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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年01月12日

今日のダム関連、顛末記

 現在、23時過ぎ。
 ① 八ッ場ダム現地では、現在も検討会ならぬ、酒盛り談義が続いているようです。
  本日5時~ 24日の対応も含めた役員会議が開催。
  忘年会をしなかったので新年会を兼ねて、柏屋旅館に結集。水没地の役員に県・町行政などらしいです。
  従って、「マスコミ対応はなし」とのことでした。
 ですが、先日呼びかけの今後の活動において、その日の雰囲気を知っておくのは必要。やはり行くだけは行こうかと思っていたのですが、以下③に記す記者会見が終わったのが、16時近く。
 車の中で現地の方にも、“あるニュース”を伝えようとして携帯でかけたところ、今出かける処との由。
 「え、こんな早く?」と問うと、会議は5時~とのこと。
 「やだぁ。どんなに早くても6時からだと思っていた。行こうかと思ったのに」と重ねると、「今日は来たってしょうがねぇよ。入れやしねえから」とおっしゃる。「でもさ、皆様方の空気をそこはかとなく知りたいし。行けば、得るむものもあるでしょうし」と伝えつつ、電話を切った。
 が、高崎市内も折からの冷雨が降り始めた。長野原は雪だろう。ニュースは天候悪化を伝える。川原湯温泉街の凍てついたツルツル道が浮かぶ。温泉街の一番上の会場まで上がれるか、心配になってきて、しだいにおじけつく。
 つい臆病になって断念。

 結果のアウトラインだけでも知りたくて、22時。「もう、御休みになられたでしょうか」と言うと、奥さんがまだ帰らないとおっしゃっる。22時40分、今度は息子さんが「まだです。たぶん、飲んでいるんだと思いますので心配しないでください」という。 
 でも、もしかしてと大雪にでもなってしまっていてとか、他人のご亭主ながら、だんだん心配になってきたことと、早く顛末が知りたいことが重なって、参加しているある筋の方の携帯に。何事も最後の何分かのこらえが利かない性分なので弱る。
  受話器にざわついた空気が伝わり、まだ現地にいらっしゃるとのこと。
 会が引けた後、きっと役員も駆けつけたマスコミ陣も交えて、どうやら呉越同舟、盛り上がっているらしい気配に、ひと安心。
 となると、今度はやはり行けばよかったと悔いが頭をもたげ、全身を覆い始める。
 そうなんです。目下、悔いています。
 ……でも、マスコミ筋はいい。一応は中立だし、現地の方たちはマスコミには一目おくから。でも私の場合にはそうはいかない。門前払いか白眼視が待っているかも知れない。否、結構、打ちとけられるチャンスかもしれない。しかし、反対の立場を通してきたものが打ち解けてどうなる。小寺さんと同じく、ふらつきになってしまう。

② ついさっき、テレビ朝日の報道ステーションの最後で、「災害防ぐダムが逆に地すべり災害の要因に家が傾き……」の番組がありました。滝沢ダム・二 ダムの地割れ、大滝ダムの白屋地域の地割れなどに続き、わが横壁地区ですでに兆候が見え始めた、地滑りへの危険性などが放映されました。川原湯温泉の役員会議中の皆さんにも、電話してお伝えしたいくらいでした。

③ 肝心の報告が、おろそかになりそうです。
  本日14時45分、高崎メトロポリタンホテル6Fのしらさぎの間にて、民主党による小寺前知事の参議院選比例区出馬の記者会見。急きょ、参加。おそるおそる主催者の民主党筋の方に伺うと、0Kとなった次第。大慌てで身支度、かけつけた。
 八ッ場を「建設推進」に方向転換させた清水元知事のもとでの自治省~群馬県庁入り。そして秘書課長の時に密命を帯びて八ッ場現地との調整役を担った小寺前知事。
  まず、昼前に高崎入りしていた小沢幹事長による推薦の記者会見。小沢さんは17時からの、民主党党本部における幹事長記者会見に臨むため、一部のみで退席と前もって説明あり。
 ところで、小沢さんへの質問にたった記者クラブ代表質問の記者の口から、冒頭「本日、八ッ場からも見えていましたが゜」の言葉が繰り出された。その後のジャーナリストも八ッ場ダム問題に言及。質問はまず、退席する小沢さんへのことを先にとの制止がかかる。
  でも、「誰だろう、八ッ場からとは?」 とまずは賛成・反対の双方が想定され、疑問と関心がムクムクと大きくなってしまうのは仕方なし。

 
 ほどなく、小沢さんの退席後の二部は、中島政希衆議院議員による司会進行によって、立候補者・小寺さんへの所信表明と質問に移る。
 抜け出して、室外に出て、「誰ですか?八ッ場からって」と問う。
 なんと、萩原昭朗委員長らしい。
 あっと、思う。午前中、現地にかけた電話の中で、「今日は萩原さんも行くかのう」という方がいた。「まさかぁ、民主党ですよ」と一笑に付してしまったが、あの方はもしかたら、知っていられたかもしれない。でも、二人の間には接点はないはず。
 会見会場にもどると、丁度、小寺さんが「萩原さんは、私がお呼びしました」と説明している。なまじ抜け出していたために、前の関連がわからないから、ますます混迷。
 記者からの質問は、どれも八ッ場問題への関連、小寺さんの姿勢などに終始していた。
 しかし、小寺さんは「水源県・群馬の知事として水行政には関心をもってきました」とか、「八ッ場ダムは国策であり、県営ダムとは違いますので」とかの言葉で、退席していたために、全容がわからなくなっている私の頭にはすべってしまって入らない。
 記者の質問に対して「萩原さんとは三〇年来のおつきあいでして」と答えているが、小寺さんが今日という日に、わざわざ萩原さんを招く理由は?  どういうことだろうと思って、全体がつかみきれない。
 前のめりになって聞いている私の顔はもしかしたら、ひきつっていたかもしれない。それが証拠にまばらになりゆく記者席の隅の私と目があった、中島衆議員さんは眼元で笑っていて、会見が終わったとたん、退席中の脱落部分を隣の記者に問いかけてよそ身をしていたら、思いもかけず、いつのまにか脇にたっていらっしゃった。
 そして、「八ッ場のことは大丈夫ですよ。安心してくださっていいですから」と口早にいわれて、すぐにまた小寺さんのエスコート役にもどられた。すかさず、「今の言葉で安心できましたか」などと辛辣な質問をぶつけてくる記者もいた。

 
 ようやく正しく、全容が飲み込めたのは部屋を出て、エレベーターに向かう道々。
 何のことはない。たぶん昼食時に小寺さんが、ご自分の後援会の長年の幹部を30名ほど招待したらしく、その中のお一人が萩原委員長だった由。それならまあ判らなくもない。選挙戦術としては妥当で、さほどの問題はないと思えたが、ある新聞記者は「それでも、くさいですよね」と言いつつ、足早に立ち去った。
 確かに、よりによって争点となる八ッ場ダム問題、その関係者中のトップを招くとは。
 
 さて、この数日来、八ッ場への電話では、推進派の方からのダムの旗振り役だった小寺県政への責任追求の声が手厳しい。「無責任」とか「ひきょう者」とまで言っていた。吾妻郡の小寺票は萩原さんが集めたんだから、「ハぁ、吾妻から書くモンはいなかんべぇな」との声まである。
 だからと言って長年の恩義のある萩原さんを抜くわけにも行かなかったろうし、呼ばれた萩原さんも拒むわけにも行かず参加した。それがすくなからず物議をかもした形になったというわけらしい。
 政治の世界は、どうに転ぶかわからない。
 だが、小寺さんの民主党入りで、八ッ場はますます混迷して、ダム中止も当初のようなスッキリとした「中止」への解決策はもたらされないのではないだろうか。さまざまな取引き要因が加わってしまうことだろう。何度も書くが、選挙の借りは大きい。  


Posted by やんばちゃん at 23:33Comments(0)八ッ場だより