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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2009年09月24日

八ッ場のカモシカ、生きていた

 
       紅葉しのぐ中止ダム 
 
 昨日は、八ッ場は時ならぬ観光地。
 年間で最大のハイライトの吾妻峡の紅葉シーズンをもしのぎ、まさに「耶馬渓しのぐ吾妻峡」をもじれば、「紅葉しのぐ中止ダム」とでも、なりましょうか。
 しかも、水没地内、あちこちなのですから。
 過日、現地の方に「この方が活性化するじゃないですか」と投げかけると、「な~に、こんなん一時のもんさ」との由。ですが、その一瞬の「時の前髪」を上手くとらえて成功させるか否かが、選択の岐路であり才覚ではないでしょうか。 
 

 さて、(現地の方たちには、不謹慎だぞとしかられない)前置きが長くなりました。
 出がけに、昨日、お伝えしたとおり「意見交換会の枠はあり」に、地元群馬に住む者の務めとして、全国・メールでお知らせしようとしても、ここの処、たびたびヤフーメールは「配信不可」。その合間には、長野原町のあちこちに電話で要請。
 そうしている間に時は過ぎゆき結局、昨夜来から、地元のダム反対を貫いている方とともに、もし意見交換会がなかったら、秘書を通じて渡してもらおうかと心積もりしていた、要望書の送稿も未完成。
 そんなこんなで、出かける時間も大幅に遅れ。
 
        観光客でいっぱいの前原フィーバー 
 着いた時には、カープを曲がると、前方に多くの観光客が群がっていたので、カメラを押し続け。「前原さん、見たよ」などの声が飛び込んできました。時すでに遅し。
  国交省の車が、仮排水トンネルを視察し、出て行く時なのでした。幸い、大臣一行のマイクロバスの車列が国道にでる時に、私の車から通行を制止されたために、最前列でシャッターを押せました。
 報道陣や関係者の車が数珠つなぎ、制止を解かれて続くと、大臣一行はそのまま駅前の住民センターへ。昼食の模様。
 ここで、日程を国交省職員の持っていた関係資料を見せてもらったのが、逆にアダ。
 打越代替地は12時40分~。
 道順を聞いている声に駅前でごっ返している「前原みたさ」の観光客もたぶん、着いていくものと判断。すくに早合点してしまうヒトなのです。もしかしたら、打越代替地で、許可されないかもと勝手読み、それには歩いていくことだと判断。
 車を駐車場に乗り捨て、まだ、一時間近くあるとばかりに歩き出したましたが、近道がひらめきました。蛇行上の正規の道を歩くよりも、直線距離でいけるのです。工事中に歩いたことのある、「同じ打越代替地でも、大沢川付近からみえるあの斜面だ」だと。そうすればお弁当を食べる時間もありと。これが、判断ミスの源。
 
            深い溝だらけの打越代替地 
 
 雨で生じた溝の深さなどを確かめつ、12時33分頃ゆったり、晴れ晴れたどり着いた。
 ところが、目の前を川原湯温泉街に続くトンネルに向かって、走り抜けるおびただしい車の列。「なんで?」と思いつつ、お独りで正規の本道を歩いてきた青年(代替地の住民?)に問うと、「前原一行は、もう出発しましたよ」とのこと。「えぇ、まだ早いじゃないですか」と落胆。
 何と、ここに到着したのは、25分頃の由。そして、予定表になかった大柏木トンネル視察に40分頃着いたらしいので、足が、私が斜面の9割5分くらいのところで、大臣一行は出発。打越代替地には約6分弱ということでしょうか。
 
        生きていてくくれたのね!!
 しかし、良いこともあり。
 ほとんど、同時刻と思えるのですが、実は色づきつつある木々のたたづまいに山歩きの醍醐味を味わいつつ、この(ホントは立入禁止の)道なき崖を這い上ってきたおかげで、カモシカの親子にであえたのですから。
 感動ものでした。
 とがった石と質の悪い土壌の深い亀裂に「こんな、怖い土地に川原湯温泉の皆さんたち、本当に大丈夫なのかしら。幾ら住めば都っていったて、こんなアブ゛内造成地はゴメンだ」と思いつつ、前こごみの下向きから前方に目をあげた途端、斜面左手の木立の影からの存在に「ウッ」と。
 なんとカモシカさんたち親子三頭。親たちよりも前に躍り出ていた。まさに小鹿のバンビちやんの愛くるしい目。じっとこちらに目を注いでいるではありませんか。
 「カメラ。カメラ」と上ずって取り出そうとしたら、木立の奥に、首すを軽やかに返しスーと。
 三頭のカモシカさんたち家族は、頂上の前原大臣ご一行に何事かと観ていたのとでしょうか。、
                    
 「ああ、この環境でも、あなた達は生きていてくれてるんだ」と思わず、温かいものがこみ上げてきた。
 弱いタニシは死滅しても、生態系の一覧表では上位のカモシカは、順応して生きていてくれたのでした。
 もしかした、どこへ行ってしまったのか気がかりでならなかった対岸の三つ堂の崖上に出没していた、あの大鹿の子孫かも。そうだったらいいなと感じました。線路でシカが惹かれる話を聞きますから、国道を横断することもありうる話。
 
 その後、うれしいことに乗せていただけた車の方とのうれしい交歓など。
 ものは考えようで、ケガの功名。
 本番の山村開発センターの意見交換会の方には、遅れずに到着しようと落ち着きを取り戻しました。
 


 
 (遅刻はまずい会議の)時間がせまりまして、ここで中断させていただきます。
 
 

   


Posted by やんばちゃん at 08:05Comments(0)八ッ場だより