2013年02月15日

9回もキャンセル、4ケ月目に開催「利根川・江戸川有識者会議」



【写真左手より、大熊さん、岡本さん、宮村座長、小池さん】

 昨日、14日13時~、なんと9回もの日程キャンセルを重ねて、4カ月ぶりの「第8回利根川・江戸川有識者会議」が、都内・日本青年館でありました。
  
 大学の授業との兼ね合い、しかも遠方なので、大変迷惑し、長年各種委員をしてきたけれど、こんなことは初めてだと大熊孝・新潟大教授は語り、関良基・拓殖大准教授も今は規定がうるさくなり、簡単に休講にもできず、何度も休むと欠勤扱いとのことを語ってました。
 ためにか、21名の委員中、この日の出席者は、座長の宮村忠・関東学院大学教授以下、11名。約半数でした。

 しかも、去る1月29には、有識者たちに諮らずに、勝手に「利根川・江戸川河川整備計画(原案)」を公表し、パプコメを求めてしまっているのですから、怒るのも無理からぬことです。
 御用学者たちばかりのこれまでや他の審議会などでは、それでまかり通ってきたのでしょうが、ダム懐疑派の論客二人が入ったからには、それでは通りません。
 でも、反対派は3人。懐疑派がい1名程度で、圧倒的にご用学者ばかりなのですから、決をとられれば負けの、風前の灯的な状態なのです。

 この日も、「なぜ、10月 日以来、日程を打診し、〇〇日はあけるように依頼をしてきておいて、数日前にキャンセルとなったのか、その理由を」大熊さんが、質問しても無視してか、いつものワンパターンの儀式にて、読めばわかる資料の“朗読のお時間”に突入。
 傍聴の市民運動側が、「質問に応えてないぞ!!」と、「時間稼ぎか」と怒号。
 たまりかねて、大熊さんが、ご朗読中に遮って挙手して、「ここ、3時まででしょ。議論の時間を多くとってください」と発言。
本当に、一回2時間程度の時間で、本質的な討論ができるのでしょうか?
 要するに、誰も逆らわない形式的な会議を「やった」という形式が必要なだけなんだということがミエミエなんです。

 しかも、朗読の中味は、あのデッチあげといわれている、17000㎥/秒を前提とした、シナリオ通りの本論に入ったので、市民側から、「そんな原案なんか、まだ認めてないぞ!!」と罵声。さらに、また挙手した大熊さんも「こそのことを今日、討議するはず」との抗議がありました。

 なお、連続して傍聴の市民たちは我慢しかねて、抗議の声。するとすかさず、「傍聴の方はお静かにしてください。議事が進行できない状態にあります。聴いていただけないなら、退出していただきます」との勧告が……
 この応酬が続き、何度か、係員が声をはなった人のところにたって、注意の威嚇。
 本当に退席させたら、面白かったのにね。マスコミはズラリといるのだから。でも、記事の不可解さもヤジも、報道関係者のの辞書では、本筋ではないそれを書くマスコミはなし。仮に記者が書いてもデスクが没。それが現在の商業新聞の実態。

 そのためか、少しはっしょたような感じもありましたけれど……
 ようやく、13時40分頃に、本来の会議の討議に入ったのでした。
 先のお二人の有識者が、「17000㎥/秒」の根拠を、日本学術会議の当時の委員長で、“功労者”としてめでたく有識者のお一人として入られた、小池俊雄・東京大学大学院教授に問い、続いて関さんも、専門用語にて一般人には判らない、恐らく居並ぶ、専門外の有識者たちにも判らないであろう、いかにも最もらしくきこえるけれど、専門の学者にも疑問点いっぱいだという、小池さんの説明に噛み付いてました。

 ここに、野呂法夫・東京新聞特別報道部次長さんが、1/10付「こちら特報部」の記事、 「八ッ場ダムの根拠<洪水量>会議資料」を提示。
 見出しには「過大値 異論置き去り」「<治水に必要>都合よく」の見出しがあり、約40年前、建設省08から「利根川改修計画資料」を寄託され、分析作業をしてきたという岡本芳美・元新潟大教授の写真と「八斗島の最大流量が決められた会議の経緯には不明確な部分がある」とのコメントもあります。
 そして、「この資料を情報公開してほしい」と発言。
 これに対して、国交省は「確かにある。開示については検討したい」の答弁でした。


 今回も最後まで、ダム反対の有識者への意見は、「聴きおくだけ」のひどいものでした。それに対して、小池さんの弁明の不足箇所には、国交省側は「小池委員の説明の不足部分を荻縄させて戴きます」のご親切さ。


 なんと、ぴったり15時一分前に終了。すると、大熊さんの右となりの、この日も一度も発言しなかった浅枝隆・埼玉大学大学院教授がニヤリと。どういう意味なんでしょうか、このニヤリと薄笑いは。
 ところで、この時、関さんは手を挙げていたのでした。が、この日も、再三、「座長の資格なし」のヤジをとばされていた宮村座長は無視し、「定刻、3時ですので」と。

 で、関さんは堂々と、大熊さんと二人で終了後、別室での「抗議の記者会見」設営のことを場内にむかって告げたのでした。

 【本日の総括】 
一、 異例の9回ものキャンセルの背景には何があったのか、結局は説明しませんでしたが、語れない事情があることは明白です。
  しかも、有識者会議に諮らないままに原案を公表。

  →従って、認めないものの公募に応じる必要はなかったのでしたが、文句をいえる場として、当方は、「意見公募の以前の問題点」を列挙して提出しました。

ニ、 抗議による? 説明時間の短縮によって、1時間20分の本ものの「討議」が行えたのは、これまた異例だったのではないでしょうか?
  2/1の都県会議のように、たった30分のセレモニー的会議にて、説明に約20分ほどかかり、問題の討議は、一自治体 一発言の流儀にて、「原案に賛成。早くダム本体工事を」のワンパターンで終了したことを思えば……
  昨年末の承認お墨付き機関の「評価委員会」なんて、本当にひどかった。あの時は、逆上し孤軍奮闘した。以来、それをマスコミ筋のお育ちの良い気弱な記者さんからは、「あそこまでは言えないものですよ」と、ひどく怖いオバさんと思われてしまっていまっているけれど……

 
三、ただし、会議に要する経費は私たちの税金。 
  それを忘れるな!!  と言いたい。
 電車賃を工面しては鈍行に飛び乗る身には、ああと思うほどおびただしい会議費が浪費されているわけだ。



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Posted by やんばちゃん at 13:54│Comments(0)八ッ場だより
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