2012年04月09日

番外編「生命の価値の平等」を問う「伊藤晃平君裁判」

 皆さまも「生命の価値の平等」を問うものとして、画期的な判決「伊藤晃平君裁判」については、3/30以来度々、報道されたのでご存じのことと思います。
 以下は約3年間ともに走ってこられたという「徳山ダム建設中止を求める会」の事務局長、近藤ゆり子さんの4/4に発信した「伊藤晃平君裁判  裁判実務の壁を破る!」とのメールで、同会のブログにも「番外編」として掲載されたようです。

 これは、ダム問題の根源にも根ざしたものです。
 そこで、本欄でも「番外編」として掲げさせて戴きます。

 近藤さんは、昨日8日の八ッ場ダムに関してご相談ごとの約1時間に及ぶ長電話の最後に、この裁判のことにふれ「私でも泣きながら書いた」とおっしゃってました。
 実は迂闊にも、ニュースは家の中でさえもかけずりまわっていた間にも、目はしにとらえていましたけれど、超多忙の近藤さんが、この問題にもかかわってこられたとはしりませんでした。また、4日前後は、個人的に特に忙殺状態で、メール類も見出しのみでパス状態でしたので、伊藤晃平君の裁判は記憶の底にあったけれど、何のことか一瞬、わかりませんでした。

 ともかく、近藤さんは忙しい方なのです。
 7日朝にある八ッ場状況を心配されてメールを戴いてましたが、なんと都内での集会に参加されるようでしたので、夜に、東京でゆっくりしていかれるのかなと思って電話したら、今度は新幹線の中とのこと。とんぼ帰りなのでした。
 ちなみに、昨日の電話での理解度を心配されて活字化してくだされたらしい、今朝9日3時19分の長文メールには、
 ≪ずっと「八ッ場」が気になっていましたが、2月~3月、4月7日まで、課題が動きに動いて、私自身が「いっぱいいっぱい」でした。まさにカローシ寸前。ブログ更新もしていません。ちょっと挙げただけでも、① 脱原発、② ダム・河川、③ 秘密保全法 ④障害者の逸失利益裁判・・・4月7日の「反貧困キャラバン2012実行委。 ①は、仲間が実行した「風船飛ばし調査」が大ブレイクして、岐阜県知事、西濃11市町首長、揖斐郡4町首長・議会 が動きました》と、ダム問題だけではない方なのです。
 《お電話を頂いてもツッケンドンに対応せざるをえないような」状況でしたが、幸い昨日は少し余裕ができて、2週間もツンドク状態だった新聞を、ボチボチ見ていたところ》、タイミングよ その時に電話できたので、この方の限られた時間に食い込むことを気をもみながらも、久しぶりの盛り上がった話ができました。

 当方も数日前、ついにダウンしましたが、その比ではありません。
 本当に、持ち出しだけ、名誉欲ももたずに奮闘した挙句の過労死をしないでください。
 さすがに、平素の電話は「おいそがしいですか?」と尋ね、「はい」とか「少しなら」の度合いに応じて、即座に切るか要点のみ伺い、わかってもわからなくとも「ハイ」と切ってきました。

 
 珍しい先の冒頭文に続き、今朝のメールの主要部分は、本欄同様に枝葉末節の付帯事項の多い当方の電話に、内容が飲み込みきれていなかったことと察しての的確に、しかも単に用語解説ではなく、それが河川行政の中で、どのように位置を占め、河川ムラの空気からどのように今後作用していくかまで仔細に記してくださっています。
 2年前の中止宣言時にも、即座に今日の混迷を見通していられ、単純な当方に、冷やかに「あなたでも、そう想ってるの」と言われたのが思い出されます。
 
 
 なおダム問題でもエキスパートの理論派・近藤さんは、決して青白きインテリではありません。ちょっと見には何やら貫禄のある奥様風の感じなのです。ただし、精神にも体系にも贅肉はみじんにもない方です。
 ちなみに八ッ場のある方は「あの人は、きれる人だ。世の中を知っている」と。なお、ここまではいいのですが、「オンナにしておくのはもったいねぇ」との一言のオチ。これがわが八ッ場のキレモノの言葉なのですけれど……
 何しろ、大学と言えば東大というご家系に育ち、東大闘争時にはバリケードの中にいて、命ごいせずにアッサリと退学してきたというツワモノです。そして程なく総括的文章を、当時はまだ先鋭だった『週刊朝日』に求められて手記を記し、5万円の破格の稿料をもらったとか。

 ともかく、社会の意識の最前線を、最下部の目配りを持ちながら歩ける方です。
 その代わり、そのものいいの端的さに慣れないとコワイ方です。
 でも、今朝の長文メールも、端的な最終結論の一言のみの対応に対して、少なからず気にかけていてくださったお気持ちの表れと受け止めています。まさに、70年代の「心やさしき反逆者」の精神をずっと持たれている“真のインテリ”のお一人です。

 さて、思わず長くなりました。
 特に、最後の近藤さんの「裁判所に出した手紙」をお読みください。すべてに理詰めの近藤女史が、ご親族のことを語られたことはほとんどありません。一見クールさノ中に、本当は有り余りたぎり落ちるほどの情味にあふれた方なのだとあらためて感じさせてもらっています。

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「生命の価値の平等」を問う裁判でした。
裁判所は、判例、裁判実務の壁を感じながらも、少しでも「平等」に近づけるために努力しました。
「生命の価値」の問題ですから、全領域に関係します。
憲法が保障する「人権」そのものです。

以下、「裁判実務の壁を破る画期的勝利和解」の、個人的レポートです。

徳山ダム建設中止を求める会事務局長ブログ
番外編:伊藤晃平君裁判、画期的勝利的和解
http://tokuyamad.exblog.jp/17384117/

リンク
伊藤晃平君裁判を支援する会 HP
http://smile.sa-suke.com/
公開の和解条項
http://www.tokuyamadam-chushi.net/itowakai.pdf
2012.4.1 近藤所感1
  http://www.tokuyamadam-chushi.net/coment1.pdf
2012.4.3 近藤所感2
http://www.tokuyamadam-chushi.net/coment2.pdf
 2012.2.19 結審直後に裁判所に出した手紙
http://www.tokuyamadam-chushi.net/tegami.pdf

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近藤 ゆり子  k-yuriko@octn.jp
徳山ダム建設中止を求める会事務局長ブログ
http://tokuyamad.exblog.jp/
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Posted by やんばちゃん at 06:14│Comments(0)八ッ場だより
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