2011年11月01日

縁起花 ・吉祥草咲く、11月の白さぎの詩

縁起花 ・吉祥草咲く、11月の白さぎの詩


縁起花 ・吉祥草咲く、11月の白さぎの詩


 【日本古来の縁起花、吉祥草。良いことがあると咲くといわれています。植えておくと吉事がもたらされると言われてきた、めでたい山野草です。
 その良いことがなかった10月中に、通例は咲くはずなのに、去る24日の日に、いつものようにフリーマーケットにもっていこうとしたら、いっかな花芽なし。ところがここ2~3日、急速に開花。上の写真の埴輪は楯持ち人埴輪と言って、古来の魔よけの埴輪。村々の辻でにらみを利かして来た埴輪のそばにも、この吉祥草を植えてもう、四年。
 私たちの村づくり活動として、わが家のを株分けして植えたものでした。たぶん、周辺地域のあちこちの辻で、今頃は開花していることでしょう】 


 本日の会議での説明役をおえて、一段落。
 ひさしぶりに早めのお風呂にはいり出かけると、電話。めっきり少なくなった電話の数です。今日はルス電にしていくのを忘れていました。
 すると、地域の文芸サークルのお世話役のMさん。「詩の原稿はどうしたい?」と。
 たく、もう!! イジワルなんだからと思う。たった一日、遅れただけで、毎年、もっと遅れているのが半ば恒例化。たまたま昨晩遅くに、昼間広げた手帳に「締切り日」と記してあったのが目について不意によみがえって、気がついたけれど…… まだまた先で良しと思っていたし、それが通例。
 あれは10日くらい前、送信時間に切羽づまっている時に、犬が泣きチャイムが鳴った。
 打ち出した草稿を片手に持ったままドアを細めにあけた。寝起きに近い身支度で、朝からずっとパソコンにかじりついていたのだった。
 Mさんだった。もう20年以上も前からのサークルのお世話役で、何かとお世話になってきた。 
 「あのね、今、とっても忙しいんよ。悪いんねぇ。時間がないの。これ、10時までに送信しなければならないの。ギリギリなの」と渡された配布物をふんだくるようにうけとりかけた。
 「あんたはさ、まぁさ、いつもそうだからさ」「本当なのよ」「あのさ、詩の原稿、わかっているだろうけれど今月いっぱいだからね」「ハイ」「本当だいね」「うん、わかたった!! わかった」と。本当にこの日は時間がせまっていた。
 さらに、皮肉屋でとおっているこの方、前回の夏場にみえた時、軒先のグリーンカーテンの出来損ないをみて、「これはダメだ。実らないよ」と断定。「こんなに日陰でゴーヤと山芋をいっしょに植えたんじゃ」とプロの大農家のご託宣。いささか面白くはない。内心、大きなお世話わよと感じていた。
  帰りしなに「どうだい、実ったかい」。当方無言をきめこむ。
 自信にみちて、「やっぱり、ならなかったんべ」ときた。
 反射的に「実った。なった。じゃあね」と戸を閉めた。
 ウソをいうのはやはり、心痛む。絶対に何らかのケチをつけなければ、お気がすまないご人格なのだけれど、面倒見の良い方でもある。

 で、律義にもお電話とあいなった次第。お役目本当にご苦労さまです。
  とっさに「昨日までだったのを覚えていましたけれど……」。「覚えていたかい」。
 「ええ、明日の昼、イヤ昼過ぎに届けます」
 「たまには、いいのを書きなよ」「それどころじゃないわよ。毎回、ページ埋めるだけの義務感だけのやっつけ仕事だよ」
 まてよと思って、留守電をきいてみた。これがもらいものなのだけれど、厄介な機種なんです。通常は新しいのから聞けるのに、古い順に。しかも、消去もその電話を聞いている時に推さないとダメ。たった一つ良いのは長時間の録音ができるので、まだ消してないのが幾つか、それを順序よく聞いていかないと、たどり着けないめんどうくさい代物。
 ありました。「原稿、きていないよ」と知りきれトンボのこの方の声。なお、いくら直しても相変わらず1/1から始まって、現在ぬよ1/3。定かでないのです。今朝はルス電を解除したままだったから、つまり、厳格に31日夜、でもいたよな。もしくは……
 実は、今日の運勢は、「日ごろの信頼が幸運の鍵。友達がチャンスをくれそう」で確かにそうんな気配もありました。そして、とどめはこの方。ある月の運勢は「異性がらみに幸運あり。夜の誘い吉」なのにね……
  
 はい、そんなわけで、明日までにといわず、ひとくぎりついた今宵、薄ぼんやりの頭で、薄ぼんやりとした詩を一遍もかかねばならないのです。
  そこで、破れかぶれの意味不明の詩らしきものをと、浮かびくる単語を書きなぐった次第です。

 
   11月の白鷺に祈る

 白鷺よ、たたずむな
 そこはお前の定位置にあらず
 お前は高く高く翔べ
 とばざるを得ないのだ
 ひたすら、この国の空を


 そして、女よ
 たちどまるまい
 何があったとしてもだ
 素足の裏をヒリヒリとさせて
 一椀の汁をすする時、
 今宵、新たな
 逆襲がはじまるかも知れない

 身の丈、いっぱいのかなきり声
 どこかで誰かが
 よもや、女よ
 お前じゃあるまいな


 
 野の花よ、鳥よ、夜盗よ
 盗むまい
 奪われまい
 心して、行け
 そう、野武士の心意気にて
 ふんばれ限り、ふんばり
 まっすぐ、前をみて


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Posted by やんばちゃん at 21:36│Comments(0)八ッ場だより
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