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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年01月06日

八ッ場のイヌワシ、それは死滅作戦か(二)

 学識者によるイヌワシ保護政策として、「八ッ場ダム周辺猛禽類調査検討委員会」なる会議が、急きょ、発足したことが、記されている。
 第一階は、1999年3月1日(月)に高崎市内のホテルの「つぐみの間」で行われていた。
 発足時のメンバーは建設省側は、八ッ場工事事務所長並びに職員。群馬県は県特定ダム対策課長。事務局はダム水源地環境整備センターの部長以下。
 そして、たった1時間の会議で〇万円の報酬を受け取る人たち三名の委員の二名の方たちは、新入り会員の私の方は良く存じ上げてい顔ぶれだったからだ。
 若い日の一時、友達に誘われてお付き合いで入っていた野鳥関係のサークルの先輩の方で、 そのうちのお一人で私よりも若い方にはイヌワシに興味をもった当時のその頃、思い切って電話したことがあった。最後に「現在のダム建設の状況下で、本当にイヌワシの保護は護り切れるのか」と質問してみたのである。弱々しく「極めて、むずかしい」と言ったようにも記憶する。幾度となく「もっと勉強してください」の言葉を返された。
 判らないからうかがっているんじゃないのと思ったが、私は?権威に弱いヒトだから、本当に勉強はしていないので仕方なく電話をきった。「あ~ぉ、あのスガスガしかった風貌の持ち主も、精神のぜい肉がついたものだ」と思った。

 後日、ダム問題の方の先輩格に伺うと、その会は全国的に“御用学者”を排出している機関の由。そして、三人の委員中、あらかじめの根回しで即座に委員長煮おさまった某大学名誉教授さんは、あちこちのダムのおなじみさんとの由。な~んだ、環境学者のゼネコンじゃあないか。そして、これらの野鳥関係者の口ぐせは「もっと、勉強してください」とのこと。その方たちも言われたそうである。な~んだ、これまた不勉強なのは私だけじゃないじゃない。
 かつて、お若い日はプロミラー片手に山奥に入り、自然界と一体になった方たちじゃないですか。あのう、私だって入会した頃はプロミラーって何って思ったけれど、それが双眼鏡のことだって位わかります。(ために当時では会のお薦め品の高額のを清貧の父親を泣かせて買ってもらいましたよ)。
 そうですよ。この幾つかあるらしい野鳥関係の会員の皆さんや役員クラスの研究者の皆さんが、専門家の知力を駆使して、本気で必死の構えで、イヌワシやオオタカを保護する運動を起こしていたら、今日の開発行為や自然破壊にまで至らず、なにも絶滅貴種にまでおいこまなくたってすんだかも知れなかつたのに……。
 ホテル内・「つぐみの間」とかでの委員会の深々とした椅子に座って、(読んだ限りでは)生ぬるい意見のご高説をしている場合じゃなかったじゃないですか? 
 そしてこの時、第一回の1999年3月1日(月)開催の会議から~、すでに10カ年以上もの時がたっているんです。何をやったんですか、対策を読む限り、手をこまねいていたとしか思えないのですけれど……
 現実に作家・大江健三郎さんだって、あちこちのダムが完成したとたんにタカの類をほとんど見なくなったって書いているそうじゃありませんか。専門家の皆さんが気がつかないはずないじゃありませんか。

 でも、そこまでは責められないかもしれませんね。
 じゃあ、「お前は何をしていたか」と問われれば、自分とて同じく、自力で八ッ場ダムを止められたわけではなく、政変によって打ち出された中止の方向性にすぎないのだから。
 ただし、声高に「中止」を求めて来続けてきたこと私たちと異なるのは、ダムを容認し根本的にダム建設の過程でイヌワシ保護は無理なことがわかっていて、その中で「音をしないようにとしよう」とか、監視カメラの位置をうんぬんとか言ったってヌカに釘。にもかかわらず、言いわけ的な会議の場に諾々と臨んできたことの差ではなかろうか。

 ところで、今まで読んだ中では会議は3回とも夕刻、19時前後に開始されるんだけれど、夕食は? 宿泊はどうなっているんだろう。下司の勘ぐりで興味あり。配置図を見ると総勢何人くらいになるのだろう。

 さて、この会議録の辺りは面白いのだが、「ディスプレイ」だとか「とまり」だとかの辺りは、「勉強してください」と言われる通り門外漢。しかも理科系のことは極めて苦手な私には、飽きてしまって遅々として読み進めない。早く読了しなければ次に進めないのだが……。  


Posted by やんばちゃん at 23:39Comments(0)八ッ場だより