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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2012年11月10日

品木ダムの違法性、会計検査院指摘

 管理型とは名ばかりの杜撰な品木ダムのC土手捨て場の実態が、 会計検査院がら指摘され、去る、10月3日の朝日新聞で、以下の記事が載りました。

 【2012年10月3日(土) 国交省の汚泥処分場、違法 検査院 「水防ぐ溝ない」】
http://www.asahi.com/national/intro/TKY201210020791.html?id1=2&id2=cabcbaad


 
 ご存知の方は、よく知っていられるので、あまり事細かに記すのも……
 で、記事の背景骨子を以下に簡略に。


 八ッ場ダム造るためには、ph2~3の強酸性水を中和しなければなりません。
① 1952年、八ッ場ダム建設計画がもたらされましたが、吾妻川はむかしから“死の川”と呼ばれていた強酸性の川筋で、
  魚も棲まず、ダムを造ってもコンクリート壁はもたない状況でした。
② ために、棚上げになり、水没地住民は喜びました。
③ しかし、国と群馬県は密かに対策を講じ、県南部に無尽蔵にあった石灰を投入して、ph2→ph5程度に緩和する、「中和」を生みだしました。“死の川をよみがえらせた世紀の大発見”として、岩波映画の優秀作品にもなっています。
④ まず、新潟県境から流れ込み、吾妻川に合流する白砂川に手をつけ、旧六合村に「湯の湖」を、草津温泉のお湯が流れ込む湯川沿いに「品木ダム水質管理所」を完成させ、1965年から稼働させています。
⑤ 具体的には、草津温泉からの湯水処理の湯川と、白根山湯釜周辺の強酸性の流れを源流とする矢沢川上流で、石灰ミルクを合計1日60㌧も投入して、「中和」しているのです。この二つの川と、現在では中和をやめている大沢川が、湯の湖に溜められています。
⑥ ただし、湯の湖の汚泥の堆積は、他所外に進み、周辺一帯の雑木林を切り開いて土積みしてきたのです。
⑦ というのは、温泉水にヒ素はつきものとされています。堰止めなければ、人体に影響のない微量のまま、渋川市で利根川と合流して、さらに薄まって太平洋に注ぎ込んでいきました。
⑧ 浚渫された汚泥には、大量のヒ素があります。
 ですので、品木ダム堤の下流には捨てられず、上流の六合村の雑木林に捨ててきたのです。A・Bの土捨て場は満杯となり、現在は大沢川沿いのC土捨て場にすてています。
⑨ しかし、単に野積み。管理型にはほど遠い違反行為なのです。汚水は、そのまま大沢川に流れ落ちます。そして、湯の湖からまた浚渫して、C土捨て場に戻ります。これを国交省は“究極のリサイクル”と呼んでますが、より濃度は濃くなるわけです。
ーー Cど捨て場は朝日新聞記事中のカラー写真、手前の白茶けた部分で、右上隅の青い湖が、湯の湖。写真右手の下方は大沢川ですーー
⑩ 群馬県は管理型処分場としては、違法であることを承知で、認可したのです。 
 この事実は、保阪展人さん作成のビデオに詳しく実証されてます。
 後藤克己群馬県議会議員が、群馬県庁の職員だった時に、そのことに疑義をとなえたことが語られています。その後、後藤さんは移動になり、いつの間にか、許可されてしまっていたのです。
 (ビデオは当方にもありますので、ご連絡くださればお貸しします)
 
 朝日新聞の記事は、この管理型処分場は違法であると指摘しているのです。
 従って、建設に要した2億9千万円の違法性を指摘しています。

  さて、最も、問題で怖いのは、大量のヒ素の含有のことです。
  かなり、長くなりましたので、次回に具体的に記します。  


Posted by やんばちゃん at 22:57Comments(0)八ッ場だより