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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年03月20日

危機感走った、3号機の圧力下げ報道

  3/20 その三
 次のNHKラジオのニュースなのですが、「あぁ、やっぱり、大本営発表に踊らされていたのか」とギクリとする報道が、午前中確か10時頃、一過性の報道があったのでした。
 少なからず本欄に記した事柄への責任感もあり、注意してその後の他メディアの報道をさがしたものでした。が、②に掲載の毎日新聞の短い速報しか報道されていないのです。いかに暇人でもずっと聞いていられもせずの、16時すぎ、同じくNHKラジオで、「数値がさがったので、取りやめた」旨の報道を聞いて、安堵した次第です。
 
 これって、かなりの緊急事態に突入ですよね。
 そして、矢継ぎ早に続いた、飲料水や牛乳、ホウシン草の汚染問題。
 さらにメーリングリストに入った下記の情報、(広瀬隆さんのUチューブを参考までに末尾に添付)を、花粉証がひどくて、表には出るのを厭うて、苦手な室内の片付け仕事も厭で、「本日休業」とUチューブを何本か観賞。
 広瀬流分析には、ますます恐怖心を覚えさせられたものでした。
 なお、「2号機」はどう考えても「3号機」ではないかと思うのです。でも、放送のママです。
 また、青い色文字にした部分はほぼ同じ意味合いです。こんな緊急事態の報道にしては、お粗末な原稿に感じました。まあ、テープ起こしするおバカさんもいないでしょうけれども。
 政府、東京電力、経済産業省原子力安全・保安院との連携はどうなっているのでしょうか。

 ※取りやめに至る経緯は、東京新聞の共同通信の配信記事をご覧ください。

① 【NHKラジオ】
/////////////////////////
 ーー出だし、録音不可ーー(たぶん、「原子炉格納容器の圧力が高まっているため、圧力を下げる」ということ)
 ……下げることになりました。その際、方法によっては、含まれる放射性物質の量が、これまでよりも多く外部に出る可能性があるということです。
 経済産業省の原子力安全・保安院では、放出する際には風向きなどを考慮しながら少しづつ出すとして、現時点では現在の避難の範囲を変えることは想定していないとしています。
 原子力安全・保安院によりますと、3号機では原子炉を冷やすための海水を注入する作業が続けられていますが、今朝になって、原子炉をおおう格納容器の中の圧力が上昇していることを確認したということです。 
 格納容器は原子力発電所で事故が起きた際に、放射線物質を外に漏れ出ないよう閉じ込める重要な役割を持つ施設で、2号機の破損を防ぐ圧力を下げる作業を決めたということです。
 格納容器内の空気には、放射線物質が含まれていて、作業はまず格納容器の圧力を調整する、サプレッションプール(圧力抑制室)の中の水を通して、放射線物質の量を減らしてから、外に放出する方法を試みるということです。
 しかし、この方法で、圧力が下がらない場合は、廃棄塔から外に空気を放出するということです。
 その際は水を通して出す場合に比べて、放射性の要素の量が100倍にふえ、周辺の放射線量が高くなる可能性があるということです。
 ただ放出する場合は、風向きなどを考慮して少しづつ出すということで、原子力・安全保安院は現時点で住民に指示している避難の範囲を変えることはないということです。
 原子力安全・保安院は圧力を下げる措置は、放水と電源の復旧作業を行っている人たちをいったん退避させてから行うということです。
 原子力安全・保安院は今回の作業で、外部にでる放射線の量が増える可能性があるが、格納容器を守るためのやむをえない措置だと話しています。
  原子力安全保安委は福島第Ⅰ原発で、半径20~30キロの屋内退避がだされた住民に換気扇に換気扇を止めるなど
   ーー以下、略ーー
  この後、換気扇の扱いや暖房を利用している住民の注意点として、窓の開け方にいたるまで注意点が縷々と説明されてたのでした。続いて、福島第一原発周辺の今夜の風向きのことまで放送されたのでした。

 ② ////////////////////////////
【2011年3月20日 13時06分(最終更新 3月20日 13時11分) 毎日新聞】
 http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110320k0000e040037000c.html
 福島第1原発:3号機の圧力高まる 下げる作業へ
 経済産業省原子力安全・保安院によると、東京電力福島第1原発3号機で、原子炉格納容器の圧力が高まっているため、同社は配管の弁を開けて圧力を下げる作業を行う。

③//////////////////////
【2011年3月20日 16時30分 東京新聞】
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032001000086.html
福島原発、放水継続し通電へ詰め 3号機で蒸気放出見合わせ 
 【キャプション】18日に撮影された、福島第1原発の3号機(右)と4号機の衛星写真(デジタルグローブ・ISIS提供・共同)
(共同)

  ④/////////////////////
「広瀬隆氏の報道告発」(3月17日のYouTube)
http://blogs.yahoo.co.jp/semidalion/44848035.html
 ※一つの参考意見として、ご覧ください。

 
 やはり、写真がほしいですね。
 昼前に一族そろって、お墓参りに行きました。その帰途、昨年の種がこぼれて芽生えた油菜が、ほき出していたので、いわゆる「油菜≒かき菜」を採取。姉たちにもあげ、昼ごはんのお采に。
  それにしても、草分け的存在でもはや35年選手のわが花粉症。ことしは早めに漢方薬を飲んでいたにもかかわらず、まぶたがただれきっています。ちなみに今朝早朝、犬の散歩の途中で気がついたら、鼻腔からの血でマスクの半分がまっかに染まったという具合で、原子炉内部のようにわが鼻の粘膜も、相当にやられてしまってます。、昨日、布団を干したので、今朝はその“効力”大といったところでしょうか。採れたて野菜の新鮮さが、少しは効いてくれないかなぁと思いつつ食しました。
 それにしても、丹精して作ったホウレン草を出荷間際で廃棄処分しなければならない農家の方たちの辛さはいかばかりでしょうか。  


Posted by やんばちゃん at 20:28Comments(0)東日本大震災関連

2011年03月20日

職を辞したある原発技術者の痛みの譜

 3/20 その二



 本日はお彼岸。朝、近所に住む姉が、ぼた持ちを作ってきてくれました。ちょうど、朝食の支度中でしたので、さっそく、一つをパクリ。でも、写真に収めました。あしらった菜の花は、昨日の天ブラにした残り。それこそ、昼食に間に合わせるための、福島原発並みの“時間との闘い”でしたから、食材を全部揚げきろうとは思わず、業務用大袋のイカもハゼも次回用にかなり残したのでした。ちなみに、このおはぎも残っています(お好きな方に手伝って下さいな。食材はモチ米も始め無添加の品です)。
 被災地の皆さん、明日の彼岸の中日をむかえ、どんなお気持ちでしょうか。平素だったら、ご先祖の供養はねんごろになされた地域ではなかったでしょうか。

 さて、一昨日ご紹介した、「原発一問一答」に快くお答えくださった上に、責任所在の面において、「お名前出させて戴いていいですか」との依頼にまたもご快諾くださり、念のため、ご自分のご経歴も記してくだされたH・Sさんこと、杉山さんから、コメント欄に以下のお便りを戴いてました。
 内容のある文面ですので、本欄で改めて転載させて戴くことに致しました。
 当方、お知り合いになってからすでに数年間経ちますが、科学の面部法律問題に極めて明るく、独走しがちな当方の手綱をいつも引きしめてくださる、杉山さんの私的なご経歴に言及したこともなければ伺ったのも初めてです。
 ご経歴の末尾の退職にいたるまでの処は、前回は考慮して、割愛しさせて戴いたのでしたが、ご本人にとっての最大の痛みは、組織の中での「事故隠し」(原発の歴史の過程では今の視点でみれば小さな通過点の一つとのこと)に加担せざるを得なかった煩悶にあったということでした。今回、初めて活字にしてくださったとのこと。
 お若い日に、教授との対立から研究室を去られ、三菱重工業の新型炉技術部に就職。そして良心の呵責にさいなまされ離職された過程を思い出すことは、この20年間、おそらく精神的な痛みの日々だったことと存じます。
 ご自身も、今回記したことで、「ふっきれた」と述懐されています。思わず「じゃ、カミングアウトですか?」と申しますと、電話の向こうの声は笑っていられました。今般、心ならずも長年、封印されていた痛みを勝手にこじあけてしまった当方ですが、こういう良心的な研究者が原発問題の指導者として大学に残っていてくださったら……と思われてなりません。
 このように、原発は戦争と同じく「兵器」と言っていいでしょうか。
 
【3月18日その三「レベル5にひきあげ」に、寄せられた杉山さんのコメント】 
 結果論になりますが、福島原発の事故の直接の原因は、津波の高さの想定が極めて甘かったということです。 
 原子力プラントの安全設計においては、1万年に1回、10万年に1回、いや100万年に1回の事象まで対策を考えています。 しかし、所詮人間が考えることです。
 そこまで考えるのに、わずか数百年に1度の規模の津波を考慮しなかったのです。
 いったい何人の専門家が、想定する津波の高さについて本気で考えたでしょうか。おそらく、関連した全ての方が津波の高さは専門外として、誰かが言い出した数メートルの高さを鵜呑みにしてしまったのでしょう。
 結果として、想定される津波の高さは見直されることなく、そのままになっていたのでしょう。今回の事故の対応は、専門家の誰もが考えていなかったことです。しかし、消防車やヘリによる海水散布など原子力以外で培われた技術で何とか冷却を確保しつつあります。 
 しかし、「もんじゅ」ではこれが出来ません。水や空気と触れると発火する液体ナトリウムを冷却材に使っているからです。
 もんじゅで同じ事態が起きたら、なすすべがないのです。さらに、「もんじゅ」では福島では問題にならない再臨界(核爆発)の可能性もあります。 
 たしか、安全審査の途中で、炉心溶融に備えて、コアキャッチャー(再臨界が起きないように融けてきた炉心を受け止めて分散させる)を付ける付けないという議論をしていたように記憶しています。
  原子力プラントは極めて複雑なシステムで、もはや生き物であるかのようです。生き物を人間が本当にコントロールできるのだろうか。現役時代、そう思っていました。 事故が起きても、内部の状況は見えませんから、温度や圧力から何が起こっているかを診断しなければならないのです。これ自体が困難を伴う作業の上、温度計や圧力計も故障するのです。しかも、発電所全体を把握している人間が誰一人いないのです。
 他のシステムならば、得られる利益が大ききければそれでも良いのでしょう。しかし原子力は、いったん事故が起きた場合の影響が大きすぎます。
 今回の事故で、東電や政府の対応を批判する意見が沢山あります。それらはもっともな意見です。しかし、自分が東電の担当者の立場になったらもっとうまく対応できるのでしょうか。
 私の答えはNOです。  
 そうだとしたら、人間が作った組織の実力はあの程度なのです。批判を浴びている東電ですが、所詮のあの程度の対応が、今の人類の実力なのです。 
 それを前提に原子力プラントの設計も進めなければなりません。嘘も付くしミスもする、そんな人間が設計し運転するのです。それを前提に設計する必要があります。原子力や航空の分野では、フールプルーフ(バカ防御)という設計思想があります。それをもっと広義に考えるべきでしょう。
 そう考えたとき、原子力は、個人がどんなに一生懸命やっても、遙かに限界を超えています。 そういった意味で、少なくとも、私には人智を超えている「ばけもの」ように思えます。原子力、特に「もんじゅ」は。

 最後に、杉山さんのご経歴を前述の記述の参考までに、全文記します。

 83年 東北大学大学院原子炉工学専攻修士課程修了。
 同年から90年 三菱重工業 新型炉技術部、設計部勤務
主に大間に計画されていた新型転換炉、もんじゅ、ふげんなどの設計に従事。ふげんでは事故隠しに加担。確率論的安全性評価など新型炉において、重大な事故をどう設定し評価するかという安全設計思想の分野に興味を抱いていた。
86年 チェルノブイリ事故調査を担当したことを機に原子力の安全性に疑問を抱くようになる。同年、うつ病になる。その後復職と発病を繰り返すも、90年退社。
  


Posted by やんばちゃん at 15:11Comments(0)東日本大震災関連

2011年03月20日

4号機、放水開始。3号機は13時間も放水

 3/20 その一

 




 今朝、犬の散歩のついでに眼に入った庭先のフキノトウです。もう、こんなになってました。写真下のようなつぼみを探すのは大変。
 そういえば、10日くらい前に。一つおませなフキノトウをみつけて、みそ汁にいれたのでしたが、その後、今回の震災による放射線騒ぎと重症の30年来の花粉症のため、探し出す心のゆとりもなかったのでした。昨日の昼は、昨今の「計画停電」によって、実家の冷凍庫から放出された魚介類の天ぷらを大量に上げ、親戚中に配ったのでしたが、気がついていれば……と思わず思った次第です。なお、福島原発の突撃隊にも似た、厄介な「天ぷらあげ役」はどういうわけか当方というのが昨今の不文律的区割りなのです。昨日も顔のあちこちに油がとんで、何度か冷水で冷やしつつの作業でした。
 それに昨日、例年、楽しみにしていたフクジュソウを茂みのなかに見つけて、これもまた伸びきっていたのに、今年は春の訪れに迂闊だったなと思ったものでした。
 
 八ッ場通いも自粛の日々ですが、八ッ場のフキノトウはそれはそれは清新。和らかな緑色からは、深い感動をあたえられます。
 10年も通い続けていると、長野原町の水没地内のどこに何が生え、どんな花が咲くか、「私の八ッ場地図」が頭の中にはできているほどです。
 でも、まだもうちょっと先になります。……そうでもないかな?と気がかり。八ッ場へ行ってくると不思議に元気になれるんです。でも、もうしばらくはガソリンを使い切ることはできません。じっと我慢の叔母さんです。
 どうか、被災地の皆さんに、東北地方の遅い春の訪れがくる頃には、復旧が進んでますように。
 
  さて、長くなりましたが、本日の第1弾は、戴いたコメントを紹介をしようとして記しはじめたのでしたが、思わぬ方向に行ってしまいました。で、最新のニュースにて、閉じます。

① ただ今、午前8時。
 自衛隊が、4号機の放水作業を始めてくれたようです。

② 【NHKラジオの録音にそって記しました】
 また、東京消防庁による3号機の放水作業は、本日3時40分まで行われたとのことで、感激です。
 昨日の午後2時過ぎから、屈折放水塔車を使って、3号機の使用済み燃料を保管するプールにピンポイントで水を送るやり方で行われたそうです。燃料の補給以外はほとんどの間、無人で行ったとのことでした。被曝なさらないので、ほっとしました。
 当初の計画では9時過ぎに終了予定だったそうですが、政府の対策本部の意向、「3号機をより安全に保つために、長く放水を続けてほしい」との要請を受けて、本日0時半まで。さらにまた、再び政府からの「できるだけ長く」との意向に、予定を大幅にこえる、約13時間半も連続して続けてくださったようです。
 放水された海水の量は、使用済み燃料を保管するプールの容量のほぼ2倍とのことです。
 
 もしかしたら、これで、最悪の事態は回避できるかもしれません。
 何といっても、季節はもう“希望の春”なんですもの。
 でも、“春に嵐はつきもの”、予断はできません。
 そして、一般国民にテレビやラジオでもたらされているこの間の情報が、「大本営発表」型でないことを祈ります。
 ともかく、これだけ、世界を震かんとさせた、日本の原発問題です。もう、コリゴリ。全面廃止を望んでやみません。
 八ッ場ダム建設などムダな公共事業に費やす費用とエネルギーは震災地の復興、ならびに翻弄され続けてきた水没地当時者の皆さんへの生活再建策や慰謝料として使うべきです。
   


Posted by やんばちゃん at 09:09Comments(0)東日本大震災関連