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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2015年01月23日

硝煙は怒りののろしとなれ!! 岩盤崩してどうなる

早速、寄せられた「怒れる渓谷」さんのコメントを転載させて戴きます。昨日21日末尾掲載から、こちらに独立させました。
(その空白欄には、かつてふりまわされてしまった、この現場の正式工事名を、「作業ヤード造成」→「八ッ場ダム本体左岸上部掘削工事」と変化させていた事実を付記しました。当初、まさか、工事名がこんなに変化するとは知らず、愚かしくも迷走したしだいです)

 「怒れる渓谷」さん、仕儀を得たコメント、ありがとうございました。
どうか、今般の愚挙が、自然破壊への怒りのろしとならんことを祈ります。

何ということをしてくれるんだ!
何万年も続いて安全に人々を守ってきたのに。
一体、何で壊そうとするのだ。
四季を通じて、人々に自然の恵みを与えてきたのに。
もう安全性は、保てない。どうなっても知らない。

都会の無関心。金が天から降ってくると思っている地元。
いずれ金は落ちなくなり、残るのは借金と破壊された自然なのに。
観光客も来ない。都会人はどこにこんなお金が使われているのか気づかない。気づいても止められない。
誰も止められない。都会に関心と発言を。地元に自然に責任を持つ心を。自然を活かした雇用を。こんなことを渓谷は言いたいけれど何も言えない。みんなで代弁しなければ。あまりにもかわいそう。
  --Posted by 怒れる渓谷 at 2015年01月22日 21:49ーー

それにしても、ホントに「何ということをしてくれるんだ!」です。
稀に見る渓谷美をかたどって支え続けてきた岩盤を崩して、たかだか百年もたないと言われるコンクリートを流し込んで、先々、どうなるのか。しかも、周辺一帯を被う、強酸性の土壌が、どう堤体に影響を及ぼすのか? 化学にうちといものでも判る。かつて、PH2の強酸性水に、ダム建設を断念した経緯がある。その対策は万全なのか!

【2015年1月20日撮影】
昨日の爆破当日の写真は雪で被わて法面の土壌色が定かにはみえないので、前々日の20日に撮影した同一地点の左岸堤体上の左手法面を観て欲しい。褐色の強酸性土壌が露出している。地質の専門家に伺うと、白や灰色に変色しているのは、地下のマグマの影響で熱水変質している地層との由だった。






 
 
【いずれも2014年10月1日撮影】

上の4葉の岩盤部分の撮影は、昨年10月1日の現場。表面上は、岩に被われてかなりの頑丈さだったらしいことが、写真でわかるだろうか。現地にたつと、海底の岩場の上を歩いているような感を受けた。
 ※注 八ッ場ダム本体左岸上部掘削工事は、2013年9月30日に若築建設(東京都)が3億600万円で落札。2014年10月末日までの工期で八ッ場ダム本体工事予定地の左岸上部を約100,500㎥も掘削する工事であったが、現場監督は楽勝といっていて昨夏9月頃には完成していた。

 これは、地続きの茂四郎トンネル出口~川原畑一帯を被っている土質と同じではないか。
ここのコンクリート壁の惨状を見てほしい。

なお、 【東京新聞 こちら特報部】には、この一帯の銅い土壌について、以下のように記述している。
付近の地下には火山性の「熱水変質帯」がある。マグマによる熱水で粘土化した層で、地質はもろい。熱水変質帯から出た酸性成分を含む水によって、赤茶色に染まったようだ。専門家は「熱水変質帯が建設工事で地上に露出し、酸化してさらに弱くなった。地滑りが始まっている可能性がある」と指摘した。

素人目にも地質の怖さがわかる。 強酸性の土壌の地すべりを何とかくいとめていた、防波堤的な岩盤を崩すなんて。本体工事を急ぐあまり、正気の沙汰ではない。
本当に何ということをしてくれたんだ!


※地質の専門家の方に伺いましたところ、上の写真の川原畑の褐色のコンクリート壁の部分は、強酸性で「PH1」とのことですが゜、ダム堤の法面は「P2~3」くらいとの由。
  


Posted by やんばちゃん at 14:34Comments(0)八ッ場だより