2010年11月02日

代替地の安全性に計算ミスあり、国交省謝罪

 八ッ場ダム問題が、動いています。微かながらですが、コツンと……そんな音が聞えます。
 
  去る30日に国交相の八ッ場来訪の報道を聴いて以来、今度こそ何とか、あたり前の「意見交換会」をと望んでました。できる伝手をたよりにご相談。何とかとおもいました。でも、 翌31日の新聞報道で、「意見交換会は行わず」を知りました。

 そして、本日14時のラジオニュースで、「住民と話し合いたい」という談話の最後の断片だけが聞き取れました。直感的に、馬淵大臣だと思いました。次の三時のニースには耳をそばだてて聞きました。
 で、用事がすんだ4時半、何とか、地元の様子を伝えたいと思い立ちました。午後4時45分、市民運度の大先輩からこういう時の連絡先を教えてもらいました。
 「5時までに出さないとダメ」とのこと。あわてて、パソコンに。でも、あせるから書けません。おまけにここの処、頻繁におきる半角小文字しか打てない状態に。こういう時にはパソコンを再起動しないとダメなのです。そんなことを二度も繰り返して、ようやく簡単な一文を記して、5時過ぎに送信。

 さらに、6時台のニュース。きちんと馬淵大臣の談話を観ました。
 続いて、八ッ場ダム。
 なんと、川原湯温泉の打越代替地の安全性に、データー入力の数値にミスがあったとかで、佐々木八ッ場ダム工事所長らが記者会見し、謝罪しているではありませんか。 市民側が再三、指摘し続けてきたにもかかわらず、去る8/30に群馬県の質問に対し、群馬県建築住宅課に対し「問題性なし」と返答していたのです。9月14日の「県議会八ッ場ダム特別委員会」でも、「問題性なし」とし報告されたばかりなのでした。
  http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/kisya/h22/h221102.pdf
 そして、特別委員会の席で配布されていたその資料を、情報公開で資料を取り寄せたていたので、何やら腹だたしい思いです。
 移転済みの14世帯には影響はないそうですが、今月中にも補強工事を行うとの由。
 こういう再工事には、大事な血税を使わないで、企業責任にして欲しいもの。そうすれば、ムリなインチキ工事は企業側もしり込みし、未然に防げるかもしれません。
 杜撰な工事をおこなっては、仕事づくりに貢献していいる構図。

 唐突的な謝罪会見でした。
 素人目にも、これは何かの判断が働いているように思われます。
 一方的に「推進」の大合唱に押されるままにここまで来て、「これでは八ッ場ダムは出来てしまう」と悲壮な思いで記したばかりなのでした。
  それにしても、わが八ッ場ダムの歴史は、いつも蛇行状態。ダメか出来てしまうと思うと、建設不可の証拠や運動が起き、「中止」と思うと、またぞろ推進に向かって方向転換。その繰り返しではなかったでしょうか?

 【2010年11月2日22時27分   朝日新聞社会面】  http://www.asahi.com/national/update/1102/TKY201011020452.html
  八ツ場移転代替地、大地震で崩落の恐れ 耐震計算ミス


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Posted by やんばちゃん at 22:56│Comments(0)八ッ場だより
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