」と指摘されています


 ほどなく知事のご要望通り、本体工事着工。ということは同時に、吾妻渓谷の大規模破壊工事が始まるわけです。
県民への責務として、上記諸問題を完全に解決されてからの本体工事着工が、極めて妥当かと考えますが、いかがでしょうか。
 「ダム建設続行」に到った一連の有識者による会議は、ほぼ形式のみにすぎず「最初にダムありき」にて推し進められたのは紛れもない事実でした。
もし、大事故発生の際には、どのように責任をお取りになられるのでしょうか?


 かの田中正造の今に新しい言葉に「真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし」とあります。水没地の人口急減、国道145号閉鎖に伴う4軒の生活権をも考慮なされない今般の非情な処置を鑑みてもこれでは、正造語録に照合すれば知事が治める当県には《真の文明》は根づきようもありません。
 観光立県に近づくには、この田中正造の精神に学び、戻ることにつきるのではないでしょうか。
 
 知事も1971年、尾瀬に観光道路を造ることに、捨て身の構えで反対した平野長靖の必死の懇願により、直ちに尾瀬に出向き奔走された大石武一初代環境長長官の名前を覚えていられることと存じます。
 これ以前に尾瀬を大貯水池にする「尾瀬ガ原巨大ダム」計画時にも平野長蔵・長英父子の努力がありました。そして、お陰様で尾瀬の手づかずの大自然を私たちは今、味わえるのです。
 因みに小寺前知事もまた、県営倉渕ダムの現場にお一人で行かれ確認、英断、凍結された経緯がありました。
 
 思えば2009年末頃より、八ッ場ダム工事受注業者から、知事の後援会母体でもある自民党群馬県連の、その支部筋や議員後援会などに多額の献金があったことがマスコミに暴かれ、2010年2月2日の衆院国土交通委員会にてもとりあげられました。これらの悪しき土壌が、今般の小渕問題への種火的な切口となったようにも感じられます。
 それにしても、どうしてダム建設には、このようなダークな輪郭がつきまとうのでしょうか?

 そんな中で数日前の7日、会計検査院が平成25年度決算検査報告を国土交通省宛に出した、そんな些細なことでも、八ッ場の未来を憂える心ある現地の方と共に私たちには、ほの明るいこの国の良心の一つとして受けとめられるのです。
 なお現地の若手世代の意識は、ダム問題について親世代とは確実に異なりつつあることを、知事もご認識ください。

 今後も強引に推進なされればおそらく、吾妻渓谷の渓谷美を壊し、ムダで問題だらけのダムを造った、その時の知事として、大澤正明知事のお名前は残念ながら歴史に刻まれてしまうことでしょう。
 八ッ場ダム建設を推し進められる前に、もう一度、ご一考くださいませんでしょうか。

 環境の世紀と称されます現在、自然色豊かな当県の誇れる名君として、是非ともご自分の足で目で、吾妻渓谷を歩かれてご判断くだされますよう、伏してお願い申し上げます。

    八ッ場の蘇生と活力のためにお力添えの程を、
                         どうぞよろしくお願い致します     





  


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2014年11月12日

署名のゆくえ。トップには届かず、くたびれ損の実態

 刻々と近づく、ダム本体工事を前に、行き過ぎた言葉遣いに留意しながらも、かなり激しく思いをぶつけました。
 しかし、昨日も記しましたように、こんな一県民の思いは、知事も副知事は無論、然るべき役職にも届かず、担当課の窓口となった、次長と主任の処でストップ。いずれ、廃棄物として処理されることが判明。
 実は、大変熱心な県外の方が、当会のビデオを約50本近く、自費でダビングしてくだされ、あちこち関係機関に届けてくだされた経緯がありました。そして、知事に観て戴きたい旨を、秘書課に電話したら、交換台でこの特定ダム対策課に回されてしまったそうでした。そして、「ビデオを送ってもらっても何一つ変わるわけではありませんから」との応接をうけて、ガックリしていた経緯がありました。
 2/13の第一回の提出の際、私たちも秘書課へもっていったら、担当課へと言われ、特定ダム対策課にはあまり行きたくなかったので、「でも知事さんにお願いすることは、秘書課と聴いてまいりましたが……」とチョッピリ抵抗した経緯がありました。

 で、10日の日、今度は県庁20階の特定ダム対策課に直行した際、提出一式の中にビデオが見当たらず、「後でお届けします」と言ったら、先の県外の知人に対応したのと同じような「いや、いいですよ。観ませんから」的な言葉を吐かれました。
 そこで、思わずカチン。「そんな言葉はないでしょ。最初から観ないとは、何ごとですか」といきり立ってはみたものの、苦労して作成したビデオが観られないままにもったいないと感じました。実は大変な手間暇をかけて仕上げたもので、ダビング・レーベル印刷・上書き台紙、袋づめの作業に限られた時間を費やして仕上げたものなのです。昨日の項に思わず記しましたように、前の晩にはプリンターにつかえてしまって、大変な思いをしたのでした。
 そこで、「そうですよね。もう一本届いているんですものね。観て戴けないものが二本あっても仕方ないでしょうから、それじゃ、止めます」と伝え、添えた依頼文の「ビデオをご覧下さい」に線を引き、削除しました。
 但し、「でもそんな、言い方ってなんじゃないですか? 実は〇〇県の方も群馬県の対応に驚いてましたよ」と伝え、いら立ちながら退室して参りました。


 ですが、翌朝、〇〇県の方が送ってくださったのより、発売元の当会の方が、見栄えはします。やはり、観て戴くのが筋と心得、急いで記した文章は、書きなぐって丁寧に読み直す時間もなく添えたので、心配した通りの誤字、脱字がありました。
 で、再度「ビデオをご覧下さい」を復帰させた写真のとビデオをもって、特定ダム対策課へ参り、ビデオをお渡し、文章を交換させて戴きました。
 その際、2/13の署名約1100名の行方について、お尋ね致し、「ちゃんと秘書課に回してくだされたのですか」と問いました。 
 口ごもられるので、「いつ頃なんですか? もしかして、署名のお名前の確認などなされるんですか? 私たちだってそんなことはしないんですからね」と言いますと、「そんなことしている時間なし」的なことをゴチャゴチゃと言われたので、「ちなみに、じゃ、5月頃に」とたたみかけますと、「そんな、もっと早いですよ」と。「じゃ、今度のはいつ頃に」としつこく尋ねますと、「近日中にと」とのことでした。

 そして、大胆にも勇気をだして、5階の知事室前の秘書課へ参りました。
 最前列の男性職員に用件を伝えていると、奥から役職らしき方が急いでみえて、「こちらでお話をうかがいます」と入口脇の部屋に。群馬県庁の表玄関先に突如現れた、得体のしれないオバさんに困惑されたのかも知れなかったのでしょうね。

 私たちは、出す方の希望的な願いで、せめて署名と添付の一式が添えらて、秘書課に届くものと勝手解釈していました。
 なぜ、秘書課に来たかの顛末を話し、「まぁ、知事さんに逐一届くもののとは思いませんが、あの署名はどういう処理がされたんでしょうか」と言いますと、「県民には、色々なお考えの方がいらっしゃいます。おっしゃる通り、知事さんが全部目にされるのはムリですので、私どもが選択して必要なものは報告しますが…… 担当課さんで保管し、私どもには報告が届きます」とのことでした。
 通常は口頭らしいので、「あ、でも、特定ダム対策課さんの方ではそんな感じではなかったのですか……」とつい、言いますと、慌て「持って見えたかもしれませんでしたが……」となりました。

 で、「じゃ、私たちは大変な手間暇をかけて集めたものです。知事がダメなら、副知事、部長さんだっていられるのですから…… せめて、次長さん、ビデオだけでもご覧戴きたいと思います」と厚顔にもくいさがりました。
 最後に「このような対応をしてくだされまして、次長さん、ありがとうこざいます」とは申しましたが……
 私も力がぬけました。

 ……思うに、一瞬は、「(いかに何もしないのが取り柄の公務員の世界とはいえ)、そんなやる気のない返答ってありますか」と景色ばんでしまいましたが、特定ダム対策課の方は、ある意味でとても正直な方なんでしょう。
 上役さんが目を光らせている席で、ムダになってしまい、何にも効力のないことに対して、一身をかけてこれまでのご経験に基づき、「届いたからといって、何も変わることはありませんので」とおっしゃってくださったのですから…… ご定年間際なのかもしれないな、だからかもとも、憶測のまたも恣意的勝手解釈をしています。

 署名活動に詳しい方から、かねて「見やしないよ。次々と倉庫入りだよ」とは聞いてましたが……
 送り先を国土交通省に電話して伺いましたが、あまりに難問題を頻発する国交省には、全国から数多くの署名が送られることでしょう。恐らく機械的に処理され、倉庫➡廃棄物となることと思うと、瞬時、抱えていた、大臣宛署名を宅急便で送るのも、逡巡してしまった次第です。

 ともかく、現在のこの国のシステムは、政権党が一度決めたことは、ほぼ靴返すことは不可能なのです。暴動でも起きない限り。
 送った文章に記した、思いの丈をせめて、皆さんだけにでもお読み戴きたいので、転載させて戴きます。
  


Posted by やんばちゃん at 10:16Comments(0)報告

2014年11月11日

第2弾「吾妻渓谷保存署名」県と国に提出

 昨日10日、皆さま方にお世話になりました「吾妻渓谷を守ろう」の署名を大澤正明群馬県知事宛に、本日11日、太田昭宏国土交通大臣宛に宅急便で送りました。
 お力添えくだされました皆様方、ご報告に代えた本欄にて、厚く御礼申し上げます。

 群馬県知事宛ーー 655筆
 国交大臣宛ーーー 642筆




 数は少ないけれど、2回目提出の今回は、その大半は長野原町現地にて多くの観光客の方たちに、じっくりとご説明しつつ、自主的に記してて戴いた貴重なご署名なのです。
 11/18の国道閉鎖を前に急がなければと、先週決意。本来ならば先週中に行いたかったのでしたが、整理するのに結構、手間暇を要しそうなので、大事をとって週明けの月曜日10日を設定しましたが、それなかなか時間がさけず大変でした。昨日は早起きして、文章を記したり、昼まで時間との配分と格闘でした。
①署名数の整理
②署名簿の綴り
③署名提出への理由書的な、あいさつ文執筆
④署名に添える、参考文書類、
⑤署名に添える参考品の説明書 今回は地滑りのビデオ その用意
⑥記者会見時のマスコミへの会見内容
⑦参考配布資料   ※刀水クラブの場合、各種18部づつ

 10日13時、あたふたと定刻10分前に刀水クラブに到着しまして、何とか無事に終わり、今朝ほどの上毛、朝日、産経新聞に掲載して戴けました。
 記者会見後、さらに確認し、特定ダム対策課へ向かい、提出致しました。

 最も困惑したのは、前夜、地滑りビデオのレーベル印刷の際、操作を間違えたのに無茶をしすぎて強引に押し込んだら、CDを収めた治具がプリンターの中でつかえてまがってしまってガタガタと音がしてエラー停止。電機店にかけこむにも閉店間際。しかたなく、向う見ずにもプラスドライバーで解体しかけるなどしているうちに、後方に回ったら、蓋が外れて、ようやく救出。ハプニングばかりで……

 しかし、後ほど詳細に記しますが、署名というのは当然と言えば当然ですが、単に提出するだけで、宛名のご本人の目に留まるどころか、署名簿の届いた旨だけが、担当課から秘書課に報告されて終わるようです。お一人お一人の思いのこもった苦労して一筆一筆集めた署名は、担当課で始末してしまうようです。確かに、届いた方からすれば、仕方ない処置なのでしょうが……
 


  


Posted by やんばちゃん at 21:26Comments(0)八ッ場だより

2014年11月09日

女性が政治を任せられたら、八ッ場ダムは造らない

訂正・お詫び:掲載写真のキャプションに→をして、「栃洞の滝」と記してしまいましたが、間違えてましたことに自分で気がつきました。目下、この沢筋の名称を調べておりますが、不明です。
 実際の「栃洞の滝」は、もっと下流で、小蓬莱の右岸やや上流、本体工事のほぼ真横に位置します。つまり、破壊されてしまうのです。破壊される滝」という認識と市民団体や各種の関連記事の記述をそのまま鵜呑みにしてしまって、混同してしまっておりました。
 2014年12月1日



 上の原稿は、去る10/14の時点で、県内NPO法人の女性学団体に掲載させて戴いている、八ッ場報告記です。ご理解ある理事長はじめ役員皆さんにいつも、感謝しつつ、しかし、おもねず妥協せずにこの間、記して参りました。24回目となりました。
 但し、癖が悪くて、いつも締切ギリギリ。もしくはそれ過ぎで、ご迷惑をおかけしております。10月も、「送るけれど、まだ大丈夫かしら」と打診すると、「もう発送段階なのよ」とのやり取りがありました。
 で、1か月後の11/7、「今月は早く、お願ね」とのことに時間に急かれつつパソコンから取り出してみて、このまま送れば時間短縮。11/7現在の状況を付記して、11月分として送ることに致しました。
 
 で、この時に、わが群馬県は全国魅力度46位と記した我が記述を読み、昨日の訂正とあいなったのでした。数日前にどこかで正真正銘再開47位の茨城県の記事とよみちがえたのでしょか? 記憶力だけで何とか生きてきた、拙い来し方でしたのたで、恐ろしい限りです。

 何とも不鮮明ですが、「ワード原稿➡プリンターに読み込ませ➡ピクチャーに「img」として保管➡「転倒」を直すのに四苦八苦➡本ブログにようやくアップ」のパソコン技術で限界です。

 前半部の10月半ばまでの八ッ場状況は、断片的ながら、記て参りましたので、末尾のみ、以下に転載。

 ところで、「花子とアン」の中で柳原白蓮がモデルの葉山蓮 
子の[女性が政治を任せられたら悲惨な戦争は起こらないの
ではないでしょうか」がありましたが、もし女性たちが環境
政策を任せられたらムダな公共事業は即、中止ですよね。
(小渕産業経済相のような例外もありますけれど)。
最近の調査で、群馬県の魅力度は全国46位にランク下げ
と報じられました。観光立県に近づくには、副表題の田中正造
の精神に学び、戻ることにつきるのではないでしょうか。
川原湯温泉は得難い泉質とレトロな癒しの空間を失ってしまいました。そして程なく吾妻渓谷をも意味なく喪失することになります。歌人・若山牧水のダムを予知した必死の叫びが今に蘇ってなりません。
  


Posted by やんばちゃん at 07:24Comments(0)八ッ場だより

2014年11月08日

「鉄鋼スラグ 調査の中間とりまとめ」転載

まず、訂正事項を二つ。
一、10/31付の一つ、国道145号線の11/18~の全面交通止の記事中、区間の地図が、逆さになっていました。
   本日8日、気がついて直しました。
二、11/6付けの記事冒頭で、魅力度が全国最下位の47位と記してありましたが、46位のミスでした。
   今朝、10/14に記したある会報への原稿をみたら、46位と記してあったので、慌て訂正しました。実は46位と覚えていたのでしたが、つい最近、ある文章に「最下位47位」とあったのを目端に捉え、思わず記したのでした。
  
 ある八ッ場に関係のある方から、「最近、だいぶ疲れているみたいですね」とのメールを頂戴してましたが、本当に疲れ果ててます。誤字はたくさんあり、朝になって、どうしてこんな字にと我ながら思わず笑いだしてしまってますが、内容までミスっては、もう最悪ですね。
  

.............................................

本日は、遅ればせながら、10/27発表の「鉄鋼スラグ 中間まとめ」の転載をさせて戴きます。小渕問題にてこの間、デスクトップ上に保管したままでした。
幾つかの文書を転載アップはしてみましたが、不鮮明ですので、下記をクリックし、鮮明なデーターをお読みください。
  平成26年10月27日(月) 記者発表資料
 「鉄鋼スラグに関する調査の中間とりまとめについて」
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_00000655.html
※ここのPDFをクリックすると、下記のPDF文書がでてきます。
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000112011.pdf









  


Posted by やんばちゃん at 13:24Comments(0)八ッ場だより