2010年10月27日

石木ダム関係者による「川原(こうばる)のうた」

 25日の意見交換会ならびに終了後のぶらさがり会見の時の上田埼玉県知事の談話のテープ起こしをしようとしているのですが、雑務に追われての細切れ時間では遅々として進まず、本日も不可。気がついたら、居眠りしてしまってました。
 
 そこで、長崎県・石木ダムの「石木川まもり隊」などによるすばらしい創作活動をお伝えします、
 教えてくださった方の情報によれば、「石木ダム建設絶対反対同盟の皆さんを中心に合唱団を結成、自分たちで作詞をし、作曲はプロの方に依頼したオリジナル合唱曲をコンクール(「日本のうたごえ祭典」)で唄われました。みごと、「日本のうたごえ祭典」本選に通過したときの歌声です」とのことです。
 わが八ッ場でも、こんな自発的な活動が芽生えるといいなと思って、知人たちに転送しています。
   http://www.youtube.com/watch?v=jZ_TEg3dQJM&feature=player_embedded
 歌詞を下に転載させていただきます。
 ================
川原(こうばる)のうた
(語り)
皆さん、
よかったら一度足を運んで下さい
僕らの住んでる川原(こうばる)に
自慢できるものは何もありませんが、
川原(こうばる)がどんなところか
よかったら見に来てください
(歌)
春は黄色の 帯のよう
石木川に寄り添って
水辺の菜の花 どこまでも

初夏は日暮れて 帰り道
石木川のほとりでは
ふわふわホタルが飛んでます

ここは こうばる ホタルの里
自然を守る人が住む
(語り)
ここにダムができようとしています
もしダムができたら、
田圃も畑も僕らの家も
そしてホタルもみんな
みんなダムの底に沈んでしまいます
(歌)
秋の棚田は 黄金色
石木川に吹く風が
野辺のコスモス揺らします

冬は風花 舞い落ちる
石木川のふるさとは
気高くそびえる 虚空蔵山

ここは こうばる ホタルの里
ふるさと愛する人が住む
(語り)
僕のかみさんが初めて川原にやってきたとき、
ギョッとした顔をしました
田圃や畑のあちこちに「石木ダム反対!」の
でっかい看板があったからです

僕はそのとき初めて知りました
こんな看板だらけの景色が普通でないってことを
僕は生れてずっとこの風景の中で育ったので
それが異常だってことに気付かなかったのです

僕らはただ、生まれ育ったこの土地に住み続けたいだけなんです
この大好きな自然を 僕らの子どもたちに残したいだけなんです

ダムの中止が決まったら、僕らは看板を撤去して、そこに花を植えたいのです
(歌)
ここは こうばる ホタルの里
   自然を守る人が住む
 
  ここは こうばる ホタルの里
   ふるさと愛する人が住む


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Posted by やんばちゃん at 23:52│Comments(1)紹介
この記事へのコメント

「川原のうた」のこと、ご紹介いただきありがとうございました。たいへん嬉しく思っています。

ただ、1つだけ訂正させてください。
最初に「石木川まもり隊の歌」と書かれていますが、そこは少し違うのです。
私は「石木川まもり隊」のメンバーで、この歌作りに関わりましたが、これは石木ダム建設予定地である「川原」の自然と、そこに住む川原住民=石木ダム建設絶対反対同盟の方々の想いを書いたもので、まもり隊の歌ではないのです。

また、歌っているのも地権者の皆さん方がほとんどです。

実は昨日、地元川棚町の文化祭のステージでこの歌が歌われ、大きな拍手に包ました。

川棚町長は「石木ダム建設促進川棚町民の会」の会長だった人です。町議会ももちろん推進です。文化祭会場の近くには、ダムのために家や田畑を県に売って新しい立派な家に移り住んでいる方々もいらっしゃいます。
そんな背景の中でこの歌を歌うのは、とても勇気を必要とすることでしたが、反対地権者の皆さんは語りも入れて堂々と歌われました。

メンバーの中には3世代の家族6人で参加してる人たちもいます。半世紀にわたってダム建設に反対してこられた「石木ダム建設絶対反対同盟」の皆さんへあらためて拍手をおくりたいですし、また、その歌声に静かに耳を傾け、その想いを受け止めて下さった川棚町の皆さんの温かさにも拍手をおくりたいと思います。
Posted by cosmos at 2010年11月08日 22:24
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石木ダム関係者による「川原(こうばる)のうた」
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