2017年04月03日

負の遺産に1億6千250万円投入。県は今回の工事は県の全額負担と答弁したけれど……



 写真は、「道路災害防除工事」と称して、なんと1億5000万円の私たちの大事な県費を使って、三月に補修工事をほぼ終わった、付替え国道の内部です。
 前回の写真防壁の内側ですが、ご覧のように片側通行止めにせず、道路に乗り出しての工事風景をあえて、草津方向から走ってくる防壁スレスレの車も写してあります。工事車両の入れる余裕を残して、車道を二分割したのですから、狭いに決まっています。
 開始当初より何となく、殊更に目立たせずに行いたいの意向が伝わってきたものでした。

 なぜ、工事をおこなければならなかったかは、本欄、昨年2015年3月前後の記事に縷々と記してありますのでご参照ください。
 
 「川原畑上ノ平の付替え国道145号」は2010年12月19日の開通、直前の12月17日、自動的に当該県のわが群馬県が維持管理することになったのでした。※三桁の道路は完成後は、当該県に管理が任される
 完成後、ほどなく道路の隆起に始まり劇的な亀裂が発生するに及び、2014年応急措置、地質調査を経て、わずか6年後には大規模補修工事を実施するにいたり、この先もまだ安心しきれない、文字通り「負の遺産」を私達群馬県民は背負い込んだわけです。

 当時のブログ、2015年4月14日より、以下の経緯を再録します
 http://s35.gunmablog.net/e352882.html
 1995年  山を切崩し「付替え国道145号線」造成に着手
 2007年  「川原畑上ノ平法面」工事中に崩壊事故発生かと想われる
   ※背後の強酸性土壌の山をえぐり取る新工事法を選択
   〃 12/19 松谷第二トンネル(※当時の呼称。現在の雁が沢 トンネル) 内で
                          落盤・死亡事故発生
 2010年4月 東吾妻町の雁ヶ沢ランプ~川原畑二社平までの約3・6㌔暫定開通 
   〃   8/20          川原畑~林・横壁を結ぶ3号橋約3・9㌔開通
   〃   9月・11月   高畑法面で、2度にわたり落石事故発生 
   〃  12/17     付替え国道は群馬県管轄となる
   〃  12/19    「付替え国道145号線」ほぼ全面開通(10.8㌔)
            ※難工事の為、進捗せず、カーブしたまま開通した
 2014年3/12   ようやく開通。国道は直線となった

同じく、修理工事前の経費についても、2015年3月24日より引用します。
 http://s35.gunmablog.net/e351743.html
 「川原畑石畑の法面劣化」問題について
 ➀ 法面の補修工事は、2月上旬に実施されていました。
   施工業者: 地元の「東光建設株式会社」
   費用   :約90万円
 ② 計測器設置について
   施工業者:  日本工営((株))群馬営業所: 〒370-0841 群馬県高崎市栄町16 -11
   費   用: 1155万6000円
   工   期: 2014年9月に設置し~今年秋までの計測


 従って、県移管後、この道路にかかった諸費用は、
 応急措置    東光            900,000円    
 調査費     日本工営      11,556,000円 (2014年9月5日~2015年3月15日)
 補修工事費             150,000,000円 (3期に分割:1期6000万円、2期5700万円、3期3300万)
 合計                  162,456,000円 

   当然、東光、日本工営に地質調査を委託したその費用は全額で、今般も又、群馬県負担額?
  と思いませんか? 
  ※事実、3/14の常任委員会の本郷高明県議(リベラル群馬)の質問中の答弁で、全額群馬県と言い切ったのでした。
 念のため、町田道路管理課長の答弁を資料に基づき、転載します。
 「国の八ッ場ダム事業により完成した国道や県道について、県管理区間とする場合は、まず法面の点検を行い、必要であれば国に安全対策を実施させた上で合同現地立会を行い、合意できた場合のみ、県で管理するための手続を始めることとしている。県が管理することになった道路区間については、県が維持管理を行うことから、維持管理にかかる経費は県の負担になる」

 ところが、今回の経費について、ここで些かニュアンスが異なってきてしまいまして調査に手間取っています。
 ですので、当初より表題は、勢いよく「県費1億6千250万円投入、この先も際限なしか」とするつもりなのでしたが、ここにきて、少しぼかした次第なのです。 後ほど、結論をご報告しますので。



 ※通例でしたらもっと早く、日本工営の調査やこの間の経緯について、問い続けてくるべきでした。
ですが、約一年間に及ぶ挫折感もある忙しない日々の中で、次第に八ッ場問題に疎遠になってしまって怠っていました。現在、自省と慙愧にに堪えない思いです。
 従って、例になく八ッ場ダム問題に疎くなっていたことに加え、健忘症も進んでしまっているので、3/14、前に綿密に記していたことを忘れ、終了後、直ちに道路課長の処に歩み寄った際、調査会社の日本工営のことが忘却の彼方に霧散してしまっていた次第でした。資料収集の過程で気がつき、そのお粗末さに自分で自分をあざ笑った次第です。
 
 



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Posted by やんばちゃん at 11:01│Comments(0)八ッ場だより
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