2011年11月05日

おかしな読売報道、各報道一覧



 【席上、配布された資料。左端のは3日現在、届いたパプコメ集で130名分とか。帰りの電車の中で読んだ限りでは、明らかに「ダム案が最良」と記されていたのは、数篇でした。なお、同一者の文章が幾つかにわかれているようにも、長文のは最後までなかった感じましたけれど……】

 ところで、本日の県内版報道一覧を作成するにあたり、各紙の引用を初めて、読売新聞を読んでびっくり。
 見出しがなんと
①「国交省、学識経験者から聴取 八ッ場ダム13人中12人「建設」了承」となっているではありませんか。
②また「同整備局が4日締め切りで実施している国民からの意見募集の途中経過も公表された。3日までに寄せられたのは計130通で、近年のゲリラ豪雨の多発を挙げてダム建設を求める意見や、ダム建設より東日本大震災復興を優先すべきとの意見など、賛否両論が集まっている」となっているのですが、わたしが読んで、写真説明欄で入れたとおり、圧倒的にダム中止論ばかりでしたので、ここでもめんくらっています。
 まるで、同社の立場通りの「予定稿」みたいです。

 慌てて、今朝の本紙を実家へ借りに行ったものでした。目立つ太字の見出しではありませんが、中頃上段左端にありました。
 昨日の会は賛成反対の議決はせず、昨日の末尾に記述した、ぶらさがり会見時の宮村忠・関東学院大額名誉教授がいみじくも語っていたように、「意見を言うだけの会」なのでした。
 ただし、存じ上げている読売新聞の担当記者さんは、正確な記事を書かれる記者さんです。何かデスク以上の機関での勝手な改変があったのでしょうか。昨日の取材の席で、横並びの隣の列の席で腕組みなされて瞑目されていた姿が浮かびます。
 なお、明日からの意見聴取の変更について、さすがは地元紙だけに、上毛新聞はを報じてくれています。

 そこで、記憶に基づく、各委員のもっとも疑問を呈した順に記すと、以下の通りです。
 同じ一回の発言者でも、反対の意向の強い方、また県内版に発言が掲載されているかたからにしました。 なお、当方はテープお越しができていないので、メモとマスコミさんの報道内容を引用させていただきました。

① 野呂法夫さんーー※「極論は控えろ」や「短めに」と座長から制止されても、確か3回は発言。声大きく論旨に乱れがなく説得力あり。
 【毎日新聞】ーー東京新聞特別報道部の野呂法夫次長は「説得力がなく、計算方法の説明もない」と批判した。
 【東京新聞】ーー東京新聞特別報道部の野呂法夫氏は、東京都など利水参画者が実態と異なる水需給計画を提出しているとし「きちんとデータとして見せないと報告書として未完だ」と指摘。
 【読売新聞】ーー 野呂法夫・東京新聞特別報道部次長は「計算方法が色々と変更されたのに記載されておらず、到底納得できない」と批判した。
 【メモ】ーー事業費。地すべり問題。東電への補償問題などを出し、コスト比較の前に説明などを具体的本質的に求めた。
     ※第一回の発言に対し、宮村座長「ここで、言っても仕方ない」と発言していた。

② 清水義彦さん --※これまた制止にめげず、2回は発言
【朝日新聞】ーー報告書素案には、事業の3月末現在の状況を「用地取得87%」「家屋移転90%」と記されている。清水義彦・群馬大大学院教授(水理学)は「地域社会への影響が書かれていない。進捗率だけ見ていてはだめだ」と指摘した。 
【東京新聞】ーー群馬大大学院の清水義彦教授(河川工学)は「(八ッ場ダム事業で)これまで地域社会にどんな影響があったかを盛り込み、代替案と比較すべきだ」と注文。
?【読売新聞】ーー清水義彦・群馬大大学院工学研究科教授は「戦後最大の(カスリーン台風の)洪水からは過小評価だが、今 後20~30年で実現できるという点でよく考えられている」と評価した。
【メモ】ーー「工期に関して」の中で、 17000㌧への疑義

③ー1
 小林忍さん ※回数は一回。4人目の発言者。知事からして推進派の群馬の地元紙の立場にしては、リベラルな発言として感動した次第。 実は間接的にお名前だけ存じあげているこの方が、どんな発言をなされるか興味をもっての参加でした。
 【毎日新聞】ーー上毛新聞社の小林忍論説委員は「(報告書素案に)異議を唱える人が少なからずいるので、説明責任を果たしてほしい。そうしないと、地元の人、下流域の人にとっても将来に禍根を残すような結果になるのではないか」と述べた。
 【メモ】ーー「予断をもたずに検証」には科学的なデーターがある。群馬にとっても地元にとっても、データーで対峙するのは不幸。説明責任があるから、どういうことをやるのか説明して欲しい。それをやらないと将来に禍根を残す。

③ー2
虫明功臣さん ※各種の審議員を努められた方で、この日はい短い発言
【毎日新聞】ーー東京大の虫明(むしあけ)功臣(かつみ)名誉教授(河川工学)は目標流量について「治水担当者として、できる範囲のことをやろうという態度」と評価。
【メモ】ーー 全体がわかりにくいというのはある。17000㌧をどう考えるか。今の段階でベストの段階は難しい。今できることを役所の中でフォーローできないか。


③ー3
佐々木寧さん
【東京新聞】  埼玉大大学院の佐々木寧教授(植物生態学)は「地滑りや地震が起きたり、希少生物が見つかったり突発的なことがあると予算は膨らむが環境面では大ざっぱな議論しかしていない」と指摘した。
【朝日新聞】ーー再検証では、治水効果の確保に必要とされる経費について、八ツ場ダム中心の対策で約8300億円とし、四つの代替案より1300億~1千億円安かった。佐々木寧・埼玉大大学院教授(植物生態学)は「(自然)環境の検討はおおざっぱだ。基本的な調査をしているのか心配だ」と疑問を呈した。
【メモ】ーー報告書52ページへの質問

 ③ー4
 岡本 雅美さん  ※報道記事に発言記載はありませんでした。三人目の挙手で、長い質問。
 【メモ】 ーー なぜ、こんな問題になるのか。世界的にダムはタ゜メという時代になった。公共事業には必然性がなければならない。忘れてならないのが、公平性。公平をどうやって担保するかである。100年流量・200年流量に対応しきれない。100年200年はムリで、今は50である。
            が、東京都の水あまり状況の実態と、現段階での制度との限界にも触れてくれていました。
③ー5
 川上 俊也さん  
 【メモ】ーー地域の声をどう反映するのか。

③ー6
 浅枝 隆さん  ※声が柔らかくて、あまりよく聞きとれず

⑨以下の4の委員は発言なし
  石野栄一 小瀧潔 阪田正一 萩原博

////////////////////
※この見出しは当方の昨日来の前述からしても、おかしいです!!①【2011年11月5日 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20111104-OYT8T01391.htm
国交省、学識経験者から聴取 八ッ場ダム13人中12人「建設」了承 

② 【2011年11月05日 朝日新聞群馬版】 
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581111050001
有識者から意見聴取 会議たった2時間
(写真)八ツ場ダム事業についての資料に目を通す有識者ら=さいたま市の国交省関東地方整備局

③【 2011年11月5日 毎日新聞群馬版】 
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20111105ddlk10010229000c.html
八ッ場ダム建設:国交省報告書素案、識者から意見聴取

④ 【2011年11月5日 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20111105/CK2011110502000089.html
指摘や注文相次ぐ 八ッ場ダム問題 有識者から意見聴取

⑤ 【2011年11月5日 上毛新聞一面 左上】
 八ッ場検証 学識経験者が賛否 「説得力なし」「国に裁量権」

 八ッ場ダム建設の是非を決める検証作業で、国土交通省関東地方整備局は4日、検証手順に定められた学識経験者からの意見聴取として「利根川・江戸川有識者会議」の意見を聴いた。検証内容に対する支持や批判、疑問などさまざまな意見が出たほか、一般市民や地元住民などに対する丁寧な説明を求める声も多かった。
 出席したのは河川工学や環境など各分野の研究者や流域の地方紙幹部ら13人。ダムを建設する案と建設しない代替案を比較し、ダム案を「最も有利」とした整備局の総合評価などについて意見を述べた。
 出席者の一人は、治水面の検証をする際に整備局が基準として設定した
洪水の大きさについて「詳細な理由が示されず、説得力がない」と批判。
 一方で「基準設定は国交省の裁量権」と理解を示す出席者もおり、意見が分かれた。
 利水面の検証では、東京都など利水参画者がダム建設による開発の必要性を主張した水道量をもとに検証を進めた点を問題視し、検証が不十分だと指摘する声があった。
 このほか、「ダムを否定する人と(推進派の)議論がかみ合っていない」
「説明責任を果たさないと禍根を残す」などとして、検証内容について分かりやすく説明する場を設けるように求める意見が目立った。
 整備局は4日、検証に対する一般市民の声を聴くために受け付けたパブリックコメントを締め切り、3日までに寄せられた130件を公開した。ダムの早期完成や建設中止を求める声のほか、検証手法に対しても賛否両論が寄せられ、パブリックコメントでも意見は分かれた。
 長野原町で6~8日に開く流域住民からの「意見聴取の場」については、7日に意見発表予定だった1人が6日に変更したため、7日の開催はなくなった。


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Posted by やんばちゃん at 17:17│Comments(0)八ッ場だより
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