2011年08月09日

(三)?工事が施されていれば……

 さて、次はここから、排水管を引いて合流させるその合流点と到達点の写真を掲げます。
 
(三)?工事が施されていれば……


 前回の、直径 ㌢の排水管が詰まって水が、直下のかつての進入路を伝い流れ泥流となって、道路ほ壊し木をなぎ倒し、道路直下の川原湯温泉駅に流れ込んだのが今回の災害です。

 では、その未処理の排水管経路とは?
 流路工の写真右手方向に、冒頭の写真の場所があります。そして、良く見ていただきたいのですが、右手の木立ちのそばの平地に横たわっている黒い管にお気づきでしょうか?
未処理部分とは、この管に流路工の排水管右手方向に伸びさせ、ジョイントされるはずだった部分です。
 K工業のスタッフさんたちと応援部隊、さらに検証にみえていた関東地方整備局関係者らが、この日、夕刻までに現実に完了させた応急措置はそのようになっていました。
  (ビニール製の分厚い管は汚水を吸いこんで波打ってましたので、その動きはビデオに収めてあります。また、既にデジカメの電池切れだったので゜ビデオの静止画に撮ったので、まだ写真がとりだせないのです)
 管は、写真に写っている場面の後、ジョイント部が設置され、汚水管が接合されていました。
 何本かの色とりどりの管が、ノリ面沿いに右端部分に伸び、下方に向かって行き、最終的には、写真の地面に埋没するように横たわっている黒い管に接合されていました。
 一瞬、素人目には何がどうなっているのか良くわからなかったので、勝手ながら通りがかった主任さんらしい方に現場で指さしながら教えて戴いた次第です。
 最後にこの場所を訪れたのは、20時10分過ぎ。土ノウ製造場所付近の駐車場から次々と車が出てきて、帰って行きました。回り込んで、先の決壊場所近くに行きますと、まだここには数名の人影があり、ライトの光に照らされていました。まだくみ上げのモーターはとめられていないのでしょう。
  
 この汚水は、どこに流れるか 
 次の写真はノリ面下に流れる、排水路です。
 場所は、駅から川原湯温泉に向かう道筋の最初の小さな橋の進行方向に向かって、左手の沢です。橋の名前は「打越橋」。
 本来は、ここに流れ落ちるハズだったのでした。許容範囲が飲み込めたかどうかは別として、そうすれば災害はなかった?
 
(三)?工事が施されていれば……

【8/8 15時14分の打越沢】



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Posted by やんばちゃん at 19:59│Comments(0)八ッ場だより
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