2012年09月27日

お粗末な宮村座長、時間内に終わらせるのが座長役とは

 ここ数日、多忙を極めたこととカメラが新しくなり、容量縮小のアイコンが最初の一枚だけでうまく動いてくれずで、21日行きの八ッ場の写真がご紹介しきれないうちに、以下の次の二つの会議がありました。
 またも、八ッ場ダム問題に動きが出始めた感がいたします。
 しかし、会議の中味は、「最初にダムありき」のいい加減なセレモニー。 腹だたしいこと限りなし。
 でも、二日目の有識者会議は荒れ模様の痛快な進行でした。というのは、初めて、ダム反対派の委員がお二人、入ったための、これまで表面化しなかった、不協和音噴出の会議でした。
 名前だけの有識者の無責任さにはあきれ返り、本当に“税金ドロボー”だということを実感した次第です。
 

24日15時~ 第1回 利根川・江戸川整備計画関係都県会議 さいたま新都心・関東地方整備局にて


 
 上の写真は全体図。正面が国交省。奥より右手に茨城、栃木、群馬。右手には東京都、千葉、埼玉の要職者たちです。
 
 次の写真は、その国交省側の役職者です。
 マイクをもっている職員が、新任の泊・関東地方整備局河川部長。
 前列の役職中には、かつて八ッ場ダム工事事務所の副所長さんだった、お二人いらっしゃいました。お一人はもう昨年度からご登場でしたが、この日、もうお一人のお顔と名前に「あっ」と想った次第です。
 2004年秋のの拙著『八ッ場ダム 足で歩いた現地ルポ』刊行時に、工事単価や経費を聞きだしたことのある方でしたが、急に転任になられたのでした。私たち市民の窓口には、歴代の技術の副所長さんが対応してくれたのでした。
 その後任者の方が昨年来、この手の会議でお目にかかる方で、この方にはなぜか「お会いしたいのですが」といわれ、やんば館にてお話したことがありました。
 それまでの刊行物とは異なり、工事や職員のことについて赤裸々に記した内容ゆえにの異例の打診かと納得するたびに、突然に近い、心やさしく誠実なお人柄だった、前職の方の移動が、そのことと関係あるのかと、密かに?オバさんの小さな心を痛めたものでした。
 ずっとご消息はわからなかったのでしたが、無事にご昇進のご様子に、これ以上の詳述は差し控えますが、何やらほっとするものがありました。




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25日10時~12時 第5回 利根川・江戸川有識者会議  都内の日本青年館にて



 昨日配布の資料とほとんど同じで、会議の名称と出席14名の各委員の肩がきと席順のみが添えられてました。
 中央のベージュの背広姿、べっ甲縁の赤い眼鏡をかけた方が、かの宮村忠・関東学院大学名誉教授。
 左手端が、今回新規に委員となった3名の一人、ダム反対学者のエース、大熊孝・新潟大学名誉教授。
 宮村座長の右隣が、「ダム建設妥当」の根拠として、何かにつけて推進派や国交省側が、「錦の御旗」的に繰り出す、「日本学術会議」委員長の小池俊雄・東大教授。新規の3名の委員の一人です。アイウエオ順とはいえ、宮村座長の隣で、何かと援助役を担われてました。学術会議の当初の颯爽とした新鋭の学者然とした雰囲気は、もはや無し。
 そして、末尾の写真で、同じく挨拶しているのが、冒頭の泊・新河川部長。その手前二人目のワイシャツ姿が、3人の新委員のうち、最も若手の、関良基・拓殖大学准教授。
 新委員の所信説明の中で、早速、日本学術会議の検証について「森林の涵養を全く考慮しなかったのは、明らかにおかしい」と斬り込んでくれました。これに対して、小池委員はすかさずもっともらしく聞こえる説明を繰り出しました。この前にもう発言しているのに、2度目のルール違反の発言なのでした。でも、それを至極当然に、宮村座長に許しうながしたのでした。常識的な関委員はルール違反なので、反論できず……
 
 この日、傍聴席からは制止されても、会議開始から最後まで、激しいヤジと怒号が続きました。
 宮村・関東学院大学名誉教授はずっと座長をつとめられてきましたが、今回は市民側が「座長交替」の要望書を提出してあったのでした。で、宮本教授が、冒頭、それにまともに反応なされて、おそらく、ご本人も国交省側も予期なされていなかったであろう、座長の座を大熊教授と争う座長再選のハプニングに発展。
 そして、21名の委員中、この日の出席委員は14名の中で、かろうじて4対3の一票差にて、目だたく座長の座をしとめたのでした。
 ところで、どちらにも挙手なされず下をむいていられた、残り5名の委員さんの真のお気持ちは?

  それにしても、それにしてデス。
 一国の有識者の座長さんたる方の発言たるやお粗末。
 めでたく、予定コースの座長に復帰するや、
  「推薦を受けました。 私はいいか悪いか希望があるわけではありません。今までの流れとして第一回から私だったんで」とはいかにしても、お粗末ではありませんか?
  さらに討議中、「座長の役目は、時間内な終わるようにすることとと国交省から言われています」と公言し、またも発言は「短く」を2回連発して抑制。
 時間切れにて定刻に近づくや、議論打ち切りを宣言。一度も意見を言わない、言えなかった委員に対しては、後ほど意見を提出するようにと、いつものパターンで伝えてチョン。タイムキーパー役に徹した迷司会ぶりに、怒ったし民たちから、「時間を延長してヤレ」との抗議のブーイングがまたもくりだされた次第でした。
 
 さらに、昨年の有識者会の席で、下記の発言を繰り出して、建設的な意見を繰り出す委員の言葉を制したことを、既に各委員に郵送した文書中に、市民運動側が、「座長にふさわしからずけ」と苦言を呈すれば、「言っていない」と吐かれたとか。
 昨年の宮村発言は、当方の記憶にもボイスレコーダーにも、ましてや、国交省の議事録にも、ちゃんとあるのにです。あの日、この発言にいかったある女性が廊下で詰め寄っていたことも生々しく 想いだされるのにです。
 
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 そこで、当時の発言を。
 ① 野呂さんの意見は、そのまま意見として。あまり極端なアジ的なあれも、今ここではやらないように。ほかの方、どうぞ意見があったらやってください。どうですか。どうぞ。
 ② これについてはさんざん議論されてきて、大変申しわけないですが私もコメントだけしますと、先ほど地元の人たちの話が清水さんから出ましたけれども、これからやるときに地元がどう苦労するかというより、今までさんざん苦労して、ふと全然地元とは関係なくとまって、さあ客観的に検証しろと言われても、地元の人は非常につらいと思います。苦労してきた地元に対して思うと、もうほじくり返すような議論はいい加減にしてくれというのが私の個人的な意見で、そんなことを含めて、今日いただいた意見をこの委員会の意見として予定どおり報告書として、しかもそれは委員名を書くんですか。どうするんですか。

 この宮村さんの発言を聴いていると、大学教授って、あのくらいのヒトでもなれるんだぁって……
 席上、今般の座長があわや大熊さんになりかけると、宮村さんを推挙したのは、清水義彦・群馬大学大学院教授。昨年の席では、結果的には「推進」でしたけれど、一時、なかなか建設的な意見を言うなってちょっぴり思いもしたのだったけれど…… 
 今の国の前近代的な体制下、「委員」のポストを得るのって、大変なんですねぇ。厭だ厭だ、学者さんの世界というのも。
  
 
次回会議は来月、4日とほぼ内定しているらしいのに、この段階でも「一部委員には連絡なし」であることが、岡本雅美・元日本大学教授の発言中、ひょんなことから判明。
 国交省は何でこんなに期日をあせるのだろうかと想わせる、火曜日午前の会議の資料も、1日前の日曜日に発送するなど、もっとおもしろい場面≒呆れて腹だ出しい場面がいっぱいありました。その「おもしろ傍聴記」は後ほど。
 

 今や、下手なドラマよりも、国会討論やこの手の委員会の方が、よほどオモシロイ。しかも、入れさせたくない、公開にはしたくないという難問を通過しなければ、入れないとはいえ、無料なのが、よりうれしい。



 



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Posted by やんばちゃん at 20:15│Comments(0)八ッ場だより
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