2009年08月04日

ダム推進・夏の陣ー上下流交流、官も民も 

 昨日8/3(月)も、八ッ場へ行ってきました。
 この日は久々の晴天。となれば、お話を伺うのには仕事が一段落した夕方の方がご迷惑をかけないかと考えて、午後から八ッ場入り、とは、体の良い恰好づけ。本当はなにやかやと雑用が終わらず、出かけるのが遅くなってしまった次第。ですので、夜まで忙しかったです。

 まず、資料を見せてもらいに久々にお邪魔した、長野原町役場ダム対策課は大忙しの様子。
 前に電話でお尋ねした件に関してなものですから、お話しした方がいらっしゃらない様子に出直し。
 2度目に伺った際にも、お忙しそうな気配に、つい、?気弱な私は遠慮がちになってしまって、早々に退席。こういう時は、すんなり下がった方がベターと心得ています。
 なお本日、電話で町の方とおしゃへりしていましたら、、どうやら明日~、千葉県から「水の大使」が訪れるようで、たぶん、その準備で大わらわでなのではとのことでした。
 毎年、夏休み中に、二泊三日で保護者同伴で訪れ、長野原町内の小学生たちと交流を深める催しで、今年はもう何回目になるのでしょうか。子供を巻き込むのが、国交省のお得意技。題して、上下流交流事業。罪なことです。

 去る7/31には、同じく千葉の、森田健作・千葉県知事が八ッ場視察に初めて訪れたようです。
 選挙戦中は八ッ場ダムに対して態度を保留し、当選直後直ちに、先の推進議連の席で豪語したと同じく「千葉にとって必要」とのたもうてます。知事さん達は群馬・埼玉・千葉と揃いもそろって、民主党案にかみついているようです。
 地元紙・上毛新聞は、工事現場で渋谷所長から説明を受け、腕組みしている森田知事のカラー写真添えでした。
 なお、同日付の千葉県版の毎日新聞も、“上下流交流”にちなんで転載してみます。

 さらにまた別情報によりますと、明日は長野原町から、議会・ダム対策委関係者の、「ダム存続」の陳情団が、関東地域整備局へ。
 明後日は、長野原町・東吾妻町の両町長・議長が、民主党本部へ出かけるようです。
 
 いずれもの担当窓口として、ダム対策課は「盆と正月」の忙しさに見舞われ、錯綜状態の時に、名うての厄介なオバさんの奇襲をうけて、さぞかし大変だったことでしょうね。ごめんなさい。
 でも、ご丁寧に対応くださって、本当にありがとうございました。こちらも本欄にて。

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 【2009年08月01日(土) 朝日新聞群馬版 写真あり】
  http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000580908010001
「中止されたら大変」千葉県知事視察
キャブション:八ツ場ダム建設地の視察を終え、報道陣の質問に答える森田健作・千葉県知事=長野原町

 「鳩山総理」におかしいとはっきり言いますよ――。国が長野原町で計画を進める八ツ場(や・ん・ば)ダムについて、千葉県の森田健作知事が31日、建設地を視察した。民主党が政権交代を視野に八ツ場ダム建設事業の中止をマニフェスト(政権公約)に盛り込んだことを踏まえ、報道陣にこう言い切った。
 八ツ場ダム事業の継続が総選挙の争点に浮上以来、利水権を持つ下流都県のトップが足を運んだのは初めて。森田知事は国土交通省側から事業の説明を受け、ダムサイトの仮排水トンネルの建設現場や水没する地区の代替地などを駆け足で見て回った。
 視察後、報道陣に「地元住民の99・9%が納得し、完成を望んでいると聞いた。進捗(しん・ちょく)率も7割。ここまで来た以上は完成させないといけない。政権が代わって中止にされたらたいへんなことになる」と語った。
 なぜ今視察か、との質問には、同じく水利権のある埼玉県の上田清司知事が民主党を「無責任」と批判したことに触れ、「政権交代の可能性がある。(そうなれば)すぐに(石原慎太郎)都知事も含めて相談しないといけない」と、何度も「政権」を口にしながら、1400億円といわれる負担金を支払っている下流都県がまとまって行動を起こす考えを示した。(石田裕貴夫)

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 【2009年08月01日(土) 毎日新聞千葉版】http://mainichi.jp/area/chiba/news/20090801ddlk12010090000c.html
 群馬・八ッ場ダム建設:「早期完成働きかける」 現場視察で知事 /千葉 
 森田健作知事は31日、群馬県長野原町の八ッ場(やんば)ダム建設現場を視察した。約2時間、工事現場や水没する地区の住民が移転する代替地などを見て回った。

 森田知事は「八ッ場ダムは治水・利水の面で必要不可欠な施設。早期完成とコスト縮減を国に働きかけていく」とのコメントを発表した。

 県によると、森田知事は民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)でダム建設中止を掲げたことについて「事業費ベースで70%以上完成し、地元の方も99・9%が納得してくれている」と指摘。「もし鳩山総理誕生ということになったら『おかしいですよ』と言う。実際に政権をとったら現実的にものを考えるでしょう」と話したという。【倉田陶子】

【関連記事】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090731-00000039-mailo-l12
09衆院選ちば:森田知事、八ッ場ダムをきょう視察 民主公約改めて批判 /千葉



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Posted by やんばちゃん at 23:11│Comments(1)八ッ場だより
この記事へのコメント

群馬県知事 「地元住民や関係市町村、1都5県の意見を聞くことなく建設中止したことは言語道断で極めて遺憾。」
茨城県知事 「中止の判断に至った理由、代替案などについて何らの説明もないことは極めて遺憾。」
埼玉県知事 「民主党の公約そのものがルールを無視したもの。」
千葉県知事 「私も視察に行ったが、あの状況で止めるのは大変。地元の人達の国への信頼もなくなり、協力への躊躇が出るのではないか。」
東京都知事 「基本的に建設反対に反対。7割もできているプロジェクトをやめる意味は、理解できない。」
立地予定の群馬県を除く周辺の1都4県の知事は、中止の際には支出済みの負担金約1500億円の返還を求めることで一致した。前原国土交通相は返還すると語った。
治水の必要性は、河川の流域に住んでおらず、浸水被害を経験したことのない鳩山由紀夫には実感はないはず。
後始末はどうするのか。例えば、既にできている高さ約100mの巨大な複数の橋脚は、撤去するのか放置するのか民主党は具体策を示さなければならない。
Posted by 在日民主党 at 2009年09月21日 20:07
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