2011年03月30日
昨日の日本学術会議の報告
3/30 その一
「汚染水 数千㌧」、「2号機 圧力容器損傷も」などの原発事故の最悪のシナリオに近づいてしまっているような状況下、ダム問題における「基本高水が、ナニモノぞ」的な思いもしますが…… 一応の報告を。
「電車にとびっのって」どころか、その電車に乗れず、見事に遅刻でした。
(理由は末尾に記しますので、皆さまも昨今の交通事情にはお気をつけください)
なお、本日から、両毛線も吾妻線も運転再開とのこと。良かったですね。
結局、地下鉄千代田線・乃木坂駅を出てすぐ左手の会館にたどりついたのは40分遅れ。
トップバータの関 良基(拓殖大学政経学部)教授の話の終わり間際でした。でも、一度講演を聞いているのと、分厚いレジュメがありましたので助かりました。お一人持ち時間が15分程度との由。
問題は、開会直後に講義があったらしい、「流出解析手法 ー貯留法関数法による洪水流出解析ー」なる、「農業土木学会誌 」の写し。後半部には見たこともない数式がズラリ。仮に聴いても、浅薄な頭ではたぶん概要もつかめなかったでしょうが、ともかく猫に小判の資料となってしまいました。
土木工学・建築学委員会
一、 ヒアリングに招かれた専門家のお名前を、お話順に以下に列記します。
①関 良基 参考人 (拓殖大学政経学部教授)
②宮本 忠 〃 (関東学院大学名誉教授)※群馬県議会でも参考人招致。
③大熊 孝 〃 (新潟大学名誉教授)
④藤部文昭 〃 (気象研究所・予報研究部)
二、河川流出モデル・基本高水評価検討等分科会 委員
氏 名 所 属 ・ 職 名 備 考
①池田 駿介 東京工業大学名誉教授 会員
②小松 利光 九州大学教授 連携会員
③小池 俊雄 東京大学教授 連携会員
④寶 馨 京都大学教授 連携会員
⑤沖 大幹 東京大学教授 連携会員
⑥椎葉 充晴 京都大学教授 特任連携会員
⑦守田 優 芝浦工業大学教授 特任連携会員
⑧鬼頭 昭雄 気象庁気象研究所部長 特任連携会員
⑨窪田 順平 大学共同利用機関法人人間文化研究機構准教授 特任連携会員
⑩立川 康人 京都大学准教授 特任連携会員
⑪田中丸治哉 神戸大学教授 特任連携会員
⑫谷 誠 京都大学教授 特任連携会
三、国交省関東地方整備局
山田・関東地方整備局河川局長 以下
委員長の小池俊雄・東京大学教授は、それぞれの参考人の説明が終わることに、質問を各委員から求めるとともにご自分も不明点や確認事項をくりだし、論点を巧みに整理されつつ進められていました。本当に“学問”に立ち向かわれる探究者の深みを感じさせながらの、穏やかなお人柄のにじみでる話し方でした。
(無知な当方は、第一回の「無検討の場」での報告事項を耳にした際、思わずまたもの「国交省の丸投げ機関」的に感じてしまった不明を恥じてます。ここは「良識的な学問の最高機関」なのでした)
しかも、本日は、わが市民運動の側にでもお話を戴いている、新鋭の関教授、裁判の陳述人としてもご努力くだされた大熊教授のお二人。そして、気象学という異色の分野ながら、雨量の面で大変大切な証言者の藤部さんなど、三時間切れ目なしのようでしたが、長く感じませんでした。
小池委員長が、藤部参考人に「データーがない場合に、雨量の傾向を知る方法があるか」と問い、「ある程度のパターンに即すことが可能」との答えがありました。
なお、気象庁のデーターは1948年~。ただし、問題の1947年のカスリーン台風時の資料はないという事実の前に、小池委員長は大いに困惑していられました。
詳しい報告事項は下記にてアップされますので、ご興味のある方は過去のも含めてどうぞ。
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/bunya/doboku/giji-kihontakamizu.html
写真採りは冒頭場面のみですので、帰途、せめてもと会館の写真を採った次第。
ことのついでに東京案内をしますと、会館右手の建物の一部がほんのちょっと見えるのが「新国立美術館」。本日休館の旨が地下鉄構内にもはりだされてました。
写真手前左手の道路角からは、青山墓地が続きます。道路の両サイドには待機中のタクシーの車列がズラリ。夜にでもなれば近場の赤坂や官公庁街からのお呼びがかかるのでしょうか。最も前に駐車中の運転手さんが、トランクからビニール袋を出して近場のゴミを拾っていました。思わず、そのマナーに感心してしまいました。
会館脇が地下鉄入口だったのに歩きだしてしまったものですから、ここから渋谷駅まで、真上を首都高速が走るバス通りに沿って、青山学院・跡見学園・国学院などのある六本木通りを約40分ほど歩いてしまいました。
もう、高崎近辺の交通機関はほぼ正常通りと思い込んでの失敗談です。
両毛線が不通状態なのに思い及ばす、いつもの高崎問屋町駅の改札口にも張り紙もなく、駅員さんも無言で捺印してくれた切符をもってホームへ一目散。下りはすぐにきたのに、時刻表記載の二つの電車が来ず。ここで気がついて確かめに行くと、ずっと電話中。また別の女性が上に上がってようやく聴きだしてくれた話によれば、1時間後の便しかないとのこと。私よりも前からホームでじっと待っていたお年寄りが、待つことに見切りをつけて上に上がった改札口で、駅員に「放送くれぇしろよ!!」と怒鳴ると、「すみません、今しようと」。お一人体制らしくどうにもならなかったのでしょうが、ひどい話。
あわてて高崎駅まで大慌ての運転にて、汗だくだくのまま階段を駆け上り、“とび乗った”上野行きは、なんと問屋町駅でそのまま待っていても接続可能な電車だと発車寸前に解った次第です。やることなすこといつもこんな具合のヒトなのです。
本日も、どうでもよい私的報告にて、肝心の内容にたどりかないうちに幕切れ。深謝。
「汚染水 数千㌧」、「2号機 圧力容器損傷も」などの原発事故の最悪のシナリオに近づいてしまっているような状況下、ダム問題における「基本高水が、ナニモノぞ」的な思いもしますが…… 一応の報告を。
「電車にとびっのって」どころか、その電車に乗れず、見事に遅刻でした。
(理由は末尾に記しますので、皆さまも昨今の交通事情にはお気をつけください)
なお、本日から、両毛線も吾妻線も運転再開とのこと。良かったですね。
結局、地下鉄千代田線・乃木坂駅を出てすぐ左手の会館にたどりついたのは40分遅れ。
トップバータの関 良基(拓殖大学政経学部)教授の話の終わり間際でした。でも、一度講演を聞いているのと、分厚いレジュメがありましたので助かりました。お一人持ち時間が15分程度との由。
問題は、開会直後に講義があったらしい、「流出解析手法 ー貯留法関数法による洪水流出解析ー」なる、「農業土木学会誌 」の写し。後半部には見たこともない数式がズラリ。仮に聴いても、浅薄な頭ではたぶん概要もつかめなかったでしょうが、ともかく猫に小判の資料となってしまいました。
土木工学・建築学委員会
一、 ヒアリングに招かれた専門家のお名前を、お話順に以下に列記します。
①関 良基 参考人 (拓殖大学政経学部教授)
②宮本 忠 〃 (関東学院大学名誉教授)※群馬県議会でも参考人招致。
③大熊 孝 〃 (新潟大学名誉教授)
④藤部文昭 〃 (気象研究所・予報研究部)
二、河川流出モデル・基本高水評価検討等分科会 委員
氏 名 所 属 ・ 職 名 備 考
①池田 駿介 東京工業大学名誉教授 会員
②小松 利光 九州大学教授 連携会員
③小池 俊雄 東京大学教授 連携会員
④寶 馨 京都大学教授 連携会員
⑤沖 大幹 東京大学教授 連携会員
⑥椎葉 充晴 京都大学教授 特任連携会員
⑦守田 優 芝浦工業大学教授 特任連携会員
⑧鬼頭 昭雄 気象庁気象研究所部長 特任連携会員
⑨窪田 順平 大学共同利用機関法人人間文化研究機構准教授 特任連携会員
⑩立川 康人 京都大学准教授 特任連携会員
⑪田中丸治哉 神戸大学教授 特任連携会員
⑫谷 誠 京都大学教授 特任連携会
三、国交省関東地方整備局
山田・関東地方整備局河川局長 以下
委員長の小池俊雄・東京大学教授は、それぞれの参考人の説明が終わることに、質問を各委員から求めるとともにご自分も不明点や確認事項をくりだし、論点を巧みに整理されつつ進められていました。本当に“学問”に立ち向かわれる探究者の深みを感じさせながらの、穏やかなお人柄のにじみでる話し方でした。
(無知な当方は、第一回の「無検討の場」での報告事項を耳にした際、思わずまたもの「国交省の丸投げ機関」的に感じてしまった不明を恥じてます。ここは「良識的な学問の最高機関」なのでした)
しかも、本日は、わが市民運動の側にでもお話を戴いている、新鋭の関教授、裁判の陳述人としてもご努力くだされた大熊教授のお二人。そして、気象学という異色の分野ながら、雨量の面で大変大切な証言者の藤部さんなど、三時間切れ目なしのようでしたが、長く感じませんでした。
小池委員長が、藤部参考人に「データーがない場合に、雨量の傾向を知る方法があるか」と問い、「ある程度のパターンに即すことが可能」との答えがありました。
なお、気象庁のデーターは1948年~。ただし、問題の1947年のカスリーン台風時の資料はないという事実の前に、小池委員長は大いに困惑していられました。
詳しい報告事項は下記にてアップされますので、ご興味のある方は過去のも含めてどうぞ。
http://www.scj.go.jp/ja/member/iinkai/bunya/doboku/giji-kihontakamizu.html
写真採りは冒頭場面のみですので、帰途、せめてもと会館の写真を採った次第。
ことのついでに東京案内をしますと、会館右手の建物の一部がほんのちょっと見えるのが「新国立美術館」。本日休館の旨が地下鉄構内にもはりだされてました。
写真手前左手の道路角からは、青山墓地が続きます。道路の両サイドには待機中のタクシーの車列がズラリ。夜にでもなれば近場の赤坂や官公庁街からのお呼びがかかるのでしょうか。最も前に駐車中の運転手さんが、トランクからビニール袋を出して近場のゴミを拾っていました。思わず、そのマナーに感心してしまいました。
会館脇が地下鉄入口だったのに歩きだしてしまったものですから、ここから渋谷駅まで、真上を首都高速が走るバス通りに沿って、青山学院・跡見学園・国学院などのある六本木通りを約40分ほど歩いてしまいました。
もう、高崎近辺の交通機関はほぼ正常通りと思い込んでの失敗談です。
両毛線が不通状態なのに思い及ばす、いつもの高崎問屋町駅の改札口にも張り紙もなく、駅員さんも無言で捺印してくれた切符をもってホームへ一目散。下りはすぐにきたのに、時刻表記載の二つの電車が来ず。ここで気がついて確かめに行くと、ずっと電話中。また別の女性が上に上がってようやく聴きだしてくれた話によれば、1時間後の便しかないとのこと。私よりも前からホームでじっと待っていたお年寄りが、待つことに見切りをつけて上に上がった改札口で、駅員に「放送くれぇしろよ!!」と怒鳴ると、「すみません、今しようと」。お一人体制らしくどうにもならなかったのでしょうが、ひどい話。
あわてて高崎駅まで大慌ての運転にて、汗だくだくのまま階段を駆け上り、“とび乗った”上野行きは、なんと問屋町駅でそのまま待っていても接続可能な電車だと発車寸前に解った次第です。やることなすこといつもこんな具合のヒトなのです。
本日も、どうでもよい私的報告にて、肝心の内容にたどりかないうちに幕切れ。深謝。
Posted by やんばちゃん at 18:08│Comments(0)
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