2010年02月18日

八ッ場へ行ってきました

 八ッ場へ行って、さきほどもどったばかりです。
 雪情報を確かめつつ、延び延びになってしまってましたが、久々の晴天。。
 今日も何やかやと“おみやげ”品のコピーなどに手間取って、その上、出がけにある方からうれしい電話もありまして、結局午後になっててからの出発でした。Oさんとお昼を一緒にたべようかなとこしらえた急ごしらえの弁当も不意に。
 ですので、押せ押せの時間の中で、結局、夜になってしまいました。でも、最後のお宅でも、盛りだくさんの情報をお伝えするのに、またたく間に時間がすぎてしまいました。
 出がけにあった電話には、八ッ場の先々に光をもたらす一つの提示もありました。ともかく時代は動いています。ですので、はりきって最新情勢を伝えて参りました。
 まるで、私は村々に情報を伝え歩いた“旅芸人のオバさん役者”もしくは“薬売りのオバさん”。少し恰好良くいえば、“中世の文化の伝播者の役割を果たした雑種賤民的存在”だなと感じた次第です。
 
 現地で、お訪ねしたある地域のある家の聞いたばかりの最新情報の一つに、川原湯温泉の老舗旅館が三月末までで四月には閉じられるとのことを伺いました。組合の会合でご当主が報告されたとのことでした。
 寂しいかぎりです。
 次のお宅では、以前、すくなからずの関係性のあるお宅のように伺っていましたので、聞いたばかりのことですが伝えますと、その後の会話の中で「そうか、止めるんかや」と何度もつぶやかれていて、口とは反対になじみのある地域の方にとられては、思い入れのある衝撃かつ象徴的な事のようでした。
 廃業に至られる直接的原因までは、部外者の私にはわかりませんが、長引くダム問題。さらに方向性定まらぬダム問題がすくなからず作用していることは明らかだと思われます。
 温泉街では。この日も新年早々から行われていた旅館の解体工事がさらに進んでいて、鉄材のみの景観になっていました。ダムってどこまで、さまざまに影響を及ぼすものなのでしょうね。
 
 たそがれ時にお邪魔したお宅の戸口にたつと、お勝手まで直線の間取りなので、ガラス戸の端から見えたのは早くも夕食風景。そっと戸口から離れて、時間をつぶし再度、お邪魔しました。
 このお宅の玄関土間に設置された、焚き木ストープの赤々とした炎、煙突から勢いよく吐き出される煙。冷えた心身には大助かりの温みが染みわたってくれて助かりました。いまもなお、あの温もりの余韻は身体全体に残っています。


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Posted by やんばちゃん at 23:49│Comments(0)八ッ場だより
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