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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2012年06月14日

そこは、共同墓地でした




 何気なく、足を踏み入れた木立の中、お地蔵さまがありました。その脇に小さな石仏。
 何となく不思議な気持ちがしました。そのちっょと先の草むらにはコンクリートの台座がありました。その辺りはかすかにさこがかって通り道であったとうかがい知れる踏みしだかれた細道がありました。
 初めて、訪れた木立の中だけれど、ここにはかつて家があったのだと思いました。それにしても、かつてお目にかかったことのない跡地でした。

 この場所は、上湯原の代替地造成のすぐ上方。まだ、開発の手はのびてませんでした。
 ほどなく、存じあげているお宅の顔なじみの奥さんが、籠に野菜をいっぱいつんでの帰り道に出会いました。それとなく、「あの木立の中はどなたかのお宅だったんでしょうか」と問いました。
 するとなんと、川原湯温泉地区の墓地だったのでした。
 墓地はすっかり、東側斜面に拡がっている場所がそうだと思い込んでましたら、それはこのお宅の御一族の個人墓地で、川原湯温泉で働いていた方や関係者用に必要に迫られてつくった墓地とのことでした。もう、移転に伴い、ほとんどの家が墓地移転してあり、写真の一体だけのようです。

 きいたら、先ほど来の妙な感覚の原因が何となく、氷解したような…… 霊にでもとりつかれたら困るなと言うヒンヤリとした思いがよぎりました。
 若い日に史跡めぐりで歩いた新宿の、遊女たちの投げ込み寺などの様が浮かびます。
 往時のにぎやかな川原湯温泉街では、確かに他所からの転入者たちにとっては必要不可欠な墓地だたのでしょう。墓地の移転費用にも補償費が支払われます。
 
 それぞれの新天地で仏様たちも落ち着いていられるでしょうか?
 魂の安からんこと祈りつつ、どうか、無断で入った罰があたりませんようにと祈る次第です。
   
タグ :八ッ場ダム


Posted by やんばちゃん at 22:53Comments(1)八ッ場だより