2011年11月24日

ゆがみ褐色の、強酸性土壌の川原畑代替地法面

ゆがみ褐色の、強酸性土壌の川原畑代替地法面


 
 土中から染み出た強度の酸性土壌におかされ、コンクリート要壁が褐色に変色している上に、真四角にならずにゆがんでいる、川原畑の問題箇所です。
 その前で説明している講師の中村さん。その中村さんがとりだした、酸性度を示すペートボトルや試験紙の実験用具を囲んで、最前列の参加者が、その色の変化を確認している場面です。
 また、土くれを手にされて、指でもみますと、サラサラと風になびくほどもろい土壌でした。一帯は浅間の噴火による泥流であることが、参加者の誰の眼にも明らかで、ため息がもれました。
 ここは、工事後、すぐに不気味な褐色になってしまってました。当時、いち早く、その変化に気がつき、作業現場の方や町議会議員さんにに尋ねたことがありました。その時から、「土が酸性のために染み出てくるんだと」と聴いてましたが、年々歳々、その度が進み、約二年後の今では、こんな惨状です。
 この手前に付け替え国道が走り、さらに続くその手前、吾妻川に添って、川原畑地区の代替地が広がります。切土ということで、住民のみなさんは安心していますが……
 先日のシンポジウムで、「切土なら、安全なのでしょうか」という質問が出ていました。講師の方は「必ずしも、そうとは言い切れません」と答えられていました。

 いずれにしても、道路や橋などが先行し、遅れに遅れた、住民が「出て行くのを待っていて、わざと遅れさせた」と指摘してきた、代替地はいずれも、問題あり。
 こんなところに、こんなところしかない地形を知っていて、ダムを造ろうとすること自体がおかしすぎるのです。


タグ :八ッ場ダム

同じカテゴリー(八ッ場だより)の記事画像
ブログ再開させて戴きます、よろしく
新緑の現地見学会、本日です
片側通行止めをせずに済んだ真相
日本工営報告書、レクチャーにて少~し理解
県と国、半分づつの負担。でも、血税投入には変わりなし
負の遺産に1億6千250万円投入。県は今回の工事は県の全額負担と答弁したけれど……
同じカテゴリー(八ッ場だより)の記事
 ブログ再開させて戴きます、よろしく (2019-03-22 19:35)
 新緑の現地見学会、本日です (2017-05-06 08:18)
 片側通行止めをせずに済んだ真相 (2017-04-28 05:55)
 日本工営報告書、レクチャーにて少~し理解 (2017-04-17 22:21)
 県と国、半分づつの負担。でも、血税投入には変わりなし (2017-04-15 08:28)
 負の遺産に1億6千250万円投入。県は今回の工事は県の全額負担と答弁したけれど…… (2017-04-03 11:01)

Posted by やんばちゃん at 16:12│Comments(0)八ッ場だより
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ゆがみ褐色の、強酸性土壌の川原畑代替地法面
    コメント(0)