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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2014年04月30日

アナタたち、押しつぶされて沈む運命にあるのよ

 居眠りしつつ記した昨日の記述末尾に、不適切な表現がありました。訂正してから眠りについたと思ってましたが、直っておらずで……加えて、誤植だらけ。
 先ほど、あわてて訂正しました。(27日インターネット接続ができなくなり、NTTに相談しましたら「修理の必要性がありますので上がります」となりましたけれど、対応できない状態なのでした。その後、指示通りに差し込み口をぬきましたら一時復旧。今も「PPP」の箇所が橙色をしていて、なだめなだめ使っています)
 年に一度の、ほんの少しの生活費稼ぎのイベント準備に駆けずり回り、昨日はかなりの肉体労働にて足腰ガタガタとなって家にたどり着いた次第です。後部が見えないほどの山積みの品物の荷卸し、遅い夕食の後、記しだしたのでしたが、半分うつらうつらでした。
 そんなわけで、仕方なくNTTに連絡してみる次第です。これもアップだきるかどうか危ぶられる状態です。
 

 写真は、一昨日のムラサキツツジに続き、現在、八ッ場周辺での山野草です。
 場所によって生きのびられる草花と破壊されてしまう運命との明暗二つに曝されつづけている現地の植物たちです。
 もちろん、動物たちも同じです、26日は、沢筋の小動物の学習会に参加させて戴いてまいりました。
 

 アナタたち、もうじき重機で破壊されてしまう運命にあるのよと伝えたい思いです。
 最初は、鹿飛び橋周辺の一人静。ここのは生き延びられますが、長野原町分はダム建設の犠牲になります。

 続いて、一帯に今を盛りと咲き乱れている、ケシ科のエンゴサク (延胡索 たくさんの種類あり)。
 上湯原の土手にさいていた群落が目に浮かびます。もう、盛りをすぎてしまった想われるますが、数年後かには、カレ等は移転した周辺の家々の土台とともにダム湖の底に跡かたもなく沈みます。


  


Posted by やんばちゃん at 10:00Comments(0)八ッ場だより

2014年04月29日

富岡製糸世界遺産登録に沸く群馬で、「吾妻渓谷」破壊工事進む



 川面はたまり水となり、もはやミニダム湖です。
 かの品木ダムと同じ、エメラルドグリーンの湖面でした 。
 「白糸の滝」は水量が途絶えだしてました。迂回させているのでしょうか? 
 早晩、壊滅せざるを得ない運命なのですから、どうでもよいことなのかもしれませんが……
 
 ですが、切なさに金切声を発したくなります。
 2008年5月末に判った、転流工工事の際に、なんとしても阻止すればよかったのでした。しかし仲間内からの「今は時期ではない」とのことで…… そこでせめて抗議書をおくるために急きょ立ち上げ、抗議書に記した次第でした。それが本会の発足日でした。

 
 さて、27日の各紙には「富岡製糸場 世界遺産へ」の文字が躍っています。
 群馬県民の一人としてうれしくないはずはないのですが、八ッ場の現実に併せると複雑なものが走ってなりません。
 27日朝、久々に朝刊をゆっくりと読みました(それもまさに久しぶりに床の中で)。さらにまた珍しく、八ッ場関連以外の次の記事も保存してあります。
 毎日新聞の全国版には、「売らない貸さない壊さない 前所有者、保存に功績」との記事があり、ました。「片倉工業」の並々ならぬ保存活動の経緯があった由。
 記事をよんで、より無念さがよぎりました。
 
 文化財を守るとは何なのでしょうか?
 一企業のなみなみならぬ努力にて、周辺地域の祝福・協力を存分に受けて、世界遺産にまで輝くにいたった富岡製糸。
 かたや、長野原町の人々にさえも見捨てられてしまった? 感じの国指定の名勝「吾妻峡」。 
 かつて、水没地内の女性の方に「よくも悪くも、これがみんなの選択だったのですから……」といわれました。

 思わず、直ちに2つの文化遺産の明暗を記した拙文を、先週に続いて投書欄に書き送った次第です。
 たぶん、没でしょうけれど……
 八ッ場ダム問題は文化財や環境問題ではなく、政治問題なのだそうだから。


  


Posted by やんばちゃん at 22:24Comments(0)八ッ場だより

2014年04月28日

ムラサキツツジ咲けども、ダム堤上流のは観られず

ムラサキツツジ①
天下の景勝地・吾妻渓谷のムラサキツツジです。

 下の写真はダム堤下流の東吾妻町管轄分の遊歩道の断崖に楚々と咲くムラサキツツジです。去る25日に閉鎖が解かれ、半周できるようになりました。
 けれど、もうダム堤上流の「滝見橋」「白糸の滝」「栃洞の滝」ほ始めとした景勝地のムラサキツツジはそれらの名勝とともに、湖底に沈み、今年から誰にも観てもらえないのです。
 かつて、土地の人々からこよなく愛され、若山牧水が愛でた、類まれな渓谷美。
 もったいなさすぎます!!
 もう、この国には地元には、次の牧水の訴えに耳を貸すヒトはいないのか!!
 ーー土地の有志家といはず群馬県の有志家といはず、どうか私と同じ心で、このさう広大でもない森林のために永久の愛護者となつて欲しいものであるーー『静かなる旅をゆきつつ・中編 冒頭「渓ばたの温泉」所収
 
ムラサキツツジ②


  


Posted by やんばちゃん at 06:35Comments(2)

2014年04月27日

鹿飛び橋 解禁



25日にようやく解禁になったばかりの鹿飛び橋を昨日26日に渡ってみました。
写真は遊歩道右岸から撮った「八丁暗がり」です。
ムラサキツツジの盛りが過ぎた渓谷一帯の地面には、「一人静」の花kの群落があちこちで見られました。


鹿飛び橋貼り紙これは、門扉の外された鹿飛び橋入口にはられた案内文です。右側の貼り紙には遊歩道を長野原町までは通り抜けられない旨が記されています。
  


Posted by やんばちゃん at 08:49Comments(0)八ッ場だより

2014年04月25日

新緑のシーズンなのに渓谷沿いのトイレまで閉鎖



 吾妻渓谷沿いにただ一つあった写真のトイレは、「使用禁止」の貼り紙とともに、ガッチリと鍵がかかっています。
 場所は長野原町と東吾妻町の管轄分境界の辺りで、渓谷がカーブになっている場所です。昔、「熊の茶屋」があった道前というと、お分かりになりやすい方が多いのですが……

 17日に長野原町産業課にといました。
 「国交省からの指示により、閉鎖した」とのことであった。

 直ちに、17日、八ッ場ダム工事事務所に電話。最近、受付は一応はにこやかにとりついでくれる。
  しかし、
  ①「外に出ている」。じゃ夕方に。
   聞きたかったこの間の対応と現実との不備についての怒りの用件を伝える。
  ②「まだ帰らない。19時頃になる」。じゃ、電話くださるように伝えておいて下さいね。
で、19時~の地域の会議の席にも携帯を持参。端の席にすわっていた。結局なし。
 ③18日金曜日朝。にこやかにとりついでくれた女性は声を落として「……あのう、本日一日出張」 天下の国交省のある程度の要職        ともなれば、出張なんて予定は少なくとも昨日の段階でわかっていたはず。しかも、金曜日。週明けにならなければ不可。最近、対応してくだされる、比較的良心的な対応をしてくだされるこの方になってからはまだ二回目だが、この間、殆どがこんな対応だった。明らかに「居留守」とわかる。思わず、「あぁ~ いつものパターンね」と口にした。
 ④ 22日電話。「終日外出」。それでは、他の方にというと、「全員ではらっている」。
 (久々の男性職員の対応にもしかしたら、テープを採られていて、あの心優しかった女性陣に何かとが及んだのかなとさえ感じた)。いつもながらの数回に及ぶパターンながら、以前はさほどの危機感はなかったけれど、今回は「吾妻渓谷締切」という重大な局面だ。思わず、追加の質問事項を伝えながら、「あまり、国民を馬鹿にしないでね」とまで、口にしてしまった。
 ⑤23日。また男性職員の声。しかし、今回は担当者がすぐにでてくれた。
  しきりに「居留守」ではなくて、本当に用事があった由。(確かに超多忙ではあろうことは事実だろう。かくいう当方も月曜日は都合が定時間内に電話ができず夕方断念したわけだから……) 
  今回は、22日に発した怒りの声がストレートに伝わったらしく、それでも速い対応だった。
 

 ここでは「トイレ閉鎖」のみを記す。
 「管理者の長野原町さんのことなので不明だし、国交省が関われることではないので。チラシにしてもホームページにしても同様です。管理者さんは両方の町ですから」
 ーーでも、指示ししたのは国交省さんでしょうな。
 「それは、確かに関係者で協議はしましたよ。長野原町さんの方にはもう電話したんですか」
 ーーはい。国からの指示があったって。
 この後は、お決まりの「建設決定→入札→落札業者は着手→伴う手続き」の説明。
 -ー平行線なので、電話をきらせて戴きます

 思わず、長くなりました。
 ともかく、トイレは使えません
 18日の日に、東吾妻町から教えてもらった、ずっと下流の吾妻渓谷入口に、新設された東吾妻町の休憩所のトイレを使うしかありませんので……



 さて、何度もお伝えするようですが、今年のムラサキツツジは、それはそれは見事です。
 まだ木々の芽吹き前だった20日は、木立のあちこちに、際だつ紅色が点在。とりわけ秀麗でした。 
 事実、生え抜きの地元民も口をそろえて「今年は綺麗だ」とほめそやし、中には「20年ぶり」とまで。けれど、別の同じく住民の方は「20年ぶりはオーバー。何年か前以来だよ」とのことでした。
 
 週末は最高の行楽日和との予報。
 同じく、先にも記しましたが吾妻渓谷のダム堤下の東吾妻町管轄分の右岸遊歩道は、本日25日から通れるようになるようです。
 
 そして、群馬県議会議員のご一行がバスで長野原入りとのことです。
 昨日、普段は閉鎖されていた県道から新川原湯温泉駅への砂利道に、バラスを敷くなどの整備工事が行われていたそうです。私達は遠まわりしなければならず、20日の日も、目の前に見える県道沿いに停車したバスをみながら迂回したものです。道々、「まっすぐ抜けられれば……」と口にしたお年寄りもいられました。
 ある地元民さん曰く「来国交省も県会議員にはご機嫌とりをするんさ」。
 



   


Posted by やんばちゃん at 07:38Comments(0)八ッ場だより

2014年04月24日

吾妻川川床ににユンボが入ったのは、3月14日の由

 ※注:文中の、「栃洞の滝」の名称はミスでした。現在、調査中ですが、沢で、名前のない沢の水のようです。2014年12月1日
  
 


 写真は20日のもので、 日付けの仮締切工事写真のやや下方を撮ったものです。
 右岸遊歩道から流れてくる滝は、「栃洞の滝」。
遊歩道を歩くと頭上から滔々と、結構水量のある滝でした。
 この滝まで、沈めてしまうなんて。惜しい限り。悔しいです。
 まさに国家の犯罪です。
 

 さて、怒ってはみてもです。
 確かに「建設続行」の結論をムリやり導き出して、大成功を収めてくれたのですから、折込ズミの破壊活動なのでした。
 ……しかも、去る3月19日にご紹介しましたように、「仮締切工事」は既に入札ズミ。
 受注した、岩崎地崎建設株式会社・東京支店(本社札幌市)の看板はたっており、去る3/12には、それまで締め切られていたダム堤建設地が活気があっことは記させて戴いてあります。
 従って、この措置はある程度は予測されはしましたけれど……

 では、25日の決定に至るまでには何があったのか? あたうる限りしらべようと発意。
 帰途につく道筋は渓谷沿いにして、16時過ぎにこの事務所に立ち寄らせて戴きました。構内の資料をチラリとみつつ歩を進め、事務所の戸口に立たせてもらって、
  「いつ頃から、吾妻川本体の工事は始められたんですか?」
  ーーそういうことは八ッ場ダム工事事務所に聴いてください。
  「あら、ご自分のところでやっているお仕事でしょ。いつから、川床の工事を始めたことぐらいおわかりでしょうな?」
  --あの、実はこの間、幾人か敷地内にいれちゃって、国交省から注意をうけたんです。
  「じゃ、ぜったいにダメってこと。」
  (あら、そう。北海道の方じゃ、そうなの?)と言おうとした矢先、奥の方から、上司らしき感じの良い若い職員さんがききつけて出たこられた。
  「お邪魔しております。こちら、北海道の札幌市が本社なんてすのね。職員さん達も大変ですね。不慣れな土地で……」
 と切り出し、先の用件をくりだし、「このくらい、別段、隠すほどの重大事じゃないでしょう。まぁ、ここを通るものですから、大体のことは判りますけれどね」」と畳みかけると、ちょっと迷われたが、意外にあっさりと、
  「たしかですね。三月の中ごろだったと思います」と。こういう現場の方が欲しい。「左岸上部掘削工事」を入札した高桑建設の監督さんも丁寧な応接だった。
 
  「中頃って、具体的には何日?」、
  部屋の奥では、先の職員さんが日誌をくってくれていた。憮然とした態度だったけれど……
  結局、工事の準備が整ったのは3月14、15日ということなので、2008年の転流工の工事以来、吾妻渓谷にユンボが入った破壊工事の歴史的な日は3月14日と踏んだ。
 この会社は全国の「仮締切工事」を請け負うゼネコンさんなのだろうか? そこも聴いてくればよかったなと悔やむ次第だ。
  
 


 岩崎地崎建設株式会社・東京支店(本社札幌市)の概要を。
   入札公告:2013年8月19日
   入   札:  〃 10月09日第一回不調 
            〃 10月29日第二回目実施
   落札業者:岩田地崎建設株式会社(札幌市)        
   価   格:4億2500万円
   工   期:2014年7月末日
  


Posted by やんばちゃん at 14:02Comments(0)八ッ場だより

2014年04月23日

右岸入口も、ご覧のとおり



 この金網は、右岸入口の遊歩道の入口にデンと設置されたもの。
 金網の前方に広がる道は、カーブの辺りで左手に折れれば滝見橋があります。直進すれば、右岸遊歩道入口に達します。
 


 20日の下見に出かけた16日の日、左岸の締切に虚をつかれました。
 その時、関係者風の男性2名の姿が、瀧見橋の上にみえて、左岸側にきえていったので、慌てて左岸に廻ってみたのでした。そしてここで、貼り紙をよくよくみれば、非情にも「平成32年3月31日まで」の文字。
 「よくもやってくれるわね」とばかりに、怒り心頭に達しました。
  


Posted by やんばちゃん at 23:59Comments(0)八ッ場だより

2014年04月21日

吾妻川の迂回水はもう転流工吐け口に流れ込んでます

20日の吐け口


 すでに吾妻川の水は転流工に流れ込んでいます。
 写真は、飛沫をあげて小蓬莱にぶつかる迂回水。
 20日の日のものですが、日曜日なので工事は休みのため、上方からの石垣で締め切られた後の水も澄んでます。
16日吐け口


 こちらは、同一地点の16日の写真です。
 昼休みが終わり、工事が再開された時間での撮影だったので、上流部から流れてくる水は濁っていて、ツートンカラーになっているのが鮮明におわかりになられるかと思います。
 ほぼ同一地点であることの証拠は、①手前の立木、②小蓬莱の位置 ③小蓬莱写真右手側岩壁にあけられた穴の位置(16日の写真は急いで上方から押したためと、アップにしなかったので小さくて判り難いですが)  これは何なのか、なぜ開けられたのかは後日、他のものと一誌とょに説明します。昨日の見学会でも、「あれは何なのですか」と質問をうけたものでした。

 それにしても、吐け口からの水がしぶきをあげて流れている様には、何とも言えませんでした。



 3枚目のこの写真説明は控えます。
 春酔いはおぼろ、おぼろにて閉じさせて戴きます。  


Posted by やんばちゃん at 22:25Comments(0)八ッ場だより

2014年04月21日

20年ぶりの綺麗さと地元の方も驚く、今年のムラサキツツジ


ムラサキツツジが山々の木立の間に点在している、今の吾妻渓谷です。
先にも記しましたように、正真正銘の地元民の方が「20年ぶり」とまで絶賛する、折り紙付きの綺麗さなのです。本当に心に迫りくる美しさなのでした。
しかし、案内に追われる当方は、じっくりと写真を撮る間もなく、しかも、アップもないのです。近々、また取りにいかなければ…… その時まで待っていておくれ、の心境です。……ですか、悔しいけれど、どんどん仮締切工事は進んでしまうでしょうね。









 






皆様、ぜひ、現地に足を運ばれてください!!
吾妻渓谷にダムなんか要らない!!
声あげて、 抗議してください!  
  それぞれの場で持てる行動を起こしてください!
  水没する最後の時を知ってか、必死に咲いてくれた花たちが哀れじゃないですか!
   


Posted by やんばちゃん at 11:53Comments(0)八ッ場だより

2014年04月20日

本日20日の吾妻渓谷渓谷 20年ぶりの見事さで咲くムラサキツツジ



 16日から丸3日目、ここまで石積みが進んでました。
 高さは約2㍍ほどでしょうか。完成時の高さは29㍍だそうで、そら恐ろしい限り。
 もちろん、本日は日曜日なので工事はお休み。ために、水も澄んでました。渓谷全体がしーんと静まり返ってました。
 右手のコンクリート壁は、転流工です。

 ご案内した方たちは、皆さん、木々の芽吹きの清新さと、木々のあいまに点在するムラサキツツジの秀麗さに感嘆の声をあげられてました。
そして、「もったいないね」の連発でした。八ッ場の破壊の様が、これほどひどいとはおもわれなかったそうでした。


 なお、今年のムラサキツツジの見事さは、20年ぶりとのことです。それだけに痛々しく、自分たちの運命を知っているのかなとさえ思えてきます。
 実は、ご一行の中にある地元の方とご親戚の方がいらして、最後の王湯入浴の際にお訪ねしていられました。その方がご親戚の方からの言葉として伝えてくださったのですから、間違いありません。
 
 ほんとうに心打たれる見事さでした。
 まだ咲き始めたばかりでしたから、運も良かったのかもしれませんでした。
 

 
   


Posted by やんばちゃん at 20:49Comments(0)八ッ場だより

2014年04月19日

閉鎖中の鹿とび橋は、4/25以降は可能だそうです

 


 先の閉鎖に関する予告文中、図上部に付記された以下の文章について、簡単に説明します。
水没する吾妻渓谷があるダム堤上部分を持つ、長野原町と鹿とび橋のあるダム堤下の東吾妻町では、おのづと対応が別れます。

「八ッ場ダム建設事業により、冬期閉鎖中の吾妻渓谷遊歩道の小蓬莱(見晴台)より上流をそのまま通行止といたします。鹿飛橋より小蓬莱(見晴台)の間は散策が可能ですので、吾妻峡の景観を楽しめます」
 
 
なお、遊歩道は群馬県に管理権があり、それぞれの領域区分を長野原町と東吾妻町が管理委託されてはきたようでした。が、これからはこの遊歩道管理について、長野原町は手放し、一手に東吾妻町が行うとのことになったそうでした。
 これらのことは長野原町ではさやかれていましたが、明日4/20の現地探索を控え、一昨日の17日に東吾妻町に電話し確認致しました。
なぜ、鹿飛び橋入口もまた、閉鎖なのか問いました処、
 ①過日の大雪で予想外の痛みが、右岸遊歩道に出てしまい、危険なので目下、修復工事中。
 ②完成し、一般観光客に開放できるのは、4/25以降との由。

 その上で、16日の下見をもとに、「左岸の鹿飛び橋入れ口から橋の上まで、降りてみることだけはムリか?右岸には絶対に渡らないし、30名ちょっとなのでほんの短時間に済ませるので、ご検討願いたい」とお願いしてみた次第です。
 今後はダム堤下の吾妻渓谷観光にかける意気込みの東吾妻町担当職員さんは、さすがに無下には否定なされませんでしたが、昨日、やはり検討会議の結果、「お気持ちはわかるがお断りしたい」とのことに。
 結果はほぼ判ってましたし、ご高齢の団体と伺っている今回の団体さんには申し訳ないけれど、25日以降になれば見学できるわけですから、あっさりとひきさがりました。

    長野原町、歩道管理権明け渡す、東吾妻町は観光化めざす 

 しかし、なぜ、こんな大事な宝物を長野原町は、止むをえないとはいえ、捨てるに等しい選択をしてしまったのでしょうか?
 (一説に「漁夫の利」的な言葉も飛び交ってましたが)、久しぶりに遊歩道をゆくり歩いてみて、整備されたばかりの遊歩道下には、左岸岸辺の木々が伐採されたために、川面がまえよりも見張らせられ、「吾妻渓谷観光」を前面に打ち出した、東吾妻町の見通しの賢明さが感じられました。

 
  


Posted by やんばちゃん at 22:08Comments(0)八ッ場だより

2014年04月19日

長野原町と東吾妻町との「吾妻渓谷」への対応の差について

 吾妻渓谷を訪れたことのない方には、全容がわからないとのことです。
 無理からぬことと存じます。
  
 


 そこで、先にアップした「通行止め看板②」の拡大写真を上にアップし、説明の一助にさせて戴きます。
 また、先に掲げた長野原町と東吾妻町のサイトには、同じ図が掲載されていますので、こちらの方がより鮮明でわかりやすいと思いますので、以下のサイトをクリックしてみてください。
 長野原町ホームページ(長野原町観光サイト)
 http://naganohara-kankou.com/wp/wp-content/uploads/2014/03/tukoudome.pdf
 東吾妻町ホームページ(産業課)
 http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/www/contents/13708534

 問題点は、図の左下方に、赤い線で記された、「瀧見橋上~小蓬莱前」までの区間のことです。
赤字の説明文には、「平成26年4月以降につきましても、安全管理のため引き続き通行止とさせていただきます」とあり、その下に掲載しました3月中の「冬期間閉鎖」が解かれる4/1以降は、一度として市民に解放されることなく、「閉鎖」され、「水没」されてしまうという現実です。
 ① 長野原町分の、「瀧見橋上~小蓬莱前」までは、もう完成するまで滝見橋には降りられません。
   というより、右岸の遊歩道を含む景観全体が湖底に沈んでしまいます。
 ② 東吾妻町分の、「鹿とび橋~右岸にわたり小蓬莱前」までは、4/25以降は散策できます。が、Uの字形にまた、鹿とび橋入口まで戻るしかありません。

  「八ッ場ダム建設事業により、冬期閉鎖中の吾妻渓谷遊歩道の小蓬莱(見晴台)より上流をそのまま通行止といたします。鹿飛橋より小蓬莱(見晴台)の間は散策が可能ですので、吾妻峡の景観を楽しめます」

 この簡略すぎて意味が掴みかねられない、図上部に付記された上の文章についてはここで分割し、次回に説明させて戴きます。

  


Posted by やんばちゃん at 10:50Comments(0)八ッ場だより

2014年04月19日

無惨 滝見橋にはもう降りられず  

 時間に急かれて写真の身アップした感じの一昨日の掲載記事に説明を少し加えましたので、お読みください。
渓谷一帯には工事中の掘削機の轟音がひびきわたっています。山中で聴く工事音ほど胸痛くなるものはありません。
 そして、もはや、私達は川筋にたてることはありません。写真は全て国道沿いの左岸側歩道からのものです。幸か不幸か左岸沿いの木々が伐採されていて、前よりも川面を見ることができますが……
 ご覧ください。
 吾妻渓谷のハイライト滝見橋には、下記の完成年度、5年後の2019(平成31)年度までもうおりられないのです。
ですが、その時はもう水の中ではありませんか?
滝見橋 降口


通行止め看板①

 立ち入り禁止の貼り紙には、「平成32年まで」とあり、愕然としてしまったものでした。つまり、2019年度とは3月末日までですので、2020年=平成32年になるのですけれど…… 


通行止め看板②
 






下の写真は、去る3/28の同一地点、滝見橋への降口のものです。
この時点は「冬期間閉鎖」のはずでした。例年、4月1日になれば、閉鎖は解除されたものです。

ですから、4月になるのを私たちは心待ちにしていたものでした。で、この間、国交省には「いつ頃、阿河切間渓谷にユンボが入るのか」ということを質問してきた次第でした。何度か、居留守を使われた後に、ようやく電話口に出てくれた、担当者にたたみかけると、「全くわからないのです」でした。一昨日来問合せ。後ほど詳述しますが、昨日は、思わずあらまた、いつものパターンよね」と申さざるを得ない対応でした。

  そして、昨日は「で、ある団体さんの見学をこの間、20日に決めてきていたのでしたが、安心してきたのでした。
  ところがです。ようやく延び延びになっていたその下見に16日に行きまして、愕然。
 想定されていこととはいえ、国民全体には何の予告もなく、切れ目なしにそのまま閉鎖してしまったのでした。
 
 3/25時点で国交省の命令をうけて、遊歩道を管理していた長野原町(※同町分の遊歩道管理権を放棄。以後は東吾妻町が管理)の両自治体には、以下の予告が25日付でなされました。しかし、多くの目に触れる国土交通省八ッ場ダム工事事務所には、本日まで何らの予告もアップされていません。
 長野原町ホームページ(長野原町観光サイト)
 http://naganohara-kankou.com/wp/wp-content/uploads/2014/03/tukoudome.pdf
 東吾妻町ホームページ(産業課)
 http://www1.town.higashiagatsuma.gunma.jp/www/contents/1370853469987/index.html

 吾妻渓谷は仮にも国指定の景勝地ではありませんか?
 長年に渡り、多くの市民たちが慣れ親しんできたものではありませんか? こんな仕打ちを仮にも法治国家がしてしまってよいのでしょうか? 自民党政権のペテン的行為に怒りが湧きあがります。
 少なくとも、一定期間の立ち入りをゆるすべきではないでしょうか?
 たかが、一つの渓谷が破壊される小さなことにしかすぎないかもしれず、もっと大きな枠組み是正がなされなければ仕方ないことかもしれませんが……

 心ある皆さんのご意見を求めます。
 本欄もしくは、spq272s9@rondo.ocn.ne.jpへお寄せください。
 



  


Posted by やんばちゃん at 07:23Comments(2)八ッ場だより

2014年04月17日

無惨なり! 吾妻渓谷はミニダム湖



仮締切工事 砂を運ぶトラック


ショックでした。
吾妻渓谷の仮排水トンネル川下の、写真二つは仮締切の工事風景です。
最初の写真は、ダム建設予定地の左岸川面での掘削作業。かつて茂みをわけて、川面に降りた日々を思うと切なさが走ってなりませんでした。次の写真は少し上流の同じく左岸で、軽トラサイズながら、頑丈なトラックに救いあげた小石を乗せ、次の写真の土塁による堰きとめ場所まで運搬している作業風景です。左岸下の運搬道路は狭いらしく、一台での往復のようで、トラックがバックで戻ってくるまでユンボによる作業を繰り返してました。
 その轟音はひどいものでした。



上の風景の左手のコンクリートは仮排水トンネル。その直下は既に石垣にてせき止められ、淀んだエメラルドグリーン色の水が溜まっています。
 これではもはや、ミニダム湖。
 無残です!!
  


Posted by やんばちゃん at 23:59Comments(0)八ッ場だより

2014年04月08日

沢で自生の、ワサビです



花ワサビの季節です。
昨日のクレソンに代わって、こちらのワサビはイキイキしています。
それは、ここにはまだ滔々と流れる水があるからです。
  


Posted by やんばちゃん at 23:42Comments(0)八ッ場だより

2014年04月07日

哀れなり、八ッ場のクレソン。流れる水は死んでいる



かつては瑞々しかったクレソンの群落でした。
ところが、この褐色のたまり水をごらんください。

いくら、クレソン積みが大好きな私でも、さすがに採る気にはなれませんでした。八ッ場にはクレソンはないと思い込んでいた矢先、土地の方からようやく、この場所を伺って以来、四年目にしての放棄です。歩を進めて奥地の群落はチョロチョロ水ながら、まだ少しは水の流れがありましたので、イキイキ、つややかな濃いグリーン色を保ってはいましたが…… ガックリして帰ってきました。

 前回の桜がお堀の水にうつしだされる場合、濁っていればいるほど、逆さ桜がより凄絶な輪郭を水面に映しだすようにも思われますが…… 大自然の中で、こういった大規模工事の余波に接するのは、哀しさが走ります。

 思いたくもない、八ッ場ダム湖の色は、もっと複雑かつ不気味な複合水となることでしょうね。  


Posted by やんばちゃん at 22:59Comments(0)八ッ場だより

2014年04月05日

高崎の桜は、水の中


奥に見えるのは、乾門の櫓。












八ッ場ダム問題から、今日も離れます。

1日の日、久しぶりに「高崎映画祭」に。
そして、同じく久しぶりのお堀の桜を見てきました。
高崎の桜は、お堀にはえる、水の中の桜に限ると思います。そして、高崎映画祭と高崎の桜には深いつながりが……
(そのつながりを記した拙文を転載しようとしたのですが、なぜかそれこそつながらないのです。過去の殆どのワード作成文章が不可に。またもリポートさんにSOS)


  


Posted by やんばちゃん at 22:25Comments(0)八ッ場だより紹介

2014年04月04日

大きな虹の出た日なり、今日は

虹


 しばし、八ッ場から離れて、閑話休題的な事柄です。
 それにしても、大きな虹でしょ。手前でカメラを持って撮ろうとしている、ムンクの「叫び」の和製版的なシルエットはどうやら当方自身だと、写真をアップしてから気がついた次第です。

 ここのところ、運気停滞というのか、やることなすこと裏目に出てしまって思うようにことが進まず、嫌な夢で飛び起きるような頭の痛い日々です。
 で、思い切って八ッ場のことは凍結にして、昨日も今日も無心になれる土いじりごとに専念してみることにしてみました。久々に自分へのご褒美です。
 夏以来、時間に急かれて畑仕事を殆どできずでした。
 当たり前だけど、菊芋は大半が凍みてしまってました。何とか冬越しできた芋も、もう、芽吹いてしまっていて…… 同様にして昨年、時すぎて植えたジャガイモを掘ったのは、秋も終わりの頃。何の為に植えてみるのか…… 
 生き方も含めて、全てがムタごとばかしのヒトです。八ッ場のことも、後手後手で然り。
 でも性懲りもなく昨日も、放り出されていた大量のニラがもったいない上にかわいそうだったので、貰い受けてきて水につけておいたままにしておいたのを思い切って、その植え替えにクワをふるったら、夕方は足腰がガタガタ。
 実は、先月半ばに転んで、肋骨にヒビが行ってしまって、コルセットをしているのですが、その肋骨のヒビもまたぶり返してしまって痛いこと。思わず、殆ど使わなかったシップ薬を。 
 

 実は、天気だったラ、クリーン作戦の畑のトラクターを起こしてもらうことになっていたので、朝から、その整理におおわらわ。でも、淡い雨がふったりやんだりで…… で、結局明日早朝に。
 不安定な天気もようやく定まった16時半過ぎは、たとしえようもない良い天候となりました。
 急速に芽吹いた田ぜりを採りに行こうと自転車をこぎだしたら、斜めにさす陽光の輝かしいこと。神々しい限りの不思議な気持ちになりました。こんなに美しい日はめったにないと想われました。
 で、カメラを取りに戻って、桜の時期の近辺の写真類を移したのでした。その時に赤城山の斜面一帯が、虹の橋のような一帯がみえましたけれど……

 故知らずの気持ちで見とれながら自転車をこいでいたら、、前方の角から不意に走り出てきた近所の同年輩の方の自転車とぶつかりかけてしまって、思わず謝ると、「すごい虹だねぇ」とおっしゃる。「え、虹」と一種の衝撃を受けながら、後方を振り返ると、頭上に大きな大きな虹の帯が南北に出現していました。とっさにまたも家に戻って、もどかしくカメラとビデオを持ち出し駆けだしましたけれど、やはり戸外に出るともう、写真のようにかなり色あせてしまってました。もっと色あざやかでクッキリとしていたものでした。
 

 「きっと、いいことあるよね」
 と先の女性の方の言葉を信じたい思いの昨今です。
   


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2014年04月03日

30日「ダム災害」学習会の様子です

 本欄でも、かねてよりご案内させて戴いて参りました、去る3/30の中村庄八さんによる、「ダム災害学習会」の様子を上毛さんが今朝、取り上げてくださいました。県内一の部数を誇る地元紙さんの掲載は、とっても助かります。しかも、写真入りです。
 若手記者さんの努力の程も、うかがい知れます。ありがとうございました。

【2014年4月3日(木) 上毛新聞16面下段】



 この日の中村さんのお話は2時間びっしり。それはそれは中味の濃い内容でした。
 昨年、高教組さんでの発表に、さらに新事実を体系的に盛り込み、肉づけをなされて、この一年間のご研鑽のほどが伝わりきました。
 本当に多くの方に、聴いて戴きたかった、密度の濃さなのでした。
 何よりも、八ッ場現地をご自分の五感をフルに稼働して、知悉なされていられる方の強みがゆるぎない自信となられての、よどみのない論調となっていられるようでした。


  


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