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チラシ文章掲載 その④
お知らせしたい記事はいっぱいあるのに心ならずも、「休業」してしまいました。
原因はパソコンの不具合。 幸いコピーですので、途中段階のチラシだけでもと思い立ちました。この文はしかたなくあちこちの文章からのコピーで貼り付けています。
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河川工学者の立場から
必要なダムがない
私は淀川水系流域委員会に出会うまでは、ダムは「造れるか」「造れないか」を考えるだけで、「造るべきか」「造るべきでないか」を考えたことはありませんでした。
現職の頃、長良川河口堰について説明にきた建設省の役人に、「河口堰を治水のために造るというまやかしの説明は不満である」「河口部における浚渫は効果が小さい」と言ったところ、事業を批判したと思われたのか、以後建設省委員の声はかかりませんでした。
「八ッ場、吉野川、川辺川には口を出すな」と言われ、傍観してしまいました。
土木の世界は、よほどの勇気がないと体制を批判することができません。河川工学者の多くが発言しないのは、そうした雰囲気がまだ残って淀川水系流域委員会が始まった頃、
「必要なダムは必要」、「不必要なダムは不必要」と思っていましたが、審議が始まって「必要なダムがない」ことに気づきました。
当然「不必要なダムは造るべきでない」と主張しました。
他の河川工学者の委員は驚き、私は彼らが驚いたことに驚きました。これだけ世の中が変わっても河川工学者の変わらないことにいまも驚いています。
―――略―――
中止できるとの望みをもって、中止するまで頑張ってください。
もちろん私もそうします。
―2011年9月4日 今本―
今本 博健(いまもとひろたけ)
河川工学の第一人者で京大名誉教授。
淀川水系流域委員会委員長など歴任。著書に『ダムが国を滅ぼす』(20
10年 扶桑社刊)1937年生。
※2009年11月3日付
読売新聞群馬版のインタビューで、「中止は手遅れでは」との質問に対して「過ちを正すのに遅過ぎることはない」と断言されています。
タグ :八ッ場ダム