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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2012年09月29日

90、5%が反対のハブコメ。それでも正当づける国交省





 昨日も記したとおり、4年4カ月ぶりに再開した「利根川・江戸川有識者会議」には、今回、新メンバーが3人入りました。
 いずれも、大学教授。
 オール推進派だった会議に、市民運動の抗議が効を奏して、ようやく反対派から、大熊孝・新潟大教授と、写真の発言者している関良基・拓殖大学准教授が選任されたのでした。
 推進派からは小池俊雄・東京大学教授。というより、日本学術会議で、カスリーン台風時の流量を正当づけた際の最高責任者の委員長です。
 
 これまで、無風状態だったところに、懐疑派のリベラルな学者が入られたのですから、論議の風を巻き起こされることは必定です。ちなみに初日のスタート時から大荒れ。
 ①まず、座長の座をめぐっての宮村さんと大熊さんとの経緯。
 ②そして、小池さんのデーター算出のいい加減さについて、少壮の学者、関さんの追求は早くも始まりました。

  さて、おかしなことがあります。
 ① 委員の任期は、来年3月までなのです。
 きちんと討議すれば、少なくとも3~4年間はようすると言われてきた、整備計画なのです。
 ましてや「利根川は河川中の河川」として、去る「5/25~6/23」の間に募集し、24日の席で初公開されたパフコメ、
 『利根川・江戸川において今後20~30年間で目指す安全の水準についての考え方ー「利根川・江戸川河川整備計画」における治水対策に係る目標流量についてー』での意見募集では、最高の治水安全度「1/70~1/80」が提示されているのです。
 しかも、どうやら月に3回程度も行うような気配までもが、はからずも露呈していました。つまり、何としても、裁定案の一つ、利根川の河川整備計画の形だけをクリアしたいのが、ミエミエ。
 拙速審議は断固、反対!!
 

 ②通例は「利根川水系」となるのですが、「利根川・江戸川」となっています。
  ともかく、八ッ場ダム建設に一直線。邪魔になる官房長官の裁定案の項目をクリアするためとしか思えません。
  ましてゃ、政権が、ダムづくりが大好きな、どっかの党さんがまたも奪還、復権とやらのご時世です。
  そういえば、新聞の整理をしていたら、前政権のあり用を的確に表現した、とっても言い記事がありました。
  朝日新聞9/27の一面下の「天声人語」
  「3年前の秋、自民党は落ち武者集団を見るようだつた。」で始まり、末尾は、
  「思えば、自民は、原発を推し進め、安全神話を作り上げ、尖閣や竹島では無為を続け、国の借金を膨らませてきた。景気よく民主党を罵倒するだけで済まないのは、よくお分かりだと思う。たまさかの上げ潮に浮かれず、責任を省みてほしい」としめくくられていた。

 ③今月の21日付で公表された「利根川・江戸川有識者会議の概要」には、
 「本会議は、河川管理者である関東地方整備局長が、「利根川水系利根川・江戸川河川整備計画(案)」を作成するにあたり、河川法第16条の2第3項の趣旨に基づき学識経験を有する者等の意見を聴く場として設置するものです。(審議等により何らかの決定を行うものではありません。」
 つまり、有識者の意見は参考意見として聴きおくだけで、決定権は国交省にありとの明記されているわけです。
 
 肝心のパブコメについては、次回に。  


Posted by やんばちゃん at 02:31Comments(0)八ッ場だより