2012年04月11日

ボーリングで゜枯れてしまったモミの大木

 昨日の続きです。
 天狗松の東側の眼下には、木立ちごしにJR線が見えます。
 



 
 天狗松に行く時に、私たちは東沢に設置された防災ダムの脇にあるBさん宅のワサビ田のフレームの上にある持ち山から尾根づたいに登りました。 
 半ば近くまで歩くと、東側に位置する右手下に付替えJR線の坑口が見えてきました。写真を撮ろうとしたら、「進むともっとよくみえるから」と言われて止めました。
 


そのほぼ反対側の左手の尾根下に、大きな朽ちた木が倒れていました。画面の左中ほどに折れた木。その先の木立の間に谷にむかってたおれている白いのがその残骸です。
 「モミの大木だったんだよ。ダメになっちゃたんだよ。それはみごとだったから、ハリが悪かったよ」と嘆かれて、「だってさ、ボーリングすれば、油をいれるんだものそうならいね」と。確か、ベントナイトというのをもちいるんですよね。何年か前に上湯原でのボーリングの際、地域の水源に、ベントナイトが混合して大騒ぎになったことがありました。

 添えた写真は、このモミの大木の折れた先端が、画面中央の立木に宙ズリになたまま朽ちている写真です。かなりの大きさで見事なモミの大木だったことがしのばれます。
 写真手前のコンクリート製の四角のものが、ポーリングの跡とのこと。帰途は、Bさんはそのまま直進して、通いなれたかつての屋敷跡に出られるとのことで、独りで車の処に戻るために、私はもと来た道をもどる際に、ポーリング用のコンクリートの蓋をあけて中をみました。

 このモミの大木も先祖伝来の思い入れのある木なので、国交省に「ボーリングのために枯れた」と問うたそうですが、「そうではなし」としか言わなかったそうです。
 同じくワサビ農家のCさんもわさび田の水が枯れたのは、工事によると何回も質問状をだしてましたが、結局、「水源は確定できない」と突っぱねられれ続けてきたと聞いてます。
 まして、長年ご病人を抱え、ついに夫に先立たれた女所帯のBさん宅では、悔し泣きでそのままになったようです。
 その他にも、暴力団らしき男性たちに、勝手に木を切られたり、寂しく悔しい想いをいっぱいしたそうで、移転後、今度はBさんが病気になって、4カ月間もの入院生活をおくったそうでした。今も、毎週、通院していられます。
  



 隣接する別の地主さんの山の中のモミの大木です。見事なモミですが、Bさん宅のはきっとこれよりも、ずっと雄々しい木だったことでしょう。
 ダムの被害には、目に見えない悔しいことがありますね。
 
 



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Posted by やんばちゃん at 20:42│Comments(0)八ッ場だより
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