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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2016年02月27日

子供の遊ぶ、遊園地に有害スラグがいっぱい



遊園地「スカイランドパーク」の第4駐車場。
混じりッ毛なし、生一本のスラグがびっしりで、立入禁止のロープがたれさがっています。
フェノールフタレイン液をかけました。


強アルカリ性反応をはっきりと示してます。

後ろには観覧車。
場所は遊園地です。よいのでしようか、生育盛りの子供たちの遊び場なのに……

市役所によれば、来年度、調査をしてから、どんな対応策をとるか決定するのだそうです。
「調査をするまでもないでしょうに、明らかでしょうな」というと、土壌にどの位、有害スラグの害が及んでいるか、どうかしらべるのた゜そうでした。

担当課の都市計画課に「スラグのことが知れてから、入園者数はどうですか」と問うと、変化なしとのこどてした。
ある渋川市民は、「もともと人気がなくて少ないんだから、」とのことでしたけれど……

なお、群馬県は周辺の地下水の検査を定期的に行っている由。
で、「それを住民説明会やチラシなどで、報告しているんですか?」と。
「いえ、していません。ホームページにありますから」との返答。
思わず「ホームページを見る市民って何人いますか」と言ってしまった。内心、さらに「お宅のホームページは判りにくいわよ」とまで言いたかった。渋川市のホームページで「スラグ問題」にたどりつけるまでは大変わかりにくかった。私だって、市役所職員の親切な(?たぶん、渋川市民とでも想われたのだろうけれど……)ご教示によってたどりつけたものだったから。
  


Posted by やんばちゃん at 21:40Comments(0)報告

2016年02月24日

有害スラグまみれの群馬で、今度は榛東村大スクープ

 

フェノールフタレイン液をかけて、強アルカリ性を示した、有害スラグ(2/211 当会渋川市内見学会にて)


本日の毎日新聞、朝刊をみて、またも「あッ」と。
 前から、その存在と実態はささやかれてきたことですが、今度は榛東村の有害スラグ問題です。
 以下のサイトは、今朝の毎日新聞。

まず、群馬版を。
  【2016年2月24日 毎日新聞群馬版】
有害スラグ 大量使用の可能性も
太陽光敷地、 榛東村が懸念 
http://mainichi.jp/articles/20160224/ddl/k10/040/233000c
※記事本文は、末尾に

そして、全国版トップの大見出し。
【2016年2月24日 毎日新聞 社会面トップ 31面】
有害スラグ 群馬の太陽光敷地に
 …強制捜査受けた業者搬入
http://mainichi.jp/articles/20160224/k00/00m/040/114000c

【群馬版】


【全国版】


【全国版記事】
 ソフトバンクグループの「SBエナジー」(東京都港区)が群馬県榛東村に設置した大規模太陽光発電所(メガソーラー)の敷地に環境基準を超える有害な鉄鋼スラグが使われ、村が撤去を検討していることが分かった。スラグは大同特殊鋼(名古屋市)の渋川工場(群馬県渋川市)から排出され、敷地の造成工事を請け負った「佐藤建設工業」(同)が無償提供。両社は同県内で有害スラグを再生資源と偽って出荷した廃棄物処理法違反容疑で県警の強制捜査を受けており、事件は自然エネルギーの現場にも影を落とした。【尾崎修二、杉本修作】
地元自治体が撤去検討
現場は標高約1000メートルの榛名山麓(さんろく)に広がるゴルフ場跡地の村有地で、広さは東京ドームがすっぽり入る約4万9300平方メートル。東京電力福島第1原発事故を機に自然エネルギー事業に参入したソフトバンクがメガソーラーの候補地を公募し、村が誘致した。2012年7月に「ソフトバンク榛東ソーラーパーク」として稼働を開始。村の説明では、年間発電量は一般家庭約830世帯分に当たる約300万キロワット時。4月から始まる「ソフトバンクでんき」でも利用される予定だ。

 村によると、12年1~2月に敷地の整地を担った佐藤建設工業がスラグ砕石を無償提供し、敷地に搬入した。同社が昨年9月に県警の強制捜査を受けたことなどから地元で「有害スラグでは」とうわさになり、SBエナジーから確認を求められた大同が敷地内の砕石や土壌を検査したところ、環境基準(含有量で1キログラム当たり4000ミリグラム以下、溶出量で1リットル当たり0.8ミリグラム以下)の数倍のフッ素が検出されたという。

 この報告を受け、村は環境への影響を調べようと周辺の地下水を検査しているが、佐藤建設工業から砕石の仕様書や使用材料証明書の提出がなかったため使用量も不明という。一方、県警も敷地内のスラグを採取して使用実態を調べている。

 SBエナジーは売電収入の3%(年間約300万~400万円)を土地代として村に支払っており、「村の土地を使わせてもらっている事業なので村に処理方針を決めてもらった上で協議したい」とコメント。村の担当者は「土壌や砕石、地下水なども調べ、撤去や被覆の対応を決めたい。外周だけ撤去して、パネルのある部分は被覆することも考えられる」と話している。

 大同と佐藤建設工業を巡っては、渋川工場から排出されたスラグに環境基準を超えるフッ素が含まれることを知りながら出荷したなどとして、群馬県が昨年9月、廃棄物処理法違反容疑で刑事告発。県警は大同の名古屋、東京両本社など関係先を家宅捜索している。
  


Posted by やんばちゃん at 21:25Comments(0)報告

2016年02月18日

ブログ消えたり、コメント無くなっちゃたり、写真削除しちゃったり

 最初に報告事項を。
 
一、本欄の2/4付の「②渋川市さん、学校敷地をコンクリート被覆で本当にいいのですか?」は、削除になってしまったのでしたが、かろうじて元原稿が磋削除寸前で行き、4日づけで、再編成して戻してあります。
二、その4日付の冒頭の訂正記事に関連メールを、15日の「あら雄々しきかな傷ましかなかの常盤樹の落ちず枯れざる」の欄に、「2月4日さん」からコメントをご投稿、戴いたのすが、この15付を2回、あっぷしてしまっていたことにかなりたってから気がついて、最初のクリック数の少ない回を削除してしまいました処、「2月4日さん」のコメントは公開されないことに‥‥
 さきほど、ようやく理由が判明。
 パソコンメールを削除してなかっのとコメント一覧にはありましたので、再アップさせて戴きました。但し、処理上、名前は「やんばちゃん」名になってますこと、「2月4日」さんを始め、どうぞご了承ください。
 本来ならば、返信コメントにて、全文を転載させていただくことのご了承を得るべきなのですが、ご了承ねがえませんでしょうか?
続いて、転載をとも考えますが、1日、置かせて戴いてからに致します。
  ※、コメントに付記をして入れ直しをしようとしますと、「禁止用語」とかのことにて、入りませんので申し訳ありません。 




【不思議な経緯】
実は、本欄の2/4付の「②渋川市さん、学校敷地をコンクリート被覆で本当にいいのですか?」が、どういうわけか、15日夕刻に突然、消えてしまったのでした。
 そのちょっと前に、「2月4日」さんから、届いたとても有益タイムリミットなコメントが、メールにも入り、それを目端にとどめていたのでした。
で、それを転載させて戴こうとおもっていたのでした。
  しかも、最近、あなたの記事 「②渋川市さん、学校敷地をコンクリート被覆で本当にいいのですか?」 が総合記事ランキング41位になりました!」というのを目にもしていた。
 ひとたび、削除すれば、戻らないということはしっていた。でも、削除した覚えがないのに、管理画面からも消えていた。
 無くなってくるととてつもなく、もったいなくなってくる。
 
 その直前に、延び延びになっていた原稿を「明日の午前中まで送りますので」などと言ってのけたばかり。で、夕食をすませ、さぁ、これからという時になって、ちょっとと思ってクリックしたら、ないのだ。
 
途中なのですが、どうしても入らないの、一端、ここで中止にします。  


Posted by やんばちゃん at 23:35Comments(0)報告

2016年02月08日

知恵もの揃いで熱気に溢れ、少人数でも、次の一手への広がりも

昨日の小川賢さんのスラグ学習会です。
 毎日新聞の催し欄の土曜日の「ぐんま 遊ナビ」欄、「参加」の項のトップに丁寧に、見学会の要項とともに丁寧に網羅して下されてました。前日の金曜日になかったので、すっかりないものと思い込んでました。最近は、金曜日、土曜日二日連続で掲載してくれるのでしょうか? っと購読しているのに、迂闊なことでした。もっとも、昨今はツンドクが多くて……
 会場にも、マーカーを付けて展示させていただいた次第です。

 また、上毛新聞の記者さんが取材にきてくださいまして、つぎのような記事にまとめてくださいました。さすがは記者さん、的確にまとめて下されています。本当にありがとうございました。



また、小川さんは早くも昨晩遅く、報告記を書かかれ、日付の変わる頃だったので、本日付で掲載なっています。
そして、今朝、「新聞に出ていた」を伝えたところ、早速、記事もアップされたようです。
パワーポイントでの講義内容も添えて下さいましたので、ご覧ください。
 http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/1888.html#readmore


 残念ながら、心配が的中し、参加者は少なかったです。
 で、式次第では、当然講演の後は質問ときまっていて、その後、懇談会との予定ではあったのでしたが、コンパクトにまとめて雰囲気をもりあげるのには、前向きの机の配置ではなく、丸く対面形式に切り替えて、和やかな進行にしなければと、急きょ、変更。
 質問時間から、異例の茶話会的雰囲気形式にしたのでした。 自己紹介も兼ね、参加者はそれぞれ質問や日ごろ思っていられることをフランクにはなしだされ、アットホームな空気で盛り上がれたものとなりました。時間が足りないくらいでした。 ともかく、一方通行な講演会でなくて良かった!! 
 過大評価すれば、「小吉」的な成功とよべましょう。
 それに知恵者揃いの皆さんのおかげで、「次の一手」への方策も、幾つかあり。
  


Posted by やんばちゃん at 21:52Comments(0)報告

2016年02月05日

③渋川市さん、学校敷地コンクリート-被覆化、年度内方針で本当にいいのですか?

 ついに、フッ素、六価クロムの数値が基準値以下とされる、小学校2校と中学校2校への渋川市の決定事項が、今朝の上毛新聞に出てしましいました。
 ※サイトでみつからず、仕方なく手打ちですので、誤記がありましたら、ご寛容を。
  【2016年2月5日(金)上毛新聞 22面社会欄最下段】
    スラグ処理へ補正
    年度内にも工事  渋川市

  大同特殊鋼(名古屋市)の渋川工場(渋川市)から出た鉄鋼スラグ問題で、渋川市は9日の市議会臨時会に、市内9カ所で行うスラグ処理費を盛り込んだ本年度補正予算案を提出し、年度内にも対策工事に着手する。
 市と同社は、昨年12月に基本協定を結び、調査、撤去、処理、復旧工事などの費用負担について個別案件ごとに協議していく方針を示していた。対策工事が行われるのは小中学校の駐車場、市道などで費用は計約2500万円。市はこのほかの場所についても、状況に応じて順次対策を進めるとしている。
 市内では同社から排出されたスラグが計72カ所で確認され、一部から基準値を超える有害物質が検出されている。


以下の写真は、昨日の八ッ場のものです。

 昨日午後、雪に静もれた八ッ場現地に行ってきました。
 雪の下に埋まっている、有害スラグ。
(写真の歩道のずっと先、カーブした場所の辺りにはスラグがあるとの記述が、「市民オンブズマン群馬」さんのブログにもあります)
 水と反応すると「水和反応」を起こし、膨張するスラグの特性に思い馳せると、先々の日々がそら恐ろしくなりました。


早朝、今般の学習会のことなどを取り上げてくれているマスコミあるかなと、新聞をひろげたけれど、こちらは落胆。続いて冒頭に掲げた上毛新聞の第2社会面末段の記事に、「しまった、遅かった」とまたも、落胆した次第でした。
 で、参加者が数名だったら、どうしようと蒼くなって、本日は、午前中から飛び出して、精力的にチラシ蒔き。渋川市内のスラグ投棄場所に繰り出し、チラシ蒔き。帰らなければと思いながらも、次の角まで、あの家までと、少しでもお知らせ死体のチラシ蒔きの時間は延び延びに……
 (お蔭で、昨今ではもっとも気温が高い洗濯日とのことに、干して出かけたわが寝具類をとりこめたのは、帰宅後の先ほど、17時半。車から降りると何はともあれ、取り込みましたけれど、夕闇の中で、ふっくらどころかシンナリしてしまってました。こんなことを何回繰り返してきたはんせいでしょうか。けれど一向に世の中は良くならずで……)


  


Posted by やんばちゃん at 17:54Comments(0)報告

2016年02月04日

②渋川市さん、学校敷地をコンクリート被覆で本当にいいのですか?

訂正 2015/2/15付 
その一、
 中頃に、➀番の、驚くべき数値の「伊香保保育所」はすでに、「撤去」されています。と記してしまいましたが、2/15の段階で、「撤去」ではなく「アスファルト舗装」と判明しました。
 あまりに数値が高いので、すっかり「全面撤去」が当然として、疑いも持ちませんでした。
 2/15付の拙稿ブログの冒頭に、誤認を記すとともに、つつしんでお詫び致します。

その二、 
  「コンクリート被覆」➡「アスファルト舗装」が適切とのことです


前回、くどくどしい経緯を記しましたが、要点は、以下の渋川市のスラグ使用箇所の分析表です。
クリックしてみてください。赤文字が基準越えです。恐ろしい数値です。
 しかも、その「基準値内」たとはいえ、全面積の測定ではないので100%、安全とはいいきれないものと思われます。

【鉄鋼スラグを含む砕石の分析試験結果一覧】
➀ http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001605_d/fil/t_suragu.pdf
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001606_d/fil/261024bunsekishikenkekka.pdf
③ http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p003708_d/fil/271204bunsekishikenkekka.pdf

 ①のトップ、➀番の、驚くべき数値の「伊香保保育所」はすでに、「撤去」されています。けれど、それも果たして100%完璧とよべるのでしょうか?
 続く21番、22番、23番のスカイランドパーク駐車場の、恐らく22番と銘打たれた駐車場のみとメイン道路だけは、「撤去」との話し合いが去る12日の大同特殊鋼との基本協定でなされたようです。
 渋川市役所の担当課では1/22の電話取材で、 「他は随時、協議中」とのことでした。
 で、次に記す、小中学校のほぼ決定事項について、再度ご検討くださるように思わず、申し添えてしまったものです。



【撤去が決定された22番の駐車場。木立ちのむこうにもあるそうです。ここの地面に男性が鉄杭をハンマーで打ち込んでも、硬くてダメでした。】



 さて、 問題は②の48、49、50、51です。確かにフッ素の数値は48番、49番は極端に低いです。
 でも、ここは教育の場である、学校敷地です。低くともあることは確実。将来に確実性を期すべきではないでしょうか?
かかった費用は、当然のことながら、企業のモラルとして、大同特殊鋼、それに佐藤建設工業を主とした施工業者が負うべき。市費負担は断じてなりません。

  48番  渋川中学校 駐車場
  49番  古巻小学校 駐車場
  50番  赤城北中学校 駐車場
  51番  橘北小学校  駐車場

 あたかも、渋川市の良心のように、「基準値以下だけれど、念のため、コンクリート被覆」との意思のようです。
 なお、報道や事情通の方からの情報によりますと、渋川市は、まさに「渋川市の良心」の実践的表れとして、工事を急いでいるようです。また、渋川市関係者にも、数日前に伺うと、《決定》されたとのことでした。
 本当に、これが最善の方策でしょうか?

 渋川市民の皆さん、とりわけ、保護者の皆さん、本当にこれで、よろしてのでしょうか?
 私が保護者なら、細胞が若く影響の著しい、子供のために、孫のためにPTAに持ち掛け、渋川市に抗議します。
 もはや、時間がありません!




Posted by やんばちゃん at 23:55 │Comments(0) │紹介

  


Posted by やんばちゃん at 23:55Comments(0)報告

2016年02月03日

➀渋川市さん、スラグ使用場所は「オール完全撤去」でなくて、本当にいいの?

 去る1/21(木)1か月後の渋川市周辺のスラグ関連個所の見学に際しての予習をかねて、不明点や疑問点を渋川市役所など、関係機関に伺いつつ学びました。この日は、大雪で職員さんたちも雪かきにかりだされて、ほとんどのご担当が留守。で、翌22日も問合せ。なお、末尾に列記した渋川市のホームページのスラグ関係は、この日にリニューアルされたとのことでした。
   ※この間の記述ミス  「渋川中学校➡「市民体育館駐車場」誤記の顛末
 そもそもの関心事は、11/16の第3回スラグ問題連絡協議会での、とりわけ渋川市の撤去方針の不自然さには驚いたことにあります。こんなことで、決定されてたまるものかと感じました。
 最も、腹だたしかったのは、「基準値以下の小・中学校はコンクリート等で被覆」との措置でした。
 (※なお、私にはここで幸か不幸か、さる10/1の現地見学会で、実際に観た「市民体育館駐車場」を「渋川中学校」と説明を受けていたため、混同がありました。これが発端です。
 その後、所属しているフォーラムでの拙稿中に使用写真のキャプションを記すにあたり、主催者の渋川市の方に、再度確認したのでしたが、やはり「渋川中学校」とのことで、立入禁止、しかも「生っ一本、まじりっけなしの有害スラグ使用」と聞いていたので、それを撤去せずにと、よりいきりたったのでした。
 で、「教育の場をなんと心得る!」と切込んで、怒りの文章を記してしまった次第です。もし、この発端の勘違いがなければ、渋川市のことにこれほど関心をもたなかったこととも、今は少なからず感じています)。
  
 そこで直ちに抗議書を記し、提出しようとした際、宛先はどこかと県庁に問い合わせると、「建設企画課技術調査係」とのこと。電話をつないで戴いたところ、なんと次の第4回開催まで、預かって下さるとのことに、それはそうかもしれないけれどと、しばし、拍子抜けであ然としてしまった次第です。
 それでは出してもしかたないから、「結構です」と引き下がった。
 で、年明けに再度、「次回第4回の日程は決まったか」と、またも執拗に電話しますと、「未定」との由。で、ことのついでに疑問点を群馬県に問うと、渋川市のことは「事業者=渋川市に聞いてください」との答えでした。
  県議会常任委員会での県側の回答に出てきた「事業者」なる、平素あまり縁のない言葉の意味が氷解しました。
 ですが、まだ先の「市民体育館駐車場」と「渋川中学校」との混同には、複数の関係者に確認ズミでしたので、全く気がつかずでした。
 ですが、この時の県側の対応の言葉の中に、「コンクリートで覆うのは、基準値以下の場所への対応ですよ」と言われもまだわからなかっものの、かなりひっかかってきて、近いうちに、確かめに行かなければとは思いつつ、なぜか渋川市は縁のない遠い街の一つなのです。
 今回、渋川市役所の方に、もしかしたら勘違いしているも知れないとひらめいて以来の場所についてのこの間の疑念を払拭すべく、記憶を駆使して仔細に説明して、ようやく氷解した次第です。
 写真を掲げます。旧渋川市内のかたなら、一目瞭然、ご存じの市民体育館駐車場です。スラグ独特の褐色の放棄場所、お分かりになりましょうか?




  
 なお、基準値の判定ですが、これもスッキリせず、投棄した場所は、被害の出ないうちに、全面撤去すべき、まして教育関係施設はとの信念に燃えています。
 というのは、八ッ場での調査をつぶさにみていましたので、疑義を感じ続けています。場所の選定に加え、面積に応じて測定場所数を抽出し、第三機関とは名ばかりの国交省OBの天下り会社に委託した調査・分析なのでした。


 それにしてもなぜ、渋川市は、大同特殊鋼との基本協定を急ぐのでしょうか? 暮れの報道によれば、「年内に」であったが、さすがに年内はムリだったようだか、年明け早々の1/12に結んだ由。
 そこで、渋川市の各機関に問合せ。なかでも、教育委員会でもその所轄の煩雑さ。「市民体育館」はスポーツ課。中学校なら学校教育課。電話はしなかったけれど、酷い状況にていち早く撤去に及んだ保育園の管轄は、確か体験に基づけば「福祉課」関係ではなかったでしょうか?
 詳しくは、二回目に記します。

➀ 渋川市ホームページ
 http://www.city.shibukawa.lg.jp/
②暮らし・手続き
 http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/index.html
③ごみ・環境基準
 ※ここの「鉄鋼スラグを含む砕石の使用状況」をクリックしますと、
 
鉄鋼スラグを含む砕石の使用状況
 http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/index.html
  
平成27年12月4日鉄鋼スラグを含む砕石の使用状況調査結果について
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p003708.html

平成27年3月6日鉄鋼スラグを含む砕石の使用工事箇所調査結果についてhttp://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001607.html

平成27年3月6日鉄鋼スラグを含む砕石の使用状況調査結果について
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001606.html

平成26年6月16日鉄鋼スラグを含む砕石の使用状況調査結果について http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001605.html

 鉄鋼スラグを含む砕石の使用状況 http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001604.html

 土壌汚染対策法における「溶出量基準値」 http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001609.html

 土壌汚染対策法における「含有量基準値」 http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001162.html
 
六価クロムについて  http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001473.html
 
フッ素について  http://www.city.shibukawa.lg.jp/kurashi/gomi/suragusaiseki/p001161.html
  


Posted by やんばちゃん at 23:33Comments(0)報告

2014年12月08日

請願、もちろん、不採択


写真は吾妻渓谷沿いのジャングル状の景観ながら、本日の記述とは関係なし。
本日は、県議会産業土木常任委員会の二日目、土木に関する委員会でした。

「付託議案の概要・内容」説明から始まり№7の、委員一人一人が執行部に対して質問する「所管事項の質疑」の半ばで昼に。
 私たち傍聴人にわたされめのき、「次第」のみ、朝10時~12時まで、県側が読み上げるのをじっと聴いていても、殆ど理解できず。質疑に入っての応答で少し、全容がわかるということにはなれはしたものの……
 
 13時再開。
 そして、いよいよ№9の、「請願の審査」。
 継続審査、一件と新規4件が提出されてました。

 提出日夕刻に出した当会の請願は、予想していた通りの最後の4件目。
 もちろん、予想通りの6対2にて、「不採択」。
 まず、特定ダム対策課長が、本欄11/24にアップした請願書を読み上げました。その前の3軒の請願には、あまり、説明事項はなかったかと記憶してましたが、要らずもがなの次の説明事項を加えてくれました。
 
 筆記がまにあわず、ノートに記した単語を記憶をもとにつなげてみましたが…… 正確なものではありません。
 提出者には、きちんとした文章による回答がくるものだったでしようか? 以下の説明文のテープ起こしした文言が欲しいです。
  ➀52年以来、国は、環境問題の調査を行ってきた。
  ②??完了への配慮が必要
   平成11年に基づく環境影響評価は実施ずみと、事業者から聴いている。
  ③(ダム堤建設の位置は)文化財保護の観点から、600㍍上流に移動したので、八丁暗がりなどは残ることになった。
  ④全体の四分の三は残る。
 
 もちろん、一つ一つへの反論がありますが、まぁ、「不採択」を覚悟の提出で、後につなげる一種のセレモニーと心得てますので、もちろん、何ら落胆はありません。
 

まぁ、「吾妻渓谷は残る」➡「四分の三は残る」➡四分の一は沈むことが公に活字になりました。沈む箇所はハイライトの部分です。しかも、八丁暗がりの生態系は確実に崩れることもおのづと位置づけてくだされました。


  今晩はまだしなければならないことが迫ってまして、詳しく記せませんが、いずれ、この全文を何らかの形で手にして、一言一句について、検証を試みたいと心得ています。

 

   
タグ :八ッ場ダム


Posted by やんばちゃん at 21:13Comments(0)報告

2014年11月13日

大臣にも全く届きようもない、署名

 昨日の拙文を先ほど読んだら、なんとまあ、酷い誤植と意味不明箇所。
 私のパソコン、持ち主に似て、最近とみにおバカさんになってしまったようです。例えば、「感性」と打ったつもりなのになんと、「完成」に。瞬時の確認が甘いんでしょうか? それに、なぜか行全体の削除にて、脈絡なしの文章に。器械がおバカさんになるものでもないのでしょうから、粗忽な操作が全てでしょうね。



                                  2014年11月10日
 国土交通大臣・太田昭宏様
                               【署名集約団体】
                          ST0P八ッ場ダム・市民ネット」
                             代表:〇〇〇〇
                           住所:割愛

吾妻渓谷保存署名提出に際し
ご就任後もしばらくの間「八ッ場ダム問題」について積極的な発言をひかえていられました太田大臣に、私たちはもしかしたらと一縷の淡い期待を抱かせて戴いてまいりました。
「京大工学部土木工学科卒」というご経歴にも、学び取られた学識にて、八ッ場ダムの欠陥を熟知なされていられる方と勝手解釈させて戴いておりました次第でした。
八ッ場ダムは、自然の洪水調節を果たす機能をも併せ持つ、吾妻渓谷の類まれな景観を破壊して造るほどの意味のあるダムなのでしょうか? 

 八ッ場ダムがギネスブックものの62年間も未着工の理由は、ダム建設に適さない強酸性の水質や脆い地層などの不適格性があり、逆にそれらを上回る美観の存在と、危険地帯への造成、並びに建設維持費の膨大な支出を伴うことに起因しておりました。
 
さらに以下の悪しき憂える要因までもが急浮上。
  ①地滑り実態の解明進展――有数の地滑り地帯です。添えましたビデオを是非ご覧ください。
  ②大同特殊鋼「有害スラグ」問題――いつまで「調査中」なのでしょうか? 緊急課題です。
  ③浅間山・草津白根山直下の危険性――浅間山は活火山。草津白根山は「御嶽山につぐ水蒸
 気噴火の危険性大」と指摘されています

とりわけ、②の「有害スラグ」問題は、犠牲を強いられた住民の健康問題上、緊急課題です。
完全撤去を速やかに願います。発覚以来、なぜ調査にこんなに長期間要するのでしょうか。
「ダム建設続行」に到った一連の有識者による会議は、ほぼ形式のみにすぎず「最初にダムありき」にて推し進められたのは紛れもない事実でした。

 ともかく、上記諸問題を解決されてからの本体工事が妥当と考えます。
 もし、大事故発生の際には、どのように責任をお取りになられるのでしょうか?

 来る11/18から、国道145号が閉鎖となり、ダム完成時まで吾妻川沿いの水没地内には近づけません。(実は、危険地帯への代替地造成の遅れにより、未だ移転ができない4軒の家が水没地に残っているにも関わらず、強権にて行われるのです)

 そのため、「最後の紅葉」と銘打たれました今年の秋は、大勢の観光客が訪れました。
 私たちは折にふれ、現地にての署名活動を致しました。
 ここにお届け致します署名は、数は少ないですが、県内外から訪れた観光客の皆様にじっくりと説明し、その上での自発的な署名です。2009年の中止騒動時、ダム推進のための大量署名集約の際の、有形無形に民意を縛った署名とは本質的に異なろうかと存じます。
工事の全容が明らかになってきた昨今は、署名に応じてくださる方たちが急速に増え、異口同音に「こんな良い処、もったいないねぇ」「ダムなんか要らないのに」と口にされつつ、「こういう運動があってほっとした」とまで添えてくだされます。 


 
 かの田中正造の今に新しい言葉に「真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし」があり、良くご存じのことと想います。
 現在の八ッ場の状況は、湖面の周囲にそのままズリ上がって住めるという「八ッ場方式」にて、元通りの村落共同体を営めるとの甘言によって反対運動をつぶしたにも関わらず、容易に代替地を造らずに補償金を支出して、たまりかねての住民流出によってもたらされた、水没地の劇的な人口急減。正造語録に照合すれば、これは「村を破らず」に匹敵しませんでしょうか。
 先に述べた、国道145号閉鎖に伴う4軒の生活権の剥奪という事実は語録末尾の「人を殺さゞるべし」に、類似した現実となりかねません。

 環境の世紀と称される今日、開発という名の国策にて、自然界を荒らすのは、非文明国以外の何物でもなく、いわば《国家の犯罪》です。
 これからの社会は身の丈にあった近代化のみが必要で、過度の開発行為は要らないと国民の大多数は思っていることと存じます。
 平和な社会で生き生きと生き続けたいだけです。
 これら破壊行為の頂点に立たれる太田大臣、私たちがご信頼するご英明さにて、是非ともご一考くださいますお願い致します。

 2010年2月2日の衆院国土交通委員会にてもとりあげられました、八ッ場ダム工事受注業者からの自民党群馬県連の支部や国会議員後援会への多額の献金問題をはじめ、どうしてダム建設には、このようなダークな輪郭がつきまとうのでしょうか? 
 そんな中で数日前の7日、会計検査院が平成25年度決算検査報告を貴省宛に出したとの、そんな至極当然かつ些細な事柄にでも、八ッ場の未来を憂える心ある現地の方と共にこの国の良心の一つとして、心がふっくらした次第です。現地にはムダと不合理が多すぎます。
 なお地元の若手の意識は、ダム問題について親世代とは確実に異なりつつあることを、大臣もよくご認識ください。ダムの世紀は終わりつつあります。

 あの尾瀬もまた、関係者の努力にて「尾瀬ガ原巨大ダム計画」から免れ生還。お陰様で今日、手づかずの大自然を私たちは味わえるのです。
 さらに時経た1971年、尾瀬を横断する観光道路問題の時は平野家3代目の若き当主・平野長靖の必死の懇願に応じ、時おかず大石武一初代環境庁長官は現地を視察し建設断念になった経緯も環境保護問題のあるべき指針として、多くの国民の記憶に鮮やかに残っております。
 文人墨客に愛され、当地の上毛カルタに「耶馬溪しのぐ吾妻峡」と謳われております、わが吾妻渓谷もまた尾瀬に劣らずして、世界遺産としても通じるものと、この署名に応じた者たちは自負してやみません。

 どうか、太田大臣様、激務の中でごムリとはおっしゃらずに、是非とも足を運ばれて、先の視察の折に設営された見せ場だけでなく、八ッ場の自然界の息づかいに触れてみてください。
 このまま相も変わらぬゼネコン対策としか考えられない、本体工事の大規模破壊工事を進められましては、おそらく、吾妻渓谷の渓谷美を壊したその時の悪しき大臣として、太田昭宏大臣のお名前は歴史に刻まれてしまうことでしょう。
 申すまでもなく、破壊は一時、自然界は悠久です。
 吾妻渓谷破壊につながる本体工事について、ご検討くださいますようお願い致します。
 どうか、再度のご再考を願いますことを、重ねて、伏してお願い致します。
 
       八ッ場の蘇生と活力のためにお力添えの程を、
                            どうぞよろしくお願い致します 
  


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2014年11月12日

知事には届かない署名に添えた、嘆願書的なお願い文

 前回記しましたように署名はよほどの重大事項でない限り、担当課から知事室への口頭もしくは文面による報告があるだけで、担当課で廃棄処分のコースとなるようです。
 一度きまったことは絶対に覆らないのは道理と、ガックリしみじみ実感した、くたびれもうけの署名提出作業でした。
 ご署名くだされた皆様方、こんな寂しいご報告で申し訳ありません。どうぞ、お許しください。

 それでも私達市民の示威行動には、裁判とか署名や請願とかしか、方策がないのです。
 本日、この手のことにかなり詳しい方から、「請願に添えれば良かったとの」示唆を受け、まだ期日的には間に合うので検討してみましたが、やはり委員会のメンバーの圧倒的多数は自民党所属県議。相手の土俵の中でくつがえるのは愚か、一考だにされず、嘲笑われてポイでしょう。多数決で結果はみえています。
 もっと莫大な費用と手間を要する裁判も、司法が権力と結託しているのですから、どうにもならず。全て負け戦。すると、勝ち誇ったような嘲笑のまなざし。時代の感性が研ぎ澄まされる、そんな時代がどうすれば到来し、ことは逆転するのか……
 折しも、解散総選挙の報。
 五区では小渕返り咲きとやら。で、なければ中曽根の孫が初陣とか……
 バカにするなと誰しも思うでしょう。




                                2014年11月10日
 群馬県知事・大澤正明様  
                              【署名集約団体】
                               ST0P八ッ場ダム・市民ネット」
                                      代表:〇〇〇〇
                              ※住所は割愛
        
             吾妻渓谷保存署名簿提出

 前略、お許し下さいませ。
 八ッ場ダム建設を知事はもろ手をあげて推奨なされ、ことあるごとに「一日も早い着工」をとおっしゃられていますが、果たして沈み行く吾妻渓谷、(特に右岸の長野原町管轄分であった)遊歩道をじっくりと歩かれたことがおありなのでしょうか?
 野趣にとんだ西上州の自然界の粋が起伏にとんだ林のなかに静かに息づき、類のない癒しの空間でした。「でした」ともはや過去形で記さなければならない時が刻々と近づきつつあり、その途上にありますことが、何とも切なく胸に迫りきてなりません。
 「吾妻渓谷は残る」と行政筋は断言されます。それはダム堤下の吾妻川は残るということで、最も観光客に慣れ親しまれてきた上流部は完全に沈んでしまいます。それゆえに沈めるに惜しすぎはしませんか?
 しかも、吾妻渓谷と密接な位置関係にあった川原湯温泉は高台に移転し、得難い泉質とレトロな雰囲気は失ってしまいました。泉質の落ちた温泉ほど無残なものはありません。また、付替え国道は草津温泉直行路線にしかなり得ず、川原湯温泉素通りとなってしまいますことは明白です。

 
 「最後の紅葉」と銘打たれました今年の秋は、大勢の観光客が訪れました。
 私たちは折にふれ、現地にての署名活動を致しました。ここにお届け致します署名は、数は少ないですが、県内外から訪れた観光客の皆様にじっくりと説明し、その上での自発的な署名です。  
 2009年の中止騒動時、ダム推進のための大量署名集約の際の、有形無形に民意を縛った署名とは本質的に異なろうかと存じます。
 昨今は署名に応じてくださる方たちが増え、異口同音に「こんな良い処、もったいないねぇ」「ダムなんか要らないのに」と口にされつつ、「こういう運動があってほっとした」とまで添えてくだされます。  
 ……思いますのに僭越ながら、この景勝地の大自然を壊してはばからない観光政策が、今般の群馬県の魅力度が全国46位となった背景の一端かとも存じます。
 
 八ッ場ダムがギネスブックものの62年間も未着工の理由は、ダム建設に適さない強酸性の水質や脆い地層などの不適格性があり、逆にそれらを上回る美観の存在と、危険地帯への造成、並びに建設維持費の膨大な支出を伴うことに起因しておりました。
 
さらに以下の悪しき憂える要因までもが急浮上。
  ①地滑り実態の解明進展――有数の地滑り地帯です。添えましたビデオを是非ご覧ください。
  ②大同特殊鋼「有害スラグ」問題――いつまで「調査中」なのでしょうか? 緊急課題です。
  ③浅間山・草津白根山直下の危険性――浅間山は活火山。草津白根山は「御嶽山につぐ水蒸
 気噴火の危険性大」と指摘されています


 ほどなく知事のご要望通り、本体工事着工。ということは同時に、吾妻渓谷の大規模破壊工事が始まるわけです。
県民への責務として、上記諸問題を完全に解決されてからの本体工事着工が、極めて妥当かと考えますが、いかがでしょうか。
 「ダム建設続行」に到った一連の有識者による会議は、ほぼ形式のみにすぎず「最初にダムありき」にて推し進められたのは紛れもない事実でした。
もし、大事故発生の際には、どのように責任をお取りになられるのでしょうか?


 かの田中正造の今に新しい言葉に「真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし」とあります。水没地の人口急減、国道145号閉鎖に伴う4軒の生活権をも考慮なされない今般の非情な処置を鑑みてもこれでは、正造語録に照合すれば知事が治める当県には《真の文明》は根づきようもありません。
 観光立県に近づくには、この田中正造の精神に学び、戻ることにつきるのではないでしょうか。
 
 知事も1971年、尾瀬に観光道路を造ることに、捨て身の構えで反対した平野長靖の必死の懇願により、直ちに尾瀬に出向き奔走された大石武一初代環境長長官の名前を覚えていられることと存じます。
 これ以前に尾瀬を大貯水池にする「尾瀬ガ原巨大ダム」計画時にも平野長蔵・長英父子の努力がありました。そして、お陰様で尾瀬の手づかずの大自然を私たちは今、味わえるのです。
 因みに小寺前知事もまた、県営倉渕ダムの現場にお一人で行かれ確認、英断、凍結された経緯がありました。
 
 思えば2009年末頃より、八ッ場ダム工事受注業者から、知事の後援会母体でもある自民党群馬県連の、その支部筋や議員後援会などに多額の献金があったことがマスコミに暴かれ、2010年2月2日の衆院国土交通委員会にてもとりあげられました。これらの悪しき土壌が、今般の小渕問題への種火的な切口となったようにも感じられます。
 それにしても、どうしてダム建設には、このようなダークな輪郭がつきまとうのでしょうか?

 そんな中で数日前の7日、会計検査院が平成25年度決算検査報告を国土交通省宛に出した、そんな些細なことでも、八ッ場の未来を憂える心ある現地の方と共に私たちには、ほの明るいこの国の良心の一つとして受けとめられるのです。
 なお現地の若手世代の意識は、ダム問題について親世代とは確実に異なりつつあることを、知事もご認識ください。

 今後も強引に推進なされればおそらく、吾妻渓谷の渓谷美を壊し、ムダで問題だらけのダムを造った、その時の知事として、大澤正明知事のお名前は残念ながら歴史に刻まれてしまうことでしょう。
 八ッ場ダム建設を推し進められる前に、もう一度、ご一考くださいませんでしょうか。

 環境の世紀と称されます現在、自然色豊かな当県の誇れる名君として、是非ともご自分の足で目で、吾妻渓谷を歩かれてご判断くだされますよう、伏してお願い申し上げます。

    八ッ場の蘇生と活力のためにお力添えの程を、
                         どうぞよろしくお願い致します     





  


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2014年11月12日

署名のゆくえ。トップには届かず、くたびれ損の実態

 刻々と近づく、ダム本体工事を前に、行き過ぎた言葉遣いに留意しながらも、かなり激しく思いをぶつけました。
 しかし、昨日も記しましたように、こんな一県民の思いは、知事も副知事は無論、然るべき役職にも届かず、担当課の窓口となった、次長と主任の処でストップ。いずれ、廃棄物として処理されることが判明。
 実は、大変熱心な県外の方が、当会のビデオを約50本近く、自費でダビングしてくだされ、あちこち関係機関に届けてくだされた経緯がありました。そして、知事に観て戴きたい旨を、秘書課に電話したら、交換台でこの特定ダム対策課に回されてしまったそうでした。そして、「ビデオを送ってもらっても何一つ変わるわけではありませんから」との応接をうけて、ガックリしていた経緯がありました。
 2/13の第一回の提出の際、私たちも秘書課へもっていったら、担当課へと言われ、特定ダム対策課にはあまり行きたくなかったので、「でも知事さんにお願いすることは、秘書課と聴いてまいりましたが……」とチョッピリ抵抗した経緯がありました。

 で、10日の日、今度は県庁20階の特定ダム対策課に直行した際、提出一式の中にビデオが見当たらず、「後でお届けします」と言ったら、先の県外の知人に対応したのと同じような「いや、いいですよ。観ませんから」的な言葉を吐かれました。
 そこで、思わずカチン。「そんな言葉はないでしょ。最初から観ないとは、何ごとですか」といきり立ってはみたものの、苦労して作成したビデオが観られないままにもったいないと感じました。実は大変な手間暇をかけて仕上げたもので、ダビング・レーベル印刷・上書き台紙、袋づめの作業に限られた時間を費やして仕上げたものなのです。昨日の項に思わず記しましたように、前の晩にはプリンターにつかえてしまって、大変な思いをしたのでした。
 そこで、「そうですよね。もう一本届いているんですものね。観て戴けないものが二本あっても仕方ないでしょうから、それじゃ、止めます」と伝え、添えた依頼文の「ビデオをご覧下さい」に線を引き、削除しました。
 但し、「でもそんな、言い方ってなんじゃないですか? 実は〇〇県の方も群馬県の対応に驚いてましたよ」と伝え、いら立ちながら退室して参りました。


 ですが、翌朝、〇〇県の方が送ってくださったのより、発売元の当会の方が、見栄えはします。やはり、観て戴くのが筋と心得、急いで記した文章は、書きなぐって丁寧に読み直す時間もなく添えたので、心配した通りの誤字、脱字がありました。
 で、再度「ビデオをご覧下さい」を復帰させた写真のとビデオをもって、特定ダム対策課へ参り、ビデオをお渡し、文章を交換させて戴きました。
 その際、2/13の署名約1100名の行方について、お尋ね致し、「ちゃんと秘書課に回してくだされたのですか」と問いました。 
 口ごもられるので、「いつ頃なんですか? もしかして、署名のお名前の確認などなされるんですか? 私たちだってそんなことはしないんですからね」と言いますと、「そんなことしている時間なし」的なことをゴチャゴチゃと言われたので、「ちなみに、じゃ、5月頃に」とたたみかけますと、「そんな、もっと早いですよ」と。「じゃ、今度のはいつ頃に」としつこく尋ねますと、「近日中にと」とのことでした。

 そして、大胆にも勇気をだして、5階の知事室前の秘書課へ参りました。
 最前列の男性職員に用件を伝えていると、奥から役職らしき方が急いでみえて、「こちらでお話をうかがいます」と入口脇の部屋に。群馬県庁の表玄関先に突如現れた、得体のしれないオバさんに困惑されたのかも知れなかったのでしょうね。

 私たちは、出す方の希望的な願いで、せめて署名と添付の一式が添えらて、秘書課に届くものと勝手解釈していました。
 なぜ、秘書課に来たかの顛末を話し、「まぁ、知事さんに逐一届くもののとは思いませんが、あの署名はどういう処理がされたんでしょうか」と言いますと、「県民には、色々なお考えの方がいらっしゃいます。おっしゃる通り、知事さんが全部目にされるのはムリですので、私どもが選択して必要なものは報告しますが…… 担当課さんで保管し、私どもには報告が届きます」とのことでした。
 通常は口頭らしいので、「あ、でも、特定ダム対策課さんの方ではそんな感じではなかったのですか……」とつい、言いますと、慌て「持って見えたかもしれませんでしたが……」となりました。

 で、「じゃ、私たちは大変な手間暇をかけて集めたものです。知事がダメなら、副知事、部長さんだっていられるのですから…… せめて、次長さん、ビデオだけでもご覧戴きたいと思います」と厚顔にもくいさがりました。
 最後に「このような対応をしてくだされまして、次長さん、ありがとうこざいます」とは申しましたが……
 私も力がぬけました。

 ……思うに、一瞬は、「(いかに何もしないのが取り柄の公務員の世界とはいえ)、そんなやる気のない返答ってありますか」と景色ばんでしまいましたが、特定ダム対策課の方は、ある意味でとても正直な方なんでしょう。
 上役さんが目を光らせている席で、ムダになってしまい、何にも効力のないことに対して、一身をかけてこれまでのご経験に基づき、「届いたからといって、何も変わることはありませんので」とおっしゃってくださったのですから…… ご定年間際なのかもしれないな、だからかもとも、憶測のまたも恣意的勝手解釈をしています。

 署名活動に詳しい方から、かねて「見やしないよ。次々と倉庫入りだよ」とは聞いてましたが……
 送り先を国土交通省に電話して伺いましたが、あまりに難問題を頻発する国交省には、全国から数多くの署名が送られることでしょう。恐らく機械的に処理され、倉庫➡廃棄物となることと思うと、瞬時、抱えていた、大臣宛署名を宅急便で送るのも、逡巡してしまった次第です。

 ともかく、現在のこの国のシステムは、政権党が一度決めたことは、ほぼ靴返すことは不可能なのです。暴動でも起きない限り。
 送った文章に記した、思いの丈をせめて、皆さんだけにでもお読み戴きたいので、転載させて戴きます。
  


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2014年10月28日

有害鉄鋼スラグ 4回目の申入れ書提出

地元情報です。
現地にも、内容の詳細についてはまだぬ不明ですが、何らかの説明資料の配布がされるようです。


  


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2014年10月27日

「有害鉄鋼スラグ」問題 申し入れ書 №3への口頭による回答



 ※上記文書は、去る9/14の現地見学会の席で確認意志一致した、「申入れ書」の第三弾の1枚目です。
回答期日と付記は2枚目にあり、回答期日は10/17としました。二枚目のアップは割愛します。
 
 けれど、期日内に回答が届かず、週明けの10/21に電話をいれた処、休暇。翌22日に阿久津・技術調整管理官から電話がありました。
 「調査中」との回答でした。
 「ですから、その期日を伺ってます」と食い下がると、「そういうことも含めて調査の段階」との回答に終始されのでした。
 で、「じゃ、メモリますけれど、こんなことって……」と。しかし、いくら言っても並行線なのは自明の理。で、「また、№4にてお訪ねしますので……」と申しました。
 
 さらに時間稼ぎじゃないですか」と伝え、「なぜ、2度目の調査として、また10/16・17に行ったのか」と重ねますと、2回目の調査の日にちについては、聞き返されて、メモをとられたようでした。
 さらに、言わずものことながら、いかに愁眉の問題であり、健康をむしばまれる当事者たちが待ち望んでいることかを口にしますと、阿久津・技術調整管理官は「おっしゃる通りで、よくわかっております」と言われたのでした。

 
 しかし、糠に釘的な申入れ書を記す時間的余裕もないままの、昨日26日の毎日新聞報道記事に喜んで、「近々、中間まとめの公表あり」と記した次第です。そして、申し入れ書の文言がピタリと定まり、「市民オンブズマン群馬」にもご相談中。
 
 
 そんな経緯の最中、本日、中間発表がありました。
 分割して、次ページに別掲します。
 

  


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2014年10月25日

何がある、折田中之条町長辞任劇 その二

 昨日、睡魔にて、アップしきれなかった折田・中之条町長の辞職に伴う、町議会臨時会の報告を。
 全国有数の自民党王国・群馬県連でもとりわけ実力があるという、この名のある人物が衆人監視に耐え、全国放送され、いわばこれだけの屈辱に近い選択をしてまで、守らなければならなかったのは、何だったのでしょうか。
 それについては断じて一切語らず、うまく逃げ切ったということでしょうか。しかし、当然わく疑惑(裏金づくり、果ては使い込み)はまったく払拭されていません。折田秘書の身辺洗いが始まっています。


 質問者は、議席番号10番のたった一人の女性議員のみ。
 もっと食い下がってもよかったのではなかったでしょうか。こういう時の男性議員、地方議員のお利巧な沈黙とやらは、はがゆい。
 続いて「承認第一号 先決処分の承認について」「報告第一号 先決処分の報告について」が型通りに進行。
  
 そして、「町長の退職について」の「議第一号議案」。当事者の町長は、ここで退席。
 定数17+1名(議長)の17名全員起立にて、承認。
 これにてこの日限りで、無事に町長職を解かれた次第です。
 
 すでに複数のマスコミが町長をおいかけるために席をたってましたが、議決の全員起立を目端で確認して、大急ぎで庁舎表に。
 
 複数名で参加の大手マスコミさんは、町長の退出を各入口で待機のカメラマン、別室で記事を書き送信する記者、議場に入る貴社などの役割分担ができていますが、孤軍奮闘の当方が、撮れた写真は、次の町長自ら運転という黒塗り高級車が、群がるマスコミをの間を走り抜けて、画面正面を左折、逃げるように帰る車の後部だけでした。
 週刊誌によれば、小渕元総理の死後、遺族から譲りうけた車との由。……2000年に死去したのだから、既に14年間。結構古い上に物持ちが良いのですね。



 続いて次の写真の同じく黒塗り高級車が走りぬけましたが、それは追跡取材のマスコミなのか、町長側近筋もしくは市役所に用事のあった方なのか定かではありません。
 なお、マスコミのオートバイ2台が、追跡尾行したそうでしたが……
 聴くところによると、折田町長は、なんと駆け足で庁舎から出てきたそうで、居並ぶ大勢のマスコミ陣に一瞬、当惑した表情をみせたそうでした。職員へのねぎらいもなかったのでしょうか。これまた伝聞にいれば、退職金は200万円を超える額とのこと。

 その後、町長自宅に行ってみました。
 この町長の姓と同じで多くの降りた性があるという、「折田」なる地名の場所には、それなりの収穫もあり、以前ある仕事でお邪魔したことのあるお宅が複数軒あるので、他所の道筋はしってました。
 大型タクシーをチャーターした複数のマスコミや自車運転の記者たちも訪れていました。直ちに変えってくる気配から、自宅には戻らなかったようでした。
 
  


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2014年10月24日

何がある、折田中之条町長辞任劇 その一

 本日14時~ 「小渕優子後援会収支報告書責任者・長野原町町長」の突然の辞任による臨時議会が開催されました。
(辞任が議会で認められた)今日までは、まだ中之条町長の肩書きを持つ、折田謙一郎町長は同時にまた、小淵優子後援会の責任者でもあるのです。
 どちらも同等の重みをもつように想えますが、どうやら、折田町長の意識としては、小渕優子後援会出納責任者の地位の方を優先させ、任務が重いものとお考えていられるのが、よくわかる答弁でした。
 おそらく、これからの国民の検察庁の追求を最もよくご存じ。
 その時に首長の席にとどまることは、今度は町民の追求も加わることも想定し、おっしゃる通りの熟慮の末、誰がもっと大きな機関、人物との密議の結果、なりふり構わずの「辞任」と言う幕引きと読めます。
 80名を超えるマスコミ、10名の傍聴者(町外の傍聴者も含む)を前に問題の核心については、何一つふれずでした。
 が、既に、一部の鋭いマスコミ筋は、次なる調査の一手を繰り出していました。
 

 まずは、流れを写真で追って参ります。
 定刻6分ほど前、大勢の報道陣が待ち構える中、折田町長が議場へ。
 
 定刻5分前の中之条町庁舎の様子です。議場右手、最前列の左端が町長席です。


 その時、突然、折田町長さん、席をたち、傍聴席へ。


 ごらんのように、傍聴席のたった10人の町民と26数社(一社一名)ほどしかいない、傍聴席の町民ににこやかにあいさつの一礼をするやいなや、さっとくびすを返し、自席に。
 さすがは小渕王国親子二代を仕切ったオオモノです。



          説明責任に専念したい 
 議案第1号 一般会計補正予算についての議案は、折田町長辞任に伴う、新たな町長選挙の費用計上に関するもの。
 議会終了までは、まだ町長職にある折田町長が首長として行う予算化説明。付随して、辞任へのその理由説明です。 
 
 「収支報告書を自分がチェックしてきた」 
 「町政を担い続けることは、ますます町政の混乱を招く」
 「自らの説明責任を果たすことで専念させて戴きたいと存じます」とは意味不可解でした。


  


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2014年08月27日

吾妻渓谷  8/15、21、25の推移

下記文中の「栃洞の滝」と記述したのは、沢で、その沢の正式名称は、確認を急いでいるのでずか、未だ定かではありません。
 本来の「栃洞の滝」はもっと下流にあり、小蓬莱より、やや上流。丁度、ダム堤の真横辺りに位置します。右岸の代表的な滝です。
 ミスをお詫び致します。
             2014年12月1日


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お伝えしたいことがいっぱいありますのに、またまた心ならずもの空白でした。
 「大同特殊鋼スラグ問題」については、まだまだ書きたりませんが、ちょっと閑話休題的に吾妻渓谷仮締切工事の進捗度を。
.......................................................
一、 去る8/25の吾妻渓谷、仮締切風景です。
 ➀8/25 ②8/21、③8/15の変化をご覧ください。あえて、アップに致しました。
  なんと、非情にもその直下では、コンクリート壁の土台が進んでいます。前からあったように思えますが、ここに29メートルものミニダムができるのではないでしょうか? 川を切断したような赤い鉄杭。吾妻渓谷の地霊よ、怒れと伝えたい!!
(当初、私達には全容が計り知れないので、勘違いしていたようでしたが、石堤の高さが29メートルではなく、石堤で水を堰きとめて、その下方でミニダムを造る工事のようです)。

 栃洞の滝は、涸れてました。
 さらに下流では、次のような工事が進められていました。石堤の上の作業員が指揮しているようでした。



二、 4日前の8/21には、まだ、栃洞の滝は、多少なりとも流れていました。
 石堤の高さは、ほぼ同じと記憶しています。
 
 その時との比較写真を掲載したかったのでしたが……
 21日は、八ッ場のある特産物を採取させて戴いて、それを清水で洗って水切りをしつつ走って、高崎周辺での最終の宅急便の時間に超迫られ、分刻みだったのでした。3時過ぎについて、超大わらわですませ滝との道すがらの夕刻17時半過ぎ、それでもと渓谷に立ち寄りました。

 いつものようにカメラをわしづかみにして、短い脚で歩道境いの鉄柵をやっとのりこえ、防護柵越しにシャッターをきろうとしたら電池切れ。出掛ける前に少しだけ充電はしたので安心していたのでしたが、スイッチオンのままだったようで……
 仕方なく「痛い!」と今度は声に出しながら、また鉄柵をのりこえても車からビデオを持ち出して、また鉄柵を「よっこらと」とのり越えて、静止画モードに切り替えたら、「静止画不可」の文字が……
 また仕方なく、ビデオの動画を。
 で、最後の手段は携帯での撮影。しかし、携帯の再生写真はまだできないヒトなのです。後ほど、執りためてあるのを現像したいと思います。そのうちにこちらも許容量一杯になってしまうので。(……はからずも「現像」と打ってみて、今ひらめいたのでしたが、カメラ屋さんにもっていけばいいのかもね)。

三、大同特殊鋼スラグ問題見学に参加した、お盆の15日、同じく夕刻の同一地点での写真です。
 お盆中なので、工事は休み。
 栃洞の滝が勢いよく、音たててながれていたのが、ことのほか、うれしかったものでした。……もしかしたら、このままと淡い期待をしたものでした。






  


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2014年08月17日

有害スラグ、新川原湯温泉駅鉄路沿いにもびっしり



 ご覧ください。
 一帯に有害スラグが、多量に使われています。
 ここは、川原湯神社上の川原湯トンネル入口からみた、新川原湯温泉駅方向。
 写真手前右側の下方はトンネル入口。ここから電車が地上に出たり入ったりする場所です。
 この写真の奥の新駅舎が見えますでしょうか? 
 鉄路、両側にズラリ、びっしりと敷き詰められているのです。


 その手前、鉄路の左右の空き地についての説明は、「今の時期にしては、雑草の生え具合が少ないでしょう」の説明をきいて、ビックリ。
 鉄路左手の長ぼそい敷地は、なんとあるお宅の持ち物で、ここに移転する計画なのでしたから。思わず「〇〇さん家があそこに家建てるのよ」と叫んでしまいましたところ、「えぇ、あんなところに出る家があるん!」と参加者の方たちから、驚きの声が複数上がりました。
 よほど、時間的には間に合わないだろうけれど、電話して所有者の方に、この識者の方の説明を直に聴いて欲しいと思ったものでした。
 もちろん、解散後、真っ先にお知らせに上がり、「まだ、家造らなくてよかったね」と言いましたけれど……  
 実は、2月に問題が発覚した時点で、このお宅では心配で、町の説明会に臨んだところ、国交省から「安全性に問題なし。既定以内の使用量」と言われてきていたと以前に聴いておりました。でも、今回はこんないい加減な説明では許されません。
 国・県・町・業者・企業とも、一帯なのですから。
 
 

 いつの間にか、この敷地にまで歩いていかれていた、(以前、ご覧になられていたらしい)参加者の方が戻ってみえて、おっしゃることには、「擁壁際にはびっしりあったけれど、今はその上に土をかけてある」とおっしゃていられました。こういう小手先の処理で済むほど、単純な問題ではありえないことは、科学にうとい素人でも判断できます。

 
示されている指先の下の白い石のようなものが、有害スラグを含む鉄鋼です。黒褐色の斑点がでています。初めて接する私でも、次第に目が慣れてきまして見つけられます。
 素手でつかんでしまいましたら、「キケンですよ」と慌てて、ビニール手袋を渡されたものでした。
 


 
 

写真は、調査中の専門家と市民グループ。
 鉄鋼ですから、ハンマーでたたいても割れません。割られた断面は、黒い。鉄鋼そのものでした。

 


そして、掘った周辺の土に、フェノールフタレインという試液をかけますと、毒々しい蘇芳色の斑点が現われ出し、徐々に大きくなっていくのでした。強アルカリ性の証拠で、PH12くらいあるそうです。
 


この写真では、よくわからないかもしれませんが、手前がほの赤く感じられませんか? 最初はポツンとした点なのですが、それが広がってゐマーク様は今でも目に浮かび、それはそれは不気味な現象と色あいでした。
 新たな鉱害問題の到来に身震いを覚えました。  


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2014年05月11日

5月の第2日曜日、朔太郎忌です

半分、居眠り状態にて記してます。
写真は後ほど、朔太郎忌の記念品と猫仮面でも。
八ッ場から、離れた事柄にてご寛容のほどを。


9日、10日と休んでしまいました。
10日  地元紙・投書欄に、拙稿掲載されれる
 ① 「没」と想っていた、上毛新聞「ひろば」欄に拙稿、「(富岡)製糸場と明暗をわける吾妻渓谷」が掲載されました。
   【2014年5月10日 上毛新聞「ひろば」15面読者のページ】

② 「なくそう原発!つながろう福島!5・10群馬集会」に参加
 いつも各種会合、特に原発問題には出掛けてくださる情報通のスタッフKさんは、この日は草津で行われる第10回ハンセン病市民学会総会・交流集会(ハンセン病市民学会主催」に参加予定。 「今年は全国大会が草津」との情報は聴いてはおり、手前の八ッ場は通過点ということもあり、私もチョッピリ心は動いてました。何もなかったら行ってみようかと。が、発送作業が迫ってまして、幸い新規スタッフ的な活きの良いお2人の女性がお手伝いを、この週末の土日に申し出てくれてました。で、本当に助かりますので最優先。しかも、この日は追加印刷チラシが届く日などのこなさなければならないことばかりで錯綜としてました。
 
 ですが、原発問題学習会には出席した方がよいのではとの示唆もありました。映画「シロウオ」は、原発関連映画ですから、確かにチラシ・チケットをお渡しするのも、手渡しの方確実ですし…… 日頃のお世話に対して参加は当たり前。
 で前日の9日、10日の発送作業延期の旨をお二人に、連絡・お詫びメールを急ぎ記しての参加でした。
 


 福島県の母親のお話の中で、話題になっている「美味しんぼ」の漫画中、震災後、鼻血がでた話は真実と証言されていました。息子さんもご自分も出たそうでした。またまた、どこかの黒い手が動いてますね。


 11日 不意にして、「朔太郎忌」に出かけました 
 そして本日11日は、不意に久しぶりに「朔太郎忌」に出席。高校生の頃に出かけて以来。時折は出て参りましたが、5月の第2日曜日というのは本当に用事がいっぱい。
 一昨年のこの日も、初めて親族で伊豆大島行だったのに、4月始めのその相談中に依頼を受けて、関西方面の教師の方の学習教材のための八ッ場のご案内でした。

 本来ならば、文学関連のことに最も気持ちが動いてきた、半生のこし方でしたが…… 
 開始時間と思い込んでいた13時半に5分程遅れてしまったら盛況で、もはや資料はつきてしまってました。
 で、川上未映子さん×三浦雅士さん(萩原朔太郎研究会会長)による「朔太郎の誘惑」と題した、対話が終わった15時半からの休憩時間を終わりと早合点。
 駐車場に向かう一階のエレベーター前に貼られた開催チラシふと見て、まだ、かの吉増剛造さんの出番があることを知って、また慌てて戻ったという始末なのでした。ここで、初めて要項を丁寧に見た次第でした。
 「朔太郎を見る/朔太郎を聴く」吉増剛造さん×三浦雅士さんの対談はおちついて拝聴できたためか、こころにきちんと入り込んで参りました。終わり近くで、要項を取り出された隣りの方の資料をお借りして読むと、出がけにインターネットで時間と場所のみみて、13時半開始と思い込んでましたが、その前に30分間程のセレモニーがあったようでした。詩の朗読終了間の途中入場でしたので、最後尾の端にすわってましたら、対談に入られる頃、脇を羽織袴姿の山本龍前橋市長が通られたことが氷解しました。

 さらに、走り読みしたパソコン画面の要項で、偶然捉えた第2部懇親会出席は、事前申込みとばかり思い込んでました。それにそこまで出るような立場でもないしと意にも止めてなかったのでした。
 けれど、落ち着いて、対談を拝聴していると、かなりの興味がわいてきました。この手のことに心躍らせてやまなかった若い日の関心ごとが蘇り突き上げてきました。そうなると、雑務に追われてしまっていることも忘れてしまいます。
 受付時には全く気が付なかったのでしたが、先ほどの早合点の帰りがけのロビーで、別席に「当日券受付」とあったのを目端に捉えたのを思い出し、セレモニーの際の方たちのご出席もあるようなので、迷いだしてしまいました。夕刻には帰るつものりでそそくさと出てきたものでしたから、かなり逡巡しましたが、受付がまだ開いていて、まだ枠があるかどうか聴いてようと、ロビーにでてみますと、いとも簡単にOKに。
 結局、当日参加券にて懇親会の席にまで、第一部の終わり間際になってからの申し込みを。
 川上さんの終了近くに遅れてきて、満席でしたので席をゆずった地元の詩の会、「翔べ翔べ暮鳥」の先輩格の方は事前申込みをしてある由でしたので、お仲間もいるし……と。
 なお、韻文王国と言われる群馬の地で、朔太郎は前橋市、山村暮鳥は隣接する村の出身なのです。そして、山村暮鳥は朔太郎に影響を与えたことは文学研究で実証されています。今年はその山村暮鳥生誕130年の節目となります。
 

     18時~ 「懇親パーティ」にも不意な参加を  
 立食もそろそろ尽きる頃、欲張ってまだ残っているテーブルの料理を採るのに夢中になってテーブルにそって辿って行き、不意に顔をあげましたら、そこには県内の詩人、Sさんや吉増さんらが談笑していられました。思わず、ドッキリ。しかも料理を山盛り盛り上げてなくて良かったなと…… その当惑の顔がおもしろかったのか、とびきりの笑顔で吉増さんが…… 
 対談中は遠くてお顔が定かに見えず、若い日から、俊才としての研ぎ澄まされた作風で、近寄りく遠い存在の文学者として思い込んできた、吉増さんの笑顔を真近く拝顔できて、心膨らむ思いでした。良いお仕事をなされる方には、香り高い華があります。
 そして、厚かましくも「お差し支えなかったら、お写真よろしいですか? Sさんを通しておとどけしますので……」と問いますと、4名の御名前のある方たちがポーズを採ってくださいました。


 ……このような席で場違いな当方にまで、笑顔を向けてくだされ、快くポーズをとってくだされた方々のお顔がよぎりました。
 そのお一人に、(映画化の橋わたし役として、丸5年間深くかかわってしまった映画監督夫妻の、不動の出世作となった前作品の)試写会後のパーティ会場での、大島渚さんがいらっしゃいます。今でもあの存在感のある、分厚な華やぎと笑顔は忘れがたく浮かんでくるものです。

       萩原葉子さんのさりげないお心づかいを味わったことあり
 この日の来賓のお一人、山本龍・前橋市長は羽織袴のご正装で、それはお似合いでした。
 また、朔太郎のお孫さんの萩原朔美さんもご出席でした。
 前橋文学館が開館した頃に、母親の葉子さんが文学館前の橋上でフラメンコを披露された折に、人垣の陰に臆しつつじっと拝見していた私にまで、「前の方でご覧なさい、こちらにいらっしゃい」と手まねきを゜して声をかけてくだされたことがあったのでした。人に話たことはありませんでしたけれど、細やかな気遣いをみせて瞬時にしてその人間の置かれている状況をお判りになられたのか、心を溶かしてしまわれる包容力のあられる方だったことは、胸の奥に大事にしまいこんでありました。高校生の頃、葉子さんの『いら草の家』『天井の花』などを矢継ぎ早に読み心打たれたこともあり、それはそれは大事に秘匿しておきました。ある作家も、「一目みれば、そのヒトのことはわかります」と、それは作家の想像力に培われたものだという風なことを語ってました。
 
 

 縁もたけなわ、隣の女性のに同道して写真をお撮りするために、勇気を出して息子さんの朔美さんの処に伺いました。そして、お隣にたった途端に、不意にそのことを思い出したというより、吹き出してしまったという感で、思わず口をついてしまってお伝えしてしまったのでした。とっさでしたので、葉子の字面もお名前も出ず「お母さま」で通し、フラメンコも出ずに「タップダンス」とか言ってしまったように記憶しています。特有の早口ですし、朔美さんもたぶん一瞬、何のことかわからかったかもしれませんでしたが、終始にこやかな表情で無言ながらもかみしめるようにして聴いてくださいました。

  久々に、心晴れる、今年の5月の第2日曜日。
  それは、母の日でもあるのでした。

 

  ※それにしても、「不意」という単語をあえて頻発させました。(一文章の中では同一語は極力用いないように留意としてまいりましたが)、本当にこの日は、不意にして始まり、不意なことばかりで閉じた1日でした。
  これも予期せぬ不意な「朔太郎さんの誘惑」だったでしょうか?

  ……そして、いかに「不意」といっても、隠れた「動機」はあるというものです。氷山の一角の底部、それが、小説のモチーフといったところでしょうか?  


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2014年04月04日

大きな虹の出た日なり、今日は

虹


 しばし、八ッ場から離れて、閑話休題的な事柄です。
 それにしても、大きな虹でしょ。手前でカメラを持って撮ろうとしている、ムンクの「叫び」の和製版的なシルエットはどうやら当方自身だと、写真をアップしてから気がついた次第です。

 ここのところ、運気停滞というのか、やることなすこと裏目に出てしまって思うようにことが進まず、嫌な夢で飛び起きるような頭の痛い日々です。
 で、思い切って八ッ場のことは凍結にして、昨日も今日も無心になれる土いじりごとに専念してみることにしてみました。久々に自分へのご褒美です。
 夏以来、時間に急かれて畑仕事を殆どできずでした。
 当たり前だけど、菊芋は大半が凍みてしまってました。何とか冬越しできた芋も、もう、芽吹いてしまっていて…… 同様にして昨年、時すぎて植えたジャガイモを掘ったのは、秋も終わりの頃。何の為に植えてみるのか…… 
 生き方も含めて、全てがムタごとばかしのヒトです。八ッ場のことも、後手後手で然り。
 でも性懲りもなく昨日も、放り出されていた大量のニラがもったいない上にかわいそうだったので、貰い受けてきて水につけておいたままにしておいたのを思い切って、その植え替えにクワをふるったら、夕方は足腰がガタガタ。
 実は、先月半ばに転んで、肋骨にヒビが行ってしまって、コルセットをしているのですが、その肋骨のヒビもまたぶり返してしまって痛いこと。思わず、殆ど使わなかったシップ薬を。 
 

 実は、天気だったラ、クリーン作戦の畑のトラクターを起こしてもらうことになっていたので、朝から、その整理におおわらわ。でも、淡い雨がふったりやんだりで…… で、結局明日早朝に。
 不安定な天気もようやく定まった16時半過ぎは、たとしえようもない良い天候となりました。
 急速に芽吹いた田ぜりを採りに行こうと自転車をこぎだしたら、斜めにさす陽光の輝かしいこと。神々しい限りの不思議な気持ちになりました。こんなに美しい日はめったにないと想われました。
 で、カメラを取りに戻って、桜の時期の近辺の写真類を移したのでした。その時に赤城山の斜面一帯が、虹の橋のような一帯がみえましたけれど……

 故知らずの気持ちで見とれながら自転車をこいでいたら、、前方の角から不意に走り出てきた近所の同年輩の方の自転車とぶつかりかけてしまって、思わず謝ると、「すごい虹だねぇ」とおっしゃる。「え、虹」と一種の衝撃を受けながら、後方を振り返ると、頭上に大きな大きな虹の帯が南北に出現していました。とっさにまたも家に戻って、もどかしくカメラとビデオを持ち出し駆けだしましたけれど、やはり戸外に出るともう、写真のようにかなり色あせてしまってました。もっと色あざやかでクッキリとしていたものでした。
 

 「きっと、いいことあるよね」
 と先の女性の方の言葉を信じたい思いの昨今です。
   


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2014年04月03日

30日「ダム災害」学習会の様子です

 本欄でも、かねてよりご案内させて戴いて参りました、去る3/30の中村庄八さんによる、「ダム災害学習会」の様子を上毛さんが今朝、取り上げてくださいました。県内一の部数を誇る地元紙さんの掲載は、とっても助かります。しかも、写真入りです。
 若手記者さんの努力の程も、うかがい知れます。ありがとうございました。

【2014年4月3日(木) 上毛新聞16面下段】



 この日の中村さんのお話は2時間びっしり。それはそれは中味の濃い内容でした。
 昨年、高教組さんでの発表に、さらに新事実を体系的に盛り込み、肉づけをなされて、この一年間のご研鑽のほどが伝わりきました。
 本当に多くの方に、聴いて戴きたかった、密度の濃さなのでした。
 何よりも、八ッ場現地をご自分の五感をフルに稼働して、知悉なされていられる方の強みがゆるぎない自信となられての、よどみのない論調となっていられるようでした。


  


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