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2011年10月31日

11月の白鷺よ、高く高く飛翔せよ




 一週間に及んだ、地域を流れる川のクリーン作戦の最終日、報告書作成のための終了後の写真をとろうとしたら、眼前になにやら白いものが点在。 白鷺が3羽もいた。
 感動的でしたので、思わず。
 居住地を流れる井野川にかかる写真の橋が、今は互いに高崎市に編入合併して、同じ高崎市になりましたが、かつての隣町との町境。

 嫌なこと、腹だたしいことがありすぎた10月という月も、今日で終わり。父が急死したのも10月末。以来、30年余、何かにつけて10月末がちかづくと、重いものをひきずっていましたが、今年は失念して、命日を忘れてしまってました。
  というのも今月当初から、次々と予期せぬ思わぬ展開となり、それがずっと一ケ月間、何かにつけて暴発、影をひきずることになり、より難題ばかり続出。ここ数日間もまた、区切りがついたとおもうことが再燃。しかも、本日はしあげなければならないことがありながら、終日、振り回されました。
 来月こそはと……、明日1日の幕開けは穏やかな日であってほしいと願います。
 一年の計は元旦にあり的な面持ちです。
 商人は嫌だ嫌だといいながら、商人の妻で一生おわった母は、朝一番に貸し売りだとその日、いいことがないとジンクスを嘆いていたものでした。
 白さぎ舞う、11月の到来を心底、寿ぎたい思いです。

 さて、例の雑木林の伐採の件。
 町のダム対策課に聞いても、場所はすぐに了解してくださいましたが、水没地内には新規の建物も道路も建設しないはず。また、管轄は全て国交省という。で、八ッ場ダム工事事務所に正式な沢名などを五項目を質問、調査を依頼。
 夕刻に電話すると、いつも対応の課長さん。大手マスコミは副所長さんが、一般市民への対応はこの方となっているらしい。何のことでもこの方がご対応くだされる。
  地図をだされているらしいが、場所は定かにわからないという。後日、現場に行ってみられるとはおっしゃられたけれど…… 
 ともかく、新規事業ではないとのこと。
 となると、あの沢はまだ、安泰らしい。

 そうそう、忘れていました。
 地域の文芸誌の詩の締切りも今日だったのを。
 さきほど、何気なく数日前の白鷺の写真を用いて、上記を記し、題を記すにあたって、しゃか゜みこんでいる白鷺の姿に、脈絡なく不意に「高く高く飛翔せよ」が出て、最後に「11月の」を冠した次第。またものやっつけ仕事で、表題のフレーズを軸にして一遍の詩と、いきましょうか。  
タグ :八ッ場ダム


Posted by やんばちゃん at 21:31Comments(0)八ッ場だより

2011年10月31日

(ニ)ワサビ続き  中止なら工事も中止すべきだった 

 昨日のミス写真の中から、やはりピックアップ。というのは、ここのワサビも先々、水没に関わらず、姿を消しかねないからです。ここのワサビは個人所有の土地に自生しているものなので、手入れが行き届いています。清々清しい緑色を味わいください。でも、早晩、たぶん、ここも道路にとられなくなってしまうらしいのですが……  もったいないです!! なさ過ぎます。
 





 そして、夕暮れ、お邪魔したI家。最近はお決まりコースになったお宅です。代々、わさぴを栽培していられるようです。
 で、先のワサビの話をして、車に取りに行き、3株ほどの中から、もっとも良いと素人目にも見えるのをお渡しすると、そこは専門家。じっと苗に目をそそいで、「これはしっかりしたいい苗だねぇ」と。見れば確かに生き生きとして、小さいけれどしっかりしています。
 「じゃあ、J子さん、お宅のワサビ山にでも植えて」と言うと、「そうだね。これはいいものになるよ」と引き受けてくださいました。そして、台所から、「葉がしおれちゃっているけれど、昨日さ、ワサビ和えでも作ろうと思って、一本抜いてきたんだけれど、これっもっていきなよ」と大降りの、初めてみる大きさ、と言っても親指大。伊豆地方のあの大きさとは異なりますけれど、 「三年たつと、このくらいになって、出荷できるようになるんだよ」ともってこられて、そのワサビをくださるとおっしゃいましたけれど、「いいよいいよ。だって、せっかくJ子さんが採ってきたんだもの」と押し返しながら、「今度、お宅のワサビ山で、作業しているところを写真にとらせて」とお願いしてみました。気持ちよく「いいよ」とおっしゃてくださいました。

  実は、防災ダムの中に、上流の蕗畑から種や根が流れてくるらしく、春先蕗が芽吹く場所があるのです。
 心ときめく春の喜びなのです。川の中なら許されるとばかりに、楽しい秘密の採取場所なのです。
 そして、時にほんの1~2株、ワサビらしきものもあって、初めてワサビを観た時の感動はまさしくまいあがったものでした。で、この時に、小指の第一関節の大きさもないことを知り、根ごと抜いても食しようもないことを体得しました。
 やはり、上流の山あいにのワサビ田から種などが流れてくるらしいのです。が、たまり水のにごり水なので、先の沢よりもきれいな葉ではありませんでした。でもこれが天然ワサビなんだと知った時には、本当に感動ものでした。
 そして、どうやらこの周辺一体の山々が、このお宅の持ち山のようなのです。山の際には、鍵のついたワサビ田が二箇所ありました。 

 一時、フレームも壊れ、このワサビ田が年々荒れ果てていました。
 最近、J子さんのお話から総合すると、ダム移転などの心労から大病をなされていたらしいのでした。今年はここにもあまりいけませんでしたけれど、昨年あたりからまた、整備されて手入れがいきとどいていました。作業している男性の姿がありました。たぶん、離れて住まわれるといって、毎週おみえになられる親孝行な息子さんだったのであろうと思い浮かべながら、想像しいいます。
 あの一帯が、このお宅のものとわかって、当方、いささか慌てて、「私、防災ダムの中かしか採っていないからね」と。
 「なに、川の中はいいんさね」といいながら、「でも、結構、盗まれるんだよ」とのこと。何年か前には、暴力団関係者とおぼしいところから、フレームまでめちゃくちゃにされたそうで、警察に通報とも考えたそうでしたが、お連れ合いが闘病中で、女所帯なのでじっと我慢したそうでした。
 8年くらい前、さらに奥山にある共同栽培のワサビ田の取材の時には、地元のKさんが、「ドロボーと間違えられると困るから」と案内に同道してくださいましたが、やはり、そういうことがあったのかと、あらためて得心した次第です。
 
 


 そして、昨日30日の日曜日、こんな雨もよいの日はゆっくりお話が伺えるかなと考えて、八ッ場へ行こうかなと電話したら、J子さんはお留守。 昼過ぎの電話にコール音一度で、「はい」の声。「お帰りになられましたね」と言うと、温泉のお掃除当番だった由。
 そして、「来月の〇日から二日間、お手伝いをたのんで、ワサビを植え返すよ」と。
 はい、勇んでまいります。

 
 苗は、200本ほど、用意してあるとのこと。
 …… 使い物にならないかもしれないけれど、次回に、まだ、あの雑木林が掘削されテメチヤメチャになっていなければ、ワサビ田に植えるのは、それなりの良い苗でしょうけれど、採取したワサビの子苗をJ子さん宅の雑木林に移植させてもらおうかなと……
 もよもや、あの人跡未踏のような場所が、開発されるとは思いいませんでした。だから、21日には「えっぇー」とショックでした。


 
 それにしても、中止といったからには、本当は予算もストップするのが常識
 「中止って行ったから、喜んだんに」と悔し紛れにはき捨てるように言ったのは、同じく泣く泣く、最近工事用地にとられたLさんの嘆きの声。
 しかし、村人はゴネ得の心無い言葉を投げかけてました。人様の気持ちの奥の本音の真偽のほどはわかりませんが、私はLさんの気持ちを信じたいと思います。
 売却拒否を続けた挙句、最終的に親族の職場まで、手を回しかけられた経過がありました。そして、そのことを規制事実として「職場の上司まで手を回されて、あきらめたらしいよ」との快く思っていない筋の言質をはっきりと耳にしてますので……
 ダムをはじめとした公共事業は、弱い者同士を戦わせる構造下にあることが、今もなお生き続けているわけです。
 それが、わが八ッ場の軌跡であり、抵抗し抜いた人々の譜も、ついに終末街道になりつつあります。  


Posted by やんばちゃん at 11:40Comments(0)八ッ場だより

2011年10月30日

(一)工事もストップしていれば、この自然は保てたのに‥‥

※、実はさきほど、掲載してありましたワサビの写真は、別の場所のものでした。膨大な一年前の写真の中から探し出す際に、別の場所のと混同してしまったようでした。あまりにも葉がきれいで冴え冴えとしているので、不思議に感じ昨夜来、何度となく検索し直し。
というのは、ここのは、上流の集落の生活排水も流れ込むためか、また大水の時に汚れるためか、葉が汚れているのです。
 お詫びして、差し替えます。31日10時40分


 


 写真は、いずれも、2010年5月のものです。
 場所は、28日にご紹介してしている、伐採された雑木林の奥のせせらぎの昨年初夏の自生していたワサビたちなのです。最後の写真は、ちょうど今回伐採された不文の枯れ草のなかに点在していたワサビたちです。
まだ今年も来年もあるものと思って、根こそぎとらずに、自然の神さまに畏敬と感謝をこめて、必要なもののみ採るアイヌの風習にならって、茎ワサビとして用いて、茎のみ採らせてもらったものでした。
 こんなに無残に開発されてしまうなら、根ごと採っておけば良かった……、ここのは小さくて食すまでには行きませんけれど、株の大きいのは、かろうじて何とかなります。 加えて、一時間半もの地点のわが家では、なかなか気候がなじまず、鉢に移植して、夏場は太陽を避けて、涼しい場所につぎつぎと移動せねばならず、寸暇の余裕のない日々にはしんどい作業です。
 
 今年の春は、ここに来れば、ワサビにお目にかかれることはわかっていたけれど、ついに忙しくて訪れられませんでした。
 それにちょっと怖いところなのです。ジャングルのように木々が生い茂っていて、土地の方もご存知なかったものでした。しかも、近くの水田を耕しているHさんでさえも、「へぇ、あんなとこにあったかや」とおっしゃったほどなのです。
 ちよっとして秘密の場所でした。
 
 でも、去年の写真とほぼ同じ箇所ではと思えるのに、水辺には生えてませんよね。
 所用の時間に急かれていた去る、21日、 工事の方たちによって踏み荒らされた伐採され地面にも時勢しているワサビを3株ほど、ビニール袋にいれて持ち帰りました。みんな救ってあげたいけれど…… 昨今は移植する時間にも追われて、ともかく目の前の一歩のやっつけ仕事の綱渡り的日々ですので、ムリでした。
 自生したのか植えたのかわからないけれど、いっぱいしげっていたトクサもすべて伐採。

 そして、なぜだか、入口にはプレハブの小さな物置があります。
 今はなくなってましたが、確か朽ちた白い乗用車があったように記憶しているのですが‥‥ 昨年、ジャングルみたいなその奥のせせらぎのワサビにひきつけられて上流と下流を行ったりきたりしているうちに方向感覚を失い、怖くなってたどりついたら、このプレハブ゛が目にとびこんできて、ヒャッとしたものでした。でも、そこはもう出口。心底、アンドしたもので、ようやく全体の構図がわかりました。

 切り払われた土地をみると寂しくてなりません。まだたった二年間のなじみですけれど。
 何がここにできるのでしょうか。水没するのですから、道路ではないでしょうし‥‥ 土地の方に何が出来るのか聞いても、「へぇ、知らねぇなぁ」の返事。
 もしかしたら、工事と関係なく地主さんが整地しているのかも知れませんけれど……
  
 それにしても、中止といったからには、不通は予算もストップするのが常識。
 そう言って、泣く泣く最近工事用地にとられたLさん、交渉ごとで追い詰められ悩んでいた頃もはきすてるようにいっていたっけ。
 私もよもや、あの人跡未踏のような場所が、開発されるとは思わなかった。だから、「えぇー」ばかりに声をあげて、と21日にはショックでした。
 でもダムができれば、まぎれもなく、ここは固定のそこに沈むのです。
   


Posted by やんばちゃん at 17:48Comments(0)八ッ場だより

2011年10月29日

パプコメ“応募法講習会”開催したんですってさ やらせパブコメ

 



 【八ッ場ダム工事し事務所の閲覧室のメインのものは、この入札・落札のファイル。二年間保存です。10月の31日になってアップ】

 手間の取れる写真掲載は、後にして、取り急ぎ。 出かける時間が、もう過ぎ気味なので。
 昨日の推進議連の会合を報じる、今朝の各紙です。
 早朝、毎日新聞ひろげて、「まさかと思ったけれど、やっぱりなと言う感じ。
 なんと、パプコメや本日締切りの意見聴取の“応募法講習会”まであったとか。これって、「ヤラセメール」と同じ質のものではありませんか? 最近は「やらせ公開質問状」まで出現して、なんだかおかしなことばかり。
 それにしても記者さんたち、良くぞ細部まで書いてくださいました。ペンの力は大きいものありますね。

///////////////////////////
 【2011年10月29日 毎日新聞群馬版】
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20111029ddlk10010210000c.html
 八ッ場ダム建設:必要性訴える 自民党県議ら、ダム推進大会
◇意見提出呼びかけ
 自民党県議らによる八ッ場ダム建設推進県大会が28日、前橋市大手町1の県政会館で開かれ、大沢正明知事や県選出国会議員、市町村長ら約170人が参加。国土交通省関東地方整備局が報告書素案で「ダム建設が最も有利」と評価したことを受け(1)パブリックコメント(意見公募)に対する意見提出(2)住民公聴会に参加--を通じてダムの必要性を訴えるよう呼びかけた。
 大会で大沢知事は「八ッ場ダムが治水、利水の面でもっとも効果的であり、優れていることが再確認された」と強調。自民党の佐田玄一郎衆院議員は「いよいよ正念場。団結してダム完成に向けて頑張っていこう」と声を張り上げた。
参加者には意見提出の様式や住民公聴会の申込書を配布。自民県議の一人はマイクを握って「治水、利水ともにダムは必要だ。ぜひ造ってほしい」などの記入例を紹介していた。【奥山はるな】

 【2011年10月29日 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20111029/CK2011102902000076.html
 八ッ場ダム 早期完成訴え気勢 建設推進県大会(写真)八ッ場ダム建設推進を訴える大沢知事(中央)ら=前橋市で

 建設の是非を検証している八ッ場(やんば)ダム(長野原町)の建設推進県大会が二十八日、前橋市の県政会館で開かれ、県内選出の国会議員や首長ら約百四十人が早期の完成を訴えた。
 自民、公明、みんな、新星会の県議ら三十七人でつくる八ッ場ダム建設推進県議連の主催。
 大沢正明知事は、検証のやり直しを求める声明を二十六日に発表した学者グループに触れ、「なぜ今なんだ。それなら最初から意見を申せばよかった。この二年間、何のために検証してきたんだ」と批判した。
 佐田玄一郎衆院議員(自民)は前田武志国交相について「秋までに結論を出すという約束を破った責任は取ってもらう」と指摘し、上野宏史参院議員(みんな)は「パブリックコメントで皆さんの熱い思いをぶつけて」と呼び掛けた。
 長野原町の星河由紀子町議は「二年間、民主党の人的災害に遭った。これ以上、ダムに惑わされるのは限界だ」と訴えた。 (伊藤弘喜)


 【2011年10月29日 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581110290001
 推進派が170人集会
八ツ場ダム(長野原町)の建設推進県大会が28日、前橋市大手町1丁目の県政会館であった=写真。大沢正明知事や議員、地域住民代表ら約170人が参加。前田武志国土交通相が年内と示唆した最終判断に向け、気勢を上げた。
 大沢知事は「野田佳彦首相も今月の県内視察で『検証結果に従う』と私に約束した。大臣方針が決まる今が一番重要な時期だ」とあいさつ。
 推進国会議員連盟会長の佐田玄一郎衆院議員(比例北関東)は「前原誠司国交相時代に決めた枠組みで、国交省関東地方整備局は『八ツ場が有利』と総合評価を出した。民主党は従うべきだ」と述べた。
 大会には、長野原町の町長や議長のほか、渋川、藤岡の両市長ら県内各地の首長や議長も多数参加。ダム本体工事の早期着工と2015年度の完成、住民の生活再建の2点を求める決議を採択した。
 整備局が進めるパブリックコメント(国民の意見)と関係住民の意見聴取に積極関与するよう異例の呼びかけもあった。主催者側には今後の手続きに関し、見直し派と比べ動きが鈍いとの危機感がある。
 県八ツ場ダム推進議連幹事長の中沢丈一県議は取材に「議員が中心となり、建設を求める地元の声を国に上げたい」と話した。  


Posted by やんばちゃん at 17:39Comments(0)八ッ場だより

2011年10月28日

?賛成住民は“意地”なのか

 


【前回の写真の行き着いたところに、このせせらぎがあり、春先にはワサビが自生するのです。上流の茂みの上は国道です。】


 次の一文は、去る  日付けの本欄、19日の「今にみてらっしゃい “時にハンレイなきにしも非ず”八ッ場版」にかごめさんが、お寄せくだされたものです。
 返信が遅くなってしまったのと、「なるほど」との共感から、ここに転載させていただきます。本当にダムは洪水の時に役立たず! むしろ、災害をもたらす厄介もの。

  
 タイの洪水で分かるように、ダムは洪水の支えにならない。ダムが満水になっていてさらに雨が降れば、放水をしなければダムは決壊する。簡単な理論で全降雨量を受け止めれるダムは無いのだ。バケツの理論はダムでも同じなのだ。むしろ自然破壊の方がこわい。賛成住民は意地でやっていると思う。

  ……それと、末尾の一文にご注目。 
 本日28日14時からは、推進議連主催の大会でした。
 場所は前橋市の県政会館。どこかと思いきや、かの自民党群馬県連本部なのでした。でも、別段、あの知事公舎問題で公私混同気味の、知事さんも同党出身といえども、もちろん県立ではありません。
 当方、悪名高き女なので、さすがにご遠慮いたした次第なのですが、結局はみえなかったのでしたが、先日、お知らせしたところ、取材したいとのあるマスコミ関係の方に時間がわからなかったので、八ッ場の去るお方に電話で伺ったしだいなのでした。
  ことのついでに、安全性の問題に、「なに、地すべりや災害が起きれば、土建業者がまた何十年か食いつないでいけるから、起きた方がいいんだよ」とのこと。。「でも、その前に命もあぶないんですよ」と言うと、「なに、俺ん家の子供はここにはすまねぇし、俺たち夫婦が生きている間はおきねぇよ」と。
 朝から腹がたちました。 でも確かに、自嘲気味に変わり者とご自分でもおっしゃられるくらいだから、極論には違いありませんけれど…… しかし、人心をここまで貶めさせ荒廃させたのもまた、国策の弊害に他なりません
 もう、これは、かごめさんが指摘なされるように、確かに“意地”以外の何ものでもないでしょうね。 ‥‥でも、どっかの政党団体の国策ならぬ、思惑のようにも感じられる時も往々にして、なきにしもあらずなのですけれど‥‥

   
 本日の会合に長野原からは役員・議員が5名づつ。役場職員などで、12~13名らしかったです。
 結局、憎まれ者の私は参加するのははばかったけれど、雰囲気だけでもと思い立ち、14時半すぎに駆けつけた次第。
 うろ覚えの知識で、町村会館と県政会館を混同、しかもその町村会館の場所をさらに間違えて、前橋市内の一角で、「群馬県政会館はどこでしょうか」と、問うと、「ケンセイ」と「ケンセツ」となり、建設会館を教えてもらってしまいました。
 すると、なじみのないケンセツ会館ホールは、遠めにも賑々しく、それで半ば信じて、建物の写真をとったり周りをグルグルと。
  確かにケンセツ会館には、大勢の方が集まって、駐車場もいっぱい。でも、作業員風の若い男性ばかり。朝方の地すべりすれば、土建業界ご安泰の影響はかなりしつこくて、「え、土建業界総出?」と勝手解釈していたら、なんと土木の講習会なのでした。
  そのあと、不意に女性会館の隣の自民党県連の建物が浮かび、「あ、あそこだ。確か最近、屋上の看板は自民党本部なのに、入れ口のところの礎石に県政会館とかあった」とひらめいた次第。県女性センターは元の議員宿舎。並んで群馬県自民党本部=県政会館があるのです。昔日の保守王国・群馬の威光を感じさせる建物群でする
 駆けつけた時は、散会寸前のようでした。別段、入らせて戴くつもりはなかったから、いいんですけれど…… 
  でも、それなりの収穫はありました。  


Posted by やんばちゃん at 22:11Comments(0)八ッ場だより

2011年10月28日

今からでも遅くない! 「意見聴取」iに応募を!(傍聴も可)



またも破壊された自然界。21日訪れて、悲鳴。落胆。この突き当りには沢水が流れていて、そこにワサビが自生していたのでした。
 伐採された土地にもまだ、あちこちにグリーンのワサビの姿がありましたけれど、あれから、一週間。もう破壊され尽くしていることでしょう。 無念です。なんで、「中止」ならば、工事もストップさせなかったのか!!  写真説明が長いと、以下の記事が、拡散しますので後日に詳述。】
................................

 ようやく、本日になって、先程、9時半過ぎ、関東地方整備局へ問い合わせができました。
 以下に、わかったことを列記します。 
 最初この細部の全容を知っていれば、もっと広範に呼びかけができましたものを、いつも目の前の一歩に追われて後手五手のわが身の不明を恥じます。
 
 でも、皆さん、まだ間に合います。
 ダムは原発と並ぶ、国策で強引にたどらされたものです。
 しかも、八ッ場の場合、完全な「政治ダム」です。原発は破綻し、その練り上げられたカラクリは白日のもとにさらされました。
 幸いなことに、八ッ場ダム本体は、まだ未着工です。
 まさに、“今からでも遅くない”(かの「2・15事件」時の語録)

  パソコンでの締切りは明日29日の18時
  郵送は、           〃  の消印有効


 ① 傍聴は出来ます。
    「要項にハッキリ書いてないけれど、一部野方には可能の認識があるようなんですけれど……」
   → 「はい、できます。場合によって、3日間とも応募がなかった場合には、来ていただいてもご迷惑をおかけするので、      記しませんでした。締切り後の11月早々に、改めて「記者発表」してお知らせする予定でした」
     >※「書いてない」というのは、誤認でした。
      要項の末尾に、確かにありました。頭脳明晰な職員さんたちが、そんな初歩的ミス、しっこないですよね。
 ② 室内では、マスコミにもカメラ撮影は禁止
   記録のために、ビデオ撮りはするけれど、顔は最初だけで避ける由。
 ③ 室内での要員は4名程度
    屋外での警備のための要員は、安全を期すためかなりの配置を考えている。
    これらの職員は、群馬の場合は関東地整からの出向+八ッ場ダム工事事務所職員
    民間人はいれず(※役場関係者やダム対策委などを指す)
 ④ 内容について、
   原則として、先に提出の400字以内の要項に記述したもの。
   ただし、「字数オーパー」「内容が他のことに逸脱」しても、静止はしない。

  内容について、制止はしないそうですので、思いきりしゃべれますよね。
  チャンスです!!   是非、応募を。 

  本日10時頃の時点での応募者は、
    ①「意見陳述」  
      群馬 2名
      埼玉 7名
    ② ?「パプコメ」  全体で45名  ※こちらは4日締のパプコメらしいですが、別の方が、「30名からどのくらいにふえましたか」と問うと、45名と教えてもらったとのことです。
 
 思わず、「国民的課題でありながらどうやら、そうにはなりませんでしたね」とまたもの余分ごとを口にすると、「はい、TPPのようには……」とのことでした。
 そこで、さらにエスカレートして、いかに形式だけに終わっているかの現実の例として、先日21日に訪れた八ッ場ダム工事事務所の、応募用紙が一枚もなかった現実を伝えると、なんと、
  「応募用紙は設置すべき」であった由。

  そこであの日対応してくれた職員さんとの信頼関係にて、この間、内密にしてきたことを安心してしゃべった次第。
 「でもね私、本当は内緒のことだったけれど、『内密で。落ちていたのを拾ったという風にしてください』っていわれて、現地の方においてくるコピーを一枚もらったわよ。それを増すずりしたわけよ」と隠し事のできない性格ゆえに……
  
  するとです。なんと「いいんですよ、それをするように言ってあるんですから」的なことを。、 
  そこで、勢いづいてさらに、「対応・連絡の周知徹底ミスよね」と言いたしてしまいました。
  まぁ、20日に公表直後の21日に訪れたこともありますけれど…… でも、6日から始まっていたハプコメの用紙もなかったのは事実だ。

  いまさら八ッ場ダム工事事務所に連絡してもらったって、コピーの山を置いてもらったって、「意見陳述」は明日締め切りだもの、もう手遅れ。
  それこそ、、入札情報のために訪れる業者とどっかのオバさん以外はほとんど訪れない部屋なのだろうから、今となっては、数枚といえどもコピー代のムダというもの。
  結局、たとえ幾らでも、損失をこうむったのは、この極貧にあえぐ、?いたいけなるオバさんだけでした。
まさに、貧困の構造は、弱者の上に嫌が上にもより増すものです。
 まぁ、愚かにも、本来ならば行政食の肩代わりをして、いつもそれが常態のガソリン不足でランプビカピカを気にしながら、ガソリンを使って走りまわる、間抜けなオバさんの、くたびれもうけの顛末記といったところでしょうか。   


Posted by やんばちゃん at 11:34Comments(0)八ッ場だより

2011年10月27日

前田武志国交大臣、会見録

 


【目下、長野原地区代替地から延びる、高規格道路の建設が、ピッチをあげています。
 須川橋をわたった地点にある神社のみ残して、周辺の住宅は移転済み。写真では見えませんが、画面右手に残してある木立の茂みの中に設置された「道路の高さ」との標識まで切り崩し、ここに一本松代替地方向から県道が延びて予定だそうです。
  21日、施工会社の方に、「あのユンボ、どうやってあがったんですか」と問いました。画面右手に蛇行状の道がつけられていますが、そこからとのことで、「かなりの技術ですね」と思わず。ユンボがかき出した石が、音を立てて斜面をくだっていました。しかも、裏手には住宅があるため、落とさぬよう細心の注意を払わなければならぬ由。こんな危険な仕事の報酬は、良くても2万円弱とのこと。ご家族がみたら冷や汗ものではないでしょうか】

 

 さて、少なくとも来年度予算編成前の今年度中に、59年間に及んで人心をもてあそび、国策という名のもととに強行にダム建設か゜推し進められた、八ッ場ダムのたゆたう流れにピリオドを打つのは、現職の国交大臣。
 その前田武志大臣の記者会見時の発言録をご覧ください。
 http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin.html



 昨日26日の、①前田大臣の26日の国土交通省での答弁
          ②院内集会「検証やりなおし」を求める科学者声明
  を報じる今朝の県内版を以下に転載。ほとんどの社が、両方を報道し、その比重は社によって異なります。
///////////////////////////////
① 【2011年10月27日 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20111027/CK2011102702000088.html
 八ッ場ダム検証 やり直し求め声明 学者グループ「科学性、客観性が欠如」
(写真)検証のやり直しを求める声明を発表する川村教授(中)ら=参議院議員会館で

② 【2011年10月26日23時15分 読売新聞】
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111026-OYT1T01074.htm
八ッ場ダム検証結果報告、11月末~12月初め

③  【2011年10月27日 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20111027-OYT8T00022.htm
八ッ場ダム 学者「検証、科学性ない」
 知事反論「追加検証必要ない」
(写真)記者会見する川村教授(中央)ら(26日、参院議員会館で)

④ 【2011年10月27日 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581110270001
やり直し求め声明文 八ツ場ダム再検証  


Posted by やんばちゃん at 20:25Comments(0)八ッ場だより

2011年10月26日

学識者らによる八ッ場問題支援発足



【検証のやり直しを求める声明を発表した川村教授(中)ら=参議院議員会館で】
 
 参議院議員会館で開かれた「八ッ場ダムの危険性」と「八ッ場ダム検証やり直し」を求める科学者声明会見会見 に急に加えてもらって行ってきました。
 いろんな分野から、それぞれの方たちの持てるお力を駆使されるのは、発展的な動きである事に相違ありません。
 主催者の市民運動団体でもマスコミとしての参加でも、何でもないので、詳述はご遠慮させていただきます。
 写真は二部の記者会見の場です。
 
 秋の夜風になぶられなから、いつものように有楽町へ歩く道すがら、これまた、様様に位相における八ッ場の現実とのギャップ、そして「人間の運命」に想いはせます。
 八ッ場の皆さんの言うにいわれぬ「わかってたまるか」の思いへの共感をもそこはかとなく。
 
 屈折した思いをこめて、長くて一度ではわたりきれない国土交通省前の交差点を横断して、お堀端の側にでた際、眼前の国交省の前景を。


  


Posted by やんばちゃん at 23:58Comments(0)八ッ場だより

2011年10月25日

パソコン持たぬ者はハブコメ/意見聴取に不向きなり






 上の写真をご覧ください。
 おいてあるパンフは、建設会社などへの融資制度のPR用紙で、今回の要項ではありません。
 先にも記しました「八ッ場ダム建設事業の検証に係る検討報告書(素案)」の資料を閲覧できる、八ッ場ダム工事事務所のに閲覧室の光景です。
 一階総務課のもっとも奥の小部屋に入札関係書類などと一緒の「閲覧室」においてあります。
落札の情報公開などで、一時期は頻繁に訪れたもの゛てした。過日の震災後に、久々に訪れた際、節電により、自分で室内入口の壁にある電気のスイッチをつけて入るのですが、初めての場合は、暗い中でスイッチのありかがわからずまごつきます。
 概要版といえども、これだけの資料を読むのは、短時間ではすまず、おそらくここまで閲覧しに行く町民はほとんど、いないのではないでしょうか。
 ちなみに、担当者に「どのくらいの方がご覧になっていますか」と問うと、「ここは入札結果などの閲覧室であり、自由に出入りできるので、チェックはしておらず不明です」とのことでしたけれど…… おそらく。

 しかも、出掛けに急いで一部しかプリント出来ず、しかも曲がっているので、八ッ場の方に置いていきたいと思って訪れたのでしたが、応募用紙の類は皆無です。
 
 そこで、前回、依頼しておいた「八ッ場ダムニュース」を分けてもらえるのかの回答と併せて、総務課に戻り、担当の方に声をかけて聞きました。まず、ニュースは経費節約もあり、町民以外には「配布できない」。
 まぁ、これは良いでしょ。(実際、当方ちゃんと入手ずみ)。
  
 次に写真のチラシ類を指し、「業者への配慮はこのようにあるのに、なぜ、今回の要項は印刷配布ができないのか?」と問いました。
 だって、これこそ、パソコンができない住民はここで貰うしか入手方法がなく、「見るな。応募するな」っていうことになるでしょ。
 「必要な応募要項なんか、印刷して山積みにしておくべきよ」と、怖いものなしのオバさん、若くてとっても凛々しい素敵な男性にくってかかった次第。

    
      町内全戸に回覧板等で熟知徹底させるべきではないか? 
 本来ならば、こういうことこそ、住民にしらせるべきです。加えて、地すべりの危険性を記したマップとともに、回覧板などで全戸に知らせるへきです。絵に描いたモチのような良いことばかり大々的に全戸配布したことを思えば。
 本当にお役所仕事です。
 おそらく担当者は必死の思いで、短時間に仕上げたのかもしれませんが、ともすれば、形式だけ、消化すれば可ということにしか見えません。
 それがために、昨日の時点でなんとも、賛否両論、流域全体で30件の応募しかないとの由。

 でも、自腹をきっての資料配布や電話説明に明け暮れている、どっかのオバさんのように、コピーの1枚や2枚など痛くもかゆくもない、財政豊かな推進派の皆さんは、今頃、こんなの大量に印刷して、ご丁寧に「やらせメール」並みの体制で、模範文例添付で、取り組まれているのかもしれませんね。
 ちなみに、 下記の19日付、朝日新聞には、18日の議運での推進派県議の発言に「パブリックコメントを積極的に出すべきだ」との意見もあった由。
 また、21日づけ読売の〇〇さんの談話では、「反対派がどんなこと言うか聞きたい。みんなと相談して参加するかどうか決めたい」とおっしゃっていられるようですから……
 このコメントだけだと、傍聴するような感じですけれど、でも、これ、傍聴だけでもいいのでしょうか?
 確かに、要項には「3)意見の発表は、公開で行います」とありますけれど…… 傍聴だけでも良いのか定かではありません。
 
       それにしても、出来すぎでは? 
 さて、28日には大会があり、その席で準備されたものが、配布されるやもしれぬ……?
 翌日、29日18時まで。郵送の場合は、29日当日消印有効ですものね。間に合います

 10/6 発表、来月4日のハプコメはいざ知らす、18日の日に既に、20日発表の意見聴取締め切り日の29日が、もう流れていたのでしょうか。通常、いかに「大安」とはいえ、こういう大会を平日には行わないですよね。それとも、28日開催との関連で、関東地方整備局が、わざわざ29日土曜日締め切りに? だって、これ土曜日に職員が出てきて、何らかの締めを行うわけでしょ。
 ともかく、あちらの方たちはこういうことには長けていらっしゃいます。場数を踏んでいられます。
 


  /////////////////////////////////
 【2011年10月19日 朝日新聞群案版】
  http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581110190001
 「早期着工を」 推進議連が28日大会
 

 ②【2011年10月21日 読売新聞群馬版】
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20111021-OYT8T00102.htm
八ッ場推進・反対綱引き 来月に住民意見聴取 学者ら声明で異議 首相宛て26日に  


Posted by やんばちゃん at 20:29Comments(0)八ッ場だより

2011年10月25日

お願い!!

 


【21日に、訪れた八ッ場ダム工事事務所の閲覧室に開架された、「検証に係る検討報告書(素案の抜粋版です。3部も立派なファイルがありましたが、10/6~の利用度は? 】
  

 年内に決着のつく予定となった八ッ場ダム問題は、いよいよ大詰めの検証段階に入り、押せ押せの日程に突入の感となりました。最後の判断は、前田国交大臣が決断します。その判断となる大事な住民の意見です。
 そこで、皆様方にお願いごとが二つあります。
 昨今の各報道でご存知のこととは存じますが、二つとも、あの「検討の場」へのいわゆるパブリックコメントと意見を述べる事柄です。
 正式名は、「八ッ場ダム建設事業の検証に係る検討報告書(素案)」に対する、
 ① パブリックコメント 
 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000045306.pdf
  11/4(金)までに意見書提出。
 ②「関係住民の意見聴取」  
 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000045646.pdf
  10/29(金)までに事前の要項提出。
  こちらは送付ではなく、一人15分以内で下記の指定会場で意見をのぺるものです。
  実際の陳述は、11/6、7、8の三日間の3つの時間帯に。希望の日時は5つまで可。
  会場は群馬の場合は川原湯温泉駅前の「総合相談センター」。
  他に東京・埼玉・千葉の四会場です。資格は一都五県の在住者です。
  
 ところで、「検討の場」第1回~9回までの資料を読了するのは、至難のわざです。
 こういう場合、かつては運動団体で問題箇所をピックアップした文例を 作成してくれたものでしたが、今回はどこからのも目にしません。 (九電のやらせメールに自粛していねわけでもないでしょうが……)
 実は、この間、皆さんに声をかけてきましたが、なかなか大変なようです。
 実際に高崎の国土交通省へ出向き、読了したFさんの体験をうかがいましたが、大変だったようでした。200字以内とはありますが、ご意見が多ければ、無視してかまわないようです。
 
     【素案の簡易骨子案、ようやく登場】 
 ところで、懸念したとおりやはり応募者は少なかったようです。
 さすがに反応のにぶさに、関東地方整備局も策を練り動き出し、昨日24日、八ッ場ダム検証案報告書の骨子をHPに掲載しました。300ページ超が、骨子4ページだけになった簡易版を発表しました。
  骨子は次のHRをご覧ください。 http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_00000409.html
 クリックして「記者発表」のしたの赤いPDFファイルをクリックすると現れます

 ................................
なお、詳細な要項を下記にしるします。

 http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000183.html
 記者発表資料、意見募集要領、意見提出様式
・記者発表資料[PDF:335KB]
・意見募集要領[PDF:162KB]
・意見提出様式[PDF:72KB]
・意見提出様式[Word:46KB]
・意見提出様式[一太郎:45KB]

お問い合わせ先
国土交通省 関東地方整備局 河川部 河川計画課
〒330-9724 埼玉県さいたま市中央区新都心2-1 さいたま新都心合同庁舎2号館
電話:048(601)3151


 ※さて、本日の朝日新聞によれば、まだなんと、30件だけのようです。
/////////////////////////////////////////
 【2011年10月25日 朝日新聞群馬版】
  http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581110250001
 八ツ場ダム再検証 募集意見まだ30件 
  


Posted by やんばちゃん at 14:19Comments(0)八ッ場だより

2011年10月20日

クルミ、極小ギンナンの実、川で洗いました。




 去る10日の日に、かねて懸案の、国道沿いの危険箇所を、車を乗り捨て歩いて次々と撮影。
 ふと、足元をみたら、なんとたくさんのクルミが道路端に転がってました。そこで、すかさず、ひろったのが写真の皮付きクルミたち。
 その前の6日の日には、細い山道をはしっていると、道路一面に薄黄色の実。つぶすのがかわいそうで、降りてみたら、どうやら銀杏の若い実。しかも、極小の。そこで、拾い出しました。
 けれど、車のスミにビニールにいれたまま、約半月。
 車の中で吹く座名おいがしたけれど、そんなことにかまっていられない日が過ぎました。

 18日の日、あるお宅を出たら、もううす闇。
 それからある川べりに降りて、月をみながら、前述の小道におちていて、まだ青い果肉だけれど、踏むのが可愛そうで、、まだ青味の残っているのを拾って車に入れっぱなしの果肉つきの銀杏と、クルミを素手で洗いました。
 洗い終わって人心地ついたら、ギトギトになった手にヒャット。だって、銀杏はカセルという、Eさんの奥さんの言葉を思い出したからです。で、さすがに青くなって、川床のジャリ砂をゴシゴシと。

 そして、先程立ち寄ったらまだ留守だった、E家の前に来ると、灯りが。
 で、奥さんに、もしカセた場合の処置をお尋ねしようとした次第。
 Eさん、おっしゃる「銀杏はまだ、早いだんべに」と。なるほどよくご存知です。
 E家には、大きな銀杏の樹がそびえていて、銀杏の始末は奥さんの仕事なのです。そして、丹念にムキ身にして冷凍しておいてくださるのです。
 それにして、なんと丈夫なんでしょう。わが手は心配したけれど何ともなく、つくづくと眺めればジャリでこすったのに、なんともつやつやしているのですから。

 しかし、身体は正直です。
 昨日、10時に約束で、廊下を走ってかけつけた県の情報公開室で、「ここの所、一日置きに八ッ場往きで」と言うと、「しかし、身体が丈夫だからできるんですよ」とたぶん、50代の男性。(そりゃそうです。60になれば定年だもの)。
 その後、三ヶ所、用足しして帰宅後、遅い昼食を食べ始めたら、なんと嘔吐。
 それでも、夜も食べてますけれど…… どうにも重苦しく、本日は一日、コタツにもぐりこんで、ヨッタラヨッタラのパソコン打ち。やっぱり、昨日のうちに医者にいくべきだったかなと悔いています。
 確かに古今東西、貧乏すると、まずケチるのが医療費。
 ……でも昨日は何とか治療代くらいはあったので、行く気になった次第。それにこの間の「年のため」の追加検査、なんだかおまけしてもらったし…… なんとなく悪いしね。
 かかりつけのお医者さんは、実はこの貧乏おばさんに、何だかおまけをしてくれるんです。お亡くなりになった大先生、さりげなく「今のはサービス!!」とにっこりと。そして、跡をつがれている若先生も、先日1年ぶりくらいに訪れたのに、ある検査の跡で、「念のため」と調べてくださり、起き上がったら、「これはサービスですよ」と、やはりさりげなく。
 ふところの寂しさから、「別にいいのにな。足りるかなぁ」という思いが顔に出てしまうのでしょうか。それに、「はい、大丈夫です。他はどこも悪くありませんので……」と言っても、職業的な勘でおわかりになるのでしょうか。
 でも、親子二代、本当にありがたいお医者さんです。
 だから、店ではないけれど、内科医さんなのに、ちょっとした外科関係でも花粉症でもなんでもかんでも、まずはこちらへうかがいます。
 気の病で、心にひっかかっていることがクリアできれば、霧散してしまう病でしょう。
 
 働かないのだから貧乏は当然。でも、“いざ、鎌倉”のその時に、かけつけられるようにとの重いです。
 その鎌倉評定も、もうじきしです。  
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Posted by やんばちゃん at 21:55Comments(0)八ッ場だより

2011年10月19日

今にみてらっしゃい “時にハンレイなきにしも非ず”八ッ場版

 昨日も、八ッ場詣でとあいなりました。
 急遽、午後からの八ッ場行きとなり、ある方におあいするのが第一義でした。とっても良い天気だったのに、結局写真は撮れずじまい。往きのとばくちの榛名山中の紅葉を車窓から写したのが、オンリーワンの一枚となりました。



 ところで、今朝の毎日新聞全国版の二つ折りのちょっと上の横文字に思わず、ひきつけられました。
 そこには、画期的な動きが報じられました。先週末より始まった早朝の草刈り作戦にでかける矢先に目にしたのですが、集合時間を気にしながらも、思わず読みふけってしまった次第です。
 まさに、“時にハンレイなきにしもあらず”の八ッ場版でした。
 
 なんと、磐石な一枚岩とみられていた学術会議の委員が異議をとなえたのですから、効果はあります。
 県議会でも、ことあるごとに自民党けんぎたちは、「学術会議での検証の結果はどうだったんでてすか?」と勝ち誇ったしたり顔にて、あえてくりだし、群馬県側がこれまたあえて、声高に「はい、妥当とのことです」と言っていたのが、くずれだすのですから…… 
 内心、腹立たしく聞きながら、「今にみてらっしゃい」とオバさん心にも思ってました。同様にして、裁判もまた、早晩、真実の夜明けがもたらされものと期待しています。
 日本学術会議の一連の審議過程中、小池委員長側と渦中の谷委員らとの間には、少なからずの溝があったのはなんとなく感じていました。これまた、東大対京大の学閥の対立も少なからずあるのかなと思ってましたけれど…… 
 先日も、あるお仲間が「今本博健さん、奥西一夫さん、ダム反対の学者さんは、みんな京大だねぇ」と。すると、ある別の仲間、「でも、谷誠さんもそうだけれど……」とのことを話したばかりなのでした。
 学者さんの良心ってありました。

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 【2011年10月19日 毎日新聞一面 中段】
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20111019ddm001010006000c.html
  八ッ場「ダムが最良」に異議
 検証関与の専門家 国に質問状
 
 
 建設の是非を検証中の八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)について国土交通省関東地方整備局が9月に公表した「ダム建設が最良」との検証結果に対し、検証作業にかかわった専門家から「ダム建設ありきだった」との批判が出ている。民主党政権は事業の必要性を予断なく検討するとしてきたが、「国交省のお手盛り」との指摘もあり、検証の手法が問われそうだ。
「なすべき計画が先にあって、それを根拠に決めている。(自分たちに)依頼する必要があったのか」。日本学術会議の検証に関する分科会委員を務めた京都大学の谷誠教授(森林水文学)は8月下旬、国交省に質問状を送った。
治水計画の根拠となる利根川の基本高水(200年に1回の大雨で基準地点を1秒間に流れる水量)について、見直し過程で算出の根拠を確認できないことが分かり、同省は省内で再試算した「2万1100立方メートル」という数字について、学術会議に検証を依頼。6月に「妥当」との回答を得た。この数字は利根川で戦後最大の洪水となったカスリーン台風(1947年)時の流量が基にされている。
しかし関東地整はこの回答が出た直後、八ッ場ダムを中心とする進行中の事業を進めることで達成可能な「1万7000立方メートル」を目標と設定した。谷教授がその根拠をただしたところ、国交省は「2万1100立方メートルの洪水対策は今後20~30年間では不可能」と回答。谷教授は「これで予断なき検証と言えるのか」と批判する。
2万1100立方メートルから差し引かれた流量はどのように算出されたのか。国側は「カスリーン台風時は上流部で氾濫などがあり、基準地点の流量が相当減ったと推定される」と説明する。分科会のヒアリングに招かれた大熊孝・新潟大名誉教授(河川工学)は「そのような大規模氾濫を記録する資料はない」と指摘。「2万1100立方メートルの水害に備えるならば、新たにダムを10カ所以上造らなければならない。ダムに頼らない治水を目指すべきだ」と話す。
五十嵐敬喜・法政大教授(公共事業論)は「川辺川ダム(熊本県)などでは賛否双方が公開の場で議論したが、今回の検証過程は市民の目が入っていないことが問題だ」と指摘する。【樋岡徹也、奥山はるな】  


Posted by やんばちゃん at 16:23Comments(1)八ッ場だより

2011年10月17日

大臣視察における、日程調整の真相

 


【黒い縁取り、何なのか、お分かりになりますか。画面はおなじみの観音堂のある川原畑墓地。ご覧ください。ここも土砂がくずれたらしくシートがめぐらせてあります。……でも、あまりに整然と三方を囲ってあるから、もしかしたら用壁工事かもしれません】

 昨日も八ッ場行き。
 メインの目的は、昨日終日、連絡をとっても不通だったある方をお訪ねすることでした。
 最近はここ二ヶ月、悩まされた、重症の花粉症も一段落。頭は少しスッキリしてきたのですが、とりまく問題は、公私ともに頭の痛いことばかり。年間通しての花粉症があって、思考力なくぼんやり状態が年々ひどくなってきた感じです。
 でも、負けられません、いずれも、勝つまでは。
 理不尽なことには、トコトン突き進む、退却知らぬ小型ダンプです。

 さて、ようやく、12日に関東地方整備局に電話して伺った、大臣視察の日程決定ににいたる経緯をまとめました。これしきのことになんと、約一週間も経ってしまってました。
 なお、同様にして、お伝えしたいのですが、県議会・八ッ場ダム特別委員会の安全性無視の答弁の数々。
 そして本夕、家の中の整理をしていたら、一都五県知事らが集った第9回「検討の場」の後のぶら下がり会見で、代替地の安全性について、高山町長に問いましたところ、一国一城の主にふさわしからぬぞんざいな物言いの答弁を受け、そのメモがでてきました。県も町も一体化なのです。職務離職後の責任追及の措置が講じられない限りダメですね。
 歩き回っていて、こういったデスクワークがほとんどできかねている昨今です。

 12日の質問に、対応してくださったのは、なんと、あの〇〇さん。
  「検討の場」における説明者で、第9回の窓口の方でした。大変、沈着な物言いで、ゆっくり丁寧に誠実な人間味を漂わせてお話なされる方なのです。珍しいお名前なのでいつも聞き損っていて、最近、第9回の問い合わせ役になっていたので、字面とともに、頭に入った方です。
 代表番号が担当課に回っていって、お名前を聞いて「あっ」と、「……いつも『検討の場』のご説明役をなさっている方ですよね」と。
 そこで、「あのぅ、いつぞやは思わず、不躾な言葉を吐いてしまいまして……」と。
 そうなんです。第7回の頃から、ぶらさがり会見の場がきわめて激論になりつつあったったのでしたが、第8回の席での終了後、「お宅様のお人柄がわかるから、あまりなこと申し上げられませんけれど、これは八ッ場のコストが一番安いという風に仕組まれていますよね」と勢い良くぶつけてしまったものでした。けれど、どこまでも沈着なこの方、心外とばかりに頬をふくらませて「そんなことはありません。公平です」とゆったりとおっしゃったものでした。堪え性のないどっかの、小型ダンプおばさん、「何が、公平なもんですか」との一撃を。
 そういえば、先日の大臣視察に、同行されていられて、大臣側の席後方でお見かけしたのを、電話終了後に思い出しました。

 さて、あいも変わらず前書きが長くなりました。
 下記の5つの質問をお願いしましたところ、お約束の時間かっきりに電話をくださいました。その後、当方、八ッ場の『収容所群島』的事実の一端を少しお話ししましたところ、初めて耳にされることだったらしく「ハァー」「本当ですかァー」のご連発。
 お役人さんたちよ、まさに書を捨て、町=八ッ場の、ほとんどなくなった家並みの路地の細道を歩いてみよ!! です。

  大臣視察の日程はこうして決められた
一スケジュールはどのようにしてできたのか。
→ 大臣が出省(※この語には自信なd>出張ではなし)だということもあって、群馬県と長野原町と、地元の都合をふまえたうえで、大臣と相談の上、本省で決めた。

二 どうして、会談場所を県庁にしたのか。
→  これも地元の意向を尊重した。

三、今回の日程調整
→ 現地訪問の日程は大臣から9月30日の定例会見で、10月8日の発言をしている。

四、記者発表の正式日時
→ さまざまな調整を経て、10月7日の15時に行った。

五、視察の日程に大臣の意向はどの程度反映されるのか
 → 群馬県や長野原町、地元の意向を踏まえて、大臣と相談していると本省から聞いている。
 昨年12月に、馬渕大臣の時に現地を訪問。住民との意見交換を申し入れたた際に、高山長野原町長から、「(住民と会うのは)時期尚早」と言うお答えいただいている。
 

※なぜこんなことを理由にするのか不可解。当時は「白紙撤回でなければ、合わない」ということが前提だった際のコメントではなかったでしょうか。しかも、意見交換会はちゃんと開催され、役員クラスと懇談。前原大臣のときの選ばれた推進派だけだった住民対話への批判をかわすため、初めて回覧板がまわされたので、反対派住民も一名参加していたのでした。
 なぜ、今頃、この言葉が存在感をましたのでしょうか?
 
 それにしても、“パソコン町長さん”こと高山町長さんて、以外に実力派なんですねぇ。
 約一年も前の言質を今回は、県も国交省もたてにして、一国の大臣が望んだ町民対話を開催させない威力をはなった重要語にすえられたのですから……
 ところで、なぜ、“パソコン町長さん”て呼ばれたかご存知ですか? それはご就任当時、町長室に閉じこもって、パソコンばかりいじっていたからなんだそうな。で、心ある支持者の町民がご進言におよんだそうな。「町長なんだから、たまには町中にくりだして、住民の意見もすいあげてくるのも勤め」と。はたして、現在はどうなんでしょうか。

 どういうわけか、長野原町には「今度の大臣は町民にはあわなくともいいっていったそうだ」との言葉が流れていました。 不自然な設定には、意図がミエミエですね。  


Posted by やんばちゃん at 20:38Comments(0)八ッ場だより

2011年10月15日

1時間も待って、撮ったのはお座敷列車の胴体のみ






 写真は、土日・祝日を走る吾妻線の特別列車、「やまどり」の車体です。
 先週の10日の14時43分頃、横壁から林に向かう途中で、目の前を見慣れぬチョコレート色の列車が疾走していったのです。「何、あれ」とばかりに、またも頭の中は急回転。ディステイネーションなんとかで、キャンペーンによる、何らかの特別列車、鉄道マニアでない悲しさで、とっさに「SL」と勘違い。
 車体には「やまどり」とインパクトのある、それでいて、スマートな文字があって、頭にこびりついて離れませんでした。
 勢い込んで国道を下ると、Dさんの農園では、顔見知りのお手伝いのご夫婦と三人でもみすりの最中。
 「今ね、みなれない電車をみたんだけれど、あれなんだろうね」と咳き込むと、この元国鉄マンのDさん、「すくに戻ってくるぞ」という。あの「やまどり」の文字、かっこよかったな。そうだ。すぐに戻るのなら、なかなか撮れるものではないから、待っていようと。
 それにたぶんあのキャンペーン、もうじき終わりと、思い込む。じゃ、このりんご畑で撮って、普段は文句ばかりいわれるけれど、本当は心根のやさしいDさんに記念にあげようとひらめいた。
 すっかり長野原草津口で折り返しだと想っていたので、ならば、15分くらいで踏んだ。ところが、いっこうに来ない。
 「来ないですよね」と言うと、作業の手を休めずに「〇〇まで行くんだよ」という。土地の通称の呼び名の地名らしく、機械の音もあって、よくわからなかったけれど、大前にしろ万座鹿沢口にしろ、もう15分まったのだから、もうじきとまた、のんきに構えて、じっと我慢のオバさんでいると、ガッタンガッタンと電車の手ごたえがした、喜び勇んで、「やまどり」の車体をーとるぞと、いきごんだ。
 ところが、心ときめかせて身構えた、眼前にせまってきたのはねなんと、下の写真の特急。
 どうしてと想う。
 



 


結局、次のも鈍行。
 ……すでに40分もまったのだからと、意地になって、その辺にいっぱい落ちているリンゴの中から、良さそうなのをかじりながら待つ。虫の食ったのは旨いというけれど、本当にジューシーこの上ないお味。
 そのうちに、眼前の丸岩の景色が気になって、先に撮ろうかと考え始めたところに、お客さんがきた。木からもいで試食してもらうたるに、Dさんとお客さんご夫婦、それにお手伝いの奥さんが、ナイフなどをもって、りんご畑の奥に入ってくる。
 おもいきって、場所をはなれて、歩いて対岸の横壁の写真をとった耳元に、「ゴー スー」の音。カタンガタンの電車のあの遠くからもわかる振動音とは異なりました。わずかな距離だから、あの振動音がしたら、撮影場所に戻れば良いとの思いは、見事に的外れ。さすがに、最新鋭の電車です。音もなく近づいてきたのでした。
 「ああ」と想ったけれど、時すでに遅し。ずっと待っていたのに、ほんの数秒はなれたスキにのことでした。
 お手伝いの方の奥さんから、「おじさんが、お~いって大声あげて呼んだんですけれどねぇ。間に合わなかったですね」といわれると…… あら、少しは気にかけてくれていたんだと、むくれ面もてきず……
 離れたのは他ならぬ自分。本当に今週はついてないことばかり。
 
 それにしても、 あ~あ、Dさんも年をとったものよと。 
 それが証拠に、今年限りで、ご自慢のリンゴ園も止めるとか。
 今年のリンゴは、消毒などの手が足りなかったのか、素人目にも概観のできばえがいまひとつ。でも、 本当にうまいんです、ここの。
 事実、朝の草刈作戦の際に、わか゜家の近くの大農家の方が、「今年はムシにくわれてしまって」と、自家製のリンゴをお茶菓子に出してくださったのですが、食べ比べてみたらムシくっいの方がはるかに味が濃くてうまいのです。それ伝えると、「だんべ、消毒しねぇが。いいんだよ」と。
  それから、先日も八ッ場のあるベテラン農家の女性で、ご実家はコンニャクの大産地のやはり大農家の方から、手づくりコンニャクをどっさり、頂いたけれど、やはり、「Dさんのコンニャクの味に勝るコンニャクはなし」と感じた次第です。  


Posted by やんばちゃん at 22:09Comments(0)八ッ場だより

2011年10月14日

本日発売 週刊金曜日金曜アンテナ欄




 ちょっと脱線です。
 本日発売の、週刊金曜日金曜アンテナ欄に、先日8日の前田大臣視察のことを記しました。こういうニュース風の記事は大の苦手なんですけれど、八ッ場の現実を全国発信したかったのです。採用くださったことに感謝です。写真は不採用でしたが…
 それよりも、何よりもなんと、本欄に乗せられたことが、初視察ではないけれど、初めてなんです。
 画像化した後の余白の処理がわからなかったのが、先日、ピクチャーの機能を使うことを知ったのです。このピクチャーとメモの機能、便利らしいのですけれど、ほとんど用いたことなし。よくよく考えれば、チラシ作成時の文字や画像の処理法を考えれば、もっと複雑なのですけれど…… 
 難題は、画像をとりこんでも、余白がでるのですが、そのカット方法が不明。で、載せられないとおもいこんでいたことをまた一つクリアできた。そんな些細なことでもうれしくなるほど、心が傷めつけられているのです。
 
 近く、長崎県の石木ダムで開催の水源連全国大会での冊子に各地の活動報告の募集がありましたので、提出する際、思い切ってこの記事を添付すればコンパクトにまとまるので、データー化に挑戦。そして、ことのついでに本欄にも転載できるかおそるおそる…… なんと端が欠けたけれど載ったのです。それで何度目かのサイズ変更の果てに、ちゃんと。
 つまり、画像=写真として考えれば良かったのでした。
 大発見でもしたようで、はしやいでいます。
 というより、私にも人に頼らずにできたという喜びでしょうか。
 とすると、これまで失敗のチラシも写真に撮らないで、印刷したものをプリンターからパソコンに読み込ませれば、可能なのかみ知れません。
 今までこういう技術はわからないと、他人に頼りきりでしたけれど、人間て、自分で何もかもやらねばならずと覚悟すると、できるもんなんですね。……でも、このささやかな決心をするにいたる顛末を思うと、悲壮なるわが思いに涙がこみあげてなりませんけれど…… 強いオバさんでも時には泣くことだってあるんです。
  


Posted by やんばちゃん at 15:13Comments(0)八ッ場だより

2011年10月13日

安全性は建設後の八ッ場ダム特別委員会

【現在の駅前。駅構内の土嚢は片付けられ、さらに手前右手の総合相談所の室内の土砂も撤去されていました。】

 県議会八ッ場ダム特別委員会の傍聴に行きました。
 11名中ダム反対県議は、2名のみ。
 いつものように本日も多数決でやむなく、「早期完成を求める」意見書の提出が決定されてしまいました。
 
 質問者は双方2名づつです。
 しかし、角倉、伊藤県議の質問の内容の密度、高さに比べて、自民党の萩原県議はまぁ、ともかく一期目とはいえ、某県議のそのユルユル質問には…… しかも、残る7名は私語や野次はとばしても、質問はなし。 しかも、午後の伊藤県議が、質問事項が午前中の「質疑を聞いて、一枚増えた」とA4用紙を掲げると、「増えるんかよ」とのウンザリ声。
 ここでは質問をするのはうとまれる議員なのでしようか。「異議なし」と大声あげれば、それで議員さまのお勤めは可。影での根回しに実力かを発揮されるのでしょう。
 20年前、わが町議会の傍聴に行って、質問する革新系議員に「はぁ、よせやあ」とやじった保守系議員たちの態度にあきれはて、「議会ってなんなの?」と町議会議員選挙をやってしまったのでしたが、あの雰囲気よりは程度は良くなっても、ここでもやはり連綿といきているようです。でも、最初の頃にあきれ果てた常任・特別委員会よりは最近はものすごくレベルアップですね。
つまり、傍聴人がいると少しは抑止力になるんでしようかね。昨日、午前中2名。午後、3名でした。

 それにしても、本日は野次がすくなかったですね。つもり、真実を伝え、紛れもない論理であることは通常感覚で誰にもわかることですから、お二人の質問内容に圧倒されたのでしょうか。
 むしろ、要約すれば、「ダムを造ってから安全性を考える」、「なにがなんでも早くダムを造ることが先決」という、県側の基本姿勢の、あまりの回答に、思わずふきだしてしまって笑ってしまったのは、私でした。二回ほどやってしまいました。

 県費による駐車料金600円を使わせていただいた一県民の責任において、観たこと聞いたことを折にふれて、お伝えしてたいと思います。
 
  終日、冒頭の予算書説明段階での支出のみで、なんらの言及もなかった、去る6日の決算特別委員会では、10時~16時近くまでかかったので、900円にもなってしまいました。
 派生しますが、どういうわけか、議会事務局での担当課では気持ちよく「駐車料金は出ますよ」とおっしゃてくださるのですが、実際の配布課では妙な空気で憮然。遠くの方で担当課職員さんはオロオロ困惑顔なされているし、貰う方もなんとなくぎこちない釈然としない後味の居心地の悪さを味わってきました。
 たぶん、議事課と庶務課の何らかの確執があったのだと思われますけれど、本日は、傍聴担当者の方のところでも、駐車券が出せるようになったようです。思わず、このいつも懇切に対応してくだされる感じの良い女性職員さんに、小声で「良かった、あなたで!」と伝えてしまいました。
 
 どうぞ、皆さんも県議会傍聴なさってください。
 そうすれば、筆記しなければならないのに、机もない傍聴者待遇も、レベルアップしますので…… 本日も目の前の空席の、テーブル付き椅子の数を思わず数えてしまいましたら、31席もありましたけれど傍聴人は使わせてもらえないんです。
 まぁ、当方、何も出てこなくてもいい、オジャマムシなんですから仕方なし。  


Posted by やんばちゃん at 23:47Comments(0)八ッ場だより

2011年10月13日

そうだ、そうだ、12日本欄のその前に、この記事だった

 昨日のものの前にこちらを転載させていただくつもりでおりましたのに、後先が逆になってしまいました。続出する私的難問題にすっかり忙殺。すでに転載済みとおもいこんでしまっ他次第です。
 県内版の中で、大臣視察で住民とのふれあいがなかったことを報じたのは上毛新聞がチラッと、読売新聞群馬版がもう少し踏み込んで川原湯温泉街の住民のコメントを。
 そして、この朝日新聞群馬版29面は特集並みです。しかも、2面トップ扱い、半分以上の紙面を割いて、「八ッ場ダム迷走」の大記事。
 実は、この記事に接したのは、11日に入ったあるMLでした。なにやらその方のメールによると、11日に掲載されたようですけれど、わが群馬版では視察翌日の9日でした。
 その時のメールを以下に転載。
....................................................
 メールを拝読後、手元の朝日新聞を急いで読みました。
(朝日は親族が複数軒とっているので、私は他紙を。実家の定休日と昨日は八ッ場へ言ったので、読んでませんでした)。

 昨日、現地で今般の視察について、二つの誤解があることを知りました。詳しくは、数日来の懸念を記した、今朝ほど記したブログをご覧ください。   http://s35.gunmablog.net/
 
 問題点は、なぜ2時間近くもかかる、前橋での会談の設営をしたのでしょうか。歴代大臣は、この間に、推進派一色ではありましたが対話集会を行うことができたのでした。
 朝日新聞を読まず、読売新聞の記述について、「住民との対話は間的にムリだったのでは?」の私見を、9日深夜、水源連メールにも入れたものを転載させていただきます(一部重複箇所はご寛容を)。

以下は、昨日10日、長野町で聞いた話です。
① 大臣は「住民とは会わないと役場に言った」そうだ。
 ※先ほど、長野原町役場に電話。
  担当課職員は、そういう問い合わせはなかったし、自分が日程を 知ったのは、7日午後の記者発表後」とのことでした。
  首脳部は、準備があるから事前に知っていたはずです。

② 右翼による嫌がらも加わって、大渋滞に巻き込まれたのを知らない町民は、「10分でいけるところが、一時間半もかかった」。 「たかが、一大臣の視察にしては、警備がオーバーすぎる」との怒り。

 さて、ご紹介の朝日新聞、9日付けを読後、
 コメントしたお一人の○○さんに電話。
 実は、記事の事のことを知らないで昨日朝、電話。またお寄りしたのでした所、お忙しかったのでご遠慮してしまったのでしたが……
 ○○さんを取材した記者は、ここに記名されている四名とは別の前任者の△△さんだった由。
 
 会見時の大臣の言葉を伝え、非公式に聞いていること(本欄では記せません)を伝え、「これ、たぶん、仕組まれているのよ」と伝えると、
 → 仕組まれていようとなかろうと、それを破れなかったのは負けている証拠。
 → 民主党のいうことは、信じられない。

 確かに、お説ごもっともです。 
 .................................

/////////////////////////////
【2011年10月9日 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=1000058111011000
現地で下車15分だけ 前田国交相が視察
八ツ場ダムの建設問題で、前田武志国土交通相が8日、長野原町を現地視察した。民主党政権で4人目となる国交相だが、車から降りたのはわずか15分足らず。「私が判断する」「来年度予算に反映させるとの目標は守る」。前田国交相の言葉に、地元は半信半疑だ。
   ーー 以下、略ーー
   無料サイトにある間に、お読みください。

  なお、この“仕組まれたご日程の解明”について、すべてが執拗な当方、ついに昨日、関東地方整備局に視察の日程協議についての詳細を伺いましたので、後ほどアップします。


【8日の県庁での会談後、退室する大臣に何やら名刺状のようなものを見せて説明している竹内長野原町議長。さて、過去にどんなご縁があったのでしょうね】  


Posted by やんばちゃん at 08:44Comments(0)八ッ場だより

2011年10月12日

前田大臣への誤解二つ その2

 
 ※雁ケ沢交差点の混雑は、全面的に右翼の嫌がらせでした。
  大臣一行は別道で、そのための交通対策はなし。
 

 さらに、本欄で何度も記していますように、住民対話のお気持ちはあっても、今回の設営では時間的にムリだったということです。事実、大臣に「ぶらりと川原湯温泉あたりを歩いてみたら」との助言を呈したとの情報もあるくらいです。
 通常は長野原町~前橋市への所要時間2時間の中で、直接対話が行えてきたはずです。
 帰途の時間は、前橋市から都内に帰る時間と、(仮に)軽井沢方面から帰るのとでは大差ないと思います。
 問題は国交省の、あるいは群馬県のどこの機関が、こんな計画をしたかです。
 
 なお、今回の最大の主眼点は、現地を知らなくては判断力のよすがとならず、一目現地を見ることにあったのでは」と、きわめて素直に推察しています。
 ために、真実を語りたいとご連絡くだされた方たちへのアプローチは、今月はじめに「8日に決定」の報を聞いた時点で、日を追うにつれ、「それにしてもおかしい。でも、時間がなさすぎる」と観念。仕方なく、「今回はムリなようです」とお伝えしてきた次第です。

  それゆえにか、短い時間でしたが、過去三回の大臣視察に参加できて、つぶさにその表情を拝見させていただいてまいりましたが、前田大臣の視察に一番真剣味を感じました。
 本欄の写真の眼光をご覧ください。陽射しを手でよけられにがら、2号橋近くの工事現場を見下ろす高台の道端で真剣に現地を見つめています。
 眼光の照りは、ご自分の目で確かめ、59年間の結末に決断せねばならない重責をになった、その責任感の発露と、お見受けいたしました。

 このように、一国の大臣が、ほぼ事実無根の罵声をあびるのは、八ッ場ダム問題解決の汚点となることです。
 こうして、「住民対話なし」をぶちあげておけば、嫌でも対話集会にもちこめるという、親心の三段論法かとは思いますが、
眼識力のあるマスコミの皆様方、、次回は、いたずらに「現地に15分間」のような、センセーショナルな観点で記される前に、その取材網を駆使なされて、なぜ、今般のような視察が生じたかにも言及なされて、ぺんの威力を示してくださいませんかしら。

  現実に、去る26日、国交省大臣室前のロビーでの、一都五県知事、前田大臣の記者会見終了後、これまた、ふとひらめいて、25日現地全戸配布のチラシがありましたので、また戻って、ある職員さんのところに行って、「これを何かの折に、大臣にお渡し願えませんでしょうか。現地の生の声もありますので」と小さく折ってお願いしてみました。
 素人の浅知恵のおばさん感覚でしたが、大臣をとりまく環境はそんな生やさしいのではありませんでした。
 まず、職員さんは困惑。そして、「それではまず、河川局にお渡ししてみましょうか……」と弱り顔。河川局と聞いて、当方ピクリ。ダムを造りたい、そのメッカ的存在だくらいの知識があったので、すべてぶち壊し。あわてて、「止めときます」と奪い返した次第です。

 後日、知ったところによれば、 来客といえどる、用件以外はいえないぴりぴりの空気だったらしいです。昔のお殿様への謁見のようらしいです。なお、上様がふんぞりかえっているわけでないことは、周知のことです。
 したがって、一国の大臣といえども、もはや、政治ダムの代表格の八ッ場ダム問題はほと゜遠いところにあるわけです。

 その意味で、本日の一枚は、26日20時過ぎの、国土交通省の闇の中の全景写真といたしました。会見はこの建物の6階で行われました。
 





   


Posted by やんばちゃん at 13:08Comments(0)八ッ場だより

2011年10月11日

視察への誤解二つ  交通渋滞は大臣視察の為だけではありません


【国道沿いの農産物直売所の手前の農地につながれたやぎさんたちです。この時点では道路はスッキリ。ほどなく、この辺りまで渋滞がつながったことでしょうから、かなりの方が道路脇のこの二頭のヤギさんに癒されたことでしょうね。下は全体の雰囲気がわかるように添えました。 写真を撮った時間を調べてみたら、この時、なんと8時53分。我ながら早かったです。】 
 




12日記す 
 ※雁ケ沢交差点の混雑は、全面的に右翼の嫌がらせでした。
  大臣一行は別道で、そのための交通対策はなし。
 

 昨日10日も、八ッ場へ行きました。
 大臣視察について、二つの誤解を耳にしました。
 なお、当方がお邪魔して話ができる方たちですから、ダム問題にしっかりとしたお考えをお持ちの方たちであることを、まずお含みおきください。

 一、大臣は、「住民には合わない。対話集会はない」と言った
  →どなたにお聞きになりました?
  役場にそういう連絡がきたそうだ。
  →29日の会見の場では、はっきりと「お会いできる方ならどなたとでも」とおっしゃってましたょ。それにも大臣は意向はだされたかもしれないけれど、そんな細かな日程編成に直接、タッチできない時間的制約もあると思いませんか。
 
 ①民主党国会議員団も、当日の大臣への来県歓迎的出席は、関東地方整備局に拒否されています。
  にもかかわらず、ある自民党県議(一期目。八ッ場ダム特別委員会所属)は、打越代替地の視察現場に、親戚の男性(私の同級生)をともなって行っていて、知事が到着するや駆け寄っていました。
 そして、八ッ場ダム対策委員会長・中沢県議、吾妻郡選出の南波・萩原県議はご出席でした。いずれも自民党県連の屋大物議員さんのようです。
 
 ②記者発表は異例の、前日7日の午後。
  私たちはここで、初めて日程があかされたわけです。役場も工事事務所も準備を進めながらも、極秘。
  では、最初の流しはどの筋なのでしょうか?
 
 ③「大臣が住民にはあわない」と言ったためでもないでしょうが、当日、家の中からご覧になられていた方もいたかもしれませんが、すぐ傍らの打越代替地から、現場近くに出てこられた長野原町住民は皆無だったと思います。取材で夢中で確認しきれたわけではありませんでしたが……
  なお、高山町長さんは、歩いて3~4人の方とともに自宅に変えられてました。ご自宅は切土部分で、真っ先に移転した高山さんにはもっとも安全な土地が薦められたとのことを、ある方からの情報でこの日も聞きました。
 なお、住民のなかで、もはや、ダム問題に口を挟むことはタブーに近い空気があります。
 高山町長さんて、以外にお力があるんですねぇ。

  非公式には、大臣ご自身は住民対話を望んだけれど、ガードが固くてムリだった。ムリ押ししてもと断念したとかと伝えられています。
  それにしても、8日の本欄の写真説明に、あえて茶化して記しましたが、窓口の最高責任者である関東地方整備局部長の山田さんの、例にあらずのまさしくあの苦虫をかみしめたお顔はなんだったのでしょう。
 想像たくましく考えると、あまりの想定外の日程に、何らかのご叱責をくったのではないでしょうか?
 
 ともかく、役場に聞いてみようと思いまして、ダム対策課に電話しました。
 窓口の職員さんは「そういう問い合わせはなかった。自分が日程を知ったのは、7日午後の記者発表後」とのことでした。
 何回か、でも「受け入れ準備もあるでしょ。お宅の町長さん、議長さん(この二人は発言)。ダム担当副町長さんは、会見に列席しているんだし」とたたみかけましたが、この職員さん、本当に知らなかったという声音。
 つまり、秘密裏に進められたわけです。
 あぁ、まぎれもない「住民不在」です。ベテランマスコミさんが語られていた「当たり前のこと」なんですね。

二、渋滞問題についてに伴う、不可思議さ 

 8日午前少なくとも9時頃から、八ッ場現地では、右翼が交通の要所である、付け替え国道の雁ケ沢交差点から5~6メートルほどの渋川方向に向かって左斜線に陣取って、がなりたててました。
 右翼は前にも訪れていましたが、山村開発センターなど、広いエリアでしたので、問題はありませんでしたが、場所が悪すぎました。
 いつもは吾妻川右岸を通る私が、たまたま直売所によるつもりで、145号に出ましたところ、農産物直売所を出てほどなく車が進まなくなり、本ブログ9日にお示しした岩下のJR線の辺りでは停止状態に。
 その先で工事が始まっていて、前方の車が迂回路を上っていくのか゜見えました。工事による片側通行にしてはおかしいなとは思いましたが、それにしても手間がかかるので、思い切って、次の信号で左折して、右岸にでました。この判断は奏を効しました。
 そして、松谷の雁ケ沢交差点にさしかかったのが、9時16分。9時前に通過した報道人によれば、何もなく大丈夫だったとのことでした。
 
 さらに、昨日、こちらが問わなくとも「ひでえ目にあったい」とお話ししだされた、八ッ場住民の方によれば、10時台には雁ケ沢トンネル内の出口、川原畑の茂四郎トンネルまで渋滞。
 20分ほど耐えていた方は思い切ってUターン。旧国道に出たら、阻止されたけれど、強引に遅刻していることをつげ、通過。その時に「いくら、大臣だってひどすぎる」と思ったそうでした。
 この方は、平素はダムを潔しとしていない方です。
 10時33分の大臣が打越代替地に到着の頃には、国道にいた右翼はすでに町中にくりだしていましたから、それすぎの方たちは街宣車によって片側通行になったことは知らず、すべて「大臣」の来町によるものとの思い込みにて、「いくら大臣だって」との民主党に対する恨みとともに、多くの運転手は思ったことだろうと思います。
 
  迂回もできない地点まで進んだ方は、通常は、10分くらいの間が、一時間半もかかったと嘆いていました。
  また、本欄にコメントを寄せたくださった、松戸の紋次郎さんは、なんとかなりの迂回をして四万温泉へ向かわれたとのことでした。

  待っている間に、右翼の皆さんよ、本日はどのようなご用件でと耳を澄ましたら、民主党批判と「ダム中止を撤回せよ」でした。
  右翼というのは、道路占拠を許されているのでしょうか。あらかじめ届けを出しているのでしょうか。
  この変のことに明るい方、お教えくださいませんか?

 その上、昨日も記しましたけれど、なぜ、この混雑をぬって、会見会場を二時間もかかる前橋までもっていくのでしょうか。一都五県知事の場合にも八ッ場現地てした。何も大沢知事一人だけで身軽ではありませんか。
 全体におかしいです。
  非公式には、大臣は住民対話を望んだけれど、ガードが固くてムリだった。ムリ押ししてもと断念したとかと伝えられています。

  ……もしこれが、計画的なやらせでしたら、相当この手の住民感情に精通した切れ者の仕業です。 
 何か、相当なレベルのところから総合的体系的に仕組まれているのでしょうかね。
    


Posted by やんばちゃん at 10:39Comments(0)八ッ場だより

2011年10月09日

まだまだ熱い、八ッ場問題



【9時12分:渋滞し始めた頃の国道145号、岩下付近にて。頭上は付け替えの新JR線】



【9時16分:雁ケ沢交差点 街宣カーはこの右手の駐車。前の車は右手に抜けられました。私も右折して左折し、吾妻峡トンネル出口に出るつもりでしたが、説明するのもおっくうになり、そのまま直進。】


【9時19分:渋川方向の斜線は、踏み切り付近からここまで渋滞。これが時間がたつに連れ、トンネル出口まで続いたようです】

  本日になって現地の、情報通の方に聞いてみると、前田大臣一行は、最初の視察地の後、ダムサイトを見て、やんば館でトイレ休憩だった由。
 ためにか、二番目の取材場所で待機していた報道関係者に、10分ほどの遅刻が告げられました。
 ちなみに、写真撮影の時間から押しはかって、
  最初の打越代替地 10時32分着~ 10時42分発 約10分間
  次の不動大橋近く  11時30分着~ 11時37分発 約 7分間
  当初の日程は11時20分に到着し、5分間の視察の予定でした。13分間の遅れを生じていました。
  
  川原湯を出て、付替え国道に向かったらしいです。というのは、雁ケ沢交差点で待たされていたら、最優先でランプを降りてきましたので。
 それが、12時ちょっと前。おそらく大臣たちも県庁までは時間的には相当あせったのではないでしょうか。たぶん、昼食はお弁当類でも用意しなければ間に合いませんでしたでしょう。
 
 川原湯温泉街は車で通過したようでした。 知事が県庁の会談の席で 「ご覧戴いたように特に中止後のこの2年間の寂れようはひどい」との説明をつけ、大臣は謝罪に及んでました。
 読売新聞には「温泉街を早いスピード」とありますが、時間的制約でやむをえなかったのではないでしょうか。
 問題は、前日午後14時開催の県庁での会談のために、2時間近くもかかる前橋市への移動という設営方法にあったのではないでしょうか。これでは大臣が車から降りて事由に歩くわけには行きません。

 終了後、報道陣は13時半までに、県庁の受付を済まさないと入れないとのことに、猛スピードで、いざ県庁へと。この時すでに11時45分。ギリギリになるかなとの不安もよぎります。
 雁ケ沢交差点では、右翼の街宣車は町内をまわっているらしくありませんでしたが、まだかなり混雑していまして、警察が整理にあたっていました。かなり待たされていよいよ走れると思ったら、なんと左手側の付け替え国道側を優先。誘導の順序が異なったので、傍らの係員もいぶかしそうにしていました。それはそこに大臣ご一行のマイクロがあったからでした。窓から首を出して、「今の大臣の車」と聴くと、うなづいてました。直進方向の145号は工事中箇所もあり、混雑が予想されます。
 で、 当方は最初から右折するつもりでいましたが、前の車の顔見知りの記者の車はウインカーを出していません。そこで「右折した方が早いわよ」と伝えた次第。右折すると「天狗の湯」前から岩下までのほんの三㌔程度ですけれど、新設道路があって、ほとんど車なしなのです。前の車は直進して国道にでましたけれど、当方、渋川から関越に乗る余裕もないから、いつもの榛名湖畔をとおっての山道を行くことに。道々、持参の握り飯をほお張り、猛スピードで榛名山中をかけくだった次第です。湖畔まで、なんと30分で着。
 おかげさまで、県庁駐車場には13時2分。ずっと遅れてかけつけてきたベテランマスコミさんから、端とはいえ、一応最前列にいる私に「どうして、こんなに早いんだ」と問われました。「裏道の榛名山を通った」というと、「それはないよ。自分たちはまともに145号を走ったんだから」と妙な理屈をおっしゃる。「あれは、私にとっては裏道じゃありません。いつも行く道ですもの」とこちらも屁理屈で応酬。
 受付番号20番でしたが、すでに真ん中の場所は、大手マスコミさんによる、たぶん前橋支局等による別部隊によっての席とりで最前列はほぼスキマなし。終わり近くなって、脱兎のごとくかけこんできたジャーナリスト氏ら2名。隣のカメラマンが構図をかえるために他の場所に移ってあいた隣の場所に強引にわりこんできて、棒弱武人に連射。最後までどかずに押されてこちらはあまりいい思いではありませんでした。考えたら知らないから私もぎりぎりに行って、長い時間をかけて事前に席を取り段取りしたマスコミ陣たちのスキ間から撮影したことがありました。特にテレビカメラの方たちには、時に触れそうになるので神経を費やさせ、ご迷惑をかけてしまったようです。その都度、謝罪はしてきましたけれど、確かに感じのいいものではありませんね。
 それにしても、13時半までの規定はどうふりきられたのでしょうか。
 この日、一階のエスカレータ前には職員がいて、一基だけ5回までの運行でそれにのり、受付を追え、さらに案内されて6階の応接室へというものものしい体制でした。
  まあ、なんともせわしない一日でした。

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 ①【2011年10月9日 上毛新聞】
http://www.raijin.com/news/a/2011/10/09/news01.htm

 八ツ場ダム結論、来年度予算に反映 国交相が視察

 ②【2011年10月9日 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20111009/CK2011100902000060.html 
 八ッ場ダム 国交相視察 長野原町長「早期判断を」 
 (写真)八ッ場ダム予定地を訪れ、視察する前田国交相(中)=長野原町で
 
 ③【2011年10月9日 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20111008-OYT8T00957.htm
 八ッ場 国交相「目標守りたい」
(写真)打越代替地を視察する前田国交相(中央右)と、同行した大沢知事(中央左)、高山町長(左端)ら(8日午前10時37分、長野原町で)

 ④【2011年10月9日 毎日新聞群馬版】
 http://mainichi.jp/area/gunma/news/20111009ddlk10010090000c.html
 八ッ場ダム建設:前田国交相、踏み込んだ発言なく 予定地を初視察

 ※この他に朝日新聞が大特集的記事を掲載しています。なんと4名の記者と前任者という強力体制の取材でした。
  本欄13日付にいれました。
   


Posted by やんばちゃん at 23:43Comments(2)八ッ場だより