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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2015年01月24日

儀礼通過的な事業説明会は、土地収用法手続きの第一歩



駐車場に入ろうとした際、要員の掲げる「事業説明会」の文字に、戸惑った。収容法の説明会と聞いていたけれどと。
広い会場内は、ガラ空き。もう二つほどガラがついて、ガラガラカラ空きといったところであった。
参加者は、約60人とのこと。
取得率は92%にはなっているが、共有地が多く約300人ほどに通知をだしたとのも聴いていたが、果たして、こんな広い会場が必要であったのかとの疑問の声があった。

 14時~15時半との限定時間内に、PPにて、わかりきった①ダムの規模 ②歴史 ③進捗度などが並ぶ。そして、15時近くの最終章で「土地収用法の手続き」とやらの項目にようやく入った。

その一覧表の冒頭に、本日の「事業説明会」の文字あり。
でも、まだ気が付かず、今、記すにあたり、資料をみてようやく判明し、収用法については具体的には説明されなかった、今日のわけのわからない長い説明会の位置づけが氷解したという次第だ。

質問の際に、土地の水没当事者の方から、「この中に、収容法にひっかかるダム反対派が実際にいるのか」といった、一見戸惑う皮肉な質問がくりだされた。真意を問うと「もし収用法に反対する者がいなければ、別段、こんなこと開く必要なしだから……」との由。

 ある男性の質問の中に、スラグ問題があった。となると、「道路の路盤材として使われているスラグは、道路をはがしても行うのかどうか」に尽きると判断し、質問の途切れた際に、思わず挙手した。
 が、「マスコミ関係者は不可」と明記されているとのことにて、認められなかった。
 受付で「案内書はお持ちですか」と問われ、勿論、持っていないから、当事者以外で顔見知りの一般市民たちも参加していたが、その一般参加枠を知らず、いつもの報道関係者の枠で入ってしまっていた。この時点では質問のことまで全く想定せずにいた。迂闊だった。
 しかし、聴いておかなければと心せいて、ある秘策を講じた。
答弁は、定かではないが、舗装をはがしてまでは行なわないということらしい。後ほど、テープをよく聞きなおして記したい。テープを撮れた、これは報道席に座った効果であった。、
 
 最後に、「ふるさと以上の場所はなく、代替地に出たくても危険な場所ばかりで移転できないのに、こんな収用法などちらつかせて性急なのは、住民をないがしろにしている」といった意味の意見があった。ともかく、マイクが反響して、司会者の声以外は、よく聞き取れない。

 本当に、住民軽視だ。心がないのだ。
 儀礼的、「ともかくやりました」の既成事実づくりの、常套手段で、その証明的な会であった。
 また、司会を務められたのは副所長だったが、所長も他の副所長も欠席。地元民の中から「どうして、所長はいないんだ」との声がとんだ。
概して、住民をあなどった会であった。
 また、「質疑応答」なのに、質問者は質問しても、さらに反論ないし意見はいえない変な会だった。これでは、国交省の応答が定着してしまって、まるで、お偉い国交省さんが、下々にお応えして下さる形式にしか、すぎない。国交省の応えが必ずしも正解なわけではない。
 つまり、問答無用の説明会であった。
 


 通例は、記者会見的なことがあるのに、マスコミ席にいた報道関係者が「終わりましたので、質問」と声をあげたけれど、打ち切りのままで、とりあわなかった。
 質問不可だった私も、説明団の課長席に向かって声をあげたが、写真のように不必要なまでに仰々しい衝立でしきった、はるか向こうから、さっさと退席されてしまった。  


Posted by やんばちゃん at 22:49Comments(0)八ッ場だより