2010年02月13日
これは造る側の作文ですー長野原町出身者の手記
今日の八ッ場は雪がひどくふぶいているそうです。
伊東光晴さんの書評による拡がりがまたありました。
長野原町ご出身で、大阪の箕面市にお住まいの方から昨日、版元を通して、すばらしいお手紙を頂戴しました。
それは、この方は長野原町出身者で、その同級生で長野原町議員をしている方に1/20に宛てた、町の将来を憂える文面のお手紙の写しでした。私宛の私信の日付けから、お書きになられたのは2/4のようです。
伊東さんの書評の文面を、長野原町の皆さんに電話でお伝えしたのとおなじように、思わず電話口で読ませていただきましたところ、どなたも「本当にそうだ。それにしても、良い意見だのう」「その人の言うことが本当さ」と複数の方が感心して、皆さん、できるなら全文を読ませて欲しいとのことでした。また、本欄でも転載させていただき、皆さんにもお知らせしたいとと思い立ちました。
で、転載などをお断りしようとして、簑面市のご自宅のご住所は明記されていましたので、電話番号を104で聞いてお願いしようとしましたが、掲載してないとのことでした。
……ためらいますが、でも、たぶん、お許し下さるだろうと思われますのでご紹介させていただきます。
どうか、この方のご意見を同級生の町会議員さんにも、おわかり戴きたいものと思います。 A4の用紙にパソコンで4枚ほどのお手紙です。
? .........................................
親友の〇〇君へ
平成22年1月20日
ーー 略ーー
この前も電話で言ったように私は推進派でも、反対派でもなかったのですが送ってもらった資料を観てやっぱりこのダムは必要だとはどうしても思いません。これは造る側の作文です。実によく作られた作文というのが私の印象です。
私の視点は、町の人たちは本当にどうしたいと思っているのだろうかと、という点です。自分たちのこれからの生活が、過去とてらして、現在、未来をみてダムが出来たら一体どうなるのかを考えるのが大切ではないですか。
東京に、埼玉に、千葉などに、水がいるからとか、洪水の恐れがあるからとかもダムを考える一つの要素ではあります。しかしこれは国として案をつくり、そのためにどうやって地元を説得するかの、考えられる限りの作文を作り、彼らなりに自信を持って提示して来たに過ぎないというのが私の見方です。
言ってみれば、長野原の町民にとって自分を犠牲にしてまでもやらなければならないことなのか、なのです。国の作った作文に影響されながら自分たちのことを考えると視点がぼけてしまいます。だから原点に戻り、下流域のことだけを考えた役人の言い分に乗るかどうか考えるチャンスがもう一度来たと私には思えてならんのです。57年前の町民はどのように感じていたのでしょう。
怒らないで読んでください。
新しい道路があのように立派に出来て、大変便利になって大した変わりようです。町のあの辺りはあっと驚く変化です。ここで民主の連中の言うようにダムが出来なければ、渓谷も、川原湯温泉も昔のまま、かわりません。つまり町の(国の)大切な資産が何一つ奪われずに、国が町をきれいに、便利にしてくれたようなものではないですか。長野原町のこれからはどう考えても観光です。 ーー 略ーー
国が投入した膨大な金は、長野原町の人達にとって勿体なくもなんでもない、関係ないんです。彼らが自分のやりたいことを強引に押し付けてきて、そのために勝手に金を使ったんです。
........................................
ひとまず、今晩はここまで。
まもなく4/18には町長選ですが、こういう方が指導者となってくださったら、どんなに長野原町は生き生きと輝きをもって再生できることでしょうね。
伊東光晴さんの書評による拡がりがまたありました。
長野原町ご出身で、大阪の箕面市にお住まいの方から昨日、版元を通して、すばらしいお手紙を頂戴しました。
それは、この方は長野原町出身者で、その同級生で長野原町議員をしている方に1/20に宛てた、町の将来を憂える文面のお手紙の写しでした。私宛の私信の日付けから、お書きになられたのは2/4のようです。
伊東さんの書評の文面を、長野原町の皆さんに電話でお伝えしたのとおなじように、思わず電話口で読ませていただきましたところ、どなたも「本当にそうだ。それにしても、良い意見だのう」「その人の言うことが本当さ」と複数の方が感心して、皆さん、できるなら全文を読ませて欲しいとのことでした。また、本欄でも転載させていただき、皆さんにもお知らせしたいとと思い立ちました。
で、転載などをお断りしようとして、簑面市のご自宅のご住所は明記されていましたので、電話番号を104で聞いてお願いしようとしましたが、掲載してないとのことでした。
……ためらいますが、でも、たぶん、お許し下さるだろうと思われますのでご紹介させていただきます。
どうか、この方のご意見を同級生の町会議員さんにも、おわかり戴きたいものと思います。 A4の用紙にパソコンで4枚ほどのお手紙です。
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親友の〇〇君へ
平成22年1月20日
ーー 略ーー
この前も電話で言ったように私は推進派でも、反対派でもなかったのですが送ってもらった資料を観てやっぱりこのダムは必要だとはどうしても思いません。これは造る側の作文です。実によく作られた作文というのが私の印象です。
私の視点は、町の人たちは本当にどうしたいと思っているのだろうかと、という点です。自分たちのこれからの生活が、過去とてらして、現在、未来をみてダムが出来たら一体どうなるのかを考えるのが大切ではないですか。
東京に、埼玉に、千葉などに、水がいるからとか、洪水の恐れがあるからとかもダムを考える一つの要素ではあります。しかしこれは国として案をつくり、そのためにどうやって地元を説得するかの、考えられる限りの作文を作り、彼らなりに自信を持って提示して来たに過ぎないというのが私の見方です。
言ってみれば、長野原の町民にとって自分を犠牲にしてまでもやらなければならないことなのか、なのです。国の作った作文に影響されながら自分たちのことを考えると視点がぼけてしまいます。だから原点に戻り、下流域のことだけを考えた役人の言い分に乗るかどうか考えるチャンスがもう一度来たと私には思えてならんのです。57年前の町民はどのように感じていたのでしょう。
怒らないで読んでください。
新しい道路があのように立派に出来て、大変便利になって大した変わりようです。町のあの辺りはあっと驚く変化です。ここで民主の連中の言うようにダムが出来なければ、渓谷も、川原湯温泉も昔のまま、かわりません。つまり町の(国の)大切な資産が何一つ奪われずに、国が町をきれいに、便利にしてくれたようなものではないですか。長野原町のこれからはどう考えても観光です。 ーー 略ーー
国が投入した膨大な金は、長野原町の人達にとって勿体なくもなんでもない、関係ないんです。彼らが自分のやりたいことを強引に押し付けてきて、そのために勝手に金を使ったんです。
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ひとまず、今晩はここまで。
まもなく4/18には町長選ですが、こういう方が指導者となってくださったら、どんなに長野原町は生き生きと輝きをもって再生できることでしょうね。
Posted by やんばちゃん at 23:40│Comments(0)
│八ッ場だより