2011年09月24日
八ッ場は熱し、されど難し
【挨拶する今本京大名誉教授】
【2011年9月24日 読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/
再検証ヤマ場 シンポや国政報告会
八ッ場ダム(長野原町)の再検証作業が終盤に入り、推進、反対派双方の動きが加速している。23日は、反対派が前橋市内で再検証の問題点を追及するシンポジウムを開催する一方、推進派の小渕優子衆院議員(自民)が地元の長野原町で国政報告会を開き、建設再開を訴えた。前田国土交通相は、10月上旬に地元入りする意向を示しており、国交相の今後の対応に両派の関心が集まっている。
ダム建設見直しを求める市民団体などが主催したシンポジウムには約300人が参加。「八ッ場ダムの検証は茶番劇」と題し、水問題研究家の嶋津暉之(てるゆき)氏や、関良基・拓殖大准教授(森林政策学)らが、ダムを「最も有利」と評価した国土交通省関東地方整備局の検証手法を批判した。
嶋津氏は、首都圏の水道配水量が年々減少しているデータを示した上で、「整備局は過大な水需要予測の見直しを行っていない」と指摘。関准教授は、同整備局が河川上流の森林土壌が雨水を一時的にためる能力を過小評価していると説明し、「堤防強化が喫緊の課題だ」と語った。
また、前田国交相と京大の同級生で、ダムに懐疑的な今本博健・京大名誉教授(河川工学)は「長年苦しんだ地元のことを考えると八ッ場ダムは難しい問題」とした上で、国交相には「後世に汚名を残すな」と助言したことを明かした。
一方、小渕議員の国政報告会には約150人が出席した。22日に自民党有志の「八ッ場ダム推進議員連盟」の一員として前田国交相に陳情した小渕議員は、「大臣は『(再検証の)最終結論は私が決める』と話していた」と説明。「大臣は当然の決断をしてくれると思う。国交省出身で河川が専門の方。中止になれば、自身が歩んできた道のりを否定することになる」とけん制した。
Posted by やんばちゃん at 22:48│Comments(1)
│八ッ場だより
この記事へのコメント
ただのニュースの丸写しでは何の意味もありません。
Posted by やんば at 2011年09月26日 22:46