2012年04月03日
春が始まり、踊る
長野原町のある場所にある、クレソンの群落場所です。長い間、八ッ場にはクレソンはなしと思い込んできました。で、生態系の変化をおそれつつも、三年間ほど、吾妻川に注ぐ沢の河口付近に置かせてもらってみたのでしたが、厳寒期に凍みてしまうらしくダメでした。吾妻川は強酸性なので、植生はひろがらないと素人考えしました。
あきらめかけていた昨年秋、何気なく土地のAさん(また、Aに戻ります)に伝えると「そんなん、俺ん家の沢にはあるがな」と教えてくださったのでした。いとも、端的に。
で、早速、そのムラ外れの場所を探訪。白い花が咲き終わってました。以来、今年の芽吹きを待ちあぐねていたしだいです。崖と山と木立に囲まれた盆地のようなと谷間の湿地帯なので、生き延びられているのでしょうね。
もちろん、たまり水ではなく、わき水は谷底へ向かってちゃんと流れています。ですから、安心して食せます。
外来種で、またたく間に全国の川筋を席巻した植物ですけれど、ここのはおそらくこの村のどなたかが、移植したものでしょう。
周囲のヨシの茂みの中に、早くも生えていたフキノトウ。
……たぶん、どうやら、長野原町での最初の芽生えではないでしようか。
Posted by やんばちゃん at 07:32│Comments(0)
│八ッ場だより