2015年11月13日
親切ごかしの、役絶たずの防音壁
ご覧ください。この防壁柵は何だと思いですか?
10月25日の現地ウオーキングの際、最初の本体工事現場→旧川原湯温泉駅前を通り、旧国道145号を草津方向に歩を進めていたその目線の前方方向の異様な景観!!
川原畑地区のまだ移転していない民家の前に建てられていたのでした。
何なのか聴こうとしても、(後に説明役と分かった)国交省職員ははるか前方のトップ。
私たちは、この機を逃したらとここぞとばかりに写真を撮りまくるためにかなり遅れ気味。それでも、駅近くまでは国交省職員の叱咤とアンカーさんたちに急かせられていましたけれど、この辺りではかなりピッチをあげ、距離を引き離しはしていたのでしたが、が、それでも人列を離れた後組には相違ありませんでした。
一瞬は、またもの嫌がらせに近い、「国道への出入り禁止」防護柵のさらなる強化かと感じられて、「ひどいことするねえ」と憤ってしまったものでした。
写真左手の 旧国道沿いの吾妻川岸までの、奥行ほんの数㍍の土地にはかつては、自動車修理工場など、2、3軒の家並みがありました。が、いち早く移転されました。
そこには、私たちが立入禁止になった後、いつの間にか、ご覧のような整地作業が繰り広げられていました。
そのうちに 、川岸の工事の騒音を防ぐための、防音装置と判明しました。
けれど、これでふせげると思えますか? 音は塀囲いの周囲三方からいやおうなく響きます。単なる「ちゃんと、騒音対策はやりましたよ」の形式的証明でしかありません。
国の代替地整備ミスによって、移転が遅れてしまってきた生きている人間の住む、その民家に対して、非情きわまりない難儀を強いながら、まぁ、なんと、お優しいお心使いなんでしょうか?
❝親切なご配慮❞というより、威圧感のみ与えかねない、役たたずの形式的な防音壁にしか見受けられませんでした。
またもの、税金のムダ使い!!
大切な観光自然資源をこうも無駄に失ってよいのでしょうか。
国交省より
http://www.mlit.go.jp/common/001101938.pdf
にて、土地収用公聴会の議事録が公開されたようです。
あの時の熱の入ったお話を全国に広めたいです。
昔から住み、土地収用された方のお話を聞き、水の需要予測の捏造、はずれても責任のない体質、また、暫定水利権を水利権に設定すれば、利水は問題無いという水源連の話を聞き、また先日の水害のように、ダムより堤防強化に力を注ぐべき時がきている、また大事な自然環境を壊さないことに、税金を使用してほしいと思うばかりです。