2010年03月13日
ホントになかった、小寺前知事の肖像画
昨日、常任委員会の午前の部終了後、県庁内で所用を終えて、やはり、午後の傍聴は止めると決心。
再び通路を通って県議会に戻り、五階のロビーから、エレベーターに乗って一階の受付に行こうとした際に、これまでは気にならなかった右手奥の広いガラス戸越しの部屋が目にとまりました。
一面のガラス戸の奥にはカウンターがあり、ホテル並みの構えながらそこはかながらものものしい雰囲気も漂ってました。何だろうと思って近づくとガラス戸の左手にめだたぬ大きさの文字で「秘書室」とあり、奥には肖像画がズラリと掲げられています。
「秘書課」と言う課があることくらいは知っている単純脳細胞に、これまた短絡的に「そうだ、歴代知事の写真とやらを見ていこう」とひらめきました。
この根底には県議会を騒然とさせたという、去る八日の後藤県議の例の質問、「小寺前知事の肖像画が未だ掲げられないのはどういう゜理由なのか」があったからです。
後藤県議は、小寺前知事の知事時代のブレーンで、落選・知事失職とともに職を辞し県議会議員になった方です。自民党県議団が前知事との確執から、この方を副知事にしようとする小寺知事に対して、再三にわたり抵抗を示し、亀裂の一因となったことは群馬県民ならほとんどの者が知っているという経緯があります。
昼どきだったのに、男性職員が出てこられた。こうなったら、ひき返したらかえっておかしい。
「歴代知事の肖像画って、あれですか」と臆面もなくきりだした。「いえ、ここは議長の秘書室ですので、歴代議長のものだけです」との答え。
このおばさん、すっかり、県庁舎と議会棟とを混同していた。
しかも、各自治体の議長に議長室があるのは知っていたが、県議会の議長ともなれば、こんな立派な秘書室があるなんてことも、全く予想もしていなかった。しかも、昼どきなのに男性二名、女性一名の職員の姿が、ガラス戸越しにあった。
まだ、混同がとけきれずに、「じゃあ、知事の肖像画は」と臆面もなく、めげずに問い直す始末。
「それは県庁舎内六階の知事室の前のロピーです」と困惑気味ではあるが、職業柄もあってか、それでも懇切な対応であった。めげずに「行っていいのかしら」とさらに問うと、「たぶん、大丈夫とは思いますが、担当が違いますのでわかりかねます……」
半開きになったガラス戸正面の写真は部屋の奥にまで続いているらしく、確かに歴代知事にしては数が多すぎる。目線の先を読んでか、この嫌みの感じられない親切な職員さんは、「ご覧になっていかれますか?」と笑顔で問いかけてくださった。
そうだよな、こんな機会でもなければ入れないなと考えて、「よろしいですかぁ」と言うと、「どうぞ、どうぞ」と室内へ案内してくださった。
左手に折れ、通りすがりにかいま見た、すぐの議長室の豪華さには、目を見張った。調度品野一つ一つが輝いてみえる。
「うをぁ、豪華ですねぇ」と口を衝いて出た。それだけで止めておけば良いのに、「さすがは、自民党さんの天下の群馬県ですね」とまたもヒト言余分ごとを繰り出した上に、「一般県民には恐れ多くて」とまで。鍵の手になった続く部屋は応接間。その前にも歴代議長の写真が処せましと。この辺りまでくると、知っている大物県議さんたちの顔が並んでいた。
確か、副議長室もあるとか。
あぁ、これだもの。男社会の中では、議員になるのが夢。議員になれば役職を欲しがるはず。何年か前に高崎市での議長選で、成りたくてたまらなかったベテラン議員が金を配って買収行為をしたことが明るみに出たっけ。
そう言えば、地方議員の端くれだった時、歴代議長の肖像画がズラリとならんだ合併前の町議会の議長室には、同級生の議長からのご叱責にて呼ばれたため出入りしたけれど、編入合併した高崎市の議長室はどこにあったのか、お邪魔ムシ的新参者の縁なき身では知らなかった。行ってみようかなどと思いもしなかったけれど、市レベルでも秘書室はあったのだろうか。
さて、駐車場に向かいながら、思い切って県庁内の知事室前のロビーにも。
通路への入り口は、どういうわけか、大振りの観葉植物の鉢群に閉ざされていましたか゜、間を縫って侵入。
五代目の八ッ場ダムに懐疑的だったため、自民党福田派に追われた神田知事の肖像画の後は、福田派の肝いりで登場の八ッ場ダムを仕上げとされる清水知事。で、その後は長い壁面が空白のまま。
こんなことに税金を使うことない、大沢県政は賢政と呼ぶべきなのか。それとも、単なる意地のはりあい。
どっちにしても、疑うことなくどこの自治体でも続く慣習というか悪習に近い仰々しさ。小さい自治体ほど価値観の増す、それらを県がお手本を示すことは良いことに相違ない。
先々の意識改革につながる。
ところで、知事室はもっと豪華なのだろうか。帰途、根が浅はかな身には気になることの一つであった。 応接室には入ったことがあったが、ただ広かったが、議会よりも質素だったような記憶がある。
再び通路を通って県議会に戻り、五階のロビーから、エレベーターに乗って一階の受付に行こうとした際に、これまでは気にならなかった右手奥の広いガラス戸越しの部屋が目にとまりました。
一面のガラス戸の奥にはカウンターがあり、ホテル並みの構えながらそこはかながらものものしい雰囲気も漂ってました。何だろうと思って近づくとガラス戸の左手にめだたぬ大きさの文字で「秘書室」とあり、奥には肖像画がズラリと掲げられています。
「秘書課」と言う課があることくらいは知っている単純脳細胞に、これまた短絡的に「そうだ、歴代知事の写真とやらを見ていこう」とひらめきました。
この根底には県議会を騒然とさせたという、去る八日の後藤県議の例の質問、「小寺前知事の肖像画が未だ掲げられないのはどういう゜理由なのか」があったからです。
後藤県議は、小寺前知事の知事時代のブレーンで、落選・知事失職とともに職を辞し県議会議員になった方です。自民党県議団が前知事との確執から、この方を副知事にしようとする小寺知事に対して、再三にわたり抵抗を示し、亀裂の一因となったことは群馬県民ならほとんどの者が知っているという経緯があります。
昼どきだったのに、男性職員が出てこられた。こうなったら、ひき返したらかえっておかしい。
「歴代知事の肖像画って、あれですか」と臆面もなくきりだした。「いえ、ここは議長の秘書室ですので、歴代議長のものだけです」との答え。
このおばさん、すっかり、県庁舎と議会棟とを混同していた。
しかも、各自治体の議長に議長室があるのは知っていたが、県議会の議長ともなれば、こんな立派な秘書室があるなんてことも、全く予想もしていなかった。しかも、昼どきなのに男性二名、女性一名の職員の姿が、ガラス戸越しにあった。
まだ、混同がとけきれずに、「じゃあ、知事の肖像画は」と臆面もなく、めげずに問い直す始末。
「それは県庁舎内六階の知事室の前のロピーです」と困惑気味ではあるが、職業柄もあってか、それでも懇切な対応であった。めげずに「行っていいのかしら」とさらに問うと、「たぶん、大丈夫とは思いますが、担当が違いますのでわかりかねます……」
半開きになったガラス戸正面の写真は部屋の奥にまで続いているらしく、確かに歴代知事にしては数が多すぎる。目線の先を読んでか、この嫌みの感じられない親切な職員さんは、「ご覧になっていかれますか?」と笑顔で問いかけてくださった。
そうだよな、こんな機会でもなければ入れないなと考えて、「よろしいですかぁ」と言うと、「どうぞ、どうぞ」と室内へ案内してくださった。
左手に折れ、通りすがりにかいま見た、すぐの議長室の豪華さには、目を見張った。調度品野一つ一つが輝いてみえる。
「うをぁ、豪華ですねぇ」と口を衝いて出た。それだけで止めておけば良いのに、「さすがは、自民党さんの天下の群馬県ですね」とまたもヒト言余分ごとを繰り出した上に、「一般県民には恐れ多くて」とまで。鍵の手になった続く部屋は応接間。その前にも歴代議長の写真が処せましと。この辺りまでくると、知っている大物県議さんたちの顔が並んでいた。
確か、副議長室もあるとか。
あぁ、これだもの。男社会の中では、議員になるのが夢。議員になれば役職を欲しがるはず。何年か前に高崎市での議長選で、成りたくてたまらなかったベテラン議員が金を配って買収行為をしたことが明るみに出たっけ。
そう言えば、地方議員の端くれだった時、歴代議長の肖像画がズラリとならんだ合併前の町議会の議長室には、同級生の議長からのご叱責にて呼ばれたため出入りしたけれど、編入合併した高崎市の議長室はどこにあったのか、お邪魔ムシ的新参者の縁なき身では知らなかった。行ってみようかなどと思いもしなかったけれど、市レベルでも秘書室はあったのだろうか。
さて、駐車場に向かいながら、思い切って県庁内の知事室前のロビーにも。
通路への入り口は、どういうわけか、大振りの観葉植物の鉢群に閉ざされていましたか゜、間を縫って侵入。
五代目の八ッ場ダムに懐疑的だったため、自民党福田派に追われた神田知事の肖像画の後は、福田派の肝いりで登場の八ッ場ダムを仕上げとされる清水知事。で、その後は長い壁面が空白のまま。
こんなことに税金を使うことない、大沢県政は賢政と呼ぶべきなのか。それとも、単なる意地のはりあい。
どっちにしても、疑うことなくどこの自治体でも続く慣習というか悪習に近い仰々しさ。小さい自治体ほど価値観の増す、それらを県がお手本を示すことは良いことに相違ない。
先々の意識改革につながる。
ところで、知事室はもっと豪華なのだろうか。帰途、根が浅はかな身には気になることの一つであった。 応接室には入ったことがあったが、ただ広かったが、議会よりも質素だったような記憶がある。
Posted by やんばちゃん at 23:55│Comments(0)
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