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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2015年11月16日

教育の場をなんと心得る

 以下は、毎回締切過ぎになってしまうある会報に今朝方記し、取り急ぎ送った拙稿です。ところが、先ほどメールをみたら、今月は例会日前に、差し迫ったイベントの案内もあり、早目に印刷にかかった由。で、「来月号に」とのこでした。 
 この一か月に事態は動くでしょうし、また動いてもらわなければなりません。
 となると色あせてしまいます。
 そこで、これまでの記述内容と重複部分もありますが、ここに掲げさせてもらいます。なお、重複するのは当たり前。だって、時間に追われてあちこちから引いてきて、手を加えたものだからです。
 でも、その会報の会員さんにマッチするよう、「教育」にしぼった書き方に徹したつもりです。

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八ッ場  癒しの風俗詩 
第32回 有害スラグ撤去――教育の場をなんと心得る
 
 恒久の平和を願い、子供たちの健やかな成長を願うのは世界中の共通の願いであろう。その意味で教育の場での安全性の確立は、今を生きる大人社会の責務に近い最優先課題であろうに…… 
 
 前号の第31回にて、群馬県はようやく9月7日、大手鉄鋼メーカー「大同特殊鋼」(本社:名古屋市)の渋川工場(群馬県渋川市)から出た鉄鋼スラグに環境基準を超える有害物質が含まれていたとして刑事告訴。群馬県警は11日、大同特殊鋼の本社・渋川工場、「佐藤建設工業株式会社」(スラグ販売 渋川市)など関連会社への強制捜査を実施したことを記させて戴きました。
そして、今月13日開催の国・県・渋川市による「第三回鉄鋼スラグに関する連絡会議」での決議が、翌
14日に報道され、多くの方がご覧になられたことと思います。
 「撤去に関する全費用は企業負担」の報道には、安堵なされ「良かった」とお思いではないでしょうか?
しかし、具体的な内容については、怒りがわきます。
 この【鉄鋼スラグに関する連絡会議】は全3回実施されてきました。クリックして戴ければ一目瞭然、メンバーは全て行政関係者。「一般の方には公開していませんが、審議は、報道機関を通じて公開させていただき」でした。
第1回2014/11/6 http://www.pref.gunma.jp/06/h8000223.html
第2回 2015//1/28 http://www.pref.gunma.jp/06/h8000234..html
第3回  〃  11/13 http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kikaku_00000349.html
 報道各紙を熟読して戴きたい。
朝日新聞報道にみる、渋川市の場合、
➀72カ所の工事でスラグが使われ、②うち49カ所で有害物質が基準
値を超えた。③路面が波打って危険な市道など9カ所で撤去し、④露出
した32カ所は盛り土や舗装で覆う。➄市内4校の小・中学校の駐車場
などでも使われていた。基準値は下回ったが子どもの口に入る恐れもあ
り、舗装して表面を覆う。
 渋川市の、中学校体育館学校関連敷地、遊園地、周辺国道には、大量の有害スラグが埋まっている!!のは、今や周知のことである。為に写真のように立入禁止にしてきたのではなかったか。信頼できる調査関係者によれば混じれっけなしの生一本の有害スラグが投入されている由。
 舗装やコンクリートで遮蔽したとしても、雨水などと反応すれば膨張するスラグの特性にて、現実に上武国道その他の道路が、隆起し築30年の民家の亀裂や傾きの著しいこともまた厳然としている事実なのである。
13日午後のNHKニュースのテロップにも「(環境基準をみたす) 学校で使われている場合 表面を覆う」とありましたが、仮に環境基準をみたしていても本当に「安全」といいきれるのだろうか? 調査にも疑義を覚えます。この間の行政と大同特殊鋼の癒着度が浮上します(因みに愛知県の規制は当県より強い)
 次世代を担う子供を産み育て、手づかずの自然環境を守り手渡したい女性の一員として、学校関連施設や遊園地にも多量に用いられてしまった有害スラグに対し看過できません。全面撤去が妥当です。

 今回の軟弱、惰弱な決定に「カラ出張」「政務調査費の使途金実態」など、数々の不正を果敢に暴き続けてきた、「市民オンブズマン群馬」のブログでは「高額納税者である大同特殊鋼に対するご機嫌伺い」と断定しています。http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1799.html#readmore (11/15付)
さらに、http://pink.ap.teacup.com/applet/ogawaken/20151109/archive (11/9~)も併せて
ご覧を。実は国が前橋渋川バイパスの半田地区の囲み柵の中で行っている工事は、有害スラグにより汚染された管の入れ替えや補強対策であり、採取した小石は基準値を超えたという衝撃的なレポートです。
 なお渋川市と大同との癒着度は、➀有害スラグ約75万㌧中50万㌧の捨場として、市内大崎の河川敷を提供。未だ撤去されず。②撤去に市費約2450万円を使った事実を知った市民層が、2014年秋住民監査請求を行い、却下後に本裁判に持ち込んだ途端、市が大同特殊鋼に働きかけて負担を申し出させた経緯があります。
 さらに県には、大同特殊鋼・同エコファーム・佐藤建設工業等による働きかけに屈し「有害スラグ」を法律上で規定された「再生砕石」だと偽り、拡売に便宜を与えるお墨付き文書を2010年10月15日付で行政機関に通知しています。この前代未聞の後押しによって有害スラグが県内各地に急速に拡大していったのは否めない事実でした。
 加えて国もまた、前述の国道のカモフラージュ工事や、八ッ場での手ぬるさなど、然りなのですが、次回に。

 富岡製糸場の古き良き遺産保存にお力を注がれ、方や吾妻渓谷破壊を強く推進しつつも、観光立県をご提唱中の知事を仰ぐ当県の一員として、これ以上の禍根を残してはならじと抗議の必要性を感じています。どうぞお力添えを。
  


Posted by やんばちゃん at 21:53Comments(0)八ッ場だより